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このページの要約

縁故主義的社会では、社会の富のますます多くをそのメンバーと取り巻きたちが手に入れるようになる。
第1に縁故主義によって、公正な代議制という民主的原則が損なわれる。
第2にレッセフェールや自由競争そして公正な報酬の原則が損なわれる。
サルターは縁故資本主義の三つの手段を(1)政治家への政治献金、(2)議会、あるいは規制を設定・強制する当局への働きかけ、(3)政府での要職と民間での仕事を何度も繰り返すリボルビング(回転)ドアシステム、だとしている。

森友・加計学園事件に登場する人々は、程度の違いこそあれ、すべて身内びいき・縁故主義の恩恵に与った、あるいは預かろうとした人々である。
泥棒国家・マフィア国家と国家・国政の私物化、それに身内びいき・縁故主義(ネポティズム)とは、一体のものである。
すべて金に群がった関係である。
縁故主義のお陰で、安倍晋三の犯罪を守った者たちは破格の出世を遂げている。
縁故主義によって、日本でも様々なことが破壊された。
(1)公正な代議制という民主的原則の破壊
(2)レッセフェール(自由放任主義)と、自由競争そして公正な報酬の原則が破壊(京産大の敗退)

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1 縁故主義の弊害と達成の手段

これまでわたしは安倍晋三の政治を、なんども身内びいき・縁故主義(ネポティズム)であると批判してきた。

この身内びいき・縁故主義を正面から捉えた論文が『Foreign Affairs Report』の9月号に掲載された。

わたしのこれまでの指摘が、間違っていなかった、ひとつの証拠を得たような手応えを感じる。

今日のメルマガでは、サミ・J・カラムの「資本主義と縁故主義 ―― 縁故主義が先進国の制度を脅かす」を手がかりに、さらに身内びいき・縁故主義問題の深化を図ることにする。

(サミ・J・カラムは、技術革新と生産性、人口動態と公衆衛生、統治と社会をテーマとするオンラインサイト、populyst.netの設立者兼エディター)

縁故主義的社会では、社会の富のますます多くをそのメンバーと取り巻きたちが手に入れるようになる。
一方、社会主義的システムでは、より小さな集団が富とパワーをめぐって苛酷な競い合いを繰り広げる。
平等主義的社会は一般に富を効率的に生産できず、恩恵を広く共有できないために、社会主義の指導者たちの内部抗争はさらに熾烈になる。

ハーバード大学のマルコム・S・サルターは「縁故資本主義」という言葉を使用しつつも、縁故主義を「資本主義と社会主義の間で変性したシステム」とみなす有意義な定義を示している。
2014年の研究報告「縁故主義、アメリカンスタイル――われわれは何を議論しているのか」で、彼は次のように指摘している。

要するに、政治家(官僚)とビジネスエリートが共謀し、見ず知らずの相手との取引とはまったく違う、別のやり方で利益を得ることを縁故主義と言う。そうした共謀関係は、政府内の民主的手続きと市場の自由競争を蝕み、短期的・長期的なダメージを作り出す

第1に縁故主義によって、公正な代議制という民主的原則が損なわれる。
これは、政治家とつながりのある個人や産業が、選挙のために献金を提供したり、引退後の役人のために民間における魅力ある仕事をオファーしたりして、政治的影響力を手に入れることで現実となる。

第2にレッセフェール(重農主義者、ミラボーの言葉で、自由放任主義のこと。 注 : 兵頭)や自由競争そして公正な報酬の原則が損なわれる。
これは、うまくいっていないか、失敗している資本家が、自分の企業に都合の良い規制を当局に導入させたり、あるいは、破綻が避けられない状況で公的資金によるベイルアウト(救済)策を引き出したりすることで起きる。
もちろん、縁故主義のもとでは一般的なこれらの手法をとれるのは、小規模ビジネスの経営者や市民ではなく、政治的コネをもつ大立て者だけだ。

サルターは縁故資本主義の三つの手段を次のようにまとめている。
(1)政治家への政治献金、(2)議会、あるいは規制を設定・強制する当局への働きかけ、そして(3)政府での要職と民間での仕事を何度も繰り返すリボルビング(回転)ドアシステムだ(これによって、善くも悪くも官民双方での影響力とネットワークをもつ人材が生まれる)(『Foreign Affairs Report』2017 NO.9)

