野田・蓮舫では民進党再生はない

このページは、2017年7月6日に更新しました。

『兵頭に訊こう』は、現在の国内外の重要問題について、最新の情報と考え方(批評)を、見やすく、わかりやすいことに注力して発信しています。

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[char no=”1″ char=”漱石”]「考えてみると世間の大部分の人は悪くなることを奨励しているように思う。悪くならなければ社会に成功はしないものと信じているらしい。たまに正直な純粋な人を見ると、坊っちゃんだの小僧だのと難癖をつけて軽蔑する」(『坊っちゃん』)[/char]

このページの要旨

財務省は、佐川宣寿が、国税庁長官に栄転することを発表した。
森友隠しの完全な論功行賞である。
もちろん決めたのは菅義偉―萩生田光一内閣人事局長(内閣官房副長官)である。
都民ファーストの会の代表に返り咲いた野田数(のだ かずさ)は、現行憲法を、「我が国の独立が奪われた時期に制定された」ので無効だとする極右である。
皇室典範についても「国民を主人とし天皇を家来とする不敬不遜の極み」とし、「国民主権という傲慢な思想を直ちに放棄」すべきと主張する。

日本の国政の腐敗は、自民党の安倍晋三・竹下亘と、民進党の野田佳彦・山井和則の4人で深化させている。
竹下・山井のなれ合い国対委員長コンビで、閉会中審査を安倍抜きでやることを決めた。
竹下・山井の腐敗コンビで審議日程を決めるやり方をやめるべきである。
これは旧民主党政権時代に、野田佳彦が民主党と、野党の自・公だけで、少数野党無視、国民無視、米国・官僚・財界隷属の、実質的な大政翼賛会を作ったやりかたの踏襲である。
自民党の後藤田は、「自由民主党執行部はおかしくなってると感じた」「密告、引き締め、礼賛、おかしな管理をしている、今の自民党執行部をみると、結果は仕方ないと思わざるをえません」と、党執行部を痛烈に批判した。

民進党への期待は、国民のなかにはもうない。
自民党に総括の誠実さも気力もないが、それ以上に民進党にもない。
野田佳彦にいたっては、早々と留任を自分で決め、それを発表した記者会見で「自民党をここまで追い込んだ」と自画自賛してみせた。
もし野田―蓮舫―山井(国会対策委員長)の自民党補完勢力が執行部でなければ、森友・加計学園事件とも、もっと早い解明が進んだのである。
小池百合子は今年中に新党を作ると思われる。
そのため、民進党からは多くの離党者を生むだろう。
その前に民進党は解党して出直すのがいい。

[char no=”2″ char=”芥川”]英国の歴史家ジョン・アクトンは、「権力は腐敗する。絶対的権力は絶対に腐敗する」といいました。安倍晋三の場合は、むしろ最初から腐敗していて、それが議会の多数派を得て開花したといった方が剴切です。恐ろしくも浅ましい状況が日本に現出しています。これから、悪が栄え、異議申し立てる者を共謀罪で黙らせる時代が来ようとしています。[/char]

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1 佐川宣寿と野田数の抜擢

6月4日、財務省は、霞ヶ関文豪の佐川宣寿(のぶひさ)が、国税庁長官に栄転することを発表した。
森友隠しの完全な論功行賞である。

もちろん決めたのは菅義偉―萩生田光一内閣人事局長(内閣官房副長官)である。
論功行賞の色合いを薄めるために財務省が発表したにすぎない。

『朝日新聞デジタル』が次のように報じた。

佐川氏は学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題の国会答弁で事実確認や記録の提出を拒み続け、「真相解明を阻んでいる」と批判を浴びただけに、与野党から疑問の声があがっている。

国有地売却問題では、8億円の大幅値引きや安倍晋三首相の妻、昭恵氏の関与など数々の疑問が指摘された。
佐川氏は連日のように答弁に立ったが、売却の経緯などの具体的な説明は避け、法令の説明などに終始する姿勢が目立った。

自由党の森ゆうこ氏は「首相を守るため、『ありえない』答弁を平然と繰り返して栄転された」と批判。
与党の閣僚経験者も「事実に背を向けてでも、官邸の意向に従っていれば出世できるというあしき前例になる」と、起用した政府の姿勢を疑問視する。

国会で向き合った共産党の宮本岳志氏は「場合によっては国民に記録提出を求める立場の国税庁トップになる人は、私に面と向かって『記録がありません』と言い続けた人物だ」と指摘した。

NPO法人「情報公開クリアリングハウス」の三木由希子理事長は「佐川氏の答弁は国民の怒りに油を注ぐだけで、必要以上に政府の信頼性を失わせた」と指摘。「守るべきものは国民への説明責任ではなかったことは明確だ」と話す」(佐川理財局長「栄転」に波紋 与党からも「あしき前例」

都議選後の、安倍晋三の反省の弁も、もちろんウソだった。
うそつきというのは、うそをつかないことがないから困るのである。

都民はまたぞろ判断を間違った。
都民ファーストの会を支持した。
選挙のときだけ都民ファーストの会の顔になって見せた小池百合子は、選挙が終わると、あっという間に代表を辞任し、不良の極右、野田数(のだ かずさ)に代表を任せた。

野田は、現行憲法を、「我が国の独立が奪われた時期に制定された」ので無効だとする極右である。
皇室典範についても「国民を主人とし天皇を家来とする不敬不遜の極み」とし、「国民主権という傲慢な思想を直ちに放棄」すべきと主張する。
なんとも時代錯誤の恐れ入った御仁だ。

しかし、いまは比較的若い世代に、ファッションとしての極右が流行っている。
戦争を知らないのはもちろん、ファシズムをまともに考えたこともないような軽い若者が、極端な極右思想を口にする。

しかし、身についていないので、豪遊や詐欺、レイプ事件など、およそ極右とは無関係の事件がついて回るのである。

野田数は、これまで六本木での「ハレンチ豪遊」が週刊誌で報じられた。
また、アントニオ猪木が『週刊新潮』(5月25日号)のインタビューで語ったところによると、野田は猪木事務所の公金を横領しており、「クラブやキャバクラでかなりのお金を使っていることが判明」しているという。

そのため、野田は猪木の秘書を解雇されている。
14年12月に猪木が告訴状を提出したというから、猪木の発言はいい加減なものではないだろう。

さもあれ、野田数(のだ かずさ)が都民ファーストの会の代表になる。
そして極右思想を教え込むことになる。

わたしは都民ファーストの会は平成の妖怪に育っていくのではないかと案じている。
都民は、そんなことは何もしらない。

2 腐敗を深める国会

日本の国政の腐敗は、自民党の安倍晋三・竹下亘と、民進党の野田佳彦・山井和則の4人で深化させている。

6月4日、竹下・山井のなれ合い国対委員長コンビで、閉会中審査を安倍抜きでやることを決めた。

この日に前川喜平の参考人招致もやる。
前川に失礼だろう。

総理の犯罪を追及するのに、その不在を承諾し、前川喜平の参考人招致まで片付けてしまう。
このあたりが、野田―蓮舫―山井(国会対策委員長)の自民党補完勢力の正体がよく顕れたところだ。

竹下・山井の腐敗コンビで国会の審議日程を決めるやり方をやめるべきだ。

これは旧民主党政権時代に、野田佳彦が民主党と、野党の自・公だけで、少数野党無視、国民無視、米国・官僚・財界隷属の、実質的な大政翼賛会を作ったやりかたの踏襲である。

民進党はこのやりかたをやめ、共産、自由、社民の野党4党で自民党と交渉するやりかたに改めるべきだ。

次第に都議選の熱気が冷めてきた。

共産党の小池晃書記局長が、「自民党と都民ファーストの間に根本的な政治をめぐる対決というのはない」と話し、都議選が自民対小池の構図で報じられてきた間違いを指摘した。

また、自民党でも安倍執行部への批判が拡大している。たとえば次のような現実が起きているのだ。

自民党の後藤田正純・副幹事長が7月3日、東京都議選で自民党が惨敗をしたことをめぐり、「密告、引き締め、礼賛、おかしな管理をしている今の自民党執行部を見ると、結果は仕方ないと思わざるを得ません」と自身の公式サイトとFacebookに書き込み、党執行部を批判した。

投稿の冒頭、後藤田氏は江戸後期の大名・松浦静山の言葉「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」を引用し、「民心から離れた自由民主党に対して、都民は見事に反応しました」「将棋や囲碁でもあるように、負けました!と言わざるをえません」と指摘した。

また、都議選で応援演説に立ったという後藤田氏は、演説の中で安倍政権と自民党の問題点や反省を述べた上で、「安倍政権の成果に理解を求める挨拶をしてきました」と説明した。

ところが演説内容をめぐって後藤田氏は、「安倍批判をしたと、党幹部に伝わり私にクレームがきた」と明かした。

こうした状況を受けて後藤田氏は、「自由民主党執行部はおかしくなってると感じた」「密告、引き締め、礼賛、おかしな管理をしている、今の自民党執行部をみると、結果は仕方ないと思わざるをえません」と、党執行部を痛烈に批判した。
(「「自民党執行部はおかしくなってる」後藤田正純氏が痛烈批判 都議選の歴史的惨敗受け」『HuffPost Japan』)

都議選での応援演説内容が、安倍批判だと党幹部に伝わり、クレームがきた、という。

これはそのことを密告した人間がいたのである。
これこそ明日の日本の姿である。
共謀罪が睨みをきかしてくるのだ。

ほんとうに自民党はおかしくなっている。
その中心に安倍がいて、もはや愚かさと狂気と病気とがブレンドされている状態だ。

3 蓮舫では乗り切れない状況

『郷原信郎が斬る』に、「「安倍一強」「小池王国」に貢献した蓮舫代表・野田幹事長は辞任すべき」という論考が載っていて、面白かった。

都議会議員選挙で、自民党は加計学園問題等への「傲慢」「ごまかし」や閣僚等の不祥事への強い批判から、歴史的惨敗を喫し、一方で、小池都知事が率いる「都民ファーストの会」は圧勝したが、その直後に、選挙の直前に代表に就任した小池氏が代表を辞任するなど、凡そまともな「政党」とは言い難い状況にある。
こうした中で、野党としての役割を全く果たせず、ほとんど蚊帳の外のような状況に置かれたのが民進党である。

民進党の蓮舫代表・野田佳彦幹事長は、このような状況を招いたことについて責任をとり、速やかに辞任すべきだ。

都議選での5議席という結果を、「当初の予想のゼロないし1の予想より良かった」として安堵しているなどという報道があるが、ふざけたことを言ってはならない。

安倍政権批判票が、小池都民ファーストに向かうという状況を招いたのは、離党者続出で民進党都連が壊滅し、民進党が、多くの選挙区で候補者すら立てられないという惨状で選挙に臨まざるを得なかったからである。

蓮舫氏にとって最大の誤りは、「都知事選挙に出馬せず、野党第一党の代表となって首相をめざす」決断をしたことである。

(中略)

6月18日に蓮舫氏が都知事選への不出馬を表明したのを見届けた後に、小池氏が、6月29日に出馬を表明。
当時、知名度抜群の蓮舫氏が出馬した場合、余程の強力な対立候補が現れない限り圧勝するだろうと予想されていた。

小池氏が出馬しても、女性対女性の対決となって小池氏の強みが半減し、なにより、「自民党都連との対決構図」が作れなかった可能性が高い。
蓮舫氏が都知事選出馬表明をすれば、小池氏は出馬を断念していた可能性も高い。

(中略)

蓮舫氏が、民進党代表選の期間中から「二重国籍問題」を指摘され、出足からつまずき、その問題への説明責任も十分に果たさないまま代表の座にとどまり続けたことで、民進党は、国民からは殆ど見放される状態が続いた。

民進党が批判の受け皿になり得ないことによって、安倍内閣が森友学園問題・加計学園問題で失態や不誠実な対応を重ねても、支持率が下がらないという異常な状況につながり、都議選では、批判の受け皿となった小池都民ファーストが圧勝し、東京都に「小池王国」を生むことにつながった。

そういう意味では、蓮舫氏が都知事選挙に出馬せず、国政にとどまり、野党第一党民主党の代表をめざしたことは、民主党(民進党)にとっても、国民にとっても、都民にとっても最悪の結果につながったと言える」(「「安倍一強」「小池王国」に貢献した蓮舫代表・野田幹事長は辞任すべき」

「野党としての役割を全く果たせず、ほとんど蚊帳の外のような状況に置かれたのが民進党である」という現状分析は正しいだろう。

民進党の、野田―蓮舫―山井(国会対策委員長)といった自民党補完勢力への期待は、国民のなかにはもうない。

自民党に総括の誠実さも気力もないが、それ以上に民進党にもない。

野田佳彦にいたっては、早々と留任を自分で決め、それを発表した記者会見で「自民党をここまで追い込んだ」と自画自賛してみせた。
安倍晋三でさえ反省を一応は口にして見せるのだが、野田にはそれすらない。

