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新潟県知事選が、大接戦になっている。新潟県は泉田裕彦といった優れた知事を出したこともあって、脱原発の聖地のように見做されている。

実際、原発の立地県で、電力会社や電通メディアを敵に回してまでも、県民の暮らしと命の安全を守るには、相当の覚悟が求められる。

泉田裕彦が立候補を辞退したことから、今回の新潟選挙は、脱原発運動にとって非常に重要な選挙になった。ところが最大野党の民進党が野党共闘を組まない。永田町の密室で、安倍晋三と野田―蓮舫との間で、ポスト泉田は原発再稼動の知事にする密約が取り交わされた可能性がある。

ただ、最大野党の支援がなくても、本物の野党である共産・社民・自由(旧「生活の党と山本太郎となかまたち」)が共闘して、野田―蓮舫の自民党補完政党から抜けた良心的民進党議員とともにやれば、十分闘えることを、この選挙は示した。むしろ今日の日本の惨状を作った野田―蓮舫体制には国民の反発が強く、かれらが支援に入ると逆効果になろう。ちなみに野田佳彦は、福島第1原発破壊から1年も経たないうちに収束宣言をやり、今日の日本の惨状を作ったバカ議員である。

民進党は、野田・蓮舫体制を作ったことで、民主党から民進党に党名を変えた意味がなくなっている。何も変わらなかったし、変わる必要もない。そう開き直っているわけで、国民の神経を逆撫でする体制だ。

野田・蓮舫が支援に入った東京10区、福岡6区の補選とも、惨敗を喫するにちがいない。

なんちゃって右翼の安倍晋三と稲田朋美が、またやってくれた。10月11日の参院予算委員会でのことである。南スーダン・ジュバで7月に起きた大規模な戦闘について、民進党の大野議員が質問した。ジュバでは、7月に大規模な戦闘が発生した。その結果、市民数百人や中国のPKO隊員が死亡している。それに対して、安倍晋三と稲田朋美は、これは「戦闘」ではなく「衝突」といってのけた。

稲田朋美「法的な意味における戦闘行為ではなく、衝突だ」「戦闘行為とは、国際的な武力紛争の一環として行われる人を殺傷しまたはモノを破壊する行為だ。こういった意味における戦闘行為ではないと思う

安倍晋三「武器をつかって殺傷、あるいはモノを破壊する行為はあった。大野さんの解釈として『戦闘』で捉えられるだろうと思うが、我々はいわば勢力と勢力がぶつかったという表現を使っている

福島第1原発破壊と同じで、失政・悪政の結果はなるべく小さく括りたい。それで「戦闘」とはいわず「衝突」とするのである。見苦しいとしかいいようがない。日頃の稲田の言動からすると、むしろ「戦闘」と判断した方が、自衛隊員への敬意を表したことになるのではないか。命を賭して現地にいる自衛隊員にも「衝突」の小さな括り方は失礼である。

年金もそうだが、自衛隊を使った集団的自衛権の本質も、かれらにとっては貧困ビジネスであり、ネズミ講なのだ。金(命)を出した方が損をして、お金(自衛隊)を集めた米日の1%だけが大儲けする。

まだ、ときどき福島第1原発破壊による放射能汚染はなかったし、今もないのだという、原子力村(米国・電力業界・建設業界・政界・財界・メディア・大学)の意見を目にすることがある。

日本の原発は、米国の指示を受けて、自民党を中心とする保守反動によって推進されてきた。その結果としての福島第1原発破壊なので、「放射線の影響はにこにこ笑ってる人には来ない、くよくよしてる人に来る」「皆さん良い知らせがあります。放射能は身体に良いんです」と小さく括るのである。

いや、むしろなかったことにしたい。だから、福島の甲状腺癌への被曝の影響も、どうしても認めないのである。

しかし、2011年(平成23年)3月11日以前にはなくて、以後に顕著に起きた事実で、チェルノブイリ原発事故の影響と同じ事実は、放射能汚染との因果関係を疑うのが当然である。それが良心的で誠実な学的態度というものであろう。

