3月22日のツイッターで「怒れる不動明王」が次のツイートをしていた。

「本日のお笑い報道「大都市地価、上向く」、本当に狂った国だ。自民党に代わって2か月少ししか経ってないのに、あらゆる価格が上昇? これは明らかに選挙前から官僚になる壮大な仕掛けがあったのではないのか。やはり衆院選には壮大な不正があったのだ。あまりにも増税のためだけの仕掛けがされすぎてる」
(引用終わり)

東京の地価まで上げる。あるいは上げられるのである。

これまで何度も放射能の影響で東京の地価は下がっている、マンションも空室だらけという情報をネット上で得ていた。それとは真逆の現象が起こり始めた。

最近テレビで目立つのは、 犬HKを中心にテレビ局の行う間接的な株購入の慫慂である。株で儲けた人のコメントをよく流す。加えてボーナスが上がったというコメントを流す。

これでちょうちん買いが入り、世の中はよほど景気が上向いてきたと勘違いし、自分の給料は何も上がっていないのに高価な買い物をするおっちょこちょいが出てくる。

日本のB層とはこんなものだ。自分の生活の現実から発想したら間違わないのだが、テレビや新聞を無条件に信じる。それで洗脳され、誘導される。

実体経済の浮揚を伴わない完全なバブルである。

バブルといえば、福島原発のネズミ騒動も、角度を変えればバブル騒動であった。

「大山鳴動して鼠一匹」という。今回の福島原発の停電は、まさにその通りの経過をたどった。

福島原発で停電が発生したのは3月18日の午後7時前である。燃料集合体1533体を収納する4号機使用済み燃料プールやセシウム吸着装置「キュリオン」など9つの設備がほぼ同時に停止した。停電である。

冷却できなければ何が問題なのか。

1号機と3号機、それに4号機の使用済み燃料プールで冷却システムが止まった。合計して燃料プールには、使用済み燃料が2,100本余り入っている。

このほかにも、6,300本余りの使用済み燃料が保管されている、「共用プール」の冷却システムや一部の汚染水の処理設備も停止した。

冷却できずにプールの温度が65度を超えて上がれば、東電も福島原発に見切りをつけて避難することになる。東京都民も、外国あるいは西日本へ脱出することになる。

その破壊の凄まじさは4号機だけで東日本を全滅に追い込む。他の3機の原発が連動すれば、地球規模の大厄災になる。

東電は、3月20日午後4時30分から記者会見を開いた。そこで仮設電源盤の壁面や計器用変流器(端子)がすすけていることを示す写真を公表する。

電源盤の下の床に、体長15センチ程度のネズミと思われる小動物が死んでいる。

東電は「小動物が外部から入り込んでケーブルを伝わっていき、高圧の端子に載ることは可能」との見解を示した。

我が国では配電盤のバックアップ体制がとられていなかったのである。この想像力と学習能力の欠如には舌を巻く。炉心の冷却は問題を指摘されたのでバックアップ体制をとるが、配電盤については問題にされなかったのでバックアップ体制を取らない。

ドイツは福島に学び脱原発を決めた。米国も福島に学び使用済み燃料プール配電盤のバックアップ体制をとった。本家の日本だけが、想像力も学習能力もなく、問題と指摘された目前のことだけをやって、他の問題で危機を繰り返す。

このことの意味の深刻さは、今や我が国はネズミ1匹で国土の半分を失うほどの脆弱さを抱え込んでいるということである。宗主国を喜ばせるためとはいえ、よくも中国との戦争など考えるものだ。

しかも廃炉まで最短で40年というから、その間、わたしたちはこの狂人たちによる無責任な仕事に付き合っていくことになる。

いつまたいわれるかわからない、あと4日以内で修理できなければわれわれも現場を離れます、東日本の全滅です、と。
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わたしは中国との戦争に向かう現状を、数十本のダイナマイトを体に縛り付けて、しかもその1本は発火している状態で突撃する狂人に例えてきた。

事実は小説より奇なり、というが、ダイナマイトを体に縛り付けるどころか、知らぬところでネズミ1匹で始末がつけられる脆弱な国家になっていたわけだ。

国民は今更ながら東京電力という会社のいい加減さ、だらしなさ、政府の、現場の危機管理を東電に任せきりという無責任さに、思い至ったということだ。

それにしても東日本全滅を防ぐような重要な施設が、原発事故から2年たっても、まだ仮設のまま、ネズミの侵入できる野ざらしの外部に放置してあったというのはショックである。

要は東電を初め、日本には原発を保持するための、危機管理能力、国民への責任感、技術力、総じて資格がないということだ。

これは原発事故の最初から現在に至るまで一貫して続いている。福島原発事故が起きた3月11日の21時23分に、菅政権は福島第一原発から半径3キロ以内の住民に避難勧告を出した。翌3月12日午前5時44分には福島第一原発から半径10キロ圏内の住民に避難指示が出た。

さらに、3月12日15時36分に、1号機が水素爆発を起こすと、この日の18時25分に、避難範囲を半径20キロに拡大した。

賠償金をできるだけ安くしよう、事故をできるだけ小さく見せよう、できるならなかったことにしよう、できるだけ真相を国民の目から隠蔽しよう、といった政府と官僚の無責任な体質は今日まで一貫して続いている。

その一つが、菅政権と犬HKとが一体となって隠蔽したスピーディー情報の問題である。先ごろ犬HKを退職した堀潤が、2013年3月11日のツイッターでこうツイートしている。

3月11日

「震災から2年。原発事故発生のあの日私たちNHKはSPEEDIの存在を知りながら「精度の信頼性に欠ける」とした文部科学省の方針に沿って、自らデータを報道することを取りやめた。国民の生命、財産を守る公共放送の役割を果たさなかった。私たちの不作為を徹底的に反省し謝罪しなければならない」

「パニックを抑え社会の均衡を保つための判断であったとしても、統制された情報によって福島県をはじめとした近隣住民の皆さんへ長年に渡る不安を与えた事実を正面から受け止め、償いを続けそれだけに市民に寄り添った報道を徹底しなければいけない。僕は頭を下げながら一生この原発事故の取材を続ける」

「自らあの日ニューススタジオにいながらそうした事実をきちんと伝えられなかったことに対し、心から謝罪します。福島の皆さん。取材でそれまで沢山お世話になっていたにも関わらず、役にたてなくて本当に申し訳ありませんでした」
(引用終わり)

犬HKもスピーディ情報を知っていて、報道しなかったのである。まさに戦前と同じであり、権力の御用メディアである。

堀潤の退職について杉山正隆がFBで堀潤とのやり取りを紹介している。堀潤は以下のように自らの退職の真相を語っているが、様々な圧力をかけられ、追い込まれての退職であるから、実質的には懲戒免職である。

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