現在、日本の政治の貧しさをもっとも深部にわたって表しているのは、福島エートス・プロジェクトの活動である。

その政治の貧しさは、政府の棄民政策からくる貧しさといってもいいものだ。

それでは福島エートス・プロジェクトとは、いったいいかなるものか。

『カレイドスコープ』がこの活動の内容をわかりやすく説明している。

「エートスの「復興プログラム」を、日本の、あるいは福島の日常的観点に照らして言えば、こんな表現になるのでしょうか。

住宅ローンが残っているとか、稼ぎ手の就職先が地元でないと見つからないとか、さまざまな経済的な理由、あるいは、何が何でも故郷に残って復興に尽力したい、という理由などから、放射能汚染されていて線量の高い地域に住み続けざるを得ない事情のある人たちに、汚染された環境に合わせた生活をさせる、というもの。

放射線防護対策に重点を置くのではなく、『環境はもう汚染されてしまったのだから仕方ない』という考え方がベースになっており、復興のプロセス(住民たちは、そう信じている)にある人々に、それでは、すぐに変えられないものは、とりあえずはそのままにしておいて、生活者のほうが暮らし方を高線量地帯での生活スタイルに合わせ、当然、食生活、農業の方法なども合わせていく、という概念。運動」(引用終わり)

入り口はこれでいいだろう。しかしこのままだと、福島エートス・プロジェクトをずいぶんと間抜けな運動と誤解する人が出てくるかもしれない。

この運動はもっと深刻で犯罪の臭いがするものである。

国際原子力ロビーと共犯関係にある国連の諸機関(IAEA, WHO, UNSCEAR, ICRPなど)が総動員されている福島エートスプロジェクトの目的は、牟田おりえの「エートス・プロジェクトについて」(市民と科学者の内部被曝問題研究会)にわかりやすくまとめられている。この内容は一度本メルマガでも紹介した。とても重要な内容なので、本メルマガの文体に変えて、再録することにする。

エートス・プロジェクトの目的は、当事者に語らせるのが一番いいだろう。

文中のジャック・ロシャールは、福島エートス・プロジェクトの中心人物である。ICRP(国際放射線防護委員会)第4 委員会委員長を務める。

テリー・シュナイダーは、ロシャールと共同でプロジェクトを進めてきた人物である。CEPN(放射線防護評価センター)に所属している。

1 福島エートス・プロジェクトの目的は、原発事故の放射能による悪影響を極力少ないものに見せるようにすることである。

2 また、このプロジェクトの目的は、住民主導で放射能汚染地域に残ることを選択したように見せかけるものである。そして住民を安全地帯に移住させるコスト、賠償コストを切り下げるのである。

3 福島エートス・プロジェクトは、住民が汚染地域で住み続けることを前提にしている。(ロシャールのプレゼン)。住民を高濃度汚染地域に住み続けさせることを目的とするが、押しつけではなく住民主体の放射線防護運動に見せかけること。(シュナイダーのプレゼン)

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