沖縄知事選に勝利して

9月30日に投開票された沖縄県知事選の最終的な投票率は63.24%だった。

この選挙は、沖縄ばかりでなく今後の日本に重大な影響を与える選挙だった。それは辺野古の米軍基地建設が争点になっていたからである。

結果は以下の通りである。

玉城デニー 39万6632票(当選)

佐喜真淳 31万6458票

兼島俊 3,638票

渡口初美 3,482票

自公推薦の佐喜真淳(日本会議)に約8万票差で圧勝した玉城デニーは、ツイッターで、「沖縄県知事選が終わりました。誰に投票した人であれ、沖縄の未来を真剣に考えた一票だったと思います。その想いをこの一身に受け止めます。この勝利は玉城デニーの勝利ではありません。みなさんの勝利です。たたかいはこれから。ともに新時代沖縄へ進みましょう」と訴えた。玉城デニーの得票39万6632票は、知事選過去最高のものだった。台風と創価学会の自由投票があれば、さらに大きな得票になったと思われる。

目についたツイートには次のようなものがある。

山口二郎

NHKの見当外れについて何度も批判してきたが、今日は特にひどい。11時50分のBSニュースでは、台風情報は仕方ないとして、日馬富士の引退を報じて、何で沖縄県知事選挙の結果を報じないのか。玉城氏の勝利を徹底的に無視したいという強い意志を感じる。報道局は忖度局。

金子勝

総裁選で地方票の半分が石破氏に流れ、アベ政権による辺野古にノーを突きつける沖縄県知事選。外交はプーチンやトランプにコケにされ、FTAをTAGとすり替え。自動車も農産物も風前の灯。世界の金利上昇でシャブ中アベノミクスも限界。政策はみな目標未達。それで民意に反する改憲。もう辞めた方がいい。

布施祐仁

「これまでは知事の承認を得ないで進められるギリギリの工事をしてきたが、それも限界に近づきつつある」(防衛省幹部)。これこそ官邸と与党本部が総力をあげて県政奪還にきた理由であった。つまり、知事の新たな承認がなければ、本格的な埋め立て工事に入ることができないのである。

岩上安身

菅の臆面もない嘘のつきっぷりも、進次郎の恐ろしく中身のないスカスカぶりも(応援演説全文覚文字起こしして愕然としました。みんな彼の断片しか知らない。通して聞くとスッカラカンです)、本当に凄まじいものでした。彼らが国の権力の中枢にいるということが、この国の劣化を象徴しています。

内田樹

雨の後の透き通ったような庭の緑を眺めながら、原稿書き。まずはAERA。沖縄県知事選について書きました。「潮目の変化」があったと僕は思います。一つは公明党支持層の25%が玉城候補に投票したこと。政策的には玉城候補に共感しながら、党の押す佐喜真候補に入れた学会員も多数いたはずです。

沖縄の公明党支持層のおそらく半数近くが現政権については党執行部と評価を異にしている。この乖離を収拾して学会内世論を統一しないと、創価学会を自公連立政権の「盤石の土台」として当てにすることは出来なくなります。公明党執行部は政権との距離感を(表面的には)強調せざるを得なくなる。

公明党が(表面的にではあれ)学会員に向けてアピールするために、官邸との距離感を演技せざるを得ないようになるというのは、9条改憲に前のめりになっている安倍政権にしてみるときびしい環境です。これが今回の県知事選のもしかするといちばん大きな影響ではないかと思います。

玉城デニーの勝因と佐喜真淳の敗因とは表裏の関係にある。それを指摘しておくと次のようなものがある。

1 やはり選挙戦の深層に故・翁長雄志がいて、底流は弔い合戦だった。選挙終盤に翁長雄志の妻・樹子が登場してきて、玉城デニー支持を明確にしたことが決定的に大きな流れを作った。それまでは佐喜真淳まで翁長の後継者を装っていたが、この嘘が粉々にくだけた瞬間だった。

2 9月20日の総裁選でアホぼん三世は3選を果たしたが、その内容は大きな不安を抱かせるものだった。公認権とポストとカネと恫喝で自民党内を締め付けたにもかかわらず、石破茂は善戦し、議員からも党員からもアホぼん三世陣営の予想を上回る支持を集めた。とりわけ、党員票は55対45という接戦だったのである。このとき、自民党には、アホぼん三世では国政選挙を闘えないという声があがってこなかった。現在の保身だけを考えているのだが、その保身の最大のものが自分の選挙であることすら考えられていなかったのである。その怯懦に今回の沖縄知事選は痛棒をくらわせるものだった。

3 沖縄での争点隠し(辺野古の米軍基地建設)は不可能である。沖縄の基地問題は、日常生活の問題になっている。いわば生活を愛するか捨てるか、といった問題だった。その点、争点隠しに終始した佐喜真淳には戦略的な間違いがあった。争点隠しといった新潟では通じた仕掛けが沖縄では通じなかった。

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アホぼん三世とともに沈む国

20日に自民党(反日カルトの統一協会=イルミナティ)の総裁選があった。アホぼん三世こと安倍晋三が三選された。自民党は斜陽の消えゆく政党である。こういう政党は選択も間違いだらけになってしまうということだ。

石破茂は810票中の254票を獲得した。

自民党総裁選の仕組みは、国会議員票が405票、党員・党友による地方票が405票で、計810票で争われる。

アホぼん三世は計553票(議員票329票、地方票224票)獲得し、石破茂は254票(議員票73票、地方票181票)を獲得した。

国会議員票は、各種のメディアの事前調査よりも石破茂が多くを獲得した。それだけ自民党を恐怖政治が支配し、訊かれてもおいそれと支持候補者を答えられない現実を露呈した。

小泉進次郎筆頭副幹事長にいたっては、投票の直前になって石破茂支持を公表する始末。これは選挙に影響を与えないことで、アホぼん三世に恩を売る。実際の投票は石破茂にすることで石破に恩を売る。実に堕落して狡猾な手法である。

注目された地方票は、自民幹部が「地方の反乱だ」と叫んだことにも表れているように石破が事前の予想を超えて善戦した。アホぼん三世は、国会議員票で8割の支持を得ながら、全国の党員らの支持が5割半ばしか得られなかった。自民党員のなかで半分ちょっとの支持だ。東京の大手(「記者クラブ」)寿司友メディアの内閣支持率がいかにでっち上げの数値であるかがよくわかる。実際の支持率は一桁であろう。

国会議員と地方党員とで支持率が大きく異なったのは、これも恐怖政治の結果で、地方はまだ自由度が高かったのである。

国会議員と党員との意識のずれは、安倍では選挙を闘えないという現実を露出したものである。ヘタレ岸田の出番は消えたのかもしれない。いまのところ選挙の顔は石破茂になった。石破茂としては、閣内にはよし誘われても入らず、閣外から一層アホぼん三世への批判を強めて、3年後を狙うのがいいだろう。

今回の総裁選には、こんなツイートが投稿された。

金子勝

【民意との乖離】自民党総裁選は、アベは553票、石破氏は254票。アベは、国会議員票では324票で80%を獲得したが、地方票では224票で55%とかろうじて過半数。石破氏は地方票で45%を獲得。自民党員でさえ半数弱がアベ批判票だった。これだけ選挙期間を短くしても、この結果だ。

古賀茂明

3選の意味。
世界から見た安倍政権の日本。
GDP6兆2032億ドル⇒4兆8721億ドルへ2割減! 米国の4分の1中国の4割に下落。
一人当たりGDP世界25位! アジア中東6位! に転落。
「黄昏を迎えていると言われた日本は過去のもの。私たちは新しい朝を迎えた」という安倍総理。
あと3年この無知な総理が続けると……

鮫島浩

石破氏が健闘し安倍首相はレームダックになるとの見方があるが、私は否定的だ。逆に「国会議員の8割以上、党員の過半数の支持を得た」と言って益々増長し、改憲速度を上げるのではないか。自公に止める力はない。沖縄知事選の結果が日本の政治を大きく左右することになる。

異邦人

血判状まで書かせて絶対支持を誓約させた筈の議員票でさえ石破氏に食われ、地方票も45%持っていかれた安倍陣営から、何やら「石破さんやその周辺の議員を干し上げることは出来ない」などという"嘆き"が上がっているようだが、そもそも干すという発想がおかしいという認識がない時点で末期的。

アホぼん三世は、国民の支持はもちろん、自民党員のなかでも半数ちょっとの支持しか得られていないことがわかった。ごく少数派支配の政権だ。したがって、いま明確になったのは参議院選挙はアホぼん三世では闘えないということだ。いずれ自民党内から、生き残るための動きが出てくるかもしれない。

このアホぼん三世が、ロシア極東のウラジオストクで開かれていた東方経済フォーラムで、12日に、ロシアのプーチンから、年末までに前提条件をつけずに平和条約を締結しようと提案された。

