ドイツ在住で、「脱原発」活動家の Emi Kiyomizu が、ドイツから見た日本を精力的に紹介してくれている。

今回はふたつの記事を紹介する。

先ほどもドイツで脱原発のデモがおこなわれた。そのときのスローガンは、「日本は原発の再稼働をするな。日本はすべての原発を廃止せよ」であった。

つまり外国で、日本向けの「脱原発」デモがおこなわれたのである。

その理由は3点あるとわたしは思っている。

1 福島第1原発事故の収束がまだなのに、日本が再稼働に走り始めたこと

2 日本原発の技術的な低水準

3 福島第1原発事故で明らかになった、日本の管理能力なさ

ここに紹介する記事にも「福島の原発事故で衝撃的なのは、(日本が 注 : 兵頭)チェルノブイリ原発事故から何も学ばなかったということだ」という発言がある。

学ばなかったばかりではなく、事故前から、政府も東電も嘘と隠蔽を繰り返し、事故後にも、さらに嘘と隠蔽を繰り返している。

こういう幼稚で無能な実態が、外国にも知られてきた。「安倍の嘘」という言葉までできたようだ。

無能で無責任で幼稚な原子力村のせいで、日本は国土の3分の1を失った。

安倍晋三ら超国家主義者たちが、それでも原発を手放さないのは、核保有の野望があるからだ。

しかし米国は日本の核保有を許さないので、安倍らのやっていることは、結局、徒労に終わるのである。

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IPPNWドイツ支部の記事。

翻訳開始。

「IPPNWドイツ支部が、原子力災害(原発事故)の影響で、人間と環境が破壊されることについての、国際会議を開催した。

そこで原発の影響を受けた被災者から意見を聞いた。

福島の原発事故から3年過ぎ、チェルノブイリの原発事故から28年過ぎた。

被災地の人々は、今でも放射能汚染の影響で生きていかなければならない状態である。

国際会議でヘッセン洲ナッソー州の福音教会とIPPNWの約100人の医師たちが、原子力災害の影響に関して、日本、ベラルーシ、ドイツ、アメリカ、フランス、スイス、英国からの科学者たちやジャーナリストたちと、人間と環境を破壊する原発について意見交換をした。

福島の原発事故で衝撃的なのは、チェルノブイリ原発事故から何も学ばなかったということだと、スイスからの参加者は述べた。

放射線の危険性について、低放射線量でも疾病になるリスクが増大することが示されており、科学的に明確に証明されている。

この放射線量以下なら安全といえる安全基準値はないのだ。

安全基準値は政治的に決定され、どのくらいの放射線量が社会にとって受け入れられるかにより基準値は決められていると、IPPNWの Dörte Siedentopf博士は述べた。

政治家たちは、放射線リスクを科学的に評価し、国民の生命を守るために、脱原発のために政治行動をする意欲も欠けている。

各国の政治政策においても原子力産業の影響を大きく受けており、日本だけでなく、国際的にも原子力産業の影響を、大きく受けているとSiedentopf博士は述べた。

日本の医師たちは、福島の小児の、甲状腺癌の恐ろしい増加についても国際会議で報告してくれた。

日本から参加した科学者は、甲状腺検査も十分に行われていない状態であり、日本政府が、放射線による他の疾病の調査を妨げていると話した。

東京電力は、福島第1原発事故に関連するすべての健康情報を、一般に公開しなければならない。

無力なひとりの母親が、「自分の子供たちが放射線による被曝を受け、非常に心配である。自分の子供たちや、次世代の子供たちの将来が非常に心配だ。福島県庁は真剣に子供たちの健康影響を受け止めてくれず、社会的に抹殺しようとしている」と話したことは、わたしたちに強い印象を与えた。

funeral

また、日本政府も福島県庁も、福島県の食品は安全だと奨励して、学校の昼食で地元の食物を子供たちに食べさせていると話した。

さらに、日本から来た反原発活動家は次のように述べた。

「福島第1原発事故の収束のために働く労働者たちの健康管理は非常に悪い。労働者の約15 %は直接に東京電力が雇用している。しかし、他の労働者たちは東電の下請け業者に雇用されて働いており、日雇い労働者がほとんどである。労働者たちのために、定期的な健康検査や健康管理等は行われていない状態である」

