有料版『兵頭正俊の優しさ出前』(月額:864円(税込)/配信サイト:まぐまぐ)を配信しております。

最新の内外の情報の深掘りだけではなく、その批評と正確な判断、将来の展望をお伝えします。

月・水・金・それに、ほぼ週に1回の号外を配信しております。
実質、週に4回の配信になります。

詳しくは、目次の、「メルマガのご案内」をクリックしてください。

なお、別に無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』を配信しております。ほぼ週刊で、次号は10月1日(日曜日)の夜に配信予定です。

『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』PC用

内容はPCと同じ 携帯用

ご登録の検討、よろしくお願いします。

・・・・・・・・・━━━━━━☆

このページの要旨

23日、米軍の戦闘機・爆撃機が、北朝鮮東部沿岸を威嚇飛行し、軍事的選択のメッセージを送った。
リ外相が、23日夜に、国連総会で述べたことは重要である。
(1)北朝鮮は核兵器を使った先制攻撃はしない。
(2)米国と同盟国が北朝鮮を脅迫する限り、北朝鮮は軍事力強化を続ける。

日韓核武装論の背景には、ふたつの理由がある。
(1)北朝鮮のミサイルの能力が、米本土まで届くようになり、米国はきわめて現実的になってきた。
(2)日韓核武装論の背景には、トランプのオフショアバランシング戦略がある。
朝鮮半島危機の高まりを受けて、韓国で核武装論が拡大している。
核武装賛成が拡大する理由は2点ある。
(1)米国の「核の傘」があまり当てにならないことが明確になってきたこと。
(2)北朝鮮の核開発の姿勢が頑強であること。

・・・・・・・・・━━━━━━☆

1 北朝鮮への圧力と制裁強化は戦争を招く

世界が米朝対決にハラハラする状況が続いている。

『Pars Today』(2017年9月24日)に「アメリカ爆撃機が北朝鮮沿岸上空を飛行」が載っていた。

アメリカの北朝鮮に対する挑発行為が続いている中、アメリカ軍の戦闘機や爆撃機が、北朝鮮東部沿岸の上空を飛行しました。

ロイター通信によりますと、アメリカ国防総省は、23日土曜、アメリカ軍の爆撃機と戦闘機が北朝鮮沿岸上空を飛行したとして、この行動は北朝鮮に対する軍事的な選択肢の明白なメッセージだとしました。

アメリカのホワイト・ホワイトハウス報道官は、これに関して、「この行動はアメリカの意志と、トランプ大統領は脅威に対抗するため、多くの軍事的な選択肢を有しているという明白なメッセージを示すものだ」と語りました。

北朝鮮のリ・ヨンホ外相は、北朝鮮に対するアメリカ大統領の脅迫は、北朝鮮の軍事力の高さを示しているとして、北朝鮮の核兵器保有は、アメリカが原因だとしました。

リ外相はまた、23日夜、国連総会で、北朝鮮が核計画とミサイル計画を拡大する目的とは、抑止力とパワーバランスだとして、北朝鮮は責任ある核兵器保有国だと強調し、北朝鮮は攻撃を受けなければ、他国に対して核兵器を使用しないとしました。

アメリカと北朝鮮の緊張は、特にトランプ大統領が国連総会の演説で北朝鮮を完全に破壊すると脅迫した後、かつてないほどに高まっています。

北朝鮮は繰り返し、アメリカと同盟国が北朝鮮に対する脅迫を続ける限り、軍事力の強化を続けると強調しています。(「アメリカ爆撃機が北朝鮮沿岸上空を飛行」

23日、米軍の戦闘機・爆撃機が、北朝鮮東部沿岸を威嚇飛行し、軍事的選択のメッセージを送った。

それに対して、北朝鮮のリ・ヨンホ外相は、北朝鮮の核兵器保有は米国が原因だとした。

リ外相が、23日夜に、国連総会で述べたことは重要である。

(1)北朝鮮は核兵器を使った先制攻撃はしない。

(2)米国と同盟国が北朝鮮を脅迫する限り、北朝鮮は軍事力強化を続ける。

この2点とも、以前から北朝鮮が主張しているものである。

今日は、朝鮮半島危機と絡めて、米国の日韓核武装論について考えてみよう。

2 韓国で高まる核武装論

日韓核武装論の背景には、ふたつの理由がある。

(1)北朝鮮のミサイルの能力が、米本土まで届くようになり、米国はきわめて現実的になってきた。
これまでと違って、日韓を守ることで米本土も被害を受ける可能性が高まったためである。

それで日韓を納得させて米国が東アジアから撤退あるいは後退するために、日韓に原爆をもたせるという考え方が出てきた。

トランプ戦略は、朝鮮半島危機を高めるだけ高め、落としどころを日韓の核武装にもっていくことかもしれない。
もし実際の戦争が起こらなければ、狙いは中国覇権阻止のための、日韓核武装という可能性がある。

(2)日韓核武装論の背景には、トランプのオフショアバランシング戦略がある。
日韓に核武装させ、対中包囲をやらせる。
米国はアジア覇権を放棄して東アジアから撤退する。