これはその後のロシア側の動きからも、けっしてプーチンの思いつきの発言ではなく、真面目な提案だったことがわかっている。

『Sputnik日本』(9月20日)に「平和条約締結に関する提案は、「中間決定」=元駐日ロシア大使」という興味深い記事が載っていた。

元ロシア外務次官で元駐日本ロシア大使のアレクサンドル・パノフ氏は、日本との平和条約締結に関するプーチン大統領の提案について、「中間決定」だと考えている。

パノフ氏は、世論の準備ができていない状況の中で領土問題を解決するのは不可能だと指摘し、両国は最初の一歩として、「ロシアも日本も互いにとって敵ではなく、ここでは第三国は一切関係ないという約束」を発表するべきだと述べ、したがってプーチン大統領の提案は中間決定であり、両国関係の進展を一刻も早く確保する必要性と関係しているとの考えを表した。

「もしこの条約を平和条約と呼びたくないのであれば、平和条約と呼ぶのはやめて、単に善隣、友好、協力の条約としよう。だが、我々に別の質の関係が生じたら、私たちは妥協的解決策を模索することができることを意味する。(「平和条約締結に関する提案は、「中間決定」=元駐日ロシア大使」

繰り返すが平和条約先行のプーチン提案は、やはり思いつきではなく、本気である。元駐日本ロシア大使のアレクサンドル・パノフが、わざわざ蒸し返してプーチンの提案は「中間決定」だとした。これはロシア政権そのものの方針だと受け取っていい。

以前のメルマガで書いたように、わたしはこの提案はアホぼん三世も了解したうえでの提案だと思っている。もちろん絵を描いたのはプーチンである。アホぼん三世は説得されての了解だ。しかし、国内の反響があまりにも大きかった。それで、自分の考えはこれまでの自民党の方針通り、領土返還が先だと逃げたのである。

そこで怒ったロシアのメディアからアホぼん三世は反撃を食らうことになった。

アレクサンドル・パノフは、いきなり領土問題に入るのは、世論の準備ができていないために不可能だと指摘した。両国はまず「ロシアも日本も互いにとって敵ではなく、ここでは第三国は一切関係ないという約束」を発表すべきだと述べたのである。日本において平和条約先行への反対が強いことを踏まえて、もしこの条約を平和条約と呼びたくないのであれば、単に善隣、友好、協力の条約としよう、とかれは語っている。この発言1つをとっても、ロシア側は十分に本気である。

ただ、プーチンとの約束を反故にしてアホぼん三世が逃げたことから、ロシアはメディアにアホぼん三世を叩かせている。相当に辛辣だ。

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沖縄知事選と総裁選

最初は意気揚々としてはじまった沖縄知事選が、どうもそういうことでもなくなっている。状況はたいへん厳しい。前回は自主投票だった創価学会が佐喜真淳(日本会議)に一本化しただけでもそれはわかる。

こんなツイートが目についた。

山口二郎

某社の選挙担当責任者から、沖縄県知事選挙の情勢分析を聞く。玉城デニー陣営にとって極めて厳しい情勢。そもそも選対の態勢ができていない。公明党の組織戦、自民党の業界動員という統制の取れた動きとは、横綱と幕下の違い。これから10日で何とか巻き返してほしい。

田中龍作

学会だけじゃない。自民党も企業ぐるみで期日前投票に行かせている。

「『佐喜眞』って書きました」のウソは通用しない。写メで撮影させるから。

沖縄知事選で辺野古の米軍基地建設反対を訴えている玉城デニーが、厳しいことになっていることは、複数のツイートからわかっていた。しかし、こういうふうに具体的に知らされると理解が早い。

野党は、「オール沖縄」を立てて、なるべく陰の役割に徹しようという姿勢だ。しかし、こんなきれい事をいっていたら、とても自公には勝てないだろう。

自公の闘いは、なりふり構わないものだ。玉城デニーに対するデマと中傷。期日前投票で、実際に自公推薦の佐喜真淳と投票用紙に書いたかの、写メによる報告。

これはショックだ。田中は、おそらくそれを不本意にさせられた被害者から聞いて、思い詰めてツイートしたものだと思われる。

ツイッター上には、写メをやっている証拠の写真を田中はもっているだろうから、それを出せという意地悪なツイートも出てきた。田中は沖縄の人間ではない。選挙権はないので、期日前投票所に行ってそんなことは不可能であるし、もし強引にそれをやったら投票の秘密を侵すことになる。

田中は情報源を守るので、結局、田中を信じるかどうかの問題になる。わたしは田中を信じている。というか、こういったことはいかにもありそうである。すでに日本のあちこちで行われているのではないかと思う。

創価学会員も本土から6000人送り込む。ほんとうに甘く見ない方がいい。

創価学会のやることは、徹底している。選挙は個人の判断で自主的にやるものといった考えなど微塵もない。ある意味で、選挙における組織だった緻密さという点では共産党をも抜いているのではないかと思う。

公明党という政党を作っても、まだ池田大作が元気なうちは平和と福祉への志向性が公明党を縛っていた。池田が物言えぬ人になってから公明党の山口那津男が創価学会を指導するようになった。そして急速に政治結社の趣を強めてしまったのである。

野党は、裏方に徹するなどといっていると、後悔することになろう。もっと徹底的に闘うべきだったと。裏方ではなく、「オール沖縄」を尊重しながら、議論し合う。「オール沖縄」も子供ではないのだから、政党の言い分も聞くはずだ。そこで一致点、妥協点を見つけ出していく。最初から「オール沖縄」のお好きなように、わたしたちは裏方でお手伝いしますから、ではとても自公・創価学会には勝てないだろう。

選挙に勝利した段階で、野党はすっと引っ込む。成果はすべて「オール沖縄」に差し出したらよい。

状況の深刻さを伝えるこんなツイートもある。

鈴木まりこ(自由党京都府第5区総支部長)

次の連休で佐喜真陣営は拡大電話作戦で沖縄の有権者に電話をかけまくり、小沢代表の別荘を餌に支持の拡大を狙うようです。学会員が総動員されて行われるようですが今更ながら政教分離の原則はどうなっているのでしょう? 小沢代表のデマイメージでデニーさんを追い詰める作戦! 私には情報はダダ漏れなのに。

澤田愛子

再度言います。デニーさん非常な苦戦だそう。選対が弱すぎてと。安倍批判者のリベラルの皆さん、理想論やきれい事で選挙は勝てませんよ。反基地の皆さん、何をやってらっしゃるのですか。相手は巨大宗教政党と巨大自民、現実を見てさらに活動されることを期待します。枝野さん、今沖縄に行くべきです。

ここにきて小沢一郎が出てきた。沖縄の有権者に、玉城デニーが知事になると、実質的に小沢一郎の院政が敷かれるというのだ。また、沖縄にある小沢の別荘へのデマ。沖縄に別荘を持っている人は多い。自公の政治家にも大勢いるのではないか。

小沢が院政を敷くというのはないだろう。引退したら沖縄で釣り三昧の余生を送るのではないか。たまにテレビに出て、ふがいない政治家たちを叱る。もっと生々しいこともやってもらいたいが、もう解放してあげたらよい。

それより最大野党の立民の枝野幸男はどうしているのだろう。すっかり次期総理のつもりになって、米国で政権の根回しまでやる始末だ。今回の知事選は、立民が沖縄県民の許しを得て、沖縄に足がかりを得る絶好の機会だ。地方選などどうでもいいと高をくくっていると、中央の支持率がさらに急降下するだろう。

半年で支持率が約半分になる激減。米国で政権交代の根回しどころではないだろう。すぐに沖縄にゆくべきだ。ためらっていると、ほんとうは佐喜真淳が当選してくれた方が枝野総理としての政権運営はやりやすいと思っていたのでは、という疑いをもたれるだろう。

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新潟知事選の敗因

10日の新潟県知事選挙で池田ちかこは敗北した。

投票結果は次の通りだった。

花角英世(60) 自民、公明支持54万6670票

池田ちかこ(57) 立憲、国民、共産、自由、社民推薦50万9568票

投票率は58・25%だった。

約37100票ほどの差だった。大激戦、大接戦だったことは間違いない。

池田ちかこは、敗北後、次のツイートを投稿した。

509,568票という、尊いご支援をいただきましたが、私の力不足で残念な結果になってしまい、大変申し訳ありませんでした。

原発ゼロを掲げて当選された新しい知事には、実現に邁進していただきたいと望んでおります。

投票所に足を運んで頂いた皆さま。全国からご支援、本当にありがとうございました。

池田ちかこはまだ若いし、再起は十分できる。ここはゆっくり休んで、いろいろと考えを深めてもらいたい。自分を深めるいい機会だ。

この選挙結果については、こんなツイートが見られた。

菅野完事務所

よく頑張った。しかし完敗は完敗。
完全なる敗北。見事な負け。
そしてこれは、世間が悪いわけでも、世の中が悪いわけでもない。選挙は常に「負けた方が悪い」もの。
名護と新潟知事選挙は、きっちり総括せんといかんよね。

wakatyan

池田さん御苦労さまでした。
池田候補を応援された皆様も本当に有り難うございました。
新潟県民は命より金を選びました。
もう何も言うことはありません。
安倍や麻生の高笑いが聞こえてきます。もう、この国はおしまいです。
自分の身は自分で守るか、余裕のある方は何処か外国へ移住されて下さい。

Fuji

花角って官邸が送り込んだ落下傘だけど、彼に入れる人って、

・公文書改竄で何が悪い
・行政私物化で何が悪い
・社会保障削って軍備拡張で何が悪い
・原発推進で何が悪い
・人権はそもそも要らない
・対米追従で何が悪い

でなかったら、花角に入れられない。
それとも日本人って、馬鹿?