ブログ『みんな楽しくHAPPYがいい』に、「南房総の漁師が語る東京湾の現実「魚の放射能汚染状況と奇形魚」6/2米原幹太のもう朝ですよ!(内容書き出し)」が載っていた。

3.11以降、500~700ベクレルの測定値の魚が採れること、奇形魚が水揚げされる回数が増えているが、その奇形魚を回転ずしなどが激安で仕入れて客に食べさせている現実などが、南房総の漁師である一功によって語られている。

「幹太(インタビュア):魚って、けっこう、会社にもよるんでしょうが、回転ずしとかに出回るんでしょうかね、
一功(南房総の漁師):うん。出回る、出回る。奇形の魚も大体回転ずしが、安い回転ずしが買っていくから。幹太:奇形って分かっててもですか?
一功:分かってて。うん。・・・ヤバイ。マジでちょっとヤバいよ。

幹太:それはなんかそういう、奇形は奇形で値段がつくんですか?
一功:カラ安っていうか、激安で。
幹太:へぇ~。それを売るんですね、売る側も。
一功:うん・・・俺も本当に「止めろよ」ってその場で言っちゃいたいんだけどさ、余りにも関係している人の生活も大きいし、その場でそうやって言うよりも、なんかこうちゃんと順序を踏んでね、そういうふうに持っていこうと当たってる。

幹太:じゃ、本当に葛藤しますね。
一功:そうだね、いやでも、本当に・・・自分の港のスズキ(?)から700位のが出た時は、暫く本当に落ちて・・・
幹太:僕もでも、今聞いて、そんなに出てるんだって思いましたね、やっぱり現場の声を聞いて。でも、海はちょっとヤバそうですね、でも、それが真実だったらしょうがないですもんね。
一功:うん、しょうがない。でもやっぱり真実から目をそらすのが一番いけないよね、それをどう受け入れて、どう解決策を見出していくのか、幹太:知らなかったら解決策も考えないですもんね、逃げていたら」(「南房総の漁師が語る東京湾の現実「魚の放射能汚染状況と奇形魚」6/2米原幹太のもう朝ですよ!」)

そういえば近くの回転寿司は、外から見ても、客もあまり入っていない割にはなかなか潰れない。このあたりに秘密があるのかな、と思ったりもする。

島国であることもあって、日本人は魚介類が好きである。これを最大の警戒心をもたねば食べられないようにした。この一事を以てしても、原子力村(米国・電力業界・建設業界・政界・財界・メディア・大学)の罪は大きい。

もっと大きな罪は、これを矮小化して自分たちの罪を消すために、すべての国民に食べさせたことである。今でも日本中で放射能汚染された食材が食されている。

また、福島第1原発由来の辛い事実が顕れた。

ドイツ国立研究所の研究員と大阪の小児科医らの共同執筆で「フクシマ事故で放射能汚染された都県で周産期死亡率が上昇」という論文が発表された。福島近県の千葉・埼玉・東京などで、甲状腺癌だけではなく、周産期死亡率の上昇していることが明らかになった。

これで、福島第1原発破壊後、甲状腺がん以外の障害もすでに福島と近隣県で増加していることが明らかになった。死産の増加率は15.6%と非常に高い。

Increasesin perinatal mortality in prefectures contaminated by the Fukushima nuclearpower plant accident in Japan (英語原文

『世界大百科事典』によると、「周産期死亡」とは、「妊娠満22週以後の死産と生後1週未満の早期新生児死亡をあわせたもの」である。「1950年以降WHOによって提唱されてきたものである。妊娠満22週以後の死産と早期新生児死亡とはともに母体の健康状態に強く作用されるという共通点があること、各国での死産の定義が統一されておらず、出生直後の死亡も死産として届け出られることなどから、周産期死亡を出生をめぐる死亡として観察し、母子保健上の指標とするために提唱されたものである」。

妊娠22週から、生後満1週間までの間に、胎児や赤ちゃん死亡は、なぜ多発するのか、という問題意識は重要である。

福島第1原発破壊から10か月経過した2012年1月以降、放射線被曝で母体をやられた福島と近隣5県(岩手・宮城・茨城・栃木・群馬)で周産期死亡率は飛躍的に上昇した。

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