Arnoldshainの町にあるMartin-Niemöller-Hausで専門家たちは、4日間、かれらのさまざまな経験を話して、意見交換をした。

Hessen と Nassau 州の福音教会のWolfgang Buff氏(平和教育委員会の委員長)は、「わたしたちは、原子力災害の、被害者たちの真実の声を聞き、原発を廃止するために、多くの市民たちに対話を促進していかなければならない」と述べた。

原子力の民間利用と軍事利用は最初から密接な関係があり、人間と環境が受ける原発の影響について、原発推進派たちは事実を知らせず、隠蔽していたとWolfgang Buffさんは批判した。

ベラルーシからIPPNWの国際会議に参加した人の、次の発言に、わたしは強い印象を受けた。

「われわれは、わたしたちの子供を守ることを望み、すべての子供たちが健康で幸せであることを願っている。

わたしたちの子供たちの未来について、わたしたちは不安を持ち悩みを持っている、人間として同じように心配する感情を持たなければならないことをすべての国の国民が理解しなければならない」

参加者たちは、原発反対の国際会議がドイツだけでなく、ベラルーシや日本でも勇気を持って行わなければならないことに合意したのである。

最終的に、わたしたちは将来の世代のために、恐怖の原発(核)のない世界を実現させるために、各国の市民たちに原発の悪の影響を説明し、政治家にも説明し理解させ、政治家が脱原発をするために、政治政策を変えるまで、困難な道を闘っていかなければならないのである。

人間と環境に影響を与える原子力災害の影響に関する国際会議の情報は、以下のサイトをご覧ください」

www.tschernobylkongress.de

翻訳終わり。( Emi Kiyomizu 訳)

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『ドイツ新聞』

「福島第1原発事故の影響で起こる癌のリスクに恐怖を感じる」

翻訳開始。

「IPPNWドイツ支部は、福島第1原発事故で放射線による健康への影響を隠蔽したと、日本政府を批判した。

壊滅的な福島第1原発事故3年後、IPPNWドイツ支部は、日本政府と東京電力に対して深刻な疑惑を持っていると批判した。

日本政府と福島当局(福島県庁)は、福島第1原発事故の健康への影響を体系的に軽視して過小評価している。

必要な調査もしないで、明らかに癌の死亡率を操作していると、月曜日にベルリンでドイツのIPPNWドイツ支部の専門家 Angelika Claußen博士は述べている。

IPPNWの組織は、核兵器や原発のない世界のために闘い、評価され、ノーベル平和賞を受賞している。

福島第1原発は2011年3月11日の津波後、複数の原子炉がメルトダウン(核燃料の溶解)を起こした。

そのため、福島第1原発周辺の広大な地域が放射線で汚染され、福島の住民たちは避難しなければならなかったのである。

東京電力は、福島第1原発の状態を、現在もまだコントロールできない状態である。

クラウセン博士は、福島第1原発を収束するために働く東京電力に雇用された労働者は、わずか15%で、残りの労働者は、下請け業者からの労働者だと述べている。

かれらは悪い労働条件で働かされている。労働者のために、規則的な健康診断も行われていない。かれらが病気になった場合、解雇される状態である。

多くの場合、かれらは長期間失業した日雇い労働者だ。

労働者の疾病に関する公式な統計は、東電に雇用された労働者だけである。

クラウセン博士は、医師として福島における小児の甲状腺癌の増加数は恐怖である、と報告した。

通常10万人の子供に0.35人の甲状腺癌が発生する。しかし、福島の汚染された地域では、10万人の子供に対して13人の子供がすでに甲状腺癌を発症している。

Japan Chernobyl

福島第1原発事故後に、ヨウ素錠剤がまったく配布されなかったのだ。それで、さらに子供の甲状腺癌の増加が予想されると、クラウセン博士は述べた。

甲状腺のスクリーニング検査は許可されている。しかし、白血病の調査や、乳児死亡率の増加や、他の放射線疾病に対しての調査などは、政府によって拘束されている。

医師たちは巨大な圧力をかけられていて、健康保険会社は、被災者の治療費の支払いを拒否し、多くの患者を送らないよう脅かしているとクラウセン博士は述べた。

日本のジャーナリストおしどりマコさんは、日本政府と東京電力は、福島第1原発事故の影響を報告するメディアに対して巨大な圧力をかけている、日本国民に、 福島第1原発事故について、自由な報道をすることは、これから保証されない、とわれわれ(IPPNWドイツ支部)に話した」

翻訳終わり。

( Emi Kiyomizu 訳)

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