以上、2点の理由が考えられるが、韓国には、かつてないほど核武装論が高まってきた。

キャサリン・H・S・ムーンは、「北朝鮮危機と韓国のトリレンマ ―― 経済と安全保障のバランスをどうとるか」のなかで、現在の韓国の状況を次のように書いている。

(キャサリン・H・S・ムーンはウェルズリー大学教授(政治学)。
ブルッキングス研究所のシニアフェロー(非常勤))

<韓国の核武装論>

韓国の大統領にとって現状における最大の課題は、アメリカの戦術核の再配備、あるいは独自の核開発をつうじて国を核兵器で守ることを求める国内の声にどのように対処していくかだろう。
核武装論を支持するのは通常、保守系野党だが、徐々に支持基盤が広がっている。

2016年9月のギャラップ社の調査では、韓国人の58%が核開発を支持すると回答し、反対派はわずか34%だった。

文政権は韓国の核武装に頑迷に反対しているが、THAADの配備については就任後にそれまでの立場を見直して、全面配備を認めたという経緯もある。

北朝鮮がミサイル発射実験を強行し、一方で「アメリカファースト」を重視するトランプ外交が迷走していることを考えると、韓国の核武装への支持は今後ますます高まっていくだろう。

もちろん核武装は、韓国と北朝鮮が1992年に署名した「朝鮮半島の非核化に関する共同宣言」に抵触するが、北朝鮮は既に数十年前に約束を破っている。

とはいえ、韓国が核開発に踏み切れば東アジアで核拡散潮流が生じ、アメリカが半世紀にわたって維持してきた「核の傘による戦略バランス」は破綻する。
韓国の道徳的優位や北朝鮮の非核化を求めていく政治的根拠も損なわれる。

今のところ、文は北朝鮮に対する強硬路線をとっている。
北朝鮮による8月29日の示威行動(ミサイル発射)を受けて、韓国は北朝鮮との国境地帯に爆弾8発を投下し、韓国軍によるミサイル実験の映像を公開した」(『Foreign Affairs Report』2017 NO.10)

朝鮮半島危機の高まりを受けて、韓国で核武装論が拡大している。

2016年9月のギャラップ調査で、58%が核開発支持で、反対は34%だった。
それからちょうど1年経っている。
支持者は大幅に増えている可能性が高い。

文政権は核武装に反対しているが、もし世論の賛成が70%を超えたら、反対し続けるのは難しいだろう。

核武装賛成が拡大する理由は2点ある。

(1)米国の「核の傘」があまり当てにならないことが明確になってきたこと

(2)北朝鮮の核開発の姿勢が頑強であること。

日本の場合、核武装は、保守層においても一枚岩とはならない。
日本官僚機構は、対米隷属を利権維持の戦略としてきた。
もし日本核武装が現実化すると、オフショアバランシング戦略が現実のものとなり、米国はアジアから撤退もしくは後退していく。
そのため、官僚機構は日本核武装に反対だ。

逆にそれを喜ぶ保守層もある。
安倍晋三ら自民党である。

・・・・・・・・・━━━━━━☆

(メルマガの公開はここまでです。申し訳ありません)

※メルマガのご案内

こんにちは!

有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します。

2011年10月1日より『兵頭正俊の優しさ出前』(月額:864円(税込)/配信サイト:まぐまぐ)を配信開始しました。

月・水・金・それに、ほぼ週に1回の号外を配信しております。
実質、週に4回の配信になります。

わたしの強みは、商業ジャーナリズム、「記者クラブ」メディアから自立していることから、政権にも企業にも遠慮なく真実を語る位置を確保していることです。

わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

与謝野晶子与謝野晶子

そうです。
何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
それは、ほんとうのことを言えるかどうかの違いになってきます。
この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
「こんにちは! 有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します」って、それだけ? あいかわらずぶっきらぼうですね。
若い人たちは、あなたのことを何も知らないのだから、もっときちんと自己紹介しなくちゃ。
せっかく「プロフィール」を書いているのだから、リンクを張っておきますね。

また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

太宰太宰

わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。

優れた情報と、新しい状況の分析・とらえ方を提供します。
そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

確かに、わたしはテレビなど晴れがましい舞台には出ておりません。

しかし、わたしの書いた文章は、グーグルの検索でもあちこちで上位に出ております。

ツイッターでは3万を超えるフォロワーに支持されており、無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』は殿堂入りを果たしております。

価格以上の価値があると自信があります。
ぜひ購読のご検討をお願い申し上げる次第です。

なお、別に無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』PC用と、内容は同じ 携帯用 を2011年8月29日より、「まぐまぐ」から配信しております。

無料で、ほぼ週刊です。
(体調を崩したとき、それに正月や5月の連休、お盆には、お休みをいただきます)

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

ご登録をよろしくお願いします。

なお、メルマガはテキストファイルであり、このブログ掲載の画像などはありません。

また、このブログ掲載の文章は、メルマガの一部であり、ブログ用に編集してあります。
© GIHYO