自民党を追い込んだのは国民である。

自民党に訊いてみるがよい。

誰一人として民進党に惨敗に追い込まれたとは思っていないだろう。
森友・加計学園事件に陽を当てたのも籠池泰典や前川喜平の民間人だ。
国会で民進党は何の成果も出していない。

もし野田―蓮舫―山井(国会対策委員長)の自民党補完勢力が執行部でなければ、森友・加計学園事件とも、もっと早い解明が進んだのである。

かれらは好きなように安倍晋三にあしらわれ、妥協を繰り返し、共謀罪のおまけまで付けられた。

直後の都議選では離党者が出た時点で早々と惨敗したのである。

選挙前には大量の離党者を生み、惨敗し続けるのは、民進党の年中行事になっている。

民進党に未来はない。
小池百合子は今年中に新党を作ると思われる。
民進党はその草刈り場になるだろう。
多くの離党者を生むと思われる。
その前に民進党は解党して出直すのがいい。

政治で飯を食うためだけに小池新党に逃げ込むには、もったいない優れた政治家が、民進党にはいる。

その真面目で優れた政治家たちは、自由党、社民党と糾合して新党を作るのがいいだろう。
その新党と共産党とで、真の野党共闘を作るのである。

「民進党の蓮舫代表・野田佳彦幹事長は、このような状況を招いたことについて責任をとり、速やかに辞任すべきだ」とわたしも思う。
しかし、その誠実さも活力も民進党には残っていない。

5議席は、当初予想のゼロないし1よりマシだ、という政党に未来などない。
これは生きてるだけ丸儲けといっているのと同じだ。

選挙前に、すでに民進党は離党者続出で惨敗していた。
その結果、民進党は、候補者が7名に激減した。
その7名を基準に5名当選した、と胸を張るのは、滑稽を通り越して悲惨である。

民進党の体たらくが、安倍晋三の強権政治を招いた。
第一、日本で、もっとも嫌われ、バカにされている政治家・野田佳彦が幹事長である。
その野田が選挙を仕切るのだから、自民党にとってこれ以上に頼もしいことはない。
何をやっても民進党が対抗馬になることはないのだ。

その自民党の見通しが狂ったのは、都民ファーストの会の登場によってだった。

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[char no=”10″ char=”与謝野晶子”]そうです。
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この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
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[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
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都議選での民進党と自民党の惨敗

このページは、2017年7月4日に更新しました。

『兵頭に訊こう』は、現在の国内外の重要問題について、最新の情報と考え方(批評)を、見やすく、わかりやすいことに注力して発信しています。

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[char no=”1″ char=”漱石”]自民党は都議選を総括できないようですね。これをやらなけれは衆議院選挙で同じ惨敗が待っています。惨敗の責任は、安倍晋三その人にあるのに、「THIS IS 敗因」(Tは豊田、Hは萩生田、Iは稲田、Sは下村)といった解説を流行らせているようです。つまりここでも人のせいにして安倍晋三は逃げています。このツケは大きいでしょうね。[/char]

このページの要旨

安倍晋三が最初で最後に応援演説した秋葉原の候補が落選した。
安倍の応援は、マイナスではあってもブラスには働かないことが、ハッキリした。
候補者にはとんだありがた迷惑だったわけだ。
今回の歴史的惨敗で、東京の大手(「記者クラブ」)寿司友メディアの支持率がでっち上げであることが明確になった。

都議選での自民党に対する無党派層の支持が低く、これは安倍晋三の消費税増税や戦争法、特定秘密保護法、共謀罪といった政策を見ると当然である。
民進党はたった10%であり、同じ野党の共産党のちょうど半分だ。
今日(7月3日)、自民党は小池百合子と若狭勝の離党を承認した。
書類上だけ自民党と切れて、さらに世間を欺いて都民ファーストの会を大きくしようということだろう。
偽装離婚のようなものだ。

共産党は2議席増やしており、小池旋風のなかで、堅実さを見せた。
民進党の低落傾向には歯止めがかかっていない。
民進党は野田―蓮舫執行部の若返りを図るべきだ。
そうしなければ、もし小池に新党で衆議院選挙に挑まれたら、またぞろ大量の離党を生むことになろう。
自民党の惨敗は歴史的なものだ。
自民党で、もっとも問題なのは、これは安倍個人の性格的なものが影響しているのだろうが、党内の自由な議論を封じてしまったことだ。
それで、都議選の大敗北に遭っても、党内から自由闊達な議論は起きてこないのではないか。
こう見てくると、安倍晋三は国家も自民党も破壊したのである。

[char no=”2″ char=”芥川”]ウソと問答無用で国会運営をやってきたので、いまさら総括もできないのでしょう。自民党が都議選の惨敗を意外だと思っているところに、一番の問題があります。国民の苦しみや怒りを、汲み取る手段が、自民党にはないのですね。いわば世俗離れした、富裕層のお坊ちゃん、お嬢ちゃんによって、日本の政治は運営されています。このツケが一挙にきた感じです。[/char]

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1 都議選を終えて

街頭応援演説から逃げ回っていた総理。
その安倍晋三が最初で最後に応援演説した秋葉原の候補が落選した。
安倍の応援は、マイナスではあってもブラスには働かないことが、ハッキリした。
候補者にはとんだありがた迷惑だったわけだ。

今回の歴史的惨敗で、東京の大手(「記者クラブ」)寿司友メディアの支持率がでっち上げであることが明確になった。
選挙直前になって支持率が急降下したのは、選挙で支持率のウソがバレるので、あわてて下げたのだろう。

都議選が終わってからも、東京の大手(「記者クラブ」)寿司友メディアの周章狼狽は続いていて、10%以上も下げるところが出てきた。
それでも以前が高すぎたので、まだ40%の半ばもある。

都議選に関して、こんなツイートがあった。

菅野完

しかしあちこちからもれ聞こえる話から類推するに、安倍ちゃん、ほんまに怒り狂ってるみたいね。
せっかく都議選で小学校選んで応援演説してるのにどの候補も会場を満席にできず、行く先々でヤジが飛び、支援者さえ居眠りしてると。

まあ、アホって怒ると判断を誤るからなぁ

立川談四楼

TLが秋葉原駅前の大変な騒ぎを伝える。
籠池のおっさんが返すんだと札ビラを見せびらかすわ、安倍辞めろコールが起こるわ、そして安倍さんが街宣車に上がると凄まじい帰れコールで声が聞こえない。
私は一国の総理がこれほどの罵声を浴びるのを初めて見た。
この光景は政権崩壊の始まりなのではないか。

きっこ

小池百合子、さっそく「安倍政権と連携して行く」と宣言したね。
「自民党をぶっ壊す」と言って選挙で大勝して自民党を大きくした小泉純一郎と同じ詐欺に、またまた民度の低いB層の有権者が騙されたってわけね。

哲夫:反ファシズム

それにしてもなあ。
これだけモリカケ問題が沸騰してて、投票率が50パーセント台なのか。
選挙に行かなかった連中、小池に騙されてさえいないんだなあ。
こんなんじゃ、この先どうにでもされてしまう。

都議選の投票率は51・28%だった。
この戦後最低最悪の総理による悪政。
森友・加計学園事件、共謀罪、改憲ときて、それでも都民の半分ほどしか投票に行かない。

日本人の政治への無関心、政治民度の低さは、人間離れした独特なものである。
おそらく改憲の国民投票になっても、この程度の参加であり、戦争になっても我関せず焉の国民が半分あるいは3分の1ほどは存在するのだろう。

投票は平日にして、その日を休日にする。法的な義務にして、投票しない者には罰金を科す。一部の外国がそのようにしているが、日本も採り入れた方がいいのだとわたしは考えている。

2 無党派層が投票した都民ファーストの会

第19回東京都議会議員選挙の結果は、次の結果であった。

一言でいえば、自民党本隊の惨敗、小池「都民ファースト」の圧勝である。

左が告示前の、右が当選した議員数である。

「都民ファースト」 6→55(+49)

公明 22→23(+1)

自民 57→23(-34)

共産 17→19(+2)

民進 7→5(-2)

維新1→1(+0)

ネット3→1(-2)

この結果をもたらしたのは無党派層の投票である。

無党派層はどの政党の候補に投票したのだろうか。

都民ファーストの会 30%

共産党 20%

自民党 13%

民進党 10%『TBS NEWS』

30%と圧倒的に都民ファーストの会が強かったことがわかる。
続いて共産党が20%である。
わたしたちの世代には共産党アレルギーの強い人が多いのだが、いまやネットでも『赤旗新聞』の引用を何のこだわりもなくする時代である。
時代が変わったことを感じさせる。

自民党に対する無党派層の支持が低く、これは安倍晋三の消費税増税や戦争法、特定秘密保護法、共謀罪といった政策を見ると当然である。
これでも高すぎると思われるほどだ。

民進党はたった10%であり、同じ野党の共産党のちょうど半分だ。
この人気のなさは執行部の野田―蓮舫の自民党補完政党色に原因がある。
野田、蓮舫とも今回の敗戦の責任をとって辞任すべきだ。

このふたりが民進党の顔として出しゃばっているかぎり、民進党の再生はないだろう。

民進党の周辺には、この政党を甘やかすことで、結果的に民進党の首にかけられた縄を引いている人が非常に多い。

ほんとうに民進党を支持しているのなら、いうべきこともいわなければいけない。

ピント外れの蓮舫が、小池百合子にすり寄っているが、小池が新党で衆議院選挙に打って出たら、民進党は離党者と落選とで壊滅するであろう。

小池百合子は、都民ファーストの会の55議席に、公明党の23議席、それに東京・生活者ネットワーク(1議席)の合計79議席に支持されて都政を運営していくことになる。

議会過半数が64議席である。
これから政治経験のない未熟な都民ファーストの会を率いて余裕の独裁的な都政を運営することになろう。

小池百合子は、今日(7月3日)、都民ファーストの会の代表を辞任し、野田数(のだ かずさ)幹事長を代表に再任させると発表した。
都民は、別に都民ファーストの会に投票したわけではないだろう。
小池百合子が代表である、都民ファーストの会に投票したのである。

その代表が、投票が終わったら、さっさと代表を降りるのは無責任だろう。

これから政治経験のない、未熟な都民ファーストの会が、ちょうど自民党の魔の2回生のように不祥事、不始末を犯していくだろう。
その責任は負わないというわけだ。

7月3日、自民党は小池百合子と若狭勝の離党を承認した。
自民党の補完政党との批判が強まったので、小池百合子と都民ファーストの会を守るために離党を受理したのだと思われる。

書類上だけ自民党と切れて、さらに世間を欺いて都民ファーストの会を大きくしようということだろう。
偽装離婚のようなものだ。

今回の都議選で、小池人気がいかに強かったかを、『選挙ドットコム』が緻密に分析している。

3 民進党と自民党の惨敗

(都民ファーストの会は 注 : 兵頭)このうち、7つある1人区では、千代田区、中央区、武蔵野市、青梅市、昭島市、小金井市の6つを制しました。

15ある2人区のうち、台東区、渋谷区、府中市、西東京市、南多摩の5つの選挙区で議席を独占したほか、荒川区では公明党、北多摩第二では東京・生活者ネットワークの知事を支持する勢力の候補者とともに議席を獲得しました。

定数3以上の残りの20選挙区中、19選挙区で公認候補がトップ当選し、品川区、大田区、世田谷区、杉並区、練馬区では1位と2位を占めました」(都民ファの勝因・自民の敗因は何だったのか? 各党の都議選を振り返る

メディアは都民ファーストの会の圧勝ばかりを採り上げているが、もうひとつ議席を増やした政党がある。
共産党である。
2議席増やしており、小池旋風のなかで、堅実さを見せた。
都民ファーストの会の49議席増は、今後ともあり得ないような増加で、その点、共産党の健闘は際立っている。

民進党の低落傾向には歯止めがかかっていない。
告示前にたった7議席だったものが、5議席に減った。
しかし、選挙前に16人の候補者が離党している。
野田佳彦は、「国会運営も各種の選挙も幹事長の責任だ。うまくいく時も、そうでない時もあるが、しっかりバネにして、党勢拡大を目指す責任を果たしていかなければいけない」と語るなど、相変わらず民進党破壊に熱心だ。

野田―蓮舫の自民党補完政党の正体が国民に見破られている。
執行部の若返りを図るべきだ。
繰り返すが、もし小池に新党で衆議院選挙に挑まれたら、またぞろ大量の離党者を生むことになろう。