奈良児楢

直近の調査では、前年に比べて2万人も人口が減っているという新潟県。
死亡による自然減もあるが、人口流出が止まらない状況のなかで、経済振興を最初から最後まで訴え続けた与党陣営と最後の街宣の登壇者を女性で固めた野党陣営。
どっちに利があったかと言えば基本的には必然の結果だった。

TOMMY

新潟県知事選、花角氏が当選確実。
野党5党の党首、幹部、左翼識者が続々と池田氏の応援に出向いたが、新潟県政についてではなく安倍総理批判を全面に押し出し誹謗中傷までする始末。
こういった言動に県民が嫌悪感を抱いた事が敗因の一つになったのではないか。
今日は昭恵夫人の誕生日。
いい贈り物をしたな。

自民党は、花角「推薦」ではなく、自民党色が薄まる花角「支持」にとどめた。そして一貫して安倍隠し、自民党隠しで闘った。つまり国会と同じ隠蔽とうそを駆使し、裏でカネで各団体の支持を取りつけた。

「景気・雇用」を重視する人の70%、「地域の活性化」を重視する人の63%から花角は得票しており、いかに自民党の毒まんじゅうが効いたかがわかる。

このあたり、野党も国会と同じお行儀良い戦略だった。自民党と同じ土俵で闘えといっているのではない。野党はあまりにも正攻法で、これが日本の政治民度の低さに果たしてあっているのか、再考して欲しいといっているのだ。

原発再稼働反対は73%の多数に上った。しかし、そのうちの37%が花角に投票した。つまり花角を再稼働反対と信じたのだろう。こういうレベルにどう対応するのか。野党には重い課題が突きつけられた形だ。

いずれにしても、選挙に勝ったことで、安倍三選の目が開いてきた。さらに東電の柏崎刈羽原発(柏崎市、刈羽村)の再稼働へ弾みがついた。

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衆議院選挙総括 ~地獄の選択~

1 仕掛けと愚か者たちの選択

『フィナンシャル・タイムズ』(英国)が、「もしかすると日本人は、自分たちの怒りの声を、投票所ではなく、自殺率で示すことを選んでいるのかもしれない」と書いていた。

そうなのかもしれない。
日本国民は滅多に投票にいかない。
どんなに政権に痛めつけられても、その回答はふてくされたような棄権だ。
その行く着き先を自殺としても間違ってはいないだろう。

自殺だったらまだいいのだが、生きたくても戦地に送り出されて殺されることになるだろう。

せっせと投票所に足を運び、戦争の未来と闘っている国民にとっては、ほんとうに腹立たしい半分ほどの日本人だ。

投票の前日(21日)、こんなツイートを見つけた。

きっこ

金正恩がどれだけバカだとしても、少なくとも安倍晋三よりは知能が高いから、核やICBMの開発は、あくまでも「米国と対等に取引するための手段」であって、本当に他国に向かって発射したら瞬殺されてしまうことは誰よりも本人が一番分かっている。
それを「脅威」だと煽る安倍晋三は本物のバカ。

asuka

きっこさんの言ってる事は確かに世界中も同じ意見です。

ですが少し違うことがあります。

それは日本国民は安部と同じバカだと思われてる事なのです。

英語・韓国語・ロシア語・中国語などのTwitterを読むとわかりますよ。
また今回の選挙にも日本国民は無関心だと言われてます。

確かに金正恩を、統治の困難な北朝鮮の統治者として評価する声は、米国にもある。
その北朝鮮を、圧力と制裁で締め付けようと、世界で唯一わめく安倍晋三を選んだのは、日本国民である。
したがって愚かな国民といわれても仕方あるまい。

Spicaがこんなツイートをしていた。

前提に事実誤認あり。
自民党の得票率はどの選挙でも3割前後。
自民党を選んでいるのは日本人ではなく選挙制度。
選挙に限らず集団の出す結論は「決め方」でどうにでも変わる事は意識すべき。
~ なぜ日本人の多くが自民党を選ぶのか(福田充)

実際、小選挙区制が現在の日本の惨状を生んだ。
これは否定しようがない。

小選挙区制はやめるべきだ。
このシステムでは膨大な死票を生む。
民意が反映されないのだ。
小選挙区制は、世襲のバカ議員が独裁をふるえるシステムである。
このシステムが続く限り、国民の幸せなど最初から眼中にない、飯の食い方としての多数のバカ議員を生み続ける。
それを見下す世襲バカ議員が独裁をふるい続ける。

22日投開票の解散総選挙が終わった。
これで明確に日本は地獄に舵を切った。

この選挙は、戦後、もっとも愚劣で個人的な動機による選挙だった。

国家国政の私物化の果て、モリカケ事件を起こした安倍晋三が、野党の追及から逃れられなくなって、逃亡するために起こした選挙だった。

解散の直前に、米国―安倍―小池―前原の、米日支配層による仕掛けが起動した。
安倍晋三の動機に3点を付け加え、4点とした。

(1)モリカケ追及からの逃亡

(2)民進党解党による野党共闘潰し

(3)対米隷属二大政党制の樹立

(4)米軍が自衛隊を使って戦争ができる体制作り

2 仕掛けと共産党

もちろん本人に理解できて切実だったのは、(1)モリカケ追及からの逃亡だけで、(2)~(4)は背後の大きな権力が考えたものだ。

具体的にいえば、モリカケ事件から政権交代につながる可能性があった民・共・自・社の野党共闘を潰す。
まず野党共闘の母体になる民進党を解党する。
そのために改憲と戦争法(安保法制)で踏み絵を踏ませ、解党を具体化させる。
前代未聞の小池と前原による、民進党内リベラル狩りである。

リベラル狩りはナチスもおこなっているので、小池、前原は、ポピュリズムからファシズムへ大きく踏み出したといえる。

国民にとって衝撃的だったのは、大方の民進党議員がすんなりと踏み絵を踏んだことだ。
かほどさように世界一の歳費がほしかったのだ。
これこそ日本の政治が到達した究極の劣化だった。

これほど国民をバカにした話はない。
日頃は改憲にも戦争法(安保法制)にも反対している。

ところが選挙になると、国民の人気の高い賛成の政党に入って当選を狙う。

世界一高い歳費にありつくために、過去が捨てられたのだ。
このとき、忘れられているのは過去の政策を支持した国民である。

その後は、自・公・希・維の翼賛体制を作るために、かたちだけの二大政党制を作る。
米国にとってはどちらが勝っても米国益に奉仕する政権なので、永遠に日本を奴隷国家として支配できる。

枝野幸男を、わたしは民進党の代表選から支持し、前原誠司を批判してきた。
現在、立憲民主党を作った枝野幸男は見事に開花し、自党の仲間を代表として身売りに出した前原誠司は、すっかり国民の信頼を失った。
民進党は、前原を解任し、除名すべきである。

枝野幸男にいま、もっとも重要なことは、安易に民進党と合流しないことだ。
確かに数は増えるが、結局、中身は元の民進党と同じということになって、国民の支持が急速にしぼむ可能性がある。
希望の党の急速な失速に学ばなければならない。

わたしがもっとも恐れるのは、民進党との合流の結果、改憲、増税に賛成、戦争に前のめりといった議員が多数入ってきて、立憲民主党が以前と同じ鵺(ヌエ)に化けてしまうことだ。

「反対して通させる」。
これをやっていると、前の民進党と同じではないか、という認識が国民のなかに広がる。
目先の数の誘惑に負けると、すっと国民の支持が引くかもしれない。

前原誠司は、代表辞任後に、希望の党に入る。
これで小池、前原の自民党補完勢力の色彩は明確になる。

今後は希望の党から改憲、増税、戦争へとふたりで走り出すことになるだろう。

共産党の志位和夫は、「民進党によって直前に野党共闘が分断され、多大な負担を強いられた。選挙を戦う形が作れていれば、こんなに自民・公明両党の多数を許す結果にはならなかった」「候補者の取り下げによって、当然、共産党にマイナスはあるが、かなりの選挙区で当選を勝ち取る結果になっており、間違いのない判断で悔いはない。今後の国政選挙などに向けて、相互に推薦し合うような本格的な共闘にぜひ発展させたい」と語った。

また、立憲民主党の躍進を喜び、立憲民主党が改憲の大きなブレーキになる、と述べた。
共産党が払った自己犠牲には多大なものがあった。
何とかそれに報いたいと、選挙期間中、わたしは何度もツイッターで共産党への応援を呼びかけた。
多くの識者もわたしと同じ考えで、共産党への支持を訴えていた。
しかし、結果は気の毒なことになった。

三宅雪子がこんなツイートをしていたが、これは無党派のリベラル派を代弁する言葉だろう。

共産党さんの力不足ではないと思います。
今まで野党共闘でいかに共産党さん以外の野党と支持者が共産党さんに甘えてきたかを痛感する選挙でもありました。
深く反省をして互いの利となるように野党共闘を進化させていく必要を感じています。
お疲れさまでした。

次の選挙ではぜひとも共産党を躍進させ、国民いじめの増税、戦争に前のめりの勢力への、防波堤を高くしなければならない。

共産党からはこんなツイートが投稿された。

日本共産党

私たち日本共産党に対して、多くの励ましのコメントをいただき本当にありがとうございます。
全てに返信することはできませんので、ここでお礼を申し上げます。
本当にありがとうございます。

