最近は、東京の大手(「記者クラブ」)メディアは、連日、刷り込み(洗脳)のトンデモ論・陰謀論のオンパレードである。逆に、ネットや週刊誌、スポーツ紙の方がジャーナリズムの神髄を表した情報を発信している。

『日刊スポーツ』(2016年2月18日)の「連合幹部の野党分断工作」なる記事もそのひとつである。今朝(21日午前)リンクをクリックしたところ、すでに削除されていた。「紙面から」となっていたので、新聞の方で読むことは可能かもしれない。

「★民主党の遅々として進まない野党統一候補策定に対して揺さぶりをかけようというのか、野党共闘の中で一番距離があると思われた共産党と維新の党が非公式会談を持った。

共産党からは委員長・志位和夫、国対委員長・穀田恵二が、維新の党からは代表・松野頼久、幹事長・今井雅人が出席した。会談では野党統一候補の必要性や、自民党1強状態の打破などで一致したとみられるが、いずれも民主党の煮え切らない態度と参院選までの時間が迫っていることで、状況の打破を図ろうとする両党の思惑が見え隠れする。非公式会談とはいえ、維新の党も極めて紳士的で、譲歩を重ねる共産党に対して敬意を払ったやりとりだったようだ。

★それにしても民主党は煮え切らない。党関係者が言う。「選挙を考えたら調整すべきだと、かなりの議員が感じている。チャンスとも思っている。しかし、最大のブレーキは連合ではないか。野党共闘が崩れれば、それは連合が妨害したからだ。またその意を受けて元首相・野田佳彦、幹事長・枝野幸男が暗躍しているのも過誤できない」。

★連合事務局長・逢見直人は、連合副会長(UAゼンセン会長)時代の昨年6月、秘密裏に首相公邸で約2時間にわたり首相・安倍晋三と会談、「今後も定期的に意見交換することで一致した」としており、連合会長・神津里季生は連合からの派遣で、90年から3年間、在タイ日本国大使館に外交官として派遣されている。

この頃の大使は安倍と親しく、一昨年他界した岡崎久彦。つまり今の連合幹部は親安倍派であるということだ。

「彼らが労働組合の名を借りて野党共闘の分断工作をしているのは党内では周知の事実」とは前出党関係者。それを押し切れない民主党も情けないが、労働組合も地に落ちたか」

「最大のブレーキは連合ではないか。野党共闘が崩れれば、それは連合が妨害したからだ。またその意を受けて元首相・野田佳彦、幹事長・枝野幸男が暗躍している」。野党共闘の最大のブレーキが、連合・岡田・枝野であることは、わかっていたが、ここで野田佳彦の名前が出てきた。

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新潟選挙区では、原発民主党が、自党の菊田真紀子を鞍替え出馬させてまで、脱原発の森ゆうこ落としに打って出ている。これは、原子力村の要請を受けた政党の利権代表化が起きているものである。しかし、底流には枝野・野田ら反小沢の動きがあるのだとわたしは見ている。

野田の千葉選挙区は、無風状態で、選挙に弱い野田が簡単に当選してきている。自民党には、野田を民主党においておく、それなりの理由があるのだ。

野田がやった悪政のひとつに原発の再稼動がある。

これがいかに罪深い悪政であったかを、今日のメルマガでは『原発ホワイトアウト』を書いた現役キャリア官僚若杉冽(わかすぎ・れつ)の、第二作『東京ブラックアウト』を叩き台にして考えてみる。

ご存知のように『東京ブラックアウト』は小説である。しかし、書かれているのは、小説という方法を仮装したキャリア官僚の掴んだ情報と捉えた方がいい。

真実(真相)を表現するには、様々な方法がある。小説という方法を仮装したから書けて、評論としてはけっして書けない事実があることを、わたしたちは知らねばならない。この作品のなかに出てくる天皇との会話などはそうである。

『東京ブラックアウト』では、再稼働された新崎(新潟)の新崎原発(柏崎刈羽原発)がテロに遭って、外部電源の高圧送電鉄塔が爆破される。つまり原発が停電になる。そしてメルトダウンを起こしていく。関東全域が放射能汚染地域になる。関東圏は人口が減り荒廃していく。