自民党の惨敗は歴史的なものだ。

中野区では都議会議長、北区では都議団幹事長ら幹部の落選が相次いだうえ、それぞれ2人の候補者を擁立した品川区、目黒区、板橋区で共倒れして議席を獲得できず、下村博文都連会長ら5役が辞任する意向を表明しました。(都民ファの勝因・自民の敗因は何だったのか? 各党の都議選を振り返る)

自民党で、もっとも問題なのは、これは安倍個人の性格的なものが影響しているのだろうが、党内の自由な議論を封じてしまったことだ。
加計学園事件でも、党内の闊達な議論を踏まえるのではなく、独裁とオトモダチ利益分配装置としての国家戦略特区で、民間議員を使うという手法をとった。

それで、都議選の大敗北に遭っても、党内から自由闊達な議論は起きてこないのではないかとわたしは見ている。

こう見てくると、安倍晋三は国家も自民党も破壊したのである。

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わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

[char no=”10″ char=”与謝野晶子”]そうです。
何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
それは、ほんとうのことを言えるかどうかの違いになってきます。
この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
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また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
[/char]

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確かに、わたしはテレビなど晴れがましい舞台には出ておりません。

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都議選と「都民ファースト」の正体

この記事は、2017年7月2日、都議選投開票の前に書いて発信したものです。

『兵頭に訊こう』は、現在の国内外の重要問題について、最新の情報と考え方(批評)を、見やすく、わかりやすいことに注力して発信しています。

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[char no=”1″ char=”漱石”]都議選最終日の秋葉原。ここで、さまざまな人間模様が見られました。安倍晋三への猛烈な「帰れコール」「やめろコール」。それにムキになってやり返す安倍晋三。そして籠池夫婦の闘い。籠池泰典を不当に連行する警察。選挙最終日の秋葉原は、これから全国で起きる前触れでした。[/char]

このページの要旨

東電や鹿島にとっては、税金で作られる凍土壁が一度で成功してもらっては困るのだ。
なるべく時間をかけて作り、失敗し、修理し、メンテナンスが頻繁に必要であり、金の成る木、金食い虫の工法が選択されたのである。
土建業者のなかからは、数分の1のコストで水を止められるとする指摘も出ている。

選挙運動の最終日(7月1日)、逃げ回っていた安倍晋三が、最初で最後の街頭演説をJR秋葉原駅前でおこなった。当然、帰れコールの洗礼を浴びることになった。
安倍晋三の子供じみた悪政が、あまりにも酷すぎ、のほほんとした日本国民にも少しわかるようになってきた。第一次安倍内閣時代の2007年でも現在のような要人の不祥事や失言・暴言があり、その結果、自民党は、夏の参院選で惨敗した。
そのときと状況が酷似している。

選挙最終日に、あの籠池泰典が100万円をもって姿を現した。
かれとしては、安倍晋三記念小学校)は潰されたし、もらった100万円は返却するのが筋だということなのだろう。
「安倍晋三やめろ」横断幕を、自民党青年団が自民党旗で隠そうとした。
これはきわめて象徴的行為であった。
企みや悪、都合の悪いこと、犯罪を、「知らない」「忘れた」「記録がない」で隠蔽して逃げる。
それが選挙にまで顕れていた。
最終日の、最初で最後の、たった一回の安倍街頭演説についても、メディアはダメだった。
とりわけ犬HKの権力へのすり寄りがひどい。
権力に都合の悪いことは隠蔽し、広報、広告にばかり務めている。
都民ファーストが圧勝、自民党が惨敗、という専門家の分析が出ている。

[char no=”2″ char=”芥川”]自民党惨敗のA級戦犯は安倍晋三ですね。その指摘が自民党内部から出てくるかどうかで、この政党の運命が決まります。その誠実さ、活力がまだ党に残っているかどうかですね。ないのでは……。[/char]

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1 金のなる木としての福島第1原発

日本は1%によって国富が食い物にされている堕落国家、腐敗国家である。

そうなった最大の理由は、日本の1%が対米隷属を戦略にして、米国に国富を献上し続け、見返りに利権を獲得するという、歴史上、かつてない堕落政治、腐敗政治が行われているからである。

実質的な植民地の維持をネイティブの1%がやっているわけで、99%は奴隷を深化させてきた。
犬HKを筆頭にメディアがこの暗黒のカラクリを隠し続けるのは、この国のメディア自体が1%であり、1%の広報を務めているからだ。

最近もこんなことがあった。

巨額の税金を投じた福島第一原発の「凍土遮水壁」。

その効果を説明する東京電力に原子力規制委員が激怒している。

原子力規制委・更田委員長代理「(東京電力は)人を欺こうとしているとしか思えない。ウソだもん、これ(遮水壁の効果図)。陸側遮水壁、何も関係ないじゃん」「そんな説明が後から後から出てくるような図を描く限り、東京電力はいつまでたっても信用されませんよ

メルトダウンした原子炉建屋に流れ込み汚染水となってしまう地下水は、主に周辺に増設した井戸でくみ上げて減らしているのが実態。

しかし東電は28日、あたかも主に凍土遮水壁の効果で流入が減ったかのような説明をし、原子力規制委員会の更田委員長代理が激しく怒った。

東電は近く、遮水壁の凍結作業を完了する予定だが、350億円の国費を投入し期待した効果があったのか、検証する必要がある」(「東電説明に「ウソだもん、これ」規制委激怒」(6月28日))

いかに日本が米国にいわれるままのエネルギー政策を実行し、しかもそこから1%が利権を得ているかの象徴がここにも顕れている。

凍土壁が採用された時点で、わたしはメルマガやツイッター、ブログで、失敗することを指摘してきた。

たとえば2013年9月2日のメルマガ「429基の原発が人類を滅ぼす」(『兵頭正俊の優しさ出前』)では、凍土壁についてこう書いた。

茂木敏充経済産業相は、東電の広瀬直己社長を呼び、汚染水の対処方法について、「凍土方式」でやるように指示した。

この「凍土方式」による遮水壁は、対策委で大手ゼネコンの鹿島が提案したものである。
知られているように鹿島は、日本に原発を導入した中曽根康弘とは縁戚関係にある。

広瀬は凍土壁設置コストの見通しは不明だと語ったが、公表をはばかるほど巨大な額なのだろう。

ミソは、一旦造ってそれでおしまいというものではなく、地下水が流入する限り、ほぼ永遠に膨大な電気を使って地を凍らせ続けなければならないということだ。
鹿島はこれで安泰である。

しかも成功するかどうかは、やってみなければわからないという。

失敗するに決まっているではないか。

もっとも成功の見込みのない、延々と税金を食いつぶせる工法が選択され、それが凍土壁だったというわけだ。

東電や鹿島にとっては、税金で作られる凍土壁が一度で成功してもらっては困るのである。
なるべく時間をかけて作り、失敗し、修理し、メンテナンスが頻繁に必要であり、金の成る木、金食い虫の工法が選択されたのである。

土建業者のなかからは数分の1のコストで水を止められるとする指摘も出ている。
トンネル工事の水の問題と比較すると、福島第1原発の水の問題は、まったくたいしたことではないのだ。

原子力規制委の更田委員長代理が「(東京電力は)人を欺こうとしているとしか思えない。ウソだもん、これ(遮水壁の効果図)。陸側遮水壁、何も関係ないじゃん」と東電に原子力規制委員が怒って見せたところで、この茶番劇は延々と続くだろう。

さて、今日は都議選の投開票日である。
このメルマガは夕方に書き終わり、それから投稿するので、結果はまだわかっていない。

2 自民党惨敗? 「都民ファースト」圧勝?

しかし、自民党が惨敗し、真の野党(共産党・自由党・社民党)が圧勝する筈だった。

その根拠は次の6点だ。

(1)6月の尼崎市議会議員選挙で自民党は惨敗した。
その流れを都議選は受け継ぐことになる。

(2)森友・加計学園事件によって、いかに安倍政権が腐敗しているかを(まだ一部にすぎないが)国民が知るようになってきた。
都議選は、安倍政治への信任投票になっている。
こういう場合、自民党は過去も負けている。

(3)安倍晋三の子供じみた悪政が、あまりにも酷すぎ、のほほんとした日本国民にも少しわかるようになってきた。
嘘が政策の安倍晋三、官邸お抱え強姦魔山口敬之の性犯罪、「加計でなきゃダメよ」の萩生田光一、「極道の妻たち 赤い殺意」の豊田真由子、「自衛隊としてお願い。自民党候補に投票して」の稲田朋美、銭ゲバ下村博文、安倍の嘘を守って国税庁長官をゲットの霞ヶ関文豪佐川宣寿と、自民党に逆風を吹かせまくった。

(4)共謀罪が強行採決されたことで、国民監視の警察国家が強化される。
そのことに国民の一部が気づき始めた。

(5)第一次安倍内閣時代の2007年でも現在のような要人の不祥事や失言・暴言があり、その結果、自民党は、夏の参院選で惨敗した。
そのときと状況が酷似している。

(6)安倍晋三が逃げ回って、都知事選同様に選挙応援をまともにやらなかった。
わがままで単純な安倍は、負けるとわかった選挙応援はやらないので、安倍の動きで結果が見通せる。

以上の6点で、自民党の惨敗は予測できる。ただ、ムサシが起動しなかった場合の話である。この点、日本の選挙は非常に複雑である。もし自民党が健闘した場合、不正選挙の可能性が高くなる。

選挙運動の最終日(7月1日)、逃げ回っていた安倍晋三が、最初で最後の街頭演説をJR秋葉原駅前でおこなった。

当然、帰れコールの洗礼を浴びることになった。

都議選前日ようやく表に姿を現した安倍総理を待っていたのは「やめろ!」「帰れ!」の嵐! 怒れる聴衆の中には森友・籠池氏の姿も! 安倍総理は市民を指差し「こんな人たちに負けない」逆上!

【安倍辞めろ】安倍総理の秋葉原都議選応援演説で「安倍辞めろ」「帰れ」の大合唱! 籠池元理事長の姿も!(『健康になるためのブログ』

この秋葉原の演説では、いくつかの興味あることが起きた。

3 選挙最終日に露出したもの

(1)あの籠池泰典が100万円をもって姿を現した。
かれとしては、安倍晋三記念小学校)は潰されたし、もらった100万円は返却するのが筋だということなのだろう。
どこに行っても受け取ってもらえないので、演説の場にやってきたというわけだ。

大阪から東京にくるには、それなりに金がかかる。
それでもやってきたのは、安倍晋三を許せない、という思いが強いのだろう。
かれの立場からすれば、大枠で、安倍夫婦に乗せられて道を誤ったということだろう。
経済的にも人生的にも破産させられた。
その悔しさがああいった行動を促すのだが、思想の違いを超えて、気の毒な感じがする。(首相街頭演説に籠池氏現る 「100万円返金したい」

(2)「安倍晋三やめろ」横断幕を、自民党青年団が自民党旗で隠そうとした。
これはきわめて象徴的行為であった。
企みや悪、都合の悪いこと、犯罪を、「知らない」「忘れた」「記録がない」で隠蔽して逃げる。
それが選挙にまで顕れていた。

この最終日について、こんなツイートが目についた。

東京新聞編集局

安倍首相は都議選の応援演説で、ヤジを飛ばす聴衆に「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と力説しました。
かなり離れた場所で、黙って演説を聞いていたお年寄りが「こんな人ってなんだ。都民だ、国民だよ」と急に声を上げました。
震えながら声を出す姿が印象的でした。

志位和夫

安倍首相は「人の演説を邪魔するような行為を自民党は絶対にしない」と言ったそうです。
答弁席から質問者に口汚いヤジをとばし、質問を邪魔していた方は、どなたですか?