そのお気持ちに応えるべく、政党としての地力をつけて参りたいと思います。

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キケロ兄弟の政治・選挙論と日本

1 安倍晋三の人間失格の暴言

郷原信郎が、かれのブログ『郷原信郎が斬る』に「籠池氏は詐欺を働く人間。昭恵も騙された。」は、“首相失格の暴言”」(2017年10月12日)を書いている。

昨夜(10月11日)のテレビ朝日「報道ステーション」の党首討論で、安倍首相が、「籠池さんは詐欺を働く人間。昭恵も騙された。」と発言した。
内閣の長である総理大臣として、絶対に許せない発言だ。

籠池氏は、森友学園が受給していた国土交通省の「サスティナブル建築物先導事業に対する補助金」の不正受給の事実についての詐欺罪で逮捕され、起訴された。

しかし、刑事事件については、「推定無罪の原則」が働く。
しかも、籠池氏は、その容疑事実については、完全黙秘を貫いていると報じられている。
その籠池氏の公判も始まっておらず、本人に言い分を述べる機会は全く与えられていないのに、行政の長である総理大臣が、起訴事実が「確定的な事実」であるように発言する。

しかも、安倍首相は、憲法の趣旨にも反する、不当極まりない解散(【“憲政史上最低・最悪の解散”を行おうとする「愚」】)を、総理大臣として自ら行った。
それによる衆議院選挙が告示された直後に、自分の選挙を有利にする目的で行ったのが昨夜の放送での発言なのである。
安倍首相は「丁寧な説明をする」と言っていたが、それは、籠池氏が詐欺を働いたと決めつけることなのか。

法務大臣には、個別の刑事事件に関しても、検事総長に対する指揮権がある(検察庁法14条但し書き)。
その法務大臣に対して、閣僚の任免権に基づき、指揮を行うことができるのが総理大臣だ。
そのような「行政の最高責任者」が、司法の場で裁かれ、判断されるべき籠池氏の詐欺の事件について、「籠池さんは、詐欺を働いた」などとテレビの総選挙に関する党首討論で、言い放ったのである。
法治国家においては、絶対に許せない「首相失格の暴言」だ。

(中略)

しかも、安倍首相は、自分の妻である安倍昭恵氏が、その籠池氏に「騙された」と言うのである。
それは、どういう意味なのだろうか。
「詐欺師の籠池氏に騙されて森友学園の小学校の名誉校長になった」という意味だろうか。
それとも、「騙されて100万円を寄付させられた」という意味だろうか。(「籠池氏は詐欺を働く人間。昭恵も騙された。」は、“首相失格の暴言”)

一国の総理が、まだ裁判にもなっていない、完全黙秘をつらぬいている人物を捉えて、しかも関係した自分の妻を庇って、裁判官に先立ってテレビで有罪を決めつける。
「籠池さんは詐欺を働く人間。昭恵も騙された」。
まるで子供並みの言い草である。

そんなに自信があるのなら、堂々と国会の証人喚問に応じたらいいではないか。
うそがつうじない国会では夫婦で逃げ回る。
うそが通じるテレビでは裁判官に先立って有罪を決めつける。

ほんとうに、この卑小で卑劣な男に、日本はどこまで破壊されるのだろうか。

「推定無罪の原則」も安倍は知らないのである。
「首相失格の暴言」どころか、人間失格の暴言だ。

しかも今回の衆議院解散は、総理の犯罪である森友・加計学園事件を隠蔽するための、モリカケ逃亡解散である。
その総理の意図に応じて、米国のエージェントである小池百合子と前原誠司とによって、民進党内リベラル狩り、モリカケ潰しが行われ、自公が勝利するための段取りが実施された。

その効果があって、選挙は自民党の勝利が伝えられる序盤戦になっている。
勝つためには手段を選ばない、最低最悪の総理による、最低最悪の選挙になっている。

さて、今日のメルマガは、前回のメルマガで予告したように「キケロ兄弟の選挙戦術 —— 現代に生きる古代ローマの知恵と戦術」を切り口に、政治と選挙を考察する。

ここに引用するのは、共和政ローマ法務官であったクィントゥス・トゥッリウス・キケロが書いた政治論であって、選挙論である。
兄に向けて書いた手紙の形式をとっている。

クィントゥスの手紙は佳境に入る。

2 友人よりも敵を近くに

<友人を近くに、敵はもっと近くに>

さまざまな考えの持ち主を常に傍らに置いておくべきです。
投票権を持つ人々は、あなたを判断する場合に、質と数の両面においてどのような人物たちを周りに集めているかも考慮します。
そこには三つのタイプの支持者がいるはずです。
あなたの家にやってきてあなたに挨拶をする人、フォロ・ロマーノに向かうあなたをエスコートする人々、そして、どこにいくにも、あなたの供をする人々です。

最初のタイプの人々を信頼してはいけません。
多くの人は、複数の候補者の家に出向いて挨拶するものです。
とはいえ、「立ち寄ってくれたことをうれしく思う」と感謝することを忘れずに。
訪問をうれしく思うと伝え、(機会があれば)その人物の友人たちにも彼が挨拶にやってきたことを伝えるべきです。
友人たちがその言葉を相手に伝えてくれます。
何人もの候補者を訪問しているとしても、特に目をかければ、彼らをあなたの支持へと引き寄せることができます。

一方、訪問者がそれほどあなたを支持してはいない人物であると取り巻きから知らされたときも、相手を信じているふりをすべきです。
その人物が噂を否定すれば、「あなたの忠誠を疑ったことはないし、今後においてもそうだ」と言ってやるのです。
「友人として信頼している」と相手を納得させられれば、彼が本当にあなたの友人になる可能性を高められます。
とはいえ、あなたへの好意を相手が示しても、それを文字通り受け入れてはなりません。

(中略)

ここまで友情(と交流)について多くを書いてきましたが、次に気をつけるべき点を指摘します。
政治の世界は嘘、背信行為、裏切りであふれています。
これまで誠実な行動をとり、友人であるかのように装っていても、実際には、あなたに嫉妬している人物もいるかもしれません。
戯曲家のエピカルモスの賢明な言葉にあるように「簡単に人を信じてはいけません」

誰が信頼できる友人であるかを見極めたら、あなたの敵が誰なのかも考えなくてはなりません。
あなたに敵対する人のなかには、これまでにあなたが傷つけた人々、特に理由はなくてもあなたを嫌っている人々、そして対立候補の親しい友人たちが含まれます。

友人を擁護したがゆえに敵にまわしてしまった人々には、優雅に接して謝罪し、「自分は深いつながりを持つ人物を助けただけで、仮にあなたたちが友人なら、同じように擁護しただろう」と伝えるのです。
特に理由はなくても、あなたを嫌っている人々には、親切にするか、便宜をはかるか、彼らのことを心配していることを言動で示すことで、信頼を勝ち取るべきです。
あなたのライバルの友人たちにも同じアプローチを用いることができます。
あなたに敵対する人にも慈善の精神で接するのです。

クィントゥスの手紙を読んでいると、現代の政治と選挙の現実そのままであることがわかる。
いや、多くの日本の政治家はこのレベルには達していないであろう。

本来、政治というのは、哲学や倫理学、それに文学や宗教と密接に結びついているものだ。
だから偉大な政治家は、つねに政治家以外の人と交わり続けた。

「さまざまな考えの持ち主を常に傍らに置いておくべきです」。
これは政治家のみならず、すべての人間に対していえることである。

これが決定的に欠けているのが安倍晋三であろう。
とにかく自分を批判する人間はもちろん、耳に痛いことをいう人間も側におかない。
その結果、阿諛追従のオトモダチで周りが固められ、そのオトモダチに便宜を図る。

その結果、国家・国政の私物化、身内びいきが行われ、縁故主義(ネポティズム)がはびこることになった。
そして泥棒国家ができあがったのである。

「政治の世界は嘘、背信行為、裏切りであふれています」という考察は、いまも同じである。
日本の永田町といえば、うそと背信と裏切りのるつぼである。
それは、小池と前原による、民進党内リベラル狩り、モリカケ潰しでも露骨に炙り出された。

党の代表が自党の国会議員をだましてまで党破壊に率先して務める。
だまして他党に売られた政治家たちは、昨日までの政策をすべて捨て、自分はもともと戦争法(安保法制)にも改憲にも賛成だったというのだから、もはや政治家とて飯を食っていくためには何でもするという浅ましさである。

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その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
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現代に生きるキケロ兄弟の選挙戦術

1 戦争を呼び込む「お前が国難」

望月衣塑子がこんなツイートをしていた。

丹羽氏 「中国が重視するロケット中心の戦争。
最大脅威は日本の原発54基。
1基で広島型原爆の1000倍の放射性物質が。
1ロケット弾落ちれば、日本は広島の1000倍、5か所なら5000倍の放射能。
戦争は絶対に避けなければ

