日本の北朝鮮化が底なしに深まっている。

もともと安倍晋三は、森友学園も加計学園のように国家戦略特区制度を悪用してスマートにやりたかったのである。すると補助金制度を使って土地代をタダにする手が使える。それが使えないので、敷地内に大量のゴミがあることにして8億円値引きしたのだろう。

このことは政府御用達田崎スシ楼が、あの敷地はゴミの撤去に10億円かかる、それで国は8億円値引きしても儲けものだった、と説明したので、判断がつく。

政府御用達田崎スシ楼は、スシを食べるためには何でも嘘をつく。政府の嘘を田崎スシ楼が代弁するのでわかりやすい。

安倍夫婦や、なんちゃって防衛相の稲田朋美、霞ヶ関文豪佐川宣寿などを見ていると、証拠の書類を廃棄処分しておく権力の腐敗がよくわかる。そして野党の追及にはまず嘘から入る。野党がどこまで調べたか値踏みする。嘘がばれたらすぐに訂正する。それの繰り返しである。

安倍晋三は、国家を私物化して甘い汁を吸うために、内閣官房に「内閣人事局」を作り、局長に腹心の萩生田官房副長官を充てた。こうして小選挙区制で自民党議員を支配し、「内閣人事局」で官僚を支配する。

このシステムは、あまりにも総理に権力を持たせすぎる。よほど哲学のある深い人物が総理にならない限り、独裁体制ができる。

案の定、小物の安倍晋三は、国家の私物化にこの「内閣人事局」を利用していったのである。安倍昭恵が官僚を動かせたのも、「内閣人事局」があるからなのだ。

しかし、そううまくいくのか。霞ヶ関文豪佐川宣寿や、その前任者の、逃げるは恥だが役に立つの迫田英典などは高をくくっているようだ。

財務省のいい加減な文書保管については、政府の公文書管理委員会メンバーである三宅弘弁護士が、「8億も下げたら会計検査院の対象となるのだから、最低5年は保存しないといけない。故意で破棄したら「公用文書毀棄罪」に当たる。故意で破棄でなくても「公用文書管理法」違反になる。国会で笑いながら審議してもらうような話ではない。理財局長なんか首飛ぶ問題だと思う」と警告している。
この腐敗した政権の中心にいるのは安倍晋三であり、かれの世界観が次第に日本を染め上げてきた。一言でいうと、「今だけ、金だけ、自分だけ」の世界観である。

こういう関係に存在するのは、相互の侮りの精神である。仲間内の信頼感はないので、トカゲのしっぽ切りを平気でやる。

トカゲのしっぽ切りは籠池泰典だけかと思っていた。ところが、ヤンキー松井も「婦人付」の官僚、谷査恵子(たに さえこ)も同じ目に遭うかもしれない。

昨日はネット上で谷査恵子が南米の小国へとばされるという情報が駆け巡った。真偽はともかく、こういう情報が飛び交うほど異様に冷酷な政権のもとにわたしたちは生きているということだ。

切られる基準は、「「偉人」のおれさまに迷惑を掛けたかどうか」だ。きわめて個人的で主観的なものが判断の根拠になっている。100万円を送ったかどうかの真実など、どうでもいいのだ。

そういった「事実」が国民に知られたこと自体が許されないのである。「偉人」安倍晋三を侮辱したからには、証人喚問で懲らしめ、御用メディアと中世の司法とで、制裁を加えて葬る。

ただ、そううまくいくかどうか。今回の森友学園事件も、発端は豊中市議の木村真が、売却額の情報公開を請求したことだった。最初は、たったひとりの反乱だったのである。

まだ2月8日のことなのである。そういった告発に遭う可能性のある面々は、少なくない。

逃げるは恥だが役に立つの迫田英典も、霞ヶ関文豪佐川宣寿も、どうなるかわかったものではない。

森友学園事件を考えるときは、ふたつのルートに分けて捉えた方がすっきりする。

官邸ルート

安倍晋三(安倍昭恵) ―今井尚哉 (谷査恵子) ― 迫田英典 ― 佐川宣寿(嶋田賢和)

大阪ルート

松井一郎 ― 武内良樹 ― 酒井康生 ― 籠池泰典

もちろん官邸ルートと大阪ルートとは、複雑に入り組み、この疑獄事件の頂点にいたのが、安倍晋三だろう。

例えば官邸ルートの嶋田賢和から大阪ルートの酒井康生に「しっぽ籠池の身を10日ほど隠せ」という指示が出ている。また、官邸ルートの谷査恵子から大阪ルートのしっぽ籠池にFAXは送られている。

概して官邸ルートは陰湿であり、しっぽ籠池なんて知らないよ、忖度すら認めない、知らぬ存ぜぬで幕を引こうとしている。

それに対して大阪ルートは、維新の色合いが濃厚で、ヤンキー風で賑やかである。ヤンキー松井に至っては、忖度ですませたらいいじゃないか、という立場だ。

ただ、官邸ルートは、安倍昭恵の「瑞穂の国記念小学院」名誉校長、100万円の授受、FAX問題、FAXの7か月ごに8億円の値引きなど、具体的な事実を突きつけられている。疑惑が忖度ではなくて現実・事実である。それをヤンキー風に暴力的に無視することができるかどうか。

ヤンキー松井が「松井知事「本質説明できないのは安倍総理」」(日本テレビ系(NNN)3月25日)で、こう語っていた。

大阪の森友学園の国有地売買を巡る問題で、大阪府の松井知事は25日、「本質を説明できないのは皮肉にも安倍総理だ」と述べ、これまでの安倍首相の対応を批判した。

松井府知事「この問題の本質をきちっと説明できない、わからなくしているのは、僕は皮肉にも安倍総理だと思う。忖度(そんたく)はないと強弁しすぎているんです。なぜ籠池さんが言う神風が吹いてきたというスムーズに手続きが進んだのかという部分。これはまさに忖度だったというのを認めるのが一番だと思います