古村治彦

NHKがコールを消したからと言って、新聞や他のメディアがそのことを伝え、時事通信(お寿司大好き田崎さんがいらっしゃる)は安倍首相激高と書いている。
どちらが本当かはやがてわかる。
その時にNHKがやったことはプロパガンダだったということが明らかになる。
国民からの信頼と受信料を失う。

宋 文洲

案の定、NHKは「安倍やめろ」の声を全く報道せずその代わりに香港市民の習近平への抗議を報道素晴らしいね、日本の報道自由。

最終日の、最初で最後の、たった一回の安倍街頭演説についても、メディアはダメだった。
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『週刊現代』が都議選を特集し、次の予測を打ち出した。

都民ファースト5→55(50増・無所属推薦を含む)

自民党57 → 34( 23減)

公明党22 → 23 (1増)

共産党17 → 10 (7減)

民進党18 → 4 (14減)

となる(全127議席)

都民ファーストが圧勝、自民党が惨敗、という結果である。

予測によれば、自民党が重視している1人区、千代田区や中央区はともに都民ファーストが議席を獲る。
さらに自民党が2人の候補を立てている港区、新宿区、江東区、品川区、目黒区などで、ことごとく1人しか通すことができず、もう片方は落選している。

驚くべきは、5人区の板橋区で、自民党が1人しか当選させられないという点だ。
板橋区と言えば、下村博文・自民党東京都連会長のおひざ元。
しかも2人の候補は下村氏の元秘書だ」(「小池完勝 都民ファースト55議席 自民惨敗34議席 東京都議選「衝撃の結末」」)

この『週刊現代』の記事は、まだ結果が出る前に書かれているのだが、「都民ファースト」と公明党をピタリと当て、民進党も1名の違いで、ほぼ当てている。見事である。注 : 兵頭

「共産党17 → 10 (7減)」は、もっと共産党がとるかもしれない。
自民党に真に対抗できるのは、民進党ではなくて、共産党という認識が広がりつつあるからだ。(このわたしの予測も当たった。共産党は2名増で健闘した。注 : 兵頭
そうすると自民党はさらに議席を減らしそうだ。(この予測も当たった。自民党は34議席も減らし、23議席と歴史的な惨敗を喫した。注 : 兵頭

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また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

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その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
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[/char]

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自民党の命運は公明党が握っている

このページは、2017年6月24日に更新しました。

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[char no=”1″ char=”漱石”]メディアが「魔の2回生」といっているのは、問題なのは「2回生」だけという、ずらしですね。豊田真由子より、もっと激しいのが男のなかに、いくらでもいる、といった発言は、正直なものです。「魔の自民党」「魔の与党」になっているのです。[/char]

このページの要旨

日本のメディアは、基本的に米国のメディアであり、ほぼ米国のメディアとトーンは同じである。
米大統領選ではヒラリー支援(トランプバッシング)をやったし、現在も米国メディアと一緒にトランプのロシア疑惑というでっち上げを報道し、また弾劾裁判を煽っている。
離党した元自民党の豊田真由子衆議院議員。
当選2回自民党の劣化・ヤクザ化は底なしだ。
自民党は常識すらなくしているのだ。
不祥事続きで「魔の2回生」といわれている。
というか、与党全体が国民にとっては「魔の与党」化している。

都議選はどうなるか。
それを占う上で、注目すべきなのが、一足先に6月4日に投開票された尼崎市議選である。
公明は擁立した12人全員が当選した。
しかも殆どが上位当選を果たしている。
自民党は、候補者12人のうち半分の6人が落選した。
しかも自民党が衝撃を受けたのは、ベテランを含む現職5人が議席を失ったことである。
それが創価学会が公明党に絞り、自民党から離れた可能性がある。
この傾向は、都議選ではさらに明確に、小池百合子の「都民ファースト」と組んだことから、間違いなく自民党は惨敗する。
自民党の衰退は衆議院選挙に続くだろう。

[char no=”2″ char=”芥川”]メディアは、豊田真由子を例外的な政治家として描いていますね。与党全体が豊田真由子になり、おごり高ぶっているのですが、そこまで深掘りしません。見て見ぬふり。そして突然の記憶喪失。いまの日本は、1%がみんなグルになっています。[/char]

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1 「魔の2回生」と「魔の与党」

連日、世界の状況を精力的に深掘りしている「やのっち」が、こんなツイートをしていた。

【米大統領選以降の特別選挙(補選)の戦績は「5勝0敗」で、トランプの完全勝利!】悪意にまみれた捏造メディアの「印象操作」で支持率急落を偽装されたトランプ。
だが、米上下院補選の戦績は、5勝0敗で完全勝利。
国民の支持はトランプにあり。

これでますます共和党はトランプから離れられなくなった。

もともと米国には弾劾で辞めさせられた大統領はいないし、トランプの場合は大統領を辞めさせるに足る犯罪の証拠がない。
しかも弾劾の提案は多数派の共和党からしか提案できない。
上院の3分の2以上、下院の過半数の賛成が必要になるから、いくら民主党が画策しても少数派の民主党には提案すらできないのである。

日本のメディアは、基本的に米国のメディアであり、ほぼ米国のメディアとトーンは同じである。
米大統領選ではヒラリー支援(トランプバッシング)をやったし、現在も米国メディアと一緒にトランプのロシア疑惑というでっち上げを報道し、また弾劾裁判を煽っている。

大切なのは米国民の動向であり、それが証明されるのは選挙である。
読者の皆さんには、正確に情報をお伝えするので、洗脳されないようにしてほしい。

「ハゲは死ね」「鉄パイプでお前の頭を砕いてやろうか?」「ハンガー攻撃」の自民党の豊田真由子衆議院議員は、当選2回の安倍チルドレンである。

早速、お約束の離党届け、それから入院となった。
選挙民のいない車中では地が出てしまった。極道の妻なのだが、いったんバレてしまうと、なんとも手回しの早いことだ。

傷を負った被害者の秘書が入院せずに、加害者の議員が入院するというのも奇妙な話である。
国民をバカにしきっているので、ほとぼりが冷めるまで、病院で遊ぼうということなのだろう。
こんな極妻に税金を払わせられる国民もたまったものではない。

しかも自民党の劣化・ヤクザ化は底なしだ。
何を血迷ったか、自民党の河村建夫元官房長官が「あれはたまたま彼女が女性だから、あんな男の代議士なんかいっぱいいる。あんなもんじゃすまない」と実態を白状した。
それにしても同情を、被害者の秘書に対してではなく、加害者の豊田に向けるのだから、自民党は世間の常識すらなくしているのだ。

不祥事続きで「魔の2回生」といわれている。
というか、与党全体が国民にとっては「魔の与党」化している。

この「魔の与党」への国民の審判がどうやら遅まきながら降りそうである。

2 原点としての尼崎市議選

都議選はどうなるか。
それを占う上で、注目すべきなのが、一足先に6月4日に投開票された尼崎市議選である。

実は自民党はこの結果に衝撃を受けているのだが、メディアが例によって安倍政権に都合の悪いことを隠すので、国民の多くは知っていない。

この結果をわりと正確に報道したのは『毎日新聞』(2017年6月7日 地方版)である。

4日投開票された尼崎市議選で当選した新議員に対し、市選挙管理委員会は市議会議事堂で6日、当選証書を付与した。
42人が証書を受け取り、市政へ臨む気持ちを新たにした。

公明は擁立した12人全員が当選を果たした。
市内を選挙区とする衆院選兵庫8区は同党公認の国会議員が議席を確保しており、組織力の強さがうかがえる。
6期目となった党県本部幹事の安田雄策氏(64)は「国会議員、県議会議員とも連携して市民の声に応えてきた強みが発揮できた」と分析した。

自民は候補者12人のうち6人が落選。
ベテランを含む現職5人が議席を失った。
8期目となった波多正文氏(69)は「地域のために働く姿勢を、有権者や投票してくれた人に示していくしかない」と振り返った。

維新は前回の4人から7人に議席を増やし、再選の楠村信二氏(48)は「前回と異なり、今回は維新の風が吹いていない中での選挙だったのでほっとしている。
今でも維新が期待されているということがわかった」と受け止めた。

社民は維持、共産は1議席減らした。
初当選した広瀬若菜氏(37)は「地域と市民に寄り添った活動をしていきたい」と抱負を述べた。

初当選14人の一人、政治団体「NHKから国民を守る党」の武原正二氏(39)は「治安対策など市政の課題に取り組み、受信料制度についても市民の声を聞いていきたい」と話した。
団体によると埼玉県の2市で計2議席を持つが、西日本では初の議席獲得という」(尼崎市議選 市政へ気持ち新たに 42人に当選証書 /兵庫

議員定数は42人のところ立候補者は61人(現職37人、元1人、新人23人)であった。

公明は擁立した12人全員が当選した。
組織力が強く、投票率が低いほど公明党は強みを発揮する。
しかも殆どが上位当選を果たしている。
ちなみに上位15名を挙げて見ると次のとおりだ。
公明党がズラッと並ぶ。

3 自民党の命運は公明党が握っている

福島覚    現 公明党 5,108
光本圭佑   現 維新  4,770
土岐良二   現 公明党 4,489
中尾健一   新 公明党 4,311.455
広瀬若菜   新 共産党 4,307
東浦小夜子  新 公明党 4,078
眞鍋修司   現 公明党 4,064
蛭子秀一   新 公明党 4,053
藤野勝利   新 公明党 4,006
開康生    現 公明党 3,899
前迫直美   現 公明党 3,814
眞田泰秀   現 公明党 3,776
杉山公克   現 公明党 3,764
安田雄策   現 公明党 3,759
明見孝一郎  現 民進党 3,678
尼崎市議会議員選挙の選挙結果速報と立候補者一覧(2017年6月4日)

問題は自民である。
なんと候補者12人のうち半分の6人が落選した。
しかも自民党が衝撃を受けたのは、ベテランを含む現職5人が議席を失ったことである。

もともと自民党の選挙は、創価学会におんぶに抱っこでこれまで当選してきた。
それが創価学会が公明党に絞り、自民党から離れた可能性がある。

この傾向は、都議選ではさらに明確に、小池百合子の「都民ファースト」と組んだことから、間違いなく自民党は惨敗する。

いくらのほほんとした日本国民といえど、森友・加計学園事件、共謀罪と突きつけられては、少し覚醒するだろう。そうなれば衆議院選挙に好ましい結果をもたらす。

維新の場合は、維新が強い関西という特殊な条件があるので、東京はもちろん全国に普遍化して論じるのはムリである。

共産が低調なのは、意外な感じがする。
もともと尼崎は創価学会の強いところなので、本来なら共産党が組織すべき層が、のきなみ公明党に流れたということなのだろう。

面白いのは初当選14人のなかに、「NHKから国民を守る党」の武原正二がいることである。
立花孝志が代表を務めるこの政治団体は、埼玉県の2市で2議席をすでに確保しているが、これから伸びていくかもしれない。

犬HKというメディア問題を正面に掲げて闘う政党が、ひとつはあっていい。
なぜなら東京の大手(「記者クラブ」)陰謀メディアこそ、日本国民の不幸の元凶なのだから。

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わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

[char no=”10″ char=”与謝野晶子”]そうです。
何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
それは、ほんとうのことを言えるかどうかの違いになってきます。
この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
「こんにちは! 有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します」って、それだけ? あいかわらずぶっきらぼうですね。
若い人たちは、あなたのことを何も知らないのだから、もっときちんと自己紹介しなくちゃ。
せっかく「プロフィール」を書いているのだから、リンクを張っておきますね。[/char]

また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
[/char]

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確かに、わたしはテレビなど晴れがましい舞台には出ておりません。

しかし、わたしの書いた文章は、グーグルの検索でもあちこちで上位に出ております。

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© GIHYO

米日同時に進む不正選挙

10月23日の東京10区、福岡6区の衆院補欠選挙は、いずれも小池百合子が応援に入った自民党候補が当選した。これで野田―蓮舫の自民党補完政党は、10月16日の新潟県知事選とあわせて3連敗となった。

補選の結果は以下の通りである。

東京10区(投票率34.85%)

若狭勝(自民・前)当選 7万5755票
鈴木庸介(民進・新)  4万7141票
吉井利光(諸派・新)    2824票

(孫崎享「連合はリベラル勢力の癌だ。東京10区、野党党首級演説会に連合の圧力で何と候補者出席せず。かつ候補者事務所から連合のスタフ10数名引上げ。野党連合に反対の意思表示.連合傘下の諸団体は連合幹部の横暴に異を唱えないのか」。鈴木の態度は、政治家以前に人間としてどうなのか。二度目はもうない)

(孫崎享「連合はリベラル勢力の癌だ。東京10区、野党党首級演説会に連合の圧力で何と候補者出席せず。かつ候補者事務所から連合のスタフ10数名引上げ。野党連合に反対の意思表示.連合傘下の諸団体は連合幹部の横暴に異を唱えないのか」。鈴木の態度は、政治家以前に人間としてどうなのか。二度目はもうない)

福岡6区(投票率45.46%)

鳩山二郎(自民・新)当選 10万6531票
新井富美子(民進・新)   4万0020票
藏内謙(無所属・新)    2万2253票
西原忠弘(諸派・新)      2359票

東京10区補選は、2014年12月の前回衆院選より18.71ポイント低く、34.85%と過去最低の投票率だった。

また、福岡6区補選の投票率も45.46%で、前回衆院選を1.47ポイント下回り、過去最低を記録した。

だいたい野田―蓮舫体制は、政権をとらせれば安倍―野田―蓮舫翼賛体制になることがわかっている。国民としても、ほとんど与党と違いのない最大野党に投票して政権交代を果たさせても意味のないことだ。実は、低投票率のひとつの理由はここにある。野田―蓮舫が作っているのだ。

政策で激しく対立してこそ投票率は上がるのである。民進党から野党統一候補を出しても、TPPも消費税増税も原発も、政策はほぼ同じなのだから、投票率を上げることはできない。