ほんとうにのんきな日本である。
というか米戦争屋に指示されて「圧力」をまくし立てる安倍晋三である。

北朝鮮は、朝鮮半島有事には日本の原発を攻撃することを明言している。

北朝鮮の朝鮮中央通信は2日、「日本の圧力騒動は日本列島に核の雲をもたらす自滅行為だ」と警告を配信した。
共同通信が伝えた。

警告は日本の安倍首相が9月の国連総会一般討論演説で北朝鮮の核・ミサイル開発放棄のため「必要なのは対話ではなく圧力だ」と訴えたことに対する論評。

論評は「一触即発の情勢がいつ核戦争に転じるかは誰も分からないが、いったん火が付けば瞬く間に日本全土をのみ込むことになる」と威嚇した。

日本の安倍首相は9月20日、米ニューヨークで開催された国連総会で一般討論演説を行い、「北朝鮮の核兵器は水爆になったか、なろうとしている。その運搬手段は早晩、ICBM=大陸間弾道ミサイルになるだろう。これをもたらしたのは『対話』の不足では断じてなかった」と述べた」(北朝鮮、日本に警告 「圧力で日本に核の雲」『Sputnik日本』2017年10月3日)

「日本の圧力騒動は日本列島に核の雲をもたらす自滅行為だ」。
中東訪問でわざわざISISを挑発し、日本への敵意を煽ったのも安倍晋三だったが、今回の主役も安倍である。

「一触即発の情勢がいつ核戦争に転じるかは誰も分からないが、いったん火が付けば瞬く間に日本全土をのみ込むことになる」というのは、北朝鮮攻撃の拠点が日本の米軍基地であるのだから、必然なのである。

安倍が国連総会でおこなった「北朝鮮の核兵器は水爆になったか、なろうとしている。その運搬手段は早晩、ICBM=大陸間弾道ミサイルになるだろう。これをもたらしたのは『対話』の不足では断じてなかった」という演説は、政治家としての無能表明以外のものではない。
政治家というのは、外交で戦争を防ぐ職業だ。
対話ではなく圧力で、というのは、無能に無責任と狂気がブレンドされた発言である。

その安倍晋三は、日本国民を怖がっている。
とくに選挙演説のヤジが恐いのだ。
それで10月10日は田んぼに少数の自民党支持者ばかりを集め、厳重な警護のもと、演説を行った。
そのために農家は刈り取りを待たされたということである。
田螺(タニシ)も冬眠に入ったばかり、さぞ迷惑だったことだろう。

さて、その衆議院選挙であるが、今日のメルマガでは、選挙の本質ということについて考えてみたい。

まずわたしたちは、人類がほとんど成長していないことを冷静に認めるべきだ。
いったいイエスを超える人間が現代人の大半であるか。
あるいは仏陀を超える、そしてマホメットを超える人間がいかほどいるのか。

政治の本質もほとんど成長していない。

『Foreign Affairs Report』(2012 NO.6)に「キケロ兄弟の選挙戦術 ―― 現代に生きる古代ローマの知恵と戦術」が載っている。

引用されているのは、共和政ローマ法務官であったクィントゥス・トゥッリウス・キケロの書いた政治論である。
兄のマルクス・トゥッリウス・キケロに向けて書いた手紙の形式をとっている。

<はじめに>

紀元前64年、共和制ローマの弁護士、雄弁家として知られるマルクス・トゥッリウス・キケロはローマの最高権力ポストである執政官に立候補する。
当時、キケロは42歳。
頭脳明晰な彼はすでに大きな名声を手にしていた。

通常なら、貴族階級の生まれではない人物が執政官候補とみなされることはない。
だが、この年の他の候補たちは魅力のない人物ばかりで、少なくともキケロの弟クィントゥスは、うまく選挙キャンペーンを展開すれば、兄マルクスが執政官に選ばれる見込みはあるとみていた。
当時、ローマ市民の男性は投票権を持っていたが、投票システムは複雑だった。

富裕層が大きな力を持っており、選挙で勝利を収めるには彼らの社会的、政治的な後見が欠かせなかったし、選挙には賄ろ、そしてときには暴力がつきものだったが、選挙そのものには秩序があり、一定の公正さを持っていた。
コメンタリオラム・ペティショニス(選挙に関する小ハンドブック)は、クィントゥスが兄マルクスのためにまとめた選挙をいかに戦うかのメモと言われている。

この解釈を支持する研究者もいれば、このメモは誰か他の知恵者がまとめたと考える研究者もいる。

いずれにしても、この手引書の著者が紀元前1世紀におけるローマ政治のかなりの事情通だったことに間違いはなく、ここに書かれていることは現在にもそのまま通用する部分がかなりある。

ここから弟のクィントゥス・トゥッリウス・キケロ(共和政ローマ法務官)が書いた兄への手紙の引用になる。

2 伝統主義の重視、ポピュリズムへの警戒

兄マルクス・キケロへ
The Commentariolum Petitionis
クィントゥス・トゥッリウス・キケロ 共和政ローマ法務官

すべての好意とつながりを動員せよ

その才能、経験、努力ゆえに、あなたは人が自分のものとできるすべてのスキルをすでに我がものとしておいでです。
互いに相手を想う者として、あなたの選挙について、私がこのところ昼夜を問わず考えていることをここにお知らせしたいのです。

まず、あなたが備え持つ強みを認識すること。
・・・数においても多様性においてもあなたほど豊かな支持者に恵まれている候補はそう多くはありません。
公的な地位を持つ人々、商人階級の多く、そしてローマ市民たちもあなたを支持しています。

あなたがこれまで法廷でうまく弁護してきた、さまざまな社会的バックグラウンドを持つ人々のことも忘れてはいけません。
もちろん、あなたを支持している利益集団のことも。
そして、常にあなたの側にいる友人たちだけでなく、あなたを尊敬し、あなたから学びたいと考えている若者たちも力になるはずです。

彼らに有益な助言を与え、一方で彼らに助言を請う。
そうすることで、こうした支援グループがあなたによせる信頼を維持できます。
今こそ、すべての好意を動員すべきです。

何かをあなたに負っている人々に対しても「これまでの借りを返すためにも、自分を応援してほしい」と言うのを忘れずに。
一方、そうでない人々にも「自分を支持してくれれば、恩義に感じ、報いるつもりだ」と伝えるのです。
もちろん、貴族階級の支持、特に、執政官の経験がある人々の支持を取り付ければ、大きな力になります。
仲間入りをしたいと望む人々に、兄さんには「その価値がある」と納得させることが大事です。

こうした特権階級の人々との関係を忍耐強く育んでいくのです。
兄さんと友人たちは、執政官経験者たちに、あなたが伝統主義者であることを納得させなければなりません。
決して大衆に迎合し、便乗するタイプの人物だと思われないように。

「いかなる問題であっても、私が民衆の立場を支持しているようにみえるとすれば、それは、民会(市民集会)での支持を得るための方便だ」と説明するのです。
そうすれば、有力者たちは、あなたのために影響力を行使してくれるか、少なくとも、あなたに敵対的な行動をとることはないはずです。

「すべての好意とつながりを動員せよ」というのは、現代においてもすべての国で政治家が選挙にあたって試みることだ。

弟クィントゥスが指摘した、「常にあなたの側にいる友人たちだけでなく、あなたを尊敬し、あなたから学びたいと考えている若者たちも力になるはず」というのは、今回の小池と前原による、民進党内リベラル狩り、モリカケ潰しでも見られた。
もっともふたりは真面目に若者に向き合ったのではなく、若者を利用したにすぎないのだが。

わたしが、もっとも優れた洞察だと感心したのは、「こうした特権階級の人々との関係を忍耐強く育んでいくのです。兄さんと友人たちは、執政官経験者たちに、あなたが伝統主義者であることを納得させなければなりません。決して大衆に迎合し、便乗するタイプの人物だと思われないように」と書いているくだりである。

重視されているのは、特権階級と伝統主義であり、警戒されているのは、大衆迎合主義である。

弟クィントゥスが指摘した選挙の要諦から逸脱し、急激な選挙民の離反に見舞われているのが、小池百合子の希望の党である。
小池のポピュリズムは足元を見透かされ、見事に支持率が急落しはじめた。

裏で小池は、わたしの公約は市民の支持を得るための方便だ、と1%に説明しているはずだ。
そうして安心させているはずだ。
そうでなければ愚か者である。

しかし、「花粉症ゼロ」を公約に掲げるポピュリズム政策もだが、彼女のポピュリストとしての正体そのものが見破られてしまった。

希望の党のような個人商店の弱さは、トップリーダーの失敗がそのまま政党の支持率下落を招く点だ。
要職を他人に任せ、希望の党の権力を分散化させておけば、このような急激な支持率下落はなかったのである。

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どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
それは、ほんとうのことを言えるかどうかの違いになってきます。
この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
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また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
[/char]

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c GIHYO

前原誠司の勝利では意味がない

このページの要旨

[char no=”3″ char=”ドストエフスキー”]今回の民進党代表選には、表舞台のふたりの他に、隠れた主役がひとりいますね。その人と、表舞台のひとりとで創ったお芝居です。とても興味深いお芝居ですが、テーマはまったく国民の幸せに結びつかず、モチーフは国民には無関係のお芝居なのです。[/char]
小池百合子は、関東大震災で虐殺された朝鮮人に対して追悼文を出さなかった。虐殺された朝鮮人を「震災、それに付随する様々な事情によって亡くなられた方々」と語った。
虐殺とは語っていない。
ここらに撤退を転進、敗戦を終戦とごまかしてきた日本支配層の、歴史を修正する腐敗した意図が顕れている。
こういう姿勢が世界から日本が信じてもらえないところである。
民進党の代表選が行われている。ここには、前原誠司という政治家の状況認識の鈍感さが顕れている。
よくも安倍晋三の支持率が急速に下降しているときに、まるで瓜二つの政策で代表選に出たものだ。
この前原誠司を、民進党では圧倒的な多数で担いでいる。
これでは支持率が伸びないのも当然だ。

