ここに紹介するのは、ALEX ROSEN博士による、UNSCEARの報告書に対する批判文である。

和訳してくれたのは Emi Kiyomizu である。

この記事は、ROSEN博士が、直接に Emi Kiyomizu にメールで送ってくれた貴重なものだ。

読者は、外国の良心的な学者の、日本を愛し、心配する気持ちを、国連科学委員会(UNSCEAR)への怒りに見るだろう。

同時に、あまりに自国民に冷酷な日本政府との対照を感じるにちがいない。

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(和訳開始)

「国連科学委員会UNSCEARの報告は、福島第1原発事故による健康への実際の影響を体系的に過小評価をした。

http://bit.ly/1hmEgad

ドイツ、アメリカ、スイス、フランス、イタリア、ナイジェリア、マレーシア、エジプト、オランダのIPPNW(核戦争反対国際医師団体)の医師達は、国連科学委員会の福島第1原発事故による健康への影響ついての報告を分析して、国連科学委員会(UNSCEAR)の報告は、福島第1原発事故での放射線の真の影響を軽視しており、公に間違った報告をしている、と批判した。

福島第1原発事故の放射線被曝によって起こる癌は、被災者たちには明らかに増加しないというUNSCEARの報告を、医師達は批判した。

UNSCEARのメンバーにより作られた報告は、国際原子力機関(IAEA)と、東京電力と日本の原子力当局からの情報を使い、彼等をサポートしている。

東電からの放射線量の検査報告や他の多数のレポートや、他の様々な放射線測定結果など考慮に入れないで無視し、UNSCEARは、盲目の状態にある。

UNSCEARは、日本で中立で独立した機関や研究機関が、福島の健康へ影響についての結果を批判していることや、高放射線量の測定報告について、無視している。

UNSCEARはWHOの計算した被曝量を基礎としているため、日本国民の体全体の真の放射線被ばく量を少なめに計算している。

胎児は放射線の感受性が高く、最近の新しい放射線生物学なども考慮されていない。

そして低線量放射線による健康影響や、遺伝の影響(低線量被害による遺伝の調査結果)などが考慮されていない。

UNSCEARは、日本において癌が増加することを認めているが、統計では増えないとしている。

また、癌になるのが、福島原発事故による放射性降下物が原因であることも明らかにしていない。

彼らは、タバコ業界やアスベスト産業が何十年も行なった戦略方法を使っている。

医師は、われわれの患者が健康であることを心から望んでいる。

人間は健康で生きる権利を持っており、健全な環境のなかで生活することを望んでいる。

日本で汚染された地域の住民は、現在、この人間の基本的権利をもつことも否定されたままだ。

福島県では、放射線による影響で、数万人の癌が発生すると推定される。

住民が健康リスクについて心配するのを、統計的に示すのは非人間的である。

今では、科学的に低線量でも、癌を引き起こす可能性があることが認められている。

放射線は、ここまでは無害であるという放射線線量値はない。

放射腺による慢性被曝は、白血病、リンパ腫、腫瘍、心臓血管疾患、白内障、免疫疾患などを発生する。

何十年もの間、特に子供、胎児は放射腺に敏感であることが知られている。

この理由で医師は、可能な限り、放射線被曝から子どもと妊婦を守ろうとしている。

福島第1原発の複数の原子炉のメルトダウンにより、膨大な放射線が放出され、放射性雲により広大な地域に拡大された。

幸運に、東京は風向によって、福島第1原発からの膨大な放射線から免れたのである。

福島県の周辺の住民達は、2年半以上、高い放射腺にさらされている。

福島当局は、放射腺を予防するためのヨウ素錠剤も住民に配布しないで、人々を防護することもしなかった。

そして、子どもたちの年間被ばく許容量を、20ミリシーベルトに増加させたのである。

福島では、通学道路や公園の遊び場や校庭などは、ホットスポットとしてしるしがされている。

福島産の食品は、政策的なキャンペーンで支援され 、学校の食堂でも使用されている。

福島第1原発の原発災害は。まだ進行中であり、破損された原発は防護もされていなく、まだ危険な状態である。

そして、原子炉は、集中的に冷却され続けなければならない状態にある。

福島第1原発では、汚染水が漏れ、毎日、太平洋に数百トンの放射腺汚染水が流出している。

1~2年のデータを、今後数十年も引き継ぐので、今、決定的な科学的結論を出すのは疑問である、と警告したい。

UNSCEAR報告書では、福島の18人の子供達が、すでに甲状腺癌の手術を受け、続いて25人の子供が癌になる疑いを報告している。

福島の住民のただ一つの甲状線癌のケースだけを取り上げ、もっともらしく報告している。

続いてしなければならないことは(甲状腺癌だけではなく)次の十年間に放射線被曝による他の疾病も観察されなければならない。

人間は、自分の医療診断記録を見てセカンドオピニオンを得る権利を持っているが、福島の人達は 現在、どちらも、拒否されている状態である(セカンドオピニオンを得ることや放射線被曝による他の疾病も観察されなければならないが拒否されている)。

また、特に若い家族を持つ人達や、妊娠中の女性は、健康への心配があるので、汚染された地域から避難するための支援も必要であるが、代わりに、彼ら(福島当局と日本政府)は、巧みなキャンペーンを行い、効果のない除染を行ない、福島県に被災者達がとどまることを奨励している。

各個人(各市民)が福島(現在も進行中の福島第1原発の危険な状態や福島原発事故で被災した被災者たちのことや放射腺による健康影響など)について考えるなら、強力な原発推進派組織の影響を受けない、独立した研究者たちが、福島の健康影響を研究しなければならないこと、健康で生きること、健全な環境で生きることも、全ての人間の権利であるということを考えなければならない。

全ての人間の生きる権利を守るために、われわれIPPNWの医師達は、原発ロビー(UNSCEAR)の報告書に対して批判するのである。

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