福島第一原発の汚染水漏れを、福島原発告訴団が、3日、公害処罰違反の疑いで検察に告発した。
わたしたちは次第に感覚を麻痺させられてきている。
安倍晋三が、韓国の水産物輸入禁止にあわててWTO提訴を検討し始めた。これに対抗して、日本がWTOへの告発を検討し始めた。
これだけの国家間の問題になっている事案について、日本の検察が強制捜査にも入らない。現場検証もしない。誰も逮捕しない。
罪を償うどころか、東電の元幹部らは、放射能汚染の日本から家族ぐるみで海外へ移住し、悠々自適の生活を送っている。
日本の世の中はこんなもの、と諦める感覚が、すでに洗脳の成果なのである。
政治も官僚も、原子力村と利権でつるみ、ここは治外法権になっている。
小沢一郎の陸山会事件とは真逆な現象が展開している。
この国の三権分立は幻想にすぎない。実態は官僚(行政)が、立法も司法をも支配している。
もちろん、そんなことは福島原発告訴団は認識したうえで、告発したのである。
官僚の権力は確かに圧倒的だが、裁判闘争のもうひとつの側面として、国民と政治に与える影響力というのがある。
裁判闘争において、支配層は、本来なら闇の中に隠しておきたかった醜悪なはらわたを白日のもとにさらすのであり、わたしたちは、なぜ日本の政治がかくも原子力村に対して弱いのか、その背後の権力を知ることになるのである。
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