民進党の代表選で、前原誠司が、「All for All」(みんながみんなのために)という空虚な理念を掲げている。
資本主義社会は弱肉強食の修羅場である。
現実は、みんな(99%)はひとり(1%)のために尽くせ、なのだ。
現在、生活に苦しむ国民のために野党に求められているものは、政権交代だ。
前原がわかっていないのは、政権交代を起こすには選挙のルールそのものを変えなければならないということだ。
それが野党共闘なのである。
前原の政策はほぼ自民党と同じだ。
しかも野党共闘で共産党を排除するのだから、これで自民党に勝てる筈がない。
[char no=”6″ char=”シェイクスピア”]ええ、わかります。「きれいは汚い。汚いはきれい。 さあ飛んで行こう。霧の中 、汚れた空をかいくぐり…」ですね。ただ、表舞台のふたりも抜け目ないから、隠れた主役の思うとおりに展開するかどうか。悲劇の臭いがします。[/char]
・・・・・・・・・━━━━━━☆

1 民進党の最後の代表選になるか

盛夏、『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』は2回配信を休んだ。
今日から再開する。

朝、窓を開けると、入ってきたのが、それまでの風とは違っていた。
確実に秋は勢いを増している。
空の色も澄明になってきた。

日本中が腐敗してきた。
ひとりの男でここまで変えられるというのは、もともとそういった要素がある国民性なのだろう。

米日とも軍事政権の様相を深めている。
バノン無きトランプ政権は文字通り軍事政権になったが、日本も政権中枢に警察官僚や元自衛隊幹部が進出してきた。

同時に同じ色に染まっているのは、北朝鮮を睨んだ動きなのだろう。

ナショナリズム高揚に小池百合子が関東大震災による朝鮮人虐殺を否定してきた。

【録画】東京都・小池百合子知事が午後2時から定例会見(2017年8月25日)

(32分頃から問題の発言がはじまる)

小池百合子は、虐殺された朝鮮人に対して「震災、それに付随する様々な事情によって亡くなられた方々」と述べている。
虐殺とは語っていない。
ここらに撤退を転進、敗戦を終戦とごまかしてきた日本支配層の、歴史を修正する腐敗した意図が顕れている。
こういう姿勢が世界から日本が信じてもらえないところである。
ドイツとは違って、ほんとうに反省していると見做されないのだ。

これまで石原慎太郎さえ出した追悼文である。
それが小池百合子に至って出さなかったのは、日本人特有の空気に反応する現象が露出したものだろう。

右傾化した状況は、政権内部の人事から市井の隅々にまで波及している。
しかし、いくら小池百合子が朝鮮人虐殺を隠蔽しても、虐殺の事実そのものは残るのだ。
ちょうど都民ファーストの会のポンコツ議員に対して、いくら口封じしても、かれらの存在そのものは残るように。

26日の夕刻、TLを見ていたら、偶然、松尾貴史がアンケートをとっているのを見つけた。

かれは、そんじょそこらの政治評論家より確かなことを喋るので注目していた。
そこでアンケートに答えて、枝野幸男にチェックを入れた。
すると現時点での票数が出てきた。

興味本位のアンケートですが、ご容赦を。

様々な情報が錯綜する中、皆さんは民進党の代表になるべきはどちらだとお考えですか?
ちなみに私は野次馬であってどちらにも肩入れしていません。

前原誠司  9%
枝野幸男 91%

分母が5170票とかなり大きい。
わたしが投票したときは、「残り7時間」となっていた。

今朝(27日)、気になって最終結果を見てみる。
すると前原誠司が9%、枝野幸男が91%と同じ数字が並んでいた。
ただ、投票総数は6387票と1200票ほど増えていた。

これがネット住民の正確な判断なのだろう。
一般の国民の判断も、これと似たものだろう、と思った。

そこでふたつのことを考えた。

ひとつは前原誠司という政治家の状況認識の鈍感さだ。
よくも安倍晋三の支持率が急速に下降しているときに、まるで瓜二つの政策で代表選に出たものだ。
安倍と同じ結果が出るに決まっているではないか。

もう1点は、民進党という政党がなぜ国民に支持されないかという理由である。
この前原誠司を、民進党では圧倒的な多数で担いでいる。
これでは支持率が伸びないのも当然だ。

現場と民進党議員との意識の乖離。
国民と民進党議員の意識の落差。

これこそ組織における必敗のパターンである。
勝手に上の方では動いている。
連合との関係であれこれ決めて、この国民が生活苦に喘いでいるときに、前原が消費税増税を政策に掲げる。
原発を容認し、安倍と同じ極右の小池新党との連携を口にする。
「辺野古が基本」と相変わらず対米隷属をつらぬく。
しかも憲法改定推進で、カジノに前向き、法人税をさらに下げる、とくる。

どこが安倍と違うのか。

2 前原誠司の勝利では意味がない

安倍が3日でやることを、前原なら4日かける。
せいぜいその程度のことだろう。
丁寧にやりましたというだけで、結果は同じである。
そんなものは、政策の違いとはいわないのだ。
より悪質になっているだけだ。

その点、枝野幸男は、原発ゼロをめざし、小池国政新党は自民補完勢力で連携拒否と明言した。
憲法改定には慎重、消費税増税に反対している。
カジノに反対し、法人税を上げる。
沖縄問題では、「移設先を検証」する。
何よりも野党共闘に積極的なのがいい。
このように安倍との明確な対立軸を作り、国民に判断を仰ぐのである。

政策が同じなら、日本国民は自民党を選ぶか、野党に幻滅して棄権するのだ。

前原誠司は、「All for All」(みんながみんなのために)という空虚な理念を掲げている。

政治家が掲げた、これほどからっぽの美辞麗句も珍しい。
資本主義社会は弱肉強食の修羅場である。
だから富裕層の政治的エージェントたる政治家たちは、貧困層には過酷な消費税増税をやって、富裕層の法人税を減税するのである。
実態はみんな(99%)はひとり(1%)のために尽くせ、なのだ。

この点、法人税を上げるという枝野の方が遙かに資本主義社会を正確に認識しており、99%に寄り添う姿勢を見せている。

消費税増税を上げて富める1%に尽くすか、法人税を上げて99%に尽くすか。
どちらかしかないのだ。

このふたりの世界観は、同じ政党に所属しながら、決定的に違っている。

現在、生活に苦しむ国民のために野党に求められているものは、政権交代だ。

前原がわかっていないのは、政権交代を起こすには選挙のルールそのものを変えなければならないということだ。
それが野党共闘なのである。
前原の政策はほぼ自民党と同じだ。
しかも野党共闘で共産党を排除するのだから、これで自民党に勝てる筈がない。

民進党が共産党と共闘しなければならない理由は他にもある。

ナチズムがドイツを席巻した戦前のドイツでは、ドイツ社会民主党と共産党が組んでいれば、ナチスの政権獲得は難しかったといわれている。
共産党は野党共闘に舵を切った。
ところが民進党が連合に隷属していて、野党共闘に踏み出さない。

もちろん、自民党が裏で手を回しているのだが、いまも前原誠司は、かれ個人の反共イデオロギーもあって、忠実に共産党排除の路線を踏襲している。

この前原らの硬直した姿勢は、将来の歴史家によって厳しく指弾されるにちがいない。

こんななか、今回の民進党代表選では自由党の動きが注目を浴びている。
前原が勝てば合流するのではないかといわれている。

昨日(8月26日)、三宅雪子がこんなツイートをしていて、大いに参考になった。

「合流」といえば、なぜか皆さんお忘れですが、社民党は「沖縄の辺野古移設」が理由で連立を離脱したので、その方針が変らなければ「合流」はあり得ないでしょう。
デニーさんも同様。
太郎さんは党議拘束がある党は難しいのでは。
そうなると5人前後の話。
2候補とも選挙協力路線になったよう。

4~5名「合流」して、選挙協力せず30議席~(と言われている)を落としては意味がないと思います。
民進党は1回の反対でも処分されますから、太郎さんには窮屈では? またそれを望んでいるのかどうか。
合流という言葉は特定の個人を皆が希望しているような気がします(汗)。

もし前原誠司が代表選で勝利した後、自由党の4~5名が民進党に「合流」する。
前原は選挙協力せず、多数の野党議席を自民党に献上する。
つまり、この合流は国民の幸せとは無関係である。

合流の戦術があって、国民を幸せにする究極の戦略がない。
求められているのは形式的な政権交代だけであり、こういった合流は必ず失敗する。

・・・・・・・・・━━━━━━☆

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わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
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[char no=”10″ char=”与謝野晶子”]そうです。
何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
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この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
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若い人たちは、あなたのことを何も知らないのだから、もっときちんと自己紹介しなくちゃ。
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また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
[/char]

