最近のフェイスブックやツイッターには、いよいよ日本の終焉だ、という危機意識に基づいた投稿が多い。

国民の愚民化に努めるテレビの、明るい陽気さ加減と大違いだ。

例えば、Fibrodysplasia は9月26日のツイッターで次のようにツイートしている。

「東日本と西日本で、どうせ10年以上、平均寿命が異なってくるのだから、移住の説得などせず、放っておけばいい。もう引っ越せる人は、引っ越している。放っておけ。それに、もう引っ越しても遅い。初期被曝と吸気被曝の累積で、手遅れだ。週刊朝日の記事じゃないが、尿からもセシウムが検出されている」

「慢性的な低線量の被曝によって、病気になったとしても、本人は、放射能のせいだとは思わない。世間も放射能のせいだとは言わない。放っておけ。資料を渡しても読まないぞ。どうしても、土壌汚染されたエリアで暮らしたいのだから、説得しても無駄だ。そこがいいんだよ。子供だけが可哀想」

「ひつこいな。東日本のものは、出荷しても食べないって。誰がなんと言おうと、毒物だ。いい加減、農業・漁業・畜産業を諦めろよな。産地偽装だって、毎日、極度に警戒している。毎日だ。毎日警戒している。東日本での食糧生産は終わったんだ。それが原発事故の帰結。当たり前だろ。どんだけ放出したんだ」

この危機意識は普遍的なもので、世界と一体のものとなっている。東京オリンピック開催に浮かれているわが国のマスメディアだけが異様なのだ。

ここでは11月から始まる福島第1原発4号機共用プールの、1535体の燃料集合体の取り出しに関する危機意識を考えてみる。

東電4号機は、日本政治の劣悪の象徴である。たかが電気で、よくも国土の喪失につながる、最悪の場合には北半球の滅亡につながる装置を作らせたものである。

4号機建屋の設計思想が凄まじく、使用済み燃料プールは建屋の4~5階あたりにある。1535本(原子炉2基以上の量)の燃料棒を収納している。震度5で倒壊するといわれている。

東電任せではダメだ、日本政府任せではダメだ、というのが世界の論調だ。世界中が動き出している。まず、アメリカの国会議員、カナダ、そして次々と。「日本の動きは遅すぎる。米国はスピードアップに向けた支援をすべきだ」。これが世界の論調だ。

北半球の人類の生存がかかった大仕事なのである。これを失敗続きの東電がやる。安倍晋三は相変わらず後ろに隠れる。これは菅直人が敷いた路線だ。

菅は民主党を潰した元凶と誰もが思っている。しかしそれだけではない。東電を前面に押し立て、政治が後ろに隠れる構造を作ったのも菅である。

かくしてもっともダメな東電が仕事をやるのだが、このときも、東電が考えるのは経済効率だ。

もし4号機が危機的状態になったら、過去の事例から政府も東電も情報を隠蔽する可能性が高い。すると、フェイスブックやツイッターの情報が私たちの生死を決める命綱になる。

「特定秘密保護法案」が通っていると、国民のための情報がネット上に拡散しない可能性が高い。しかし、この段階ですでにカタストロフィであり、情報をつかんだ官僚や政治家、それにマスメディアが逃亡を始めると思われる。その動きを見て、ネット上に様々な情報が拡散する可能性が高い。

情報をキャッチしたら、混乱で交通手段が途絶する前にとりあえず避難して、様子を見る。何も起きなかったら戻る、ということの繰り返しをやったらよい。これだと家族の反対者を説得しやすい筈だ。

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もしどうしても家を離れたくないという家族がいたときは、置いて行くことを、日頃から話し合っておくべきである。説得の時間などはない。

特に子供のいる家族では、子供のためにも夫婦のどちらかが移住しなくてはならない。死なばもろとも、といった、大人の道連れに子供をするのは止めるべきだ。

愚かな大人たちが原発事故を起こしたうえに、子供をこれ以上道連れにしてはならない。

どうしても夫婦で留まって死ぬのなら、とりあえず子供を連れて逃げて、施設に預けて、大人だけ引き返せばよい。

今からでも、避難に必要な身の回りのものをまとめ、避難ルートなども考えておくべきだ。

ネット上の危機感は世界と一体のもの、と書いたが、例えばドイツではメディア(『netzfrauen』)が次のように発信している。

長いので、要旨を箇条書きにして紹介する。

1 福島第1原発の4号機の、使用済み燃料プール内の核燃料棒を安全に取りだすことは、ヨーロッパのわたしたちの生存に関係する。

2 4号機の使用済み核燃料プールは、地面から100フィート(30.5メートル)にある。4号機の使用済み核燃料プールは深刻な被害を受け、漏れており、核燃料プールから1,300本以上の使用済み燃料を取りだすため、東電は遅くとも60日後(11月 注: 兵頭)に開始することを通達した。

3 4号機の使用済み核燃料プール内の核燃料は400トンある。広島の原爆より15,000倍の放射性放射線を放出する。

4 東京電力はこの危機を克服するための、科学的、技術的、財政的資源を持っていない。日本政府にも4号機の核燃料棒取り出しの危険を克服できない。

5 4号機の核燃料プールから1,300本以上の使用済み燃料を取りだすことは非常に危険な試みなので、世界中の最高の科学者とエンジニアの協調的な助けが必要である。

6 福島第1原発からの蒸気の雲の流れで、現在も地下で核分裂が継続していることがわかる。融けた核燃料がどのような状態であるか誰もわからない状態である。

7 大量の汚染水は、現在では、巨大なタンク約1000個に、収集されているが、次の地震が起きれば、全てのタンクが破れて汚染水が漏れることになる。その後、毒である数千トンの汚染水が太平洋に流れることになる。

8 4号基から50m離れた場所に大規模な使用済み核燃料の貯蔵プールがあり、そこに6,000本以上の使用済み核燃料が冷却されている。それらには、プルトニウムも含まれている。

大規模な使用済み核燃料の貯蔵プールには屋根もなく、次の地震や津波で、隣接している建物が倒壊すると、その影響で核燃料の貯蔵プールが壊れ、全ての冷却水が流出することになる。

9 福島第1原発には 合計で11,000本以上の核燃料棒がある。

10 日本では、多くの地域で高い放射線が検出されている。特に子供たちに甲状腺疾患が増加しており、苦しんでいる。

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