チェルノブイリ原発事件が起きたのは、1986年4月26日である。それから5年8か月後にソ連邦は崩壊した。

日本の場合、福島第1原発事件から5年8月後は2016年11月になる。2016年といえば、放射能由来の病気が福島県を中心にして、もはや政府の隠蔽工作が効かないほどに爆発的に顕在化する。

日本のアンシャン・レジーム(旧体制・旧秩序)の崩壊となれば、自民党政権の崩壊となるのだろうか。ただ、わが国の場合、ソ連邦とは違った、様々な要素がある。

1 日本は実質的な米国の植民地状態にある。アンシャン・レジームに対する米国のてこ入れがある。

2 ロシア革命を起こしたロシアと違って、日本の場合は民度が低い。国民がどのような悪政にも怒らない可能性がある。

Lenin 5

3 自民党が、米国とともに、官僚にも守られている。この官僚のてこ入れもでてくる。

4 東京の大手メディアが全面的に自民党の守りに出てくる。つまり、いつも書いているようにこの国の不幸の原因には、つねに東京の大手メディアが存在する。2016年もそれが証明されるだろう。

5 特定秘密保護法によって、徹底的に真実が隠蔽される。それに輪をかけて東京の大手メディアが報道しない。

以上の5点において、米国・官僚・自民党のアンシャン・レジームの崩壊は起こらない可能性が高い。

ここで「4」に気をつけてほしい。政権交代を前にして、官僚(東京地検)と東京の大手メディアが、小沢一郎へのバッシングを執拗に展開したことは、記憶に新しい。いかなる意味においてもわが国の官僚とメディアは政治に対して中立ではない。

つまりわたしたちは、国民に政権交代を許さない、アンシャン・レジーム支配下のもとにある。これは奴隷制ということであり、2016年にはその現実を目の当たりにするのかもしれない。

しかしながら、かりに被曝による爆発的な病気の顕在化を隠蔽しても、それはこの国の急激な人口減少となって現れる。その対策として自民党は移民を推進する。

少子高齢化に伴って激減する労働力人口の穴埋め策として、自民党は3.11以前から、今後50年間で約1000万人の移民受け入れを目指す提言をしていた。安倍晋三はより具体化して、毎年20万人の移民受け入れ案を公表している。

どのように取り繕っても、少子化は、自民党の悪政の結果、もたらされたものである。現在の若者を襲っているのは、なかなかに結婚できないように自民党が若者を追い詰めた結果である。

かりに結婚できても、この国の将来を考えたら、子どもを幸せにできるとは、なかなかに思えない。第一、戦争になり、父親が戦争に引っ張られたら、作った子どもは母子家庭で生きることになる。

Gaza (28)

この国では子どもを作らない、作れない、という若者の判断は、政治が作ったものだ。

移民策の愚かさは、移民の低賃金と競わされ、ネイティブの日本人の賃金がさらに引き下げられる、ということだ。その結果、ますます少子化に拍車がかかる。

さもあれ、いずれこの国は、国会議員になった移民によって支配されるようになるのだと思う。長いものには巻かれろ、といった国民気質に対して、米国や中国、韓国の民族気質は、遙かに逞しく闘争的である。

すでに現在でもルーツが朝鮮系や中国系の議員が、たくさん国会議員になっている。総理自体がそうなのだから、わたしの考えを杞憂だと思う人はいないと思う。わたしは、現在よりも劇的に増える、といっているのにすぎないのだから。

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例外的に優れた政治家もいるが、日本の政治家の多くが、いかに無能で無責任であるか。投稿サイトの『阿修羅』に「いまカネになるなら50年後に生まれる子供が全部カタワモノでもかまわない、元敦賀市長の暴言」という記事が載っている。

これは、1983年1月26日に、石川県羽咋郡志賀町で開かれた「原発講演会」(地元の広域商工会主催)での、高木孝一敦賀市長(当時)の発言である。

日本政治の劣化を、これ以上はないというかたちで、自己表現している。

「一昨年もちょうど4月でございましたが、敦賀1号炉からコバルト60が、その前の排出口のところのホンダワラに付着したというふうなことで、世界中が大騒ぎをいたした訳でございます。私は、その4月18日にそうしたことが報道されましてから、20日の日にフランスへ行った。

(中略)

事故が起きたのを聞きながら、その確認しながらフランスへ行ったわけです。ところがフランスまで送られてくる新聞には毎日、毎朝、今にも世の中ひっくり返りそうな勢いでこの一件が報じられる。止むなく帰国すると、“悪るびれた様子もなく、敦賀市長帰る”こういうふうに明くる日の新聞でございまして、実はビックリ。

ところが敦賀の人は何食わぬ顔をしておる。ここで何が起こったのかなという顔をしておりますけれど、まあ、しかしながら、魚はやっぱり依然として売れない。あるいは北海道で採れた昆布までが…。敦賀は日本全国の食用の昆布の7~8割を作っておるんです。が、その昆布までですね、敦賀にある昆布なら、いうようなことで全く売れなくなってしまった。