優れた情報と、新しい状況の分析・とらえ方を提供します。
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裏切りの横浜

このページは、2017年7月31日に更新しました。

『兵頭に訊こう』は、現在の国内外の重要問題について、最新の情報と考え方(批評)を、見やすく、わかりやすいことに注力して発信しています。

・・・・・・・・・━━━━━━☆

[char no=”1″ char=”漱石”]横浜市長選は、民進党の自作自演の敗北劇でした。野田、蓮舫執行部には、政権交代の意志がありませんでした。だから自主投票にして、自公推薦候補に勝たせたのです。同時にあった緑区の市会補欠選挙では、民進党の江田憲司の秘書だった宮崎ゆうすけが、自民党候補との一騎打ちに勝利していますね。きちんと闘えば、市長選も勝てたのです。[/char]

このページの要旨

横浜市長選での民進党の体たらくがひどい。
まず野田・蓮舫の辞任が遅すぎた。
安倍同様に、野田・蓮舫に都議選惨敗の総括などできないのだから、まず責任をとってすぐに辞めるべきだったのである。
それがポストにしがみつき、総括に蓋をした。
この遅すぎた辞任で、閉会中審査も臨時国会も消えてしまった。
やっと辞めてくれたと思ったら、代表選に前原と枝野が出てくる。
要するに民進党は、旧民主党政権崩壊のA級戦犯たちが未だに党の実権を握っているということだ。
これで、いずれが勝とうと、民進党の再生はないだろう。
小池新党へ吸収され、自民党と補完勢力の二大政党制へ向かう道を辿ることになろう。

そんな奇妙で偏狭な、わかりづらいことが、横浜で起きた。
民進党の山尾しおりが、横浜の市長選で、カジノ賛成の、自公推薦候補を応援した。
民進党国際局長の牧山ひろえも応援しているから、民進党のふしだら、裏切り、鵺(ぬえ)性が、横浜で全開である。
山尾しおりが期待されていただけに、その罪の深さを感じる。
カジノに反対を叫び、カジノ賛成の現市長を応援する。
この裏切りは、消費税増税に反対して政権交代をやり、政権を獲ると消費税増税に賛成した野田佳彦と重なる。
まじめな総括をしないから、こういう愚民観にもとづく失敗を重ねることになる。

[char no=”2″ char=”芥川”]横浜市長選では、民進党のダメな部分が全部露出しましたね。投票に行かなかった横浜市民も悪いが、わかりやすい対決構図を作らなかった民進党はそれ以上に悪いです。民進党は、この選挙の大切さがわかっていませんでした。自民党を政局に追い込める、きわめて重要な選挙でした。野田―蓮舫の死に体執行部で8月いっぱい夏休みに入り、閉会中審査も臨時国会もこれでなくなりました。安倍が困ったときは、いつも野田が助けますね。奇妙な政党です。[/char]

・・・・・・・・・━━━━━━☆

1 返り咲くA級戦犯

暑い夏が続いている。
腐敗した、愚かな夏だ。

横浜市長選での民進党の体たらくがひどい。

まず野田・蓮舫の辞任が遅すぎた。

都議選惨敗での獲得議席数はわずかに5だった。
その前に大量の離党者まで出している。

その離党者も吸収して、小池新党は55議席も獲得する。
大惨敗した自民は、公明と並ぶ23議席だった。
共産党は無党派層を民進党の倍も集めて19議席獲得した。

安倍同様に、野田・蓮舫に都議選惨敗の総括などできないのだから、まず責任をとってすぐに辞めるべきだったのである。
それがポストにしがみつき、総括に蓋をした。

この遅すぎた辞任で、閉会中審査も臨時国会も消えてしまった。
よく安倍を助ける連中だ。

やっと辞めてくれたと思ったら、代表選に前原と枝野が出てくる。
要するに民進党は、旧民主党政権崩壊のA級戦犯たちが未だに党の実権を握っているということだ。

民進党のA級戦犯というと、いつも小林旭の「昔の名前で出ています 」のフレーズが浮かぶ。
「京都にいるときゃ民主党と呼ばれたの、神戸じゃ民進党と名乗ったの。
横浜の酒場に戻ったその日から、あなたがさがしてくれるの待つわ。
昔の名前で出ています」というわけだ。
しかし、民進党のA級戦犯など、本人たちが粋がっているだけで、もう誰も探さないのである。

これで、いずれが勝とうと、民進党の再生はないだろう。
小池新党へ吸収され、自民党と補完勢力の二大政党制へ向かう道を辿ることになろう。

民進党は滅亡をより加速し、相対的に安倍独裁を深化させることになる。
その結果、国民の不幸を深化させることになろう。

民進党の退廃は、山尾志桜里(しおり)国民運動局長の、横浜市長選における自公応援にも露出した。

連合のひっかけにまんまと乗り、笑いものになる。
これほど炎上するとは思わなかったというから、その危機感の希薄、想像力のなさは相当なものだ。

その後は説明なしの引きこもりが続いている。
自民党と同じで、不始末を犯すと隠れてほとぼりが冷めるのを待つ。
こんな政治家ばかりだ。

こんなツイートをみつけた。

2 裏切りの横浜

Yasu

キッシンジャー

率直な日本観を示す。
これは米政府全体の見方ではないが、ホワイトハウスの代表的な見解だ。

中国と日本を比較した場合、中国は伝統的に世界的な視野を持ち、日本は部族的な視野しか持っていない。

日本はものの見方が偏狭で、全く奇妙だ。
島国の国民だ。
英国も島国だが。

部族的で偏狭。
まったく奇妙。
この分析は安倍晋三を見ていると、実に的確であることがわかる。

安倍晋三の正体は新自由主義のグローバリストであるが、それだけだったら外国からも、論理の月旦にかけられて理解されやすい。

ところが、その安倍が日本会議に所属し、中国を病的に敵視し、改憲を主張し、天皇を元首にして、戦前回帰を狙っている。
さらに不可解なのは、対米隷属の売国奴である。
ここから欧米は、部族的で偏狭、まったく奇妙な民族と眉をひそめるのだ。

あれやこれやと、矛盾する思想が一個の政治家に同居し、それが一国のトップにまでなれる。

国民は生活苦に喘いでいるのに、さらに増税し、外国にはふんだんにカネをばらまく。
放射能汚染された地帯に国民を住まわせて被曝させる。
同胞意識が極端に希薄である。

まるで日本には「長州部族」や「1%部族」が存在し、長州以外の部族、「99%部族」を敵視し、奴隷化しようとしているかのようだ。

そんな奇妙で偏狭な、わかりづらいことが、横浜で起きた。

民進党の山尾しおりが、横浜の市長選で、カジノ賛成の、自公推薦候補を応援した。
民進党国際局長の牧山ひろえも応援しているから、民進党のふしだら、裏切り、鵺(ぬえ)性が、横浜で全開である。

山尾自身はカジノ反対だという。
まったく奇妙である。
ほんとうにわかりづらい。

山尾しおりは、現在の民進党で、もっとも期待された政治家であっただけに、「山尾よ、お前もか」という悲鳴にも似たツイートがツイッターを駆け巡った。

おかよ(脱原発)‏

山尾しおり様
林市長が採択に協力したのはこの教科書です。
どうか内容を確かめてください。
横浜市の中学生はもう8年近くも「つくる会」系の教科書を使わされ日本会議の洗脳にさらされています。

 

もりのこのは

横浜西口で民進党牧山広恵参議院議員が横浜市長選の林市長の応援演説をしていた。
山尾しおり議員の林現市長応援に市民の反発があったのにと怒り、演説が終ったところで、(牧山広恵に 注 : 兵頭)カジノを作らせる気かと抗議しました。
すると、彼女、私もカジノは反対なんですよと…もう何言ってるのよ、民進…ダメだ、こりゃ。

radio_hidetaro日本あ~あ党‏

山尾女史が横浜市長選で味噌をつけたお陰で、次期党首の芽が無くなったと言える。
山尾女史の能力は買う。
しかしそのベクトルがどちら向きか分からない。
連合、就中、電機労連押しから見ても、ムラに近い存在。
再稼働容認派だろう。
それでは小沢潰しに奔走し、今は東電の顧問弁護士、仙谷と同じだ。

ぱじぇんと

@ShioriYamao 1週間前に仙台で「市長選が『安倍おろしそば始めました』の夏にしよう」と言っておいて、今日は横浜で自公推薦の林文子氏を応援。
山尾さんは何がしたいんですか?

こいずみやすひさ

山尾志桜里氏
仙台では郡和子氏の応援
横浜では林文子氏の応援
意味わからん
民進党らしいっていえば、らしいか

halken‏

返信先: @ShioriYamaoさん
山尾さん、横浜市長選で林氏を応援しているというのは本当ですか? 林氏はカジノ誘致を否定せず、育鵬社の教科書導入を推進しています。
カジノは稲川会埋地一家初代の長男と子飼いの菅官房長官が絡んだ市民無視の利権話。
育鵬社は言わずもがな。
山尾さんは、こういう政治を応援していくってことですか?

