安倍晋三の日本破壊が続いている。

アフリカに3兆円投資するという。アフリカまで出かけていって中国と張り合う。底なしの愚か者である。これは大失敗に終わるだろう。

(欧米の一流の政治家・知識人がやらなかったこと、避けたことを、やり始めるのはこの男しかいない)
(欧米の一流の政治家・知識人がやらなかったこと、避けたことを、やり始めるのはこの男しかいない)

今後3年間で総額300億ドル(約3兆円)をアフリカ諸国へ投資する。常任理事国へ入りたいとの打算含みなのだが、そんなことはアフリカ諸国は百も承知である。つまり日本の常任理事国はない方が、中国と張り合う日本のアフリカ投資が続く。これで常任理事国入りは消えたも同じだ。

「金目でしょ」政治をアフリカでやっているわけで、所詮、お坊ちゃん世襲政治家の考えそうなことである。

3兆円といってもアフリカの地元企業に落ちる金はわずかで、ほとんどは米日企業に還流する。つまり日本99%の増税で得た金を、米日1%に献上しているのが本質である。

それより、沖縄の予算は140億円減額したのに、アフリカには3兆円など許すべきではない。

それに日本は常任理事国入りしない方がいいのである。はっきりいえるのは、破壊された福島第1原発も収束できない国が、そして米国の指示で脱原発(脱被曝、脱1%、脱原発依存、脱人体実験、脱テロ)もできない国が、常任理事国入りしても、やれることはない。「金目でしょ」政治を国連でやらされ、常任理事国の米国の一票を増やすだけのことだ。

それに日本の常任理事国入りには中国が反対するだろう。これまでも 中国はインドの常任理事国入りには賛成するが、日本に対しては拒否権行使を匂わせてまで強く反対してきた。それは当然である。中国を仮想敵国として、安倍外交は展開されている。敵視された国が、敵視している国の常任理事国入りを歓迎する筈がない。こんなこともわからないのである。常任理事国候補の国で、こんなバカなことをやっているのは日本だけである。

わからないから、安倍晋三は、基調演説で「日本は約束を守る国です」「アジアとアフリカをつなぐ二つの大洋(太平洋、インド洋)を平和な、ルールの支配する海に」などと中国を当てこすっている。どうしてこうバカなのだろう。中国を味方に付けて、常任理事国入りを果たす戦略が描けないのだ。

安倍晋三のアフリカばらまきに関して、こんなツイートが目についた。

「戸谷真理子

国民が国民健康保険滞納するくらい生活に苦しんでいるのに、あなたが気にされる中国含め52兆円海外にばらまき
伊勢志摩サミットで25兆円アフリカ3兆円ばらまき約束。医療費無料のデンマークより高い税金取って、医療費高額

金子勝

朝からNHKニュースが、TICAD=アフリカ開発会議で安倍首相が「日本は約束を守る国です」のフレーズを流し続ける。「3本の矢」の目標も、女性活躍も、「原発に依存しない経済と社会」も、TPP交渉参加6原則も、何一つ約束を守っていないのに。永久に「道半ば」ですます。この国は北朝鮮か?

豊田憲子/NorikoToyoda

TICADで安倍さんが3兆円投資と宣言したらしいが、本当にアフリカの人たちが望んだものだろうかチェックが必要。JICAがアフリカ某国の開拓と称して地元民たちの意思を無視した計画を立てて抗議されたことがある。しかも、地元民たちがわざわざ日本JICAまで訪問したのに門前払いした。

Yahoo!ニュース

【中国 日本のアフリカ支援警戒】安倍首相が打ち出したアフリカ支援を巡り、中国メディアが「常任理事国入りが目的」と警戒感。日本は「量より質」の支援を強調。

Furukawa Harumi

今日テレビでやってた安倍総理のケニア訪問ニュースで「中国に対抗するためのアフリカ支援」って言っててびっくりした。そんな理由で外国を支援するの? 日本政府はアフリカを何だと思ってるの? アナウンサーは当たり前のように伝えていたけどすごい違和感を感じたなあ」

ツイートには、また外国へのバラマキか、そんな余裕があるのなら国内の貧困者に使え、国民の税金なのだから、という声が強かった。

アフリカ投資にかこつけた、米日企業への献上。これも強力な日本破壊の一環である。

アフリカ投資による日本破壊は、安倍の株投資の日本破壊と同様に、失敗によって実現されるだろう。

安倍晋三の陳腐なイデオロギー、そこからくる中国敵視論。それがアフリカ投資にも底流にある。しかし、中国はすでに深くアフリカに根を張っており、日本がアフリカ投資で競える相手ではない。この点、米国の見方は、とても正確でシビアである。