しかし、原子力村の官僚は、今度はその放射能汚染地帯となった関東平野を世界の核のゴミ捨て場とする政策を展開し始める。

(『東京ブラックアウト』の引用文は、ディスプレイ上の読みやすさを考慮して改行を増やしてある。ルビは省略し、漢数字は算用数字に改めてある)

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「日村は天を振り仰ぐ。そして「それから……遷都だな……」と続けた。小島の目が泳ぐ。
「えっ、遷都ですか?」
「そうならざるを得ないでしょう。もう一度、京都に首都を戻す。そのために必要なカネは、過去の遷都についての調査研究によれば、ざっと19兆円くらいだろう。そのカネの財源を捻出するためにも、輸入の化石燃料には頼れない、原発に課税する、そういうロジックだな」

「……な、なるほど、それはいいですね!」小島は相槌を打った。たしかに秀逸なアイディアだ。いや、日村という男の知謀には敬服するしかない。
核燃料サイクルの19兆円にだって騒がない呑気な国民なんだからな、ふふ。原発事故によって必要になった遷都の費用だから、原発の発電電力量に対して課税する……そうすれば、原発を動かさない限り、遷都ができないというわけだ

世の中を小馬鹿にしたような顔で、日村は片頬を吊り上げ、ニヤリと笑った。
こうすれば、首都を壊滅させたとしても、遷都の費用だって呑み込める。それだけの凄い力が原発には内包されているのだ。

日村は続けた。
それから、汚れた土地、まあ関東平野のかなりの部分にまで及ぶかも知れない……その使い道として、海外から使用済み核燃料の中間貯蔵施設を誘致する。
これから日本国債の価値が暴落し、円安、株安、債券安のトリプル安が日本経済を襲うだろう。この経済不況を乗り切るために、日本が外貨を獲得していくことは不可避。我が国が不死鳥のごとく経済的に蘇るために、これはどうしても必要なことだし、最終処分場ではないと強弁すれば大丈夫でしょう

この日村については、2013年9月17日のツイートで、河野太郎がこう述べている。

「原発ホワイトアウト 講談社。作者は誰かという犯人探しが始まっているそうです。
「エネ庁で相当の職務経験を積んだ高官で、かつ、左遷されるなどして相当の時間的余裕がある人」が疑われているようです。登場人物のモデルは、日村直史エネ庁次長は今井さん、規制庁審議官は安井さんだそうです」

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資源エネルギー庁次長の日村直史は、経産官僚の今井尚哉らしい。

原発輸出を契約し、それから日本を世界の核のゴミ捨て場にした官僚と政治家、経営者は、問題が露出する頃には、すでに現役を退いて優雅な外国暮らしをしているだろう。

いずれにしても将来の世代は、世界の高濃度の放射性廃棄物(核のゴミ)の管理費用などで、世界一の増税に苦しむことになろう。

現役の官僚が書いただけあって、官僚の習性、冷酷さがよく描かれている。

自分たちの失政で国土の半分を失う。三流国に落ちぶれる。そのことに対する責任感、反省はない。頭は早くも官僚の延命と次の金儲けに向かっている。

「核燃料サイクルの19兆円にだって騒がない呑気な国民なんだからな」という、日村の国民をバカにした態度は、日本1%に共通した態度である。それも、1%の幸せを守るために99%の愚民化を一層深めさせる冷酷さとつながっている。

1%にとって原発は打ち出の小槌なのだ。建てて儲かり、壊れて儲かり、廃炉で儲かる。この小説を読むと、その儲けも世界的に拡大するために、日本を核のゴミ捨て場にしてまで儲ける。

この伏線を野田佳彦らが作った。今また、野党共闘の最大のブレーキ連合と組んで、新潟選挙区では、脱原発の森ゆうこ落としを画策している。世界のオンカロを作るには、福島第1原発破壊だけではまだダメだ。第二の原発破壊がなければならない。そして国土を放射能汚染で汚すことが必要だ。そのためには新潟の森ゆうこは邪魔なのだ。

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