民進党は会社第一の連合に隷属している。自民党もまた財界隷属の政党である。ふたつの政党とも1%のための政党であり、政策が酷似してくるのは必然なのだ。その結果、国民は選択肢を奪われ、低投票率の結果、組織票を固めた自公が勝利する。

野田佳彦は、野党共闘を潰すために、衆議院選挙は自公に勝利させるつもりだ。だから、前面に出て、民進党の顔として、選挙民を棄権に追い込んでいるのだ。

「ヤベシンタ / Shinta Yabe

鈴木候補の応援に入った野田幹事長。「鈴木候補は民進党の理念を全う改めて応援したい」と強調。しかし取材に対し「これからも民進党は独自候補を出し闘う。現在共産党との共闘は考えていない。この選挙も民進党の選挙だ」と語り、野党や市民との共闘には一切触れず、連合の顔色を窺うような姿勢を見せた」

野田佳彦は、自爆解散で自民党に政権を返上したのに、野党共闘で雲行きがおかしくなった。そこで再登場し、野党共闘を潰すつもりなのだ。その見返りは野田の当選の確保であろう。選挙に弱い野田佳彦が、常に楽勝し続けるのは不思議なことだ。

衆議院選挙に向けて、共産、社民、自由は戦略を立て直さなければならない。

the-communist-party

日本の選挙と同時に米国の選挙にも注目する必要がある。それは、間接どころか直接的に日本に影響するからだ。

『JIJI.COM』(2016年10月23日)が、トランプが、米大統領選に当選したら、TPPを離脱するとして、次のように発言した。

「米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏は22日、ペンシルベニア州ゲティスバーグで演説し、当選した場合、来年1月20日の就任初日に「環太平洋連携協定(TPP)の枠組みからの離脱を表明する」と断言した。就任後100日間に実施する政策案を発表し、「米国の雇用保護のための行動」と説明した」(「TPP、就任初日に離脱=大型メディア買収は阻止-トランプ氏」)

選挙終盤でここまで明言したからには、トランプはTPPから離脱するだろう。ヒラリーが米大統領選に当選したら、日本にさらなる譲歩を求め、それを理由にTPP賛成に舵を切る。

もともとヒラリーは「米国軍産複合体・イスラエル・米議会・国際金融資本(米金融ユダヤ)・メディア」のエージェントである。ワン・ワールド政府の構築に向けて、それしか選択肢はないのだ。

ヒラリーはいよいよ不正選挙による勝利の自信を深めている。その不正選挙を監視すべくロシアが動き出した。第三次世界大戦を防ぐためには必要な行動だと思ったのだろう。

『AFP』が「米大統領選への監視団派遣めぐり米露が互いに批判」(2016年10月23日)を伝えている。

「ロシア政府は22日、米大統領選にロシアが選挙監視団の派遣を希望していることについて米政府が反ロシア的な立場を取っているとして批判し、この問題をめぐる騒ぎをエスカレートさせた。

ロシアは11月8日に行われる米大統領選の投票を監視するため独自の監視団を米国のさまざまな州に派遣しようとしているが、これまでのところ米側の許可は得られていない。

米首都ワシントン(Washington D.C.)のロシア大使館は21日、ロシア政府が米国のいくつかの州の選挙管理委員会に対し、投票のプロセスを知りたいとして監視団派遣の申請を行ったと発表した。

在米ロシア大使館は、「ほとんどが否定的な回答で、中にはロシアが投票に関心を示したりロシア政府関係者が投票所に現れたりすることは犯罪行為とみなされる可能性があると脅してきた例もあった」としている。ロシアは、米連邦政府と調整して否定的な決定を下したとして米国の一部の州を非難した。

米国務省のジョン・カービー(John Kirby)報道官は21日、欧州安保協力機構(OSCE)は米国を含む全加盟国の選挙を監視しており、ロシアはOSCEの監視団に加わるよう招待されていたにもかかわらず不参加を決めたと指摘し、ロシア政府がしていることは注目を集めるための行為にすぎないと批判した。

カービー報道官は、米連邦政府としてロシアの選挙監視団を拒絶する方針は一切採っておらず、ロシア政府にも米国の選挙を監視することは歓迎すると伝達済みだと述べた。また国務省が米国の個別の州に外国の選挙監視団についてなんらかの助言をしたとは承知していないと述べた」(「米大統領選への監視団派遣めぐり米露が互いに批判」)

ロシア政府が、米大統領選に際して、選挙監視団の派遣を希望している。ぜひとも日本の衆議院選挙にも監視団を申し入れてほしいものだ。

米側は許可していないということだが、ヒラリーは絶対に反対するだろう。

「ほとんどが否定的な回答で、中にはロシアが投票に関心を示したりロシア政府関係者が投票所に現れたりすることは犯罪行為とみなされる可能性があると脅してきた例もあった」というから、この異常なまでの拒絶感は、すでに不正選挙が準備されていることを物語る。

ロシアは、欧州安保協力機構(OSCE)などに掣肘されない、ロシア独自の有効な選挙監視を企図しているものと思われる。形式的で意味の野ない監視は、逆に公正の証拠として利用されるからだ。

米国政府とロシア政府のいっていることは異なっている。おそらく現場の選挙担当者の拒絶と、それに怒るロシアの報道が、真実なのだろう。

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新潟知事選が明らかにしたこと

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10月17日の東京株式市場は小幅続伸で始まったが、東京電力ホールディングス(株)は約8%の急落となっている。株価値下がり率ランキングでは11位だった。

新潟県知事選で、反原発の米山隆一が当選したことで、再稼働が難しくなったことから、売り注文が集まったものだ。

新潟県知事選は、共産・社民・自由の推薦を受けた米山隆一が勝利した。民進党も連合も敵に回ったが、原発・TPP・アホノミクスの争点の前では、かれらは必要なかった。

投票率は53・05%だったが、前回が43・95%だったから、それなりに県民の関心は上向いたといえよう。もっとも世界の水準から見ると、異様な無関心は続いているが。

原子力村(米国・電力業界・建設業界・政界・財界・連合・メディア・大学)は、告示直前に出馬表明した米山隆一に対して、連合・民進党が米山を離党に追い込み、連合新潟が敵の与党系候補の支援を表明し、必勝の態勢を作った。

しかし、自民党支持層も25%ほどが米山に流れる予想外の接戦に持ち込まれると、民進党は蓮舫があわてて新潟に入り、米山隆一を「仲間」と呼ぶヌエぶり。しかも蓮舫の新潟入りについては、野田佳彦が体を張っても阻止すると言ったとの情報がツイッターでは流れている。

民進党が前面に出て、野田―蓮舫が仕切っている、23日投開票の衆院東京10区、福岡6区のダブル補選は、勝利の可能性は低い。しかもここでは小池百合子が応援に出ている。

そうなると、野党は、野田―蓮舫が敵に回った新潟では勝利し、前面に出た福岡・東京では負けるといった、悲惨で象徴的な結果が出る可能性が出てきた。

米山隆一は、(1)東電福島第一原発事故の検証がされていない、(2)原発事故時の避難計画の整備が不十分、などを挙げて、現状では再稼働は認められないとしてきた。その米山が当選し、「これまで皆さんと約束してきた通り、命と暮らしが守れない現状での再稼働は認められないと主張していく」と述べたことから、新潟の原発停止は長期化する可能性が出てきた。

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米山隆一の勝利は、日本の脱原発(脱被曝、脱1%、脱原発依存、脱人体実験、脱テロ)運動にとっては、非常に明るい情報である。

新潟知事選について、こんなツイートが目についた。

「橋本久美

新潟県知事に米山氏が当確。民進党の自主投票って結局意味がわからなかったのだが。党首の蓮舫さんが応援に入って何故推薦ぐらい米山氏に出さなかった理由がわからない。民進党新潟県議で米山氏を応援した方々はさっさと民進党抜けて、米山氏を中心とした地域政党を作ってもいいのでは。

壺井須美子

原発交付金が落ちる自治体でさえ、はっきりと争点を脱原発か原発推進かにして選挙を行えば、脱原発が勝つことが証明された新潟知事選。国民の過半数は脱原発なのだから本来当然のこと。原発推進の連合はいらない。原発推進の安倍政権もいらない。あいまい「野党」民主党もいらない、ということだ。

徳永みちお

新潟県知事選挙の結果で改めて分かったこと。
それは福島第1原発事故を「冷温停止状態」だと言って収束宣言し、原発再稼動を推進し、尖閣を国有化し日中の火種を作り、消費増税の三党合意を密室で決め、安倍首相誕生の真の功労者である野田を、民進党から追放することこそ急務だということだ。

手塚一佳

公認どころか、推薦すらもなく、それどころか党としての投票呼びかけもなく、単に米山さんをクビにしただけでした。蓮舫は遊びに来たようですがお詫びも党員への投票呼びかけも無し。自民公明に媚びる民進党が不要なことをはっきりと示しました。

よーすけ

日本の原発、特に福島や柏崎刈羽は世界的に常識である安全装置の1つであるコアキャッシャーさえ設置していなかった訳で世界最高水準どころか最悪だったのが露呈したといえる。技術水準が低いとバカにする中国の原発にさえこの装置は全て設置されている。

空【安倍政権打倒!】

民進党の執行部に属する者たちは、まず連合の言いなりになり自主投票と言う間の抜けた判断をしたことを反省し、自己批判をしてから、米山隆一氏の勝利について触れろ! 特に、野田佳彦は「蓮舫が新潟に応援に入ると言うなら体を張って止める」と言ったことが報道で流れた事を恥ずかしがれ。愚か者め!

田中龍作

無名の候補が巨大権力に勝った。新潟県知事選挙で起こした奇跡を、衆院選挙で起こすことも可能だ。民進党をアテにしない、市民と野党の共闘態勢作りを急ぐ必要がある。

インドラ天網の猫・フラジャイルな逆襲

これを機に、民進党は電力労連との関係を整理し、国民の声に耳を傾ける政党に生まれかわらなければ明日はない。政党として存続できる最後のチャンスだろう。
民進離党が功を奏した新潟知事選」

米山隆一は、間違っても民進党に復帰すべきではない。それは民進党のためにも米山隆一のためにもならない。とにかく県民を小バカにしたわかりにくいことはしないことだ。むしろ応援してくれた新潟県議とともに地域政党を作った方がいい。その方が県民にはわかりやすいし、支持も得やすいだろう。

壺井須美子の「原発交付金が落ちる自治体でさえ、はっきりと争点を脱原発か原発推進かにして選挙を行えば、脱原発が勝つことが証明された新潟知事選。国民の過半数は脱原発なのだから本来当然のこと」という指摘は重いものである。原発はない方がいい。その99%の側に立って、野党がまとまることが大切なのだ。

民進党は1%の側に立っている。米国・電力業界・建設業界・政界・財界・連合・メディア・大学の側にたっている。さらに保身を優先させている。そして99%の、原発を恐がり、命と暮らしをすり減らす現実を無視している。

これに鉄槌が下されたのである。

民進党が最低限度やらねばならないのは、野田佳彦の除名処分である。野田を幹事長に据えるなど、国民感情を逆撫でするものだ。この野田が、東京・福岡の補選では、前面に出ている。正気の沙汰ではない。深刻なのは、そのことを民進党がわかっていないことだ。

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ふたつの投票

今日のメルマガは、「投票」を切り口に、日本と英国の「投票」を採り上げる。

日本の「投票」とは、今回の参議院選挙であり、英国の「投票」とは、先の英国のEU離脱を決めた国民投票のことである。

この2国の「投票」には共通点がある。ともに衰退の国で起きた、より衰退を加速する「投票」であったという共通点だ。

『朝日新聞デジタル』が「参院選「野党に魅力なし」が71%」という記事を載せている。

「参院選の結果を受けて、朝日新聞社は11、12日、全国世論調査(電話)を実施した。自民、公明の与党の議席が改選121議席の過半数を大きく上回った理由を尋ねると、「安倍首相の政策が評価されたから」は15%で、「野党に魅力がなかったから」が71%に及んだ」(「参院選「野党に魅力なし」が71%」)

与党の議席が改選121議席の過半数を大きく上回った理由が、安倍晋三の政策が評価されたわけではなかった。

「野党に魅力がなかったから」が71%に及んだ、というのは、それだけメディアが選挙の大切なポイントを国民に伝えなかったことを物語っている。

71%が「野党に魅力がなかったから」としているが、これこそはメディアの自己正当化である。御用メディアの陰謀を野党の魅力のなさにすり替えている。

今回の参議院選挙の最大敗因は、改選45議席を、共産党に助けてもらいながら32議席に減らした民進党にある。これが野党の顔なのだからどうしようもない。しかも代表のフランケン岡田こと岡田克也に、最初から責任をとる気などなく、勝てそうな地元の三重で民進党候補がもし負けたら代表選に立候補しない、といったせこい根性でポストにしがみつくのだから、魅力以前の話である。