パンカジュ・ゲマワットとトマス・ホートは、共同執筆の「中国のコーポレートパワー ―― 中国企業が市場を制する日はやってくるのか」のなかで書いている。

(パンカジュ・ゲマワットは、ニューヨーク大学ビジネススクール教授。スペインのナバーラ大学・IESE(イエセ)ビジネスクールの議長(戦略&グローバル化)

トマス・ホートは、タフト大学シニアレクチャラー ボストン・コンサルティング・グループのパートナーを経て、現在はミドルベリー国際大学院モントレー校客員教授、タフツ大学シニアレクチャラー、香港大学ビジネスクールでも教鞭をとっている)

米中と貿易関係にある180か国中の124か国にとって、中国との貿易取引量の方がアメリカとの取引よりも大きく、これらの国にはアメリカの重要な政治・軍事的同盟国も含まれている。さらに中国は、投資国、インフラビルダー、機械サプライヤー、途上国の有数のバンカーになるという目的に向けて着実に歩を進めており、すでにアジア、アフリカ、ラテンアメリカの多くの国が、経済的にも政治的にも中国への依存を高めている。

(中略)

初期における中国の外国投資のほぼすべては(アフリカや南米の)油田や鉱山を対象にしていた。しかし最近では、欧米企業の買収、特にアメリカの斜陽地帯の工場を含む、困難な状況にある工場を買収して建て直すというやり方で、価値連鎖上流へのシフトを試みている。中国企業は約10億ドルの資金を投入して141の企業買収を行っている。アメリカを例外とすれば、いまや中国は国内にもっとも多くの多国籍企業を擁する国となった。

だがグローバル化に遅れて参加したために、中国は欧米諸国以上にリスクの高い外国投資戦略をとっている。投資先のトップ2はオーストラリアとアメリカだが、中国企業の外国直接投資のほぼ半分はアジア、アフリカ、ラテンアメリカ、中東の途上国だ。リスクが高ければ高いほど、中国はより積極的に投資する傾向があり、例えば、アフガン、アンゴラ、エクアドルへの最大の投資国だ。これらの国や地域は、紛争やデフォルトリスクゆえに、欧米企業は近づこうとしない。

政治学者のデビッド・シャンボーは中国のことを、緊密な同盟国のいない「孤独な大国」と呼び、援助を絡めた相手国での公共投資プロジェクトも、アジアインフラ投資銀行(AIIB)も、この現状を変えるための戦略だとみている(もちろん、このアプローチが機能する可能性もある)」(『Foreign Affairs Report』2016 NO.5)

この論文は今年の5月号に掲載されたものだ。中国とアフリカを捉える最新の客観的な情報と考えてよい。

「中国は、投資国、インフラビルダー、機械サプライヤー、途上国の有数のバンカーになるという目的に向けて着実に歩を進めており、すでにアジア、アフリカ、ラテンアメリカの多くの国が、経済的にも政治的にも中国への依存を高めている」。それを安倍晋三が、後発国の首相としてアフリカに乗り込み、中国批判を繰り返す。これはアフリカには迷惑だし、通じないのだ。日本の外務省も、これではまったく存在価値がない。

中国は、「最近では、欧米企業の買収、特にアメリカの斜陽地帯の工場を含む、困難な状況にある工場を買収して建て直すというやり方で、価値連鎖上流へのシフトを試みている」。これとアフリカで張り合って何をしようというのだろうか。

「中国企業の外国直接投資のほぼ半分はアジア、アフリカ、ラテンアメリカ、中東の途上国だ。リスクが高ければ高いほど、中国はより積極的に投資する傾向があり、例えば、アフガン、アンゴラ、エクアドルへの最大の投資国だ」。同じことを、これから何十年にもわたって日本もやろうというのだろうか。しかも「紛争やデフォルトリスク」の高い地域なのである。中国とアフリカで張り合うのは、非常に危険である。

「孤独な大国」への挑戦は失敗するだろう。安倍晋三の念頭にあるのはアフリカの票である。そのことをアフリカは知っている。中国と張り合う日本も知っている。としたら、アフリカの闇の奥が、どのように日本を闇の奥に誘い込み、料理するか。わたしの関心はそこにしかない。

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