民主党が衆議院選挙敗北の総括をしている。

今更、この嘘吐き政党が、なぜ嘘が通じなかったかを総括して見せたところで、国民はもう民主党を見放している。

この総括のなかで2009年マニフェスト(政権公約)は「実現性を欠いた」と婉曲に小沢一郎のせいにしている。

政権運営は稚拙で、党運営ではまとまりがなかったと、ここでも婉曲に小沢のせいにした。

野田は衆院解散時期を「見誤った」とし、野田氏を前面に出す広報戦略も「間違いだった」と、わかりきったことを、そのときは何もいわずに、やはり嘘が通じなかったと指摘してみせた。

小沢一郎の政治資金規正法違反事案は「冤罪だった」が、「党のクリーンなイメージの損失は甚大」とする。珍無類の総括である。この政党のだらしなさをよく表している。

まるで無能で恥知らずの評論家のような総括だ。

小沢一郎にかけられた攻撃は、既得権益を奪われそうになった支配層による国策捜査であり、政治裁判であった。

他の政党なら、一丸となって党代表の小沢を守るべきところを、民主党は、小沢の個人的な問題として切り離してしまった。

そしてあろうことか政権の延命のために米国を盟主とする既得権益支配層の一員となって、菅、野田らは自民党と結びつき、小沢排除に動いた。

民主党は「自民党野田派」の蔑称が物語るように、第2自民党化し、しかも09年選挙で消費税増税はやらないと公約して政権をとったにも関わらず、それを反故にして、自・公と結びつき、消費税増税を可決成立させてしまったのである。

これが衆議院選挙惨敗の原因である。

それを小沢のせいにして、「党のクリーンなイメージの損失は甚大」とは、まだ嘘吐きの習性が身に染みついているのである。

政党や政治家にとって、もっとも大切なのは言葉である。

その言葉への信頼を失った政党・政治家に未来などある筈がない。

今後は分裂して、昔の社会党と同じように、まだ民主党と利害で結びついている党員・サポーターを中心に2、30人の小政党に転落してゆくだろう。

自民党の伊吹文明衆院議長が、9日に、自民党岐阜県連が開いた政治塾で講演して、「民主党は2つ、3つに分かれるのではないか。一部は自民党と一緒になり、新しい政党をつくり直すのは十分考えられる」と述べている。

この意見を元に、私見を交えて予見すると、民主党の転落先は以下の4つのパターンである。

1 自民党

2 日本維新の会

3 民主党に留まる

4 落選組を中心とした政治家廃業

野田、前原グループは、松下政経塾のつながりで日本維新の会に行くだろう。海江田、輿石ら執行部は、民主党に留まる。落選組の大半は政治家を廃業する。

アウトラインはそういうことになる。

これは国民を裏切った政治家たちのなれの果てであるが、この後、この者たちの悪巧みはまだ続く。

現在、対米隷属の自・公政権が出来ている。これに対する、もう一つの対米隷属政権を作るのが、米国を盟主とする既得権益支配層の戦略である。

つまり民主党、日本維新の会、みんなの党による、第2自民党の創出である。換言すれば対米自立の道の完全な封鎖である。

これで米国による、日本の植民地化は完成する。空虚な2大政党時代の幕開けである。どっちが選挙で勝とうが、米国には何の心配もない。

米国への植民地の2大政党が、米国への忠誠度を競い合うにすぎないからだ。

わが国の民度の低さが、このような形で実現する。
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ただ、希望が完全になくなったわけではない。以前のメルマガでも述べたように、わたしたちには6点の希望(可能性)がある。それを再録する。

1 今回の衆議院選挙で自民党は勝っていない。自民党が比例で得た得票率は、全有権者の16.4%にすぎない。

2 あまりの民主党政権のお粗末さに、すっかり下野して危機感もなくしてしまった自民党は、野党転落時に党改革を真面目にやっていない。公明党抜きでは闘えない世襲政党に堕落したままだ。

3 今度の選挙で自民党が大勝した原因のひとつは、自・公の実力ではなく、外部要因によるものだ。

それは「記者クラブ」メディアが、「第3極」なる概念を大宣伝したことだ。

その中身は、日本維新の会の宣伝で、日本未来の党を隠した。しかも、みんなの党も宣伝して、慎太郎・橋下以外の票を吸収したことが、さらに日本未来の党の票を減らし、自・公に大勝をもたらした。

4 自・公は低投票率でないと勝てないが、次の選挙では、国民のなかの、自民党に勝たせすぎたという揺り戻しがきて、戦後最低といわれた投票率を上回る可能性が高い。

5 これまで国政選挙で3連勝した政党はない。最近の選挙で、すでに自民党は参議院、衆議院選挙と2連勝してしまった。

6 今回選挙で棄権した国民の投票参加が期待できる。

さて、喫緊の政治課題として尖閣問題がある。

尖閣問題は領土紛争ではない。

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