負けても「3年前はどん底だったのに比べれば、回復の途中にある」と嬉しそうな岡田。大切なのはあくまでも党内事情なのだ。こんなちっちゃな政治家が改憲を阻止する野党の顔なのだから、勝てる筈がない。

三重で勝ったので、これで3分の2をとられた責任からも逃れ、代表を続けるつもりである。すぐにどや顔で昼寝を始めるだろう。

自己犠牲的に譲歩を重ねる共産党の志位和夫と、党勢回復といった卑小な問題意識で対応した岡田克也との違いは、改憲が成された場合の状況認識の違いであった。もともと改憲論者の岡田克也には、身を切る危機意識などなかったし、今もないのである。

岡田克也は、2004年7月に、訪米先のワシントンで講演し、「憲法を改正し国連安保理決議のもとに、日本の海外における武力行使を可能にする」と明確に発言している。したがって、どうしても改憲阻止の姿勢が弱いのだ。

今回の選挙協力は、いかにも民進党らしい中途半端なものだった。複数区での選挙協力ができていなかったのである。

大阪選挙区を見てみよう。改憲勢力おおさか維新の会の高木佳保里が66万9719票で当選している。ところが次点の共産党の渡部結は45万4502票で、民進党の尾立源幸が34万7753票。選挙協力が実現していたら、おおさか維新の会の高木佳保里を遙かに上回り、野党統一候補がとっていた。

兵庫選挙区では、改憲勢力おおさか維新の会の片山大介が53万1165票。民進党の水岡俊一が42万0068票で、共産党の金田峰生が22万8811票。ここも選挙協力さえできていたら、おおさか維新の会の片山大介に楽勝していたことになる。

改憲を阻止する国政選挙でさえ真摯な選挙協力ができない。民進党が本気になっていないのだ。もちろん民進党にも優れた政治家はいるのだが、野田佳彦ら旧民主党壊滅のA級戦犯たちが実権を握っている。

A級戦犯たちのミッションは、あくまでも民進党内に留まり、民進党を自民党二軍として支配することである。換言すれば、米国・官僚・財界に尽くす二大政党制を作るのがかれらのミッションだと思われる。

次の衆議院選挙に向けて、真摯な総括が望まれる。

ここで、もうひとつの投票を見てみよう。『エコノミスト』(2016年7月2日号)に「そして後ろのドアを閉めなさい」が載っている。

EU withdrawal (9)

「ブリュッセルの誰もがイギリス人の痛みを感じている。しかし同情は長続きしないだろう

(中略)

英国市民は今、海外で同情の対象であり、英国政府は軽蔑の的になった。ある当局者<特にフランスとイタリアの>からのコメントに対しては、強い精神力の気配がみられる。彼らは、<我々はあなたの痛みは感じる、しかし、出て行くなら、ぐずぐずしないで>と言う。

そのような感情は、タカ派の欧州連合当局者のスピーチに紛れ込んでいる。欧州委員会の委員長であるジャン=クロード・ユンケルは、英国の旅立つ首相であるデービッドキャメロンを<長年の欧州統合懐疑主義の果実を収穫するもの>と非難したが、彼の言葉はたちまち欧州中の聴衆に響いた。

恐らく、その結果、ブリュッセルで英国の影響が色あせるのに長くはかからなかったことも驚くに当たらない。英国のコミッショナーであるジョナサン・ヒルは、国民投票の結果が出た翌日に辞任した。キャメロン氏は後任を任命するというが、ヒル氏の金融サービスの職は既に入れ替えられていた――彼の後任は、恐らく臨時の職務として紙クリップの配布の管理を楽しみにしているのでは。

欧州議会議員たちは、<英語はもはや欧州ビジネスの共通語ではない>と警告する。欧州連合の機関で働く何千人もの英国人は、彼らの先行きに不安を感じている――離脱以降も滞在が許されるとしても、昇進など期待できないであろう。

(中略)

近年、英国のブリュッセルにおける影響は本当に小さくなった。一部にはユーロと難民危機が理由だが、どちらも英国には直接影響はないが、それらは他の人達の政治的エネルギーを大量に消費した。又、ジャン=クロード・ユンケル氏の任命を巡った不適切な闘いや、全般的な外交的離脱などのキャメロン氏の間違った決定の結果でもある。

上級ランクの委員会や、欧州連合の中心機関で着実に進行する英国人の衰退の結果、英国の影響の及ぶ範囲化が縮小したが、英国の欧州連合離脱はその低下傾向を加速するだろう。

しかし、カメラを少し引いて見ると、異なった映像が現れる。欧州連合はフランスとドイツを結びつけるために結成されたのだろうが、後の数十年間の欧州連合は、少なくとも、多くは英国の価値、アイデア、活力で形成されてきた。東方への野心的な拡張、統合された単一市場の安定的な創成、国際的な貿易へ焦点を合わせること――これら、何百万人の生活を改善した欧州連合のプロジェクトは、全て英国で作られたのだ。とはいえ、国民投票時には、残留陣営はこのことを十分提示しなかったが、恐らくそれはブリュッセルを集中的に宣伝しては投票に勝てないと思ったからではないか。

今週のブリュッセルでのサミット会議では、欧州連合のリーダー達は直ちに共通の線で合意に達した――欧州離脱は英国の問題のはずで、欧州の問題ではない。影響をこうむるのは英国経済であり、弱体化するのは英国の通貨であり、英国の政治は混乱してしまった。(身の毛のよだつ光景は、他国の欧州統合懐疑派を思いとどまらせる効果があるだろう。)

ある欧州人は夢を再び見始めてさえいる。イタリアの首相であるマッテオ・レンツィは今週、議会で<欧州離脱は悩める欧州連合をリセットするチャンスだ>と話した。英国人が鉄道線路をブロックしなかったら、欧州の列車はあるべき起動に戻ることができるのに。

たぶん。しかし話には別の面がある。英国を排除した欧州は、国家統制経済的な方向に間違いなく向かうであろう、とエストニアの大統領であるトーマス・ヘンドリク・イルヴェスは警告する。貿易、単一市場、エネルギーへの野望など――正確には低成長の欧州が焦点をあてる各種プログラム――が最大のチャンピオンなしには縮小するであろう。

又、英国の助言を伝統的に頼りにしてきた北部のリベラルな小国群は、南部各国の保護主義的な本能にさらされることに気づくであろう。さらに、この43歳の2つのパートナー間のもつれを解くという異常なほど複雑な仕事に注がれる、時間、資源、エネルギーが加わる事になるので、英国の欧州離脱は誰にも良いことはないのは明確だ」

「英国市民は今、海外で同情の対象であり、英国政府は軽蔑の的になった」と『エコノミスト』は書くが、すでに世界中で、英国への同情は限りなくゼロなのだろう。

「我々はあなたの痛みは感じる、しかし、出て行くなら、ぐずぐずしないで」。自分たちの投票で決めたのだから、こういわれても仕方がないだろう。

<英語はもはや欧州ビジネスの共通語ではない>と欧州議会議員たちが語るとき、欧州での、そして世界での英国の相対的な位置の低下を示している。

「数十年間の欧州連合は、少なくとも、多くは英国の価値、アイデア、活力で形成されてきた。東方への野心的な拡張、統合された単一市場の安定的な創成、国際的な貿易へ焦点を合わせること――これら、何百万人の生活を改善した欧州連合のプロジェクトは、全て英国で作られたのだ」。だから独仏を中心にEUは英国に対して冷ややかなのだ。

『エコノミスト』は気付いていないが、「東方への野心的な拡張」こそが、英国による、伝統的なオフショアバランシングであり、欧州大陸の分裂と破壊の策動であった。

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夏の総括 ~参議院選挙を振り返って~

『高知新聞』(7月5日)に「【参院選 土佐から】改憲への「3分の2」 高知で83%意味知らず」が載っていた。改憲勢力が3分の2を制した理由がよくわかる記事である。

「■争点が見事に隠れる■

今選挙注目の「3分の2」とは? 今回の参議院選挙は、憲法改正に前向きな勢力が「3分の2」の議席を確保できるか否かが一大焦点となっている。結果いかんでは戦後政治、人々の暮らしの大きな転換となる。が、この「3分の2」の意味や存在、有権者はどの程度知っているのだろうか。高知新聞記者が2~4日に高知市内で100人に聞くと、全く知らない人は5分の4に当たる83人、知る人17人という結果が出た。

「3分の2」は憲法改正の是非を国民投票にかけるために必要な議席数。自民、公明両党を中心とした改憲派が3分の2以上を確保できれば、憲法改正に向けて改憲案の是非を国民に問うことができる。

では―。「今回の参院選は『3分の2』という数字が注目されています。さて何のことでしょうか?」

記者がこの質問を携えて街を歩いた。

返った答えのほとんどが「?」。「知らない」「さっぱり」「見当もつかない」の声が続いた。

(中略)

関心の薄さを象徴するかのような争点、憲法。自民党は経済政策を争点の中心に置き、対抗する野党は憲法の争点化を試みている。

「見事に隠れている―」。各所を歩いた記者たちの感想だ。

国民投票へあと78議席?

憲法改正案を国民投票にかけるには、衆参両院で「3分の2」以上の賛成を得る必要がある。

衆院の定数は475。改憲に意欲的な自民党と、連立を組む公明党で既に「3分の2」の317議席を上回っている。

一方、参院(定数242)は3年ごとに半数を改選する。自民、公明両党が有する議席のうち76議席は非改選のため、今回の参院選であと86議席を取れば「3分の2」(162議席)に届く。

おおさか維新の会(非改選5議席)や日本のこころを大切にする党(非改選3議席)も改憲に前向きで、両党を改憲勢力に含めると、あと78議席で「3分の2」に到達する」(「改憲への「3分の2」 高知で83%意味知らず」)

Japanese media

電通に支配され、犬HKを牢名主にした東京の「記者クラブ」陰謀メディアによる、絶えざる愚民化政策によって、のほほんとした愚民の出した結論は、改憲から戦争への道をひた走る、であった。

こんな国に未来などはない。世界は、独・仏・トルコを中心に米国から離れ、中・露に接近している。そのなかで日本だけが米軍産複合体との心中の道をひた走っている。今回の参議院選挙はそれを決めた選挙だった。

(日本に取り憑いた死に神。政策は国民を不幸にし、監視することばかり)

(日本に取り憑いた死に神。政策は国民を不幸にし、監視することばかり)

「生活の党と山本太郎となかまたち」(以下、「生活の党~」と略称する)は、公認の青木愛のほかに、実質的には同党の新潟選挙区(無所属)の森ゆうこと岩手選挙区のきどぐち英司が当選しているので、よくやったといってよい。

結果として、与党は参議院の過半数を、改憲勢力(自・公+維新・こころ・無所属の一部)が憲法改悪発議に必要な3分の2をとった。

これ以上の悪い結果はない。改憲勢力と電通に支配された東京の大手(「記者クラブ」)陰謀メディアが改憲を争点から隠したために、国民は自分が何をやってしまったかを知らない。今回の参院選が最後の国政選挙といわれた意味を知らない。いや、うすうす感じていても、改憲勢力に1票を投じたかもしれない。日本人は恐ろしいまでに考えることをしない民族である。

注目を集めた三宅洋平については、こんなツイートが目にとまった。

「世一良幸

都知事選挙で選ばれるのは、たった一人。参議院東京選挙区は六名。演説の動員数を比較する場合、ざっと考えて六倍しないといけないだろう。三宅洋平氏が日本の選挙史上、おそらく最大の動員数を誇るのではないか。だからこそ、安倍政権はなんとしても彼を当選させたくなかった。

三宅洋平 広報

@yumiko_happy 貼ったつもりになっていて見逃してるところとか貼った後に剥がれてしまってるところとか、そういった箇所が見つかっています。ですからもし街で8番が貼られてない掲示板を見かけたら是非お知らせください」

miyake yohei (6)

三宅洋平への選挙妨害は、広範囲にわたった。地上波メディアによる意図的な無視から始まって、ネット(ツイッター)による妨害にまで及んでいた。

米国ではまだバーニー・サンダースが許された。しかし、日本では許されないのだ。かれのいう「ステルス支配」の闇権力が、もっとも警戒したのは三宅洋平だったのかもしれない。その圧倒的な動員力、そのカリスマ性、ほんとうのことを直接大衆へ訴える勇気。……