壺井須美子

山尾議員本人でも親戚でもないのに、連合の支援が無ければ選挙に勝てないのだから仕方が無いと、横浜市長選での山尾議員の自民党候補者応援正当化に賛同する一般市民が居ることに驚く。
自分の一票も主権者として価値も捨てているよう見える。
連合離れが怖いなら有権者に訴えて勝つのが代議士だろう。

山尾しおりが期待されていただけに、その罪の深さを感じる。
これらの声を聞かなかったら、もう山尾は終わりだ。
ただの愚民観のエリートに過ぎず、飯の種としての政治を生きることになる。

「おかよ(脱原発)」の指摘は貴重だ。
林市長の思想は日本会議である。
横浜市の中学生は、育鵬社の教科書で日本会議の洗脳にさらされている。
山尾が出発すべきはこの現実からであり、連合との個人的な関係ではない。

カジノに反対を叫び、しかしカジノ賛成の現市長を応援する。
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政界の既得権益を守る供託金制度

このページは、2017年7月11日に更新しました。

『兵頭に訊こう』は、現在の国内外の重要問題について、最新の情報と考え方(批評)を、見やすく、わかりやすいことに注力して発信しています。

・・・・・・・・・━━━━━━☆

[char no=”1″ char=”漱石”]「いやしくも倫理的に、ある程度の修養を積んだ人でなければ、個性を発展する価値もなし、権力を使う価値もなし、また金力を使う価値もないということになるのです」(『私の個人主義』)[/char]

このページの要旨

日本の無党派層を奮い立たせ、生涯に何度かの投票に赴かせるには、候補者にテレビに出ている知名度とわかりやすさが必要だ。
小林節は確かに無名ではなかったが、かれを評価していたのは一部の知識人だけだった。
小池百合子や石原慎太郎のような、「茶の間のミーハーに受ける」要素は皆無だった。
選挙民は小林節を当選させるほど利口ではなかったのだ。
日本では99%からの有能な人物を供託金で排除する選挙システムが起動している。

政界への新規参入の費用を高額に設定しているのは、政治における既得権益の擁護そのものである。安倍が岩盤規制の緩和や撤廃をいうなら、この供託金制度そのものにまず手を付けるべきなのだ。
欧米では供託金制度を完全に廃止してきた。その一例として、米国では供託金は必要としない。日本も、政権交代を果たしたら、優れた人物を国会に送るように供託金廃止をぜひ実現すべきである。

[char no=”2″ char=”芥川”]バカは自分以外の人間は皆バカだと思っています。現在の日本の政治がそうですね。国民はバカだという政治が行われています。[/char]

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1 はじめに

あのゴミ売が、世論調査で内閣支持率36%を打ち出す。前回より13ポイント減である。不支持率は52%で11ポイント増である。自民党惨敗の都議選結果に、仕方なく帳尻を合わせてきた。

朝日の内閣支持率は33%だった。前回より5ポイント減である。不支持率は47%で、5ポイント増だった。

両社とも、これでも高すぎる。自民党支持層が離れ始めた現在、支持率5%(東京新聞)~20%(地方紙)が実態だろう。

安倍夫婦は、都議選惨敗も九州北部豪雨水害被災も忘れさせてくれる欧州旅行に羽を伸ばしている。10日の閉会中審査が終わるまでは、何としても欧州にいたい。それでG20が終わっても欧州に居座り、スウェーデンを旅し、閉会中審査の終わった11日に帰国する調子のよさである。

これを野田―蓮舫―山井(国会対策委員長)の自民党補完勢力が認めてしまったのだから、どうしようもない。民進党も安倍抜きの閉会中審査に文句をいうのだったら、自民党の申し出を突っぱね、安倍帰国後の臨時国会と前川喜平の証人喚問を要求し、徹底抗戦をやれば、国民もメディアもついてきたのである。

10日の閉会中審査は、「安倍逃がし・前川隠し」のガス抜きのためのものである。そのことは以前からツイッターなどで警告してきたが、初っぱなから30分も遅れてはじめる始末だった。

これは、民進党が配布したいとする森友学園関連の、国有地売却に関する資料扱いを巡ってのもの。前もって協議していなかったのである。国会の緊張感のなさが如実に伝わる。

民進党もなぜ前川を呼んだかの意味がわかっていないような質問姿勢。もう答えがわかっているような与党関係者にあちこちに質問を振り、前川隠しに務める。何とも前川には気の毒な経過を辿った。

「記者クラブ」が呼んだ前川記者会見の方が、内容的には格段に優れている。民進党はなぜ前川喜平を参考人招致したのか、意味がわかっていない。政治の劣化を目の当たりにするような閉会中審査だった。

加計孝太郎、竹中平蔵、和泉洋人首相補佐官、木曽功前内閣官房参与、杉田和博内閣官房副長官らの証人喚問が必要である。

野田―蓮舫―山井(国会対策委員長)の自民党補完勢力は、これで幕引きを図らずに、徹底抗戦で臨時国会を実現すべきだ。

中途半端にやっていると、衆議院選挙もまた惨敗になる。

今日のメルマガでは、外国から見た日本政治の問題点と選挙とを、考えてみる。

『英国エコノミスト』(2017年7月1日号)に「日本の政治に参加するための費用は高価だ」が載っている。日本の政治参加に対するシステムが、いかに国民の政治参加を妨げているかを考えてみよう。

2 99%からの有能な人物を供託金で排除する選挙システム

小林節は昨年日本の政界に進出を試みたが、その時受けた痛みから未だに回復していない。憲法学者の彼は「国民怒りの会」という中道の政治団体を立ち上げた。しかし、国民は彼が思うほど怒ってはいなかった――彼の党のリストに名を連ねた10人の候補者は、誰も参議院比例代表制で割り当てられた議席を勝ち取ることは出来なかった。

候補者は立候補する際にそれぞれ600万円(5万3000ドル)の供託金を納めたが、それらは全て没収された。この選挙運動の結果、彼は自費で6000万円を負担しなければならなかった――東京の瀟洒なマンションの1区画が買える金額である。「もう二度とごめんだ」と彼は語る。

衆議院の小選挙区制の立候補者は半額程度(300万円)を支払う――それでもこの額は国際基準からすると多額である(図表参照)。これは新規に政治に参入しようと試みる新党や無所属の立候補者には大きな障害となる。

東京では都議会議員選挙を今まさに実施しようとしている――立候補の為には60万円をしぶしぶ出さなければならない。今年、都知事の小池百合子により設立された新興政党「都民ファーストの会」は新人候補者を登録する為に数100万円の資金を集めなければならなかった。

参入の費用をこれ程高額に設定することは、労働組合や業界圧力団体の支援を受ける大政党に有利である、と「緑の党」の宮部彰は不満を漏らす。そしてこのことが、彼の党のような小さな政党の参入を間違いなく阻止する一因となるのだ。「この仕組みは不公平で、憲法に違反することは明白である」と彼は言う。

1925年の日本の選挙法は英国を参考にして制定された。当時、多くの欧州諸国政府は政治に下層階級の人が参入しないように威圧するために供託金を設けていた。

(中略)

他の国々では供託金制度を完全に廃止してきた。その一例として、米国では供託金は必要としない。
この記事の英字原文

小林節が2016年参院選に比例代表で「国民怒りの声」から立候補したとき、無責任に煽った者たちとは違って、わたしは当選は難しいと思っていた。結果は予測したとおりになった。予測の根拠は、あまりにも小林節という人物が立派であり、かつ支持基盤が無党派層だったからだ。

「国民は彼が思うほど怒ってはいなかった」というのは表面的な見方だ。

日本の無党派層こそは、まず投票に行かない。かれらを奮い立たせ、生涯に何度かの投票に赴かせるには、候補者にテレビに出ている知名度とわかりやすさが必要だ。

小林は確かに無名ではなかったが、かれを理解し、評価していたのは一部の知識人だけだった。小池百合子や石原慎太郎のような、「茶の間のミーハーに受ける」要素は皆無だった。

ありていにいうと、選挙民は小林節を当選させるほど利口ではなかったのだ。

小林が「受けた痛みから未だに回復していない」といわれると辛くなる。

3 政界の既得権益を守る供託金制度

 

小林節は、参議院選挙での落選の結果、6000万円を負担することになった。これは、小林のような剛毅な人物でも「もう二度とごめんだ」と吐露させる高額だ。

小林節のような優れた人物を、一度の選挙で国政から排除してしまうのは、国家的な損失である。

米国のように供託金制度がなければ、結果的に小林節のような優れた人物に何度か挑戦させ、国会に迎え入れたかもしれない。

供託金制度が悪いのである。

それがいかに常識外れの高額なものであるかは、英字原文のグラフを参照してほしい。

政界への新規参入の費用を高額に設定しているのは、政治における既得権益の擁護そのものである。安倍が岩盤規制の緩和や撤廃をいうなら、この供託金制度そのものにまず手を付けるべきなのだ。

安倍の岩盤規制の緩和や撤廃が、いかにデタラメで偽物であるか、加計学園の既得権益獲得そのものであるかが、ここには露出しているのである。

「他の国々では供託金制度を完全に廃止してきた。その一例として、米国では供託金は必要としない」。日本も、政権交代を果たしたら、供託金の廃止を必ず実現すべきである。

1%で政治家になった者の多くは、1%のための政治を行うからである。

それが現在、安倍政権に露骨に顕れている。 

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