これまでメルマガで展開してきたように、私は脱原発を主張している。膨大な原発の使用済み燃料(ゴミ)は、きわめて危険な「高レベル放射性廃棄物」である。この管理が人間には不可能である、というのが脱原発の理由のひとつである。

「高レベル放射性廃棄物」については、次の4つの問題がある。

(1)万年単位の保管になると、その間に地殻が移動し、例えば埋立てた陸地が海底に移動する可能性もある。

(2)日本が地震大国であるため、日本には埋設する地下がない。

(3)厚い岩盤を利用した世界初の最終処分場を建設中の、北欧フィンランドでは、最低でも10万年の管理を必要としている。米・仏は100万年としている。経産省の数値は甘すぎる。

(4)「高レベル放射性廃棄物」の、維持・管理費は天文学的な膨大なものになり、国民的な負担は計り知れない。

この「高レベル放射性廃棄物」の他に、わが国では論じられることが極めて少ないのだが、軍事的な観点から原発を見る必要がある。

現在、日本の原発で、軍事的な観点から見て、もっとも危険といわれているのは、4号機と、その50メートル西側にある共用プールである。

4号機には、使用済み燃料が1,331本、新燃料が202本、合計で1,533本が貯蔵されている。屋根も壁もない無惨な姿が、全世界に動画や写真で拡散している。べつに潜入調査しなくても、このアキレス腱を攻撃すれば日本は終わる、という認識が世界に広がっている。

4号機使用済み燃料1,331本の貯蔵された冷却用プールが破壊されると、広島原爆5,000発分の被害が起きる。ただ、その帰結は、日本国家と日本民族の終焉を物語るばかりでない。北半球に深刻な影響を長年にわたって与えていくことになる。

軍事的なもうひとつのアキレス腱は、この4号機のわずか西50メートルにある、使用済み核燃料の共用プールである。縦29メートル 、横12メートル、深さ11メートルのプールに、使用済み燃料が6,375本、新燃料が2本、合計で6,377本が貯蔵されている。

この共用プールの貯蔵量は、 4号機のやく4倍以上もある。単純に見積もっても広島原爆の2万発分の被害が起きる。もしここが攻撃されて崩壊すれば、文字通り世界の破滅となる。

こういう危険な代物を、よくも世界最大の大都市の側に作ったものである。

なぜ作れたのか。

理由は明快である。原発を作る技術も維持管理の能力もない連中が、無邪気に金儲けだけで原発製造に携わっているからである。つまり、原発を作る資格のない連中が、官僚・政府・電力会社の中枢にいて、原発を仕切っているから、今後もさらに原発を増やすし、外国への輸出までするのである。

ところで、『産経新聞』(2013年5月29日号)が、 「原発テロ計画 金総書記「日本に人が住めないようにしろ」というタイトルで、 北朝鮮の軍人スパイが、1960年代にはわが国に潜入し、日本の原発攻撃を調査していたことを報道した。
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「北朝鮮の朝鮮人民軍元幹部らの証言で新たに判明した原発同時自爆テロ計画は、金正日(キム・ジョンイル)総書記の指示下に策定されたとされ、金総書記は「決死隊の同時攻撃で日本に人が住めないようにしろ」とも命じていたという。

元幹部によると、潜水艇による日本への侵入も繰り返され、「日本への浸透はたやすかった」とも。テロの脅威を前に原発警備のあり方が問われている。

元幹部らによると、北朝鮮は日本の商業原発稼働前から関心を持ち、「1960年代には、攻撃対象として注目していた」という。

核開発を進める北朝鮮だが、ミサイルに搭載する核弾頭の軽量化には至っていないとされる。それに比べ自爆テロは「核兵器を使うより威力がある」手っ取り早い手段とみなされた。

訓練などで死亡しても家族に任務が知らされることはなく、国民をコマとしか扱わない北朝鮮の非道さが改めて浮かぶ。

計画を後押ししたのは、90年ごろから開発が進んだ潜水艇と、特殊潜水艦の存在だ。「発見されずに上陸でき、情報収集のための工作員浸透も90年代に最も頻繁に行われた」(元幹部)

北朝鮮の基地にいた工作員が情報収集の任務を終え、翌日には戻っているといったことも。「日本にはスパイを取り締まる法律もないと聞かされており、日本上陸時は銃も携帯しなかった。韓国に比べ浸透は非常にたやすかった」
(引用終わり)

「訓練などで死亡しても家族に任務が知らされることはなく、国民をコマとしか扱わない北朝鮮の非道さが改めて浮かぶ」などと書く前に、簡単に潜入調査を許してしまう日本政府と電力会社の無警戒を批判しなければならない。しかし日本のマスメディア自体が原子力村の住人になっているので、こういう批判は一切しないのである。

「北朝鮮の基地にいた工作員が情報収集の任務を終え、翌日には戻っている」し、「日本にはスパイを取り締まる法律もないと聞かされており、日本上陸時は銃も携帯しなかった。韓国に比べ浸透は非常にたやすかった」ということだ。何度でも繰り返すが、日本には原発を持つ技術も能力もないのである。

この能力がないということが非常に問題なのだ。能力がないからその危険性も十分に認識することができない。それで金儲けで外国に輸出する。それがどれほどの損害と不幸を未来の世代に負わせるかについて、考える能力もまたないのだ。

すでに世界はグローバリストによって支配されている。北朝鮮王朝が続くためには、このグローバリストの一角に食い込み、王朝を安堵してもらうしか仕方がない。

ただ、極東の独裁者としてグローバリストに許容してもらっても、北朝鮮の反日のミッションは変わらない。極東に絶えず緊張をもたらし、米国系グローバリストの期待に応えねばならない。

そうしなければ、緊張と対立を理由に、高額な兵器を売りつける日本市場を、米国のグローバリストは失うことになるからだ。

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