かれの票は、違った当選者に不正に流されたという指摘も拡大している。

『シャンティ・フーラ』「最強の不正選挙追及者が現れる!? ムサシの不正票集計改竄を暴けば、安倍自民党は完全崩壊

また、これは三宅洋平に限らず、選挙全般に、悪質な意識調査の刷り込み(洗脳)が繰り返された。それは、

(1)「参院選の序盤、中盤、終盤の情勢として流され、改憲勢力が「3分の2」の勢いであり、自民は単独過半数をとる、といった刷り込み(洗脳)があった。

(2)「参院選、各党、投票率低下を懸念 街頭演説盛り上がらず」といった刷り込み(洗脳)も執拗に繰り返された。結果的に、国民に選挙への無関心と棄権を植え付けていた。

(3)北朝鮮・中国脅威の選挙利用があった。
日本の国政選挙になると、北朝鮮のミサイル発射実験がある。また中国との軍事的緊張が演出される。これも大きな与党への追い風になっていた。

(4)10代への洗脳・誘導も繰り返された。
それは、「自民、比例第1党の勢い…10代の半数は与党支持」といった露骨な洗脳・誘導である。

きむらゆいは、こんなツイートをしていた。

「池上彰特番
メッセージ

自民公明は憲法議論を避け2/3を取る戦略に出ました。これから憲法議論をしていかなければなりません。今回18歳19歳の若者が選挙権を得ました。今後は若者たちに託さなければなりません。
名曲「若者たち」が流れる」

わたしはこの場面をみていないが、池上がこのように語ったのなら、日本の若者に対する、まったくの誤解だといわねばならない。現代の若者の多くは、自分たちが銃をとらされることを知っても改憲に反対しない。だから自民党はかれらに選挙権を与えたのである。

ここで護憲勢力の敗因を述べておこう。最大の敗因は岡田民進党にある。理由は大きくいって次の2点だ。

1 国民は、民進党(旧民主党)政権時代の裏切りをまだ忘れていないし、許していない。その民進党が野党第一党であり、岡田克也という選挙オンチを顔として闘った。

2 その民進党は選挙前から野党共闘に対して極めて不熱心であり、野党共闘を言い出したのは「生活の党~」と共産党であった。呼びかけがあった後も岡田はずるずると引き延ばし、まるでやる気がないさまを国民に見せてしまった。

民進党にとっての選挙協力とは、端的にいって、民主党の退潮に歯止めがかかればいい、といった極めて卑小な、無責任な、そして中途半端なものであったといっていい。

だから全国32の1人区でも、すべて共産党の献身的で全面的な譲歩によって選挙協力ができたのである。しかも呆れたことに比例区は統一名簿を作らないという党利党略に走った。だからこんな声も挙がった。

「赤色法師

正直、共産党が独自候補を取り下げなければ、民進党は壊滅状態、共産党は比例でもう少し積み上げられただろう。共産党の決意は一つ、改憲勢力を少数派に追い込むこと。そのために身を削った。民進党、そして連合には、この借りは絶対に返してもらいたい。選挙が終わった深夜だから言わせてもらうけど。

高野敦志

結局、民進党は衰弱していくだけじゃないか。野田元首相を除名にしないからだよ。どれだけの国民が野田元首相が、安倍政権成立に手を貸したと思っているか分からないんだよ。小沢一郎の政治的手腕と手を切った段階で、終わってるんじゃないか。共産党の協力がなかったら壊滅していたよ

こう思っている知識人は多い。

こういった民進党の体たらくは、すべて民進党壊滅のA級戦犯たち(米国・自民党のトロイの馬)が起こしたものである。

今後も野党は、この不人気で尊大な、いつ自民党と取り引きをするかわからない最大野党を顔として闘うことになる。非常に困難な闘いを強いられることになる。

以上の2点が野党の敗因である。

今後、改憲勢力は、野党の改憲勢力である民進党内のA級戦犯に働きかけていくことになるだろう。その方が公明党が改憲に乗りやすいからである。旧民主党政権時の実質的な「民・自・公」連立の再現である。

もしそれができなかったら改憲勢力のみで発議することになる。

国民を不幸にして喜んでいる総理。そこまでして自分が米国に褒められることしか考えない総理。これは珍しい。

元総理の村山富市が、7月9日にこんなことを語っていた。

いろんな総理大臣がおりましたけども、この安倍(晋三)さんというのは最悪の総理大臣です。本音を隠して都合のいいことばかり言い、国民をだまして選挙に勝とうと。こんな魂胆を持っている総理は初めてです。私はもうあまり先が長くないかもしれませんけどね、今のような政権が続く限りは死んでも死にきれない気持ちなんですよ。

戦後70年間、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争があった。日本の自衛隊を使いたかったんですよ。だけど、厳然と憲法9条があるから日本は自衛隊は使えなかった。
だから日本は平和を守り、経済は発展してきたんですよ。

それを憲法の解釈を勝手に変えて、自衛隊がどんどん海外に出て戦争ができるような国にしようっていうんですから。(安倍は 注 : 兵頭)こんな本音はこれから先も言いませんよ。現に隠してしまっているでしょ。だけども、(選挙が)終わったらやりますよ。必ず。(大分市での街頭演説で)(「いろんな総理がいたけど、安倍さんは最悪」村山元首相」『朝日新聞デジタル』)

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羊を見ると思い出すもの

民進党(旧民主党)が政権交代の邪魔をしている。前回はまだ政権を獲ってから自爆による政権返上に走った。今回は政権を獲る前から、野田・岡田らの政権交代阻止が始まっている。

お子ちゃまたちに対しては、米国・官僚・自公・連合あたりからの指示も強まっているのではないかと思う。そこで持ち出された口実が、共産党や小沢アレルギーである。

何のための、誰のための野党なのか。

滑稽なことに、集会や講演でも、もっとも国民のアレルギーが強いのは民進党(旧民主党)である。それが自分のことは棚に上げて、お前と組むと票が減る、とうそぶく。何とも鼻白む光景だ。

最近は、参議院選挙では選挙協力するが、衆議院選挙ではやらないと、とんちんかんなことを口走りだした。その理由は衆議院選挙は「政権選択選挙」であるから、というのである。よほど1%からの制止がきついのだろう。

民進党(旧民主党)のヘタレは深化している。しかし、民進党にも優れた人材は少なくない。問題は、そういった政治家が、一部の例外的な政治家を除いて、執行部(民主党壊滅のA級戦犯)批判をしないことだ。

だからますます民進党は国民に見限られる。あるいは批判しても、自公を守っている東京の大手(「記者クラブ」)陰謀メディアが報道しない。だから大方の民進党のイメージは、A級戦犯で塗り固められている。

元民主党副幹事長の篠原孝が、「民進党結成で快進撃―野党結集を拡大し、小沢・亀井に援軍を頼み、政権奪取を目指す― 16.03.31」を書いている。長いので一部しか引用しないが、読者の皆さんは、ぜひ全文を読んでいただきたい。

「私は13年2月5日のブログ「民主党の再生は野田首相の議員辞職と党名変更から始まる」で党名変更を言い出したが、多分1番最初に言い出したと思っている」

「私は2013年の参院選に向けて、例によって提案ペーパーを書き、31の1人区を5野党統合して闘えば、いくらでも勝てることを表で示して関係者に当たった。民主と維新、みんなが統合すれば13勝18敗。生活、社民まで含めた統合なら25勝6敗であった。ところが、幹部が動かず実現できず、その結果1人区は、民主0、非自民が岩手の平野達男と沖縄の糸数慶子の2人だけ、比例区でも7人という、大惨敗を喫した

「その後14年末の総選挙に際しても維新との統合でどれだけ勝てるか、また11ブロックで共闘したら8~9議席増えることも示した。私は後で知ったが、私の提案ペーパーを持つ細野豪志議員多数が、海江田代表に野党共闘を直談判したが聞き入れられなかった。その時の国政選挙担当代表代行は岡田であり、その後の代表選の討論会では維新と統合しようとしたとして細野を攻撃(口撃?)したのである」

執行部の陣容を一新し、変わったぞということを国民にわかってもらわなければならない。つまり常識的には代表選が一番である。しかし、岡田‐松野両代表が、代表は岡田さんでいき、代表選は参院選後ということを確認事項の6番目で決めている

「3月27日にはそれに従って、岡田克也民進党初代代表が選出され、新党の人事は、山尾志桜里政調会長が目新しいだけの平凡なものに終わった。代表代行と目されていた松野頼久前維新代表は一切役職には就かず、江田憲司代表代行となり、民進党は長妻昭、蓮舫と3人の代表代行を抱えることになった」

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「2007年の参院選、小沢代表は1人区を農業者戸別所得補償を引っさげて田舎だけを回り、29の1人区で23勝6敗となり、大勝利をあげた。私は当時ネクスト農林水産大臣として小沢の選挙戦術を垣間見るにつけ、舌を巻いた」

「田や畑を背景にビール箱の上に乗って、農家のおじさん、おばさんを前にしてマイクを握る小沢代表の姿がいつもTVに映し出された。これにより農民に民主党の農政の目玉がすっかり焼きつけられた。こんなことが出来るのは小沢しかいない。今反TPPで32の1人区を徹底的に回れば、07年以上の勝利が可能となるというのに、小沢と同じ感度のいい幹部はいない

新聞報道によると野党選挙協力のリーダーシップをとり続ける志位和夫共産党委員長も、小沢と亀井静香のアドバイスを受けているという。亀井も自社さきがけ政権を演出した政界再編・政権交代の仕掛け人である。2人と縁もなく考え方も違う志位委員長のほうが素直に耳を傾け、同じ自民党だった岡田代表が2人を遠ざけているのは、もったいない話である。

社会党左派と組むという大胆な仕掛けを造った亀井、いわゆる農林族でもないのに農業者戸別所得補償の有用性を理解し、それを引っ下げて選挙に臨むという政治勘を持つ小沢の2人は、日本の政界にとって貴重な存在である」

私は既に民主党の再生には野田首相の議員辞職が必要と述べた。なぜなら野田前首相こそ羽田元首相の「政権交代後の第1回目の総選挙を勝ち抜き、自民党を10年近く野党の立場に追いやり、日本の政治を変える」という重要な使命を、強引な政権運営と愚かな解散で打ち砕いた張本人だからだ

「小沢を民進党に入れるべきでないというのなら、野田はそれ以上に新・民進党にいてもらいたくない政治家である。民主党の名前がいかに嫌われているか、新名称の世論調査で知ったはずである。しかし、それ以上に政権交代を無にした民主党の幹部に対する拒否感が強いこと肝に銘じなければならない

私は、安倍首相は07年の政権の挫折の原因を見極め反省し、学習していると思う。それにひきかえ、我が党の幹部は相変わらずお友達人事(メリーゴーランド人事)を繰り返し、失敗を他人のせいにしている。反省が足りなすぎるのだ」(「民進党結成で快進撃―野党結集を拡大し、小沢・亀井に援軍を頼み、政権奪取を目指す― 16.03.31」)

篠原孝のような優れた政治家が、その他にも民進党には、いるのである。ところが旧民主党破壊のA級戦犯たちが、押さえ込んでいて、執行部人事をたらい回しにしている。

安倍晋三がオトモダチ人事で組閣すると思えば、二軍の民進党も同じ手法で、A級戦犯で人事をたらい回しにしている。批判を嫌うのも、総括を嫌がるのも、1%に顔を向けるのも、共通した文化だ。

日本では、何とも緊張感のない選挙直前の状況が繰り広げられている。岡田ら民進党幹部のどこにも、世界が第三次世界大戦の前夜にあるといった危機感はない。だから共産党が嫌いだの、小沢が嫌いだのと、のんきにうそぶくのである。

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ジョン・コールマンは書いている。

「アフガニスタンにおける米国政府の所業が米国憲法に抵触するのではと疑う米国人は皆無に等しい。ブッシュ政権の対アフガニスタン政策の是非を問う国民投票も信任投票もおこなわれなかった。

プロパガンダも洗脳も信任投票は必要ない。ツインタワーを攻撃したハイジャック容疑者の誰1人としてアフガニスタン出身ではなかったという事実は、米国民に完全に忘れられている。国民の75%は「アルカイダ」が実行し、彼らがアフガニスタンで暮らしているといまだに信じている。

洗脳の結果、タリバンとフセイン大統領が共謀してあの惨劇を実行したと信じている米国人が75%を占めているのだ!

サダム・フセインがタリバン指導層とまったく無関係であることを米国民は知らない。

なぜ米国人はなすがままになっているのか? 政治屋が嘘をつき、共謀し、隠し、言い紛らし、あやふやにして国民を騙し続けるのをなぜ許しているのか?