2 泥棒国家と国政の私物化、縁故主義は一体のもの

「縁故主義的社会では、社会の富のますます多くをそのメンバーと取り巻きたちが手に入れるようになる」というのは、安倍政権の現実そのものである。
安倍政権は、1%のための政権であり、99%は増税と弾圧の対象にすぎない。

マルコム・S・サルターのいう、「要するに、政治家(官僚)とビジネスエリートが共謀し、見ず知らずの相手との取引とはまったく違う、別のやり方で利益を得ることを縁故主義と言う。そうした共謀関係は、政府内の民主的手続きと市場の自由競争を蝕み、短期的・長期的なダメージを作り出す」とは、安倍のやった森友・加計学園事件そのものである。

サルターのいう縁故資本主義の三つの手段は次のものである。

(1)政治家への政治献金(安倍晋三と加計孝太郎とのゴルフや飲食は収賄である)

(2)議会、あるいは規制を設定・強制する当局への働きかけ(加計学園と今治市の政権への働きかけ)

(3)政府での要職と民間での仕事を何度も繰り返すリボルビング(回転)ドアシステム。(加計学園の教師と政権の要職をリボルビングした萩生田光一のような存在)

これまで書いてきたように、森友学園事件には、3つのルートがあった。

(1) 官邸ルート

安倍晋三 ― 安倍昭恵 ― 今井尚哉 ― 谷査恵子 ― 迫田英典 ― 佐川宣寿(嶋田賢和・大石吉彦) ― 田村嘉啓 ― 佐藤義信 ― 稲田朋美

(2) 大阪(近畿)ルート

松井一郎 ― 池田統括官 ― 武内良樹 ― 清水管理官 ― 吉本馨 ― 稲田龍二 ― 松本設計事務所 ― 籠池泰典

(3) 現場ルート

酒井康生 ― 渡辺慎吾 ― 森友学園 ― 阿部貴久 ― 藤原浩一 ― 秋山肇(あきやまはじめ。3月6日暗殺。警察・消防・医者は自殺、家族は心筋梗塞と主張が異なるのも奇妙である。
遺体に喉をかきむしったあとがあり、ここから立花孝志(「NHKから国民を守る党」代表)の毒殺説が出てきた)

これらの人々は程度の違いこそあれ、すべて身内びいき・縁故主義(ネポティズム)の恩恵に与った、あるいは預かろうとした人々である。

泥棒国家・マフィア国家と国家・国政の私物化、それに身内びいき・縁故主義(ネポティズム)とは、一体のものである。
すべて金に群がった関係である。
欲得で繋がった関係なので、権力者の都合でいつでも切られる。
籠池夫妻はその典型である。
いまは獄中にとらわれの身だ。

国家全体が縁故主義で毒されているので、三権分立も破壊されている。
この3つのルートで、(1)官邸ルートと(2)大阪(近畿)ルートは、ともに安倍夫妻と財務省につながっていくので検察も触れることはしない。
現場ルートも、酒井康生や藤原浩一を下手にいじくると、安倍夫妻に飛び火する可能性がある。

そこで検察は籠池夫妻のトカゲのしっぽ切りで幕を引こうとしている。

加計学園事件は、安倍晋三と加計孝太郎との、典型的な縁故主義である。
ここには泥棒国家・マフィア国家と国家・国政の私物化、それに身内びいき・縁故主義とが、一体のものであることが如実に顕れている。

今治市長の菅良二と一部の議員、一部の官僚、加計グループのSID創研(建設コンサル)、大建設計は、泥棒国家・マフィア国家と身内びいき・縁故主義に繋がっている。

さらに官邸お抱えレイピスト山口敬之の「準強姦」もみ消し事件がある。
週刊新潮によれば、山口の逮捕を止めさせたのは、中村格・警視庁刑事部長(当時)である。

縁故主義のお陰で、安倍晋三の犯罪を守った者たちは破格の出世を遂げている。
出世といっても、かれらにとっては金であり、月々の給料から退職金、退職後の天下り先の確保とその退職金と、すべては金に繋がっているのだ。

縁故主義によって、日本でも様々なことが破壊された。

(1)公正な代議制という民主的原則の破壊

(2)レッセフェール(自由放任主義)と、自由競争そして公正な報酬の原則が破壊(京産大の敗退)

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与謝野晶子与謝野晶子

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太宰太宰

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