ちょうど4月でございますので、ワカメの最中であったのですが、ワカメも全く売れなかった。まあ、困ったことだ、嬉しいことだちゅう…。そこで私は、まあ魚屋さんでも、あるいは民宿でも100円損したと思うものは150円貰いなさいというのが、いわゆる私の趣旨であったんです。

100円損して200円貰うことはならんぞ、と。本当にワカメが売れなくて、100円損したんなら、精神的慰謝料50円を含んで150円貰いなさい、正々堂々と貰いなさいと言ったんですが、そうしたら出てくるわ出てくるわ、100円損して500円欲しいという連中がどんどん出てきたわけです(会場爆笑、そして大拍手?!)。

100円損して500円貰おうなんてのは、これはもう認めるもんじゃない。原電の方は、少々多くても、もう面倒臭いから出して解決しますわ、と言いますけれど、それはダメだと。正直者がバカをみるという世の中を作ってはいけないので、100円損した者には150円出してやってほしいけど、もう面倒臭いから500円あげるというんでは、到底これは慎んでもらいたい。まあ、こういうことだ、ピシャリとおさまった。

いまだに一昨年の事故で大きな損をしたとか、事故が起きて困ったとかいう人は全く一人もおりません。まあ言うなれば、率直に言うなれば、一年一回ぐらいは、あんなことがあればいいがなあ、そういうふうなのが敦賀の町の現状なんです。笑い話のようですが、もうそんなんでホクホクなんですよ。

…(原発ができると電源三法交付金が貰えるが)その他に貰うお金はお互いに詮索せずにおこう。キミんとこはいくら貰ったんだ、ボクんとこはこれだけ貰ったよ、裏金ですね、裏金!まあ原子力発電所が来る、それなら三法のカネは、三法のカネとして貰うけれども、その他にやはり地域の振興に対しての裏金をよこせ、協力金をよこせ、というのが、それぞれの地域である訳でございます。

それをどれだけ貰っているか、を言い出すと、これはもう、あそこはこれだけ貰った、ここはこれだけだ、ということでエキサイトする。そうなると原子力発電所にしろ、電力会社にしろ、対応しきれんだろうから、これはお互いにもう口外せず、自分は自分なりに、ひとつやっていこうじゃないか、というふうなことでございまして、例えば敦賀の場合、敦賀2号機のカネが7年間で42億入ってくる。

三法のカネが7年間でそれだけ入ってくる。それに「もんじゅ」がございますと、出力は低いですが、その危険性……、うん、いやまあ、建設費はかかりますので、建設費と比較検討しますと入ってくるカネが60数億円になろうかと思っておるわけでございます…(会場感嘆の声と溜息がもれる)。

…で、実は敦賀に金ケ崎宮というお宮さんがございまして(建ってから)随分と年数が経ちまして、屋根がボトボトと落ちておった。この冬、雪が降ったら、これはもう社殿はもたんわい、と。今年ひとつやってやろうか、と。そう思いまして、まあたいしたカネじゃございませんが、6000万円でしたけれど、もうやっぱり原電、動燃へ、ポッポッと走って行った(会場ドッと笑い)。あっ、わかりました、ということで、すぐカネが出ましてね。

それに調子づきまして、今度は北陸一の宮、これもひとつ6億で修復したいと、市長という立場ではなくて、高木孝一個人が奉賛会長になりまして、6億の修復をやろうと。

今日はここまで(講演に)来たんで、新年会をひとつ、金沢でやって、明日はまた、富山の北電(北陸電力)へ行きましてね、火力発電所を作らせたる、1億円寄付してくれ(ドッと笑い)。これで皆さん、3億円既に出来た。こんなの作るの、わけないなあ、こういうふうに思っとる(再び笑い)。

まあそんな訳で短大は建つわ、高校は出来るわ、50億円で運動公園は出来るわね。火葬場はボツボツ私も歳になってきたから、これも今、あのカネで計画しておる、といったようなことで、そりゃあもうまったくタナボタ式の街づくりが出来るんじゃなかろうか、と、そういうことで私は皆さんに(原発を)お薦めしたい。これは(私は)信念を持っとる、信念!

……えー、その代わりに100年経って片輪が生まれてくるやら、50後に生まれた子供が全部片輪になるやら、それはわかりませんよ。わかりませんけど、今の段階では(原発を)おやりになった方がよいのではなかろうか…。こいうふうに思っております。どうもありがとうございました。(会場、大拍手)」

こういう劣化した日本の政治家に会って、移民たちがどう思うかは、想像に難くない。この国では、政治にモラルも理念も必要ない、どっちが金になるかの選択をすればいいだけだ、という侮りである。

その侮りは、おそらく帰化して政治家になり、この国を支配する決意にまで高まるにちがいない。

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