この問題を巡って野党側は、安倍首相側の意向を財務省などが忖度したため森友学園に有利な土地取引になったと追及している。松井府知事は、「国民の思いを忖度して、それを実現していくのは政治家の当然の仕事だ」と強調し、今回は法律に反するような「悪い忖度ではないとはっきり言うべきだ」と強調した。

また、野党側が求めている自らの証人喚問については、「国会に呼ばれればいつでも行く」と述べ、改めて応じる考えを示した。(「松井知事「本質説明できないのは安倍総理」」

最後の証人喚問については、政府が呼ぶ筈がないことを見越してのパフォーマンスであろう。どこまでもヤンキー風なのだ。

上西小百合が「国会は松井府知事を一人で参考人招致しても意味はない。大阪府私学課のY氏も「同時に」呼ぶべき。そうすれば松井府知事は震え上がる」とツイートしていたが、これはひとつの知恵である。

海千山千のワルばかりに焦点を合わせずに、森友学園事件の真相を知る、実直で真面目な関係者を証人喚問して外堀を埋めていく方法もある。野党の関係者は、真相究明のためには、ぜひこの方法を検討してもらいたいものだ。

3月23日の証人喚問から、御用メディアを使った安倍政権の猛烈な巻き返しが始まっている。

犬HKや産経など、ふたりのメールは最初から部分的に編集して報道している。だから安倍昭恵の次のメールはけっして報道しない。(以下に引用するメールは、読みやすさを考慮して、兵頭の方で句読点を増やした部分がある)

2月25日

籠池諄子「きのうの国会で総理の発言を聞き、ショックを受け、初めて大泣きしましたが、切り替えました。幼稚園に国会議員が来て、自民党を守るため、昭恵さんの写真を外してほしいと言われました

安倍昭恵「わたしが関わったということは、裏で何かがあるのではと疑われないように、細心の注意を払わなくてはならないということだったのでしょう。ご夫妻が今、大変なことは想像がつきますが、主人にとっても大変なことに巻き込まれたということも、ご理解いただきたいと思います。

このメールは、権力からの隠微な口止めの要請として、歴史に残るにちがいない。

言葉は短く丁寧だが、これほど人を蔑んだメールは、滅多にお目にかかれるものではない。自民党の国会議員がきて安倍昭恵の写真をホームページから外してほしいと要請した理由は「わたしが関わったということは、裏で何かがあるのではと疑われないように、細心の注意を払わなくてはならないということだったのでしょう」となる。

議員の心理を忖度して見せながら、安倍昭恵の気持ちを述べ、暗に口止めを要請しているのである。

2月28日のメールにはこういうやりとりがあった。

安倍昭恵「私は講演の謝礼を頂いた記憶がなく、いただいていたのなら教えて頂けますでしょうか。申し訳ありません」

籠池諄子「『私は講演の謝礼を頂いた記憶がなく、いただいていたのなら教えて頂けますでしょうか。申し訳ありません』あまりにひどい。なぜその情報はどなたからですか。全国の方々から励ましのメールがどっさり届き励まされます。絶対おかしい!

安倍昭恵「報道をされたようなので、確認です」

籠池諄子「えーひどい。ひどすぎます。応援メールをみていただきたいぐらいです

安倍昭恵「私も籠池園長の熱意は信じています。本当に記憶から飛んでしまって、他の講演等は全て振込みか、銀行に入れて税理士事務所に管理してもらっているのですみません

安倍昭恵は「私は講演の謝礼を頂いた記憶がな」いといっている。「記憶がない」という言い方はおかしい。普通ならもらっていない、なぜ渡したなど嘘をつくのですか、と抗議するところだ。

籠池諄子はショックだったらしく、「あまりにひどい。なぜその情報はどなたからですか」と興奮している。渡した側にしてみれば、この興奮にはふたつの理由があった。

1 事実関係で相手が間違っており、それが金銭問題であったから。これは安倍昭恵が真実なら、彼女も籠池諄子並に怒るところである。

2 安倍昭恵の、籠池側と関係を断ち、切り捨て、何もなかった、あるいは安倍夫妻は迷惑な被害者だったとするストーリーを感じとって、籠池諄子は興奮したのである。

「全国の方々から励ましのメールがどっさり届き励まされます。絶対おかしい!」「えーひどい。ひどすぎます。応援メールをみていただきたいぐらいです」という籠池諄子のメールは、自分たちは孤立していない、応援してくれる国民もいることを伝えたかったのである。

ところがしっぽ籠池の証人喚問後に、安倍昭恵は彼女のフェイスブックで卑劣な嘘をついている。

私は、籠池さんに100万円の寄付金をお渡ししたことも、講演料を頂いたこともありません。この点について、籠池夫人と今年2月から何度もメールのやりとりをさせていただきましたが、寄付金があったですとか、講演料を受け取ったというご指摘はありませんでした。私からも、その旨の記憶がないことをはっきりとお伝えしております。

これは官僚が書いた文章なのだろうが、籠池諄子の「えーひどい。ひどすぎます」という突差の反応こそ、「渡したじゃありませんか。それを忘れるなんてひどい、ひどすぎる」という感情の爆発だったのである。

要は安部夫婦でトカゲのしっぽ切りをやっているのだ。そのためには過去のでっち上げが必要なようだ。国のトップとしてあまりにも見苦しい気がする。

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