ウッドロー・ウィルソンが米国民を羊並みに扱ったやり口を肝に銘じよう。ホワイトハウスの芝生の上で草を食む羊たちを飼っている理由を問われたウィルソンはこう答えた。「羊を見ると国民を思い出す」(『タヴィストック洗脳研究所』)

米国のアフガニスタン侵略、イラク侵略とも米国憲法に抵触しているのだが、それを疑う米国人はいない。それはメディアがブッシュ政権の所業を正しいと洗脳し続けているからだ。

9.11は、タリバンとフセイン大統領が共謀して起こしたのだと信じている米国人が、75%を占めている。しかし日本では、もっと多いだろう。9.11も3.11も偽旗事件だと考えている人はまだ少ない。大抵は、犬HKという、陰謀論を否定してみせる1%陰謀論の洗脳にしたがって、9.11はテロリストの仕業だと考えている。

「サダム・フセインがタリバン指導層とまったく無関係であることを米国民は知らない」。日本も同じだ。安倍とその背後のプロンプターも、「羊を見ると国民を思い出す」と呟いていることだろう。

それは民進党も同じだ。新党の代表選をやらずに岡田と松野の間で、新党の代表は岡田でいき、代表選は参院選後と決めたのは、危機感が皆無であることを物語っている。国民のことよりも岡田の保身が最優先されたのである。

宗主国は戦争で経済を回す国である。植民地の総督も日本を戦争で食っていく国に変えようとしている。野党には戦争を止める力がない。というか、民進党にはひとりのプーチンもいないので、その問題意識自体がないのである。

ところで、宗主国での大統領予備選が佳境に入っている。この選挙は、凋落の帝国で行われているのが、最大の特徴だ。

核安全保障サミットに出席しているオバマは、米国企業とイランの石油取引で、ユーロ建て決済を許可した。

オバマが、「我々は無条件でドル決済をするよう要請はしない。欧州の諸機関を通じての活動も十分可能だ」と発言しているが、これほど米国の凋落を物語るものはない。

こういうのは、これまでの米国からは考えられぬ譲歩である。そこまで追い詰められているということだろう。(『Sputnik日本』(2016年4月2日))

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凋落の宗主国大統領予備選は、ドナルド・トランプ、バーニー・サンダース、ヒラリー・クリントンの3人を中心に展開している。

米国の99%にとって、もっとも福音をもたらすのはサンダースだろう。しかし、植民地日本にとっては、米軍の撤退、辺野古の米軍基地建設中止、対等の外交関係の建て直し、といったドラスティックな展開が期待できるのは、トランプになる。

もっとも日本と世界に災いをもたらす可能性が高いのはヒラリーになる。米国の戦争屋、ワン・ワールドに支持されているのはヒラリーだ。

米国内でも、ヒラリーに対する警戒心は、知識人のなかで広がっている。オリバー・ストーン監督が、ヒラリーを汚職で告発した。

オリバー・ストーンは、民主党表にはサンダースがよい、という考え方だ。

「彼(バーニー・サンダース 注 : 兵頭)は、少なくとも、財政上の分別から、外国に対する我々の干渉を縮小し、部隊を故国に帰し、憎しみのために何兆ドルも費やさず、お金を自国民や学校そしてインフラに投じて、祖国を守ろうと試みる心積もりのある唯一の候補者だ。

また国政における汚職に反対する唯一の候補者でもある。

一方クリントン候補は、汚職にまみれている」(『Sputnik日本』(2016年4月3日))

興味深いのは、ロシアのヒラリーへの姿勢だ。明らかに好ましい政治家、交渉相手だとは見做していない。

ロシア連邦保安庁(FSB)は、ヒラリー・クリントンを、テロ支援者警戒リストに入れている。それはヒラリーの大統領選挙資金の大口献金者に、パキスタン諜報部(ISI)の幹部で、テロリストへの巨額の資金援助を行っている人物がいたためである。

ロシアは、ヒラリーの行動と交友関係に「重大な懸念」を示している。これでヒラリーは警戒リストに入った初めてのアメリカ政府要人ということになった。(『日本人のための海外記事』2016年1月23日)

ヒラリーの背後には、イスラエルや米国の戦争屋、ワン・ワールド主義者がいる。もし彼女が大統領になったら、プーチンとの対決は避けられぬだろう。

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選挙を巡る状況

状況は酸鼻を極めてきた。

安倍晋三がダブル選挙勝利のために、消費税増税10%を先送りする。政策の大幅な変更である。しかもみずからアホノミクスの失敗を認める先送りになる。それでノーベル賞受賞者を使った。つまり権威のある他者(ノーベル経済学受賞者)を利用して消費税増税10%先送りを喋らせた。

一国の最大の経済政策変更を、外国の学者に訊いて決める。恥も外聞もないとはこのことだ。しかも教えを請うた学者の本国は、デフォルト寸前である。母国を救えなかった学者が、どうして外国を救えよう。それに自分がただ政策変更に利用されているだけだとわかっていた筈だ。それでもやってくるか。

自民党議員のスキャンダルが止まらない。世間の常識すらない人間が政治家になっていることが、はっきりとわかる。

もう少しメディアがまともだったら、自公政権はとっくに倒れている。それがぬけぬけと政権を維持しているのは、東京の大手(「記者クラブ」)メディアが権力を監視しないからである。また、民進党(旧民主党)がだらしないからだ。

鳩山由紀夫が、「民主党は互助精神と人間味に欠けていた」と語っている。

「民主党に最も欠落していた部分です。小沢(一郎)さんのときとかトップに立つ人間が危うくなったとき、みんなで助け合おうとしない。次は俺だ、としか考えない。私欲にかまけて行動し、互助精神と人間味に欠けるのは民主党のカルチャーだった。そういうところが、国民から嫌われたのではないでしょうか。(民主党創設者の)私は民進党の結党大会に呼ばれていませんが、松野(頼久)君はよく訪ねてきてくれます。

政調会長に就く山尾志桜里さんは清新なイメージで、大変期待しています。山尾さんを前面に出して、国民に温かいメッセージを出せるような政党になってほしいと願っています」

民主党創設者だけあって、民主党の党文化をよく知っている。民進党(旧民主党)はなぜ自分たちが嫌われるかがわかっていない。だからいつまで経っても修正することができない。

今は民進党山尾志桜里(しおり)に攻撃がかかっている。

狙われているのは、すでに訂正済みの、山尾の資金管理団体の寄付問題と、使ったガソリン代の問題だ。つまりこの程度のことしか、あらがなかったということだろう。

しかし、おそらく民進党は山尾を守らないだろう。団結して反撃することをしない。すぐ個人の問題に矮小化して逃げる。小沢一郎の場合がそうであった。この素人集団には政治謀略という概念自体がない。どんなに真っ白であっても、敵は真っ黒に描いて攻撃してくる権力闘争というものがわかっていないのである。

だから小心翼々とした、岡田克也のような人物が民進党では受けるのだ。この岡田が山尾志桜里について「調査して説明することが求められている」「(進退に影響するような)大きな問題だと現時点では思っていない」と述べている。いかにも岡田らしい対応だ。また、別の閣僚経験者は「1年に230万円分もガソリン代を使うわけがない」と自公を喜ばせるようなことを記者に向かって語っている。

岡田は、「山尾議員には待機児童の問題を採り上げてもらって、感謝している。民進党の大切な人材であり、今後は党として対応する。名誉棄損に類することがあれば裁判も辞さない」といわなければならなかったのである。「(進退に影響するような)大きな問題だと現時点では思っていない」などと評論家のようなことをいうのではない。

若い山尾にスポットライトが当たって面白くないのかもしれない。あるいは、「次はおれの出番だ」と思ったのかもしれない。このお子ちゃま政治ではとても自公には勝てない。

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この民進党(旧民主党)の体たらくに、室井佑月がこのように書いている。

野党を見ていると、本当に勝つ気があるのかと歯がゆくなります。あまりにもケンカが下手すぎる。

新しく「民進党」ができても、岡田さんとか枝野さんとか、主要メンバーは結局、民主党時代に幅をきかせていた人たち。でも、彼らはこれまでずっと自民党に負けてきたんでしょ? 安倍さんと考え方の近い「自民党2軍」のような人たちもたくさんいるけど、それで自民党1軍と戦って勝てるわけないじゃない。

もっと、相手が嫌がることをしていくべきですよ。岡田さんは裏方に回り、国会質問で安倍さんをタジタジにできる山尾志桜里さんや蓮舫さん、辻元清美さんのような若い世代をリーダーに立てたほうがいい。年功序列ではダメですよ。

前首相の野田さんなんて「私の足を引っ張った(小沢一郎)元代表さえ来なければ」なんて、まだ小さなことにこだわっている。勝つためには「小沢さんも共産党も、自民党が嫌がるからフルに活用してやる」って、それくらいの気迫が必要なんじゃないの?

民進党の議員たちは、連合だとか安倍さんに近い考え方の支持者だとか、ホステスで言えば自分の「太客」ばかり気にしているように見える。でも、世論調査では無党派層の多くが原発反対、安保法制反対だったじゃない。そういう声をすくい取るのが政治家の役目じゃないの? 数の上でも圧倒的に多い無党派層を取り込まないと、選挙には絶対勝てないですよ。

次の選挙も惨敗したら、今度はもっと窮屈な社会がやってくる。早く考え方を変えてほしいです」(「民進党に「岡田さんは裏方に」「年功序列ではダメ」」(『週刊朝日』2016年4月8日号)

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わたしも、次の選挙では山尾志桜里(しおり)を野党の顔にして闘わねば、とても自公を打ち負かすことはできないと考えている。

エドワード・バーネイズは『プロパガンダ』のなかで書いている。

「リーダーとして成功するため、優れたアイデアが大衆の元に根付くためには、恵まれた土壌が無くてはならないのはたしかに事実である。しかし、リーダーとなる人物の側も、それなりの、その豊かな土壌に植え付けるための種子を自分の中に持っていなくてはならない。

別の言葉で言い換えるなら、それは互いが他方を必要とし合っているという話である。政治家の側に確固たる自らの主張があっても、それを意識しているか否かにかかわらず、大衆の側がそれに耳を貸さなければ、プロパガンダは何の役にも立たないのである

岡田克也には大衆的な人気がない。つまりかれは、リーダーとして成功するための、必須の条件を欠いている。「リーダーとなる人物の側も、それなりの、その豊かな土壌に植え付けるための種子」が必要なのだが、かれにはそれがないのだ。

いくら岡田が街頭で安倍政権を批判しても、国民は、同じ穴の狢が何をいうか、となる。

実際、集会でも、民進党(旧民主党)には国民の支持が集まらない。

「snoopy and woodstock

3.29国会前抗議に登壇した民進党枝野幹事長に対しその場の空気は冷ややかで、歓迎の声も拍手も起こらなかった。むしろ「野党共闘、しっかりやれよ!」という叱咤の怒号が飛んだ。他党への声援との間のあまりの温度差に唖然。党支持率これだったか。

この手のツイートは多い。しかし、鈍感な岡田・枝野は、衆議院選挙は「政権選択選挙」だから、参議院のように野党共闘はしない、と語っている。要は、お子ちゃまたちは野党協力がなくても国民の支持が民進党に集まっている、と勘違いしているのだ。危機感など微塵もない。

それにしてもゲス政治が止まらない。

「Kaoru Kusaka,No War!

最近のアベノハラスメント1
・「JA暴行」山田俊男(参院議員)
・「育メン不倫」宮崎謙介
・「19才女性飲酒強姦」徳田毅(国交省)
・『ベトナム買春』西村康稔(内閣府副大臣)
・『女子大生ラブホ4万円20回』佐田玄一郎
・「黙れ!ばばあ」平井卓也

安倍政権、まともではない」

自民党ゲスは深化する。最近は、まだ立候補の段階で、スキャンダルが出てくるようになった。これは恐るべきことである。

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類は友を呼ぶ、という。ゲス議員のたまり場の自民党に、すっかりゲス乙武洋匡は安心した。そして5人の女性と不倫をする、五体満足の上を行くゲスとして、自民党にじり寄った。

しかも乙武は三股をかけていた。

乙武は、「日本を元気にする会」(代表・松田公太)との間に、参院選出馬の「誓約書」を提出していた。

それを反故にして自民党へ走ったわけだ。さらに旧民主党とも出馬に向けて調整を続けていたというから驚く。もし自民党から東京選挙区に出馬していたら、「日本を元気にする会」の松田と、旧民主党の蓮舫とぶつかっていたことになる。(「三股“ゲス出馬”乙武洋匡の本音 自民党で仕事なんて「ヘドが出る」」(『週刊朝日』2016年4月8日号)

この乙武洋匡には、異常な冷酷さを感じる。かれは、もっとも障害者を守る思想とは遠くにいる人間であるようだ。

この乙武が、20代後半の女性と共にチュニジア、パリを旅行したとき、男性ひとりを同行させていた。隠れ蓑である。

この隠れ蓑になった男は、「元気会」のシンパということらしい。ここまで尽くして裏切られたとあっては、「元気会」も怒り心頭だろう。逆にいえば、ここまでやってもらったら三股などやれるものではない。普通の神経ではない人間が、ぞくぞくと自民党を目指している。

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