このページは、2017年7月22日に更新しました。

『兵頭に訊こう』は、現在の国内外の重要問題について、最新の情報と考え方(批評)を、見やすく、わかりやすいことに注力して発信しています。

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漱石漱石

日本の政治がどんどん劣化していっています。証拠の記録に対して、「記憶にない」で邪悪な過去から逃げる政権。これからはレコーダーに記録しないとダメだ、となるでしょう。つまり日本政治はレコーダーのレベルに退化するわけです。これが、国民が政治家に向き合う重要な武装になり、これも安倍晋三が破壊した日本政治ということになります。かれは諸悪の根源です。

このページの要旨

議事録公表の動機は、「一校限定は獣医師会の要請」という安倍政権のでっち上げに対して、異議申し立てをするものである。
山本大臣は、例によって、「加計学園という言葉は使っていない」、「四国に決まったような発言はしていない」と打ち消した。
「いった、いわない」の、いつもの繰り返しになった。そうなると、獣医師会側の当日の記録(参加した四人の確認を得ている)と、山本の記憶の、どちらを信じるか、といった問題になる。
国民は、これまでの一連の経緯から記録を信用するだろう。

安倍出席の予算委閉会中審査は、最低でも加計孝太郎の証人喚問で徹底抗戦すべきだった。なれ合いのスシ友国対を止揚すれば、いまの状況なら国民もメディアも野党側についた。
それを野田―蓮舫―山井(国会対策委員長)の自民党補完スシ友勢力が、すぐに自民党の毛針に食らいつき、敗北のレールを敷く。
教育者でもなんでもない、金儲けとしての教育に精を出す加計親子に、1.8ヘクタールもの(36億7500万円相当)広大な土地を、タダでくれてやる。
さらに事業費の半分96億円の補助金までやる。
これでほんとうにいいのか。
愛媛県も今治市ものんきすぎるのではないか。

芥川芥川

今治市は、加計の獣医学部新設が、地元に何の恩恵ももたらさないことに早く気付くべきです。すでに設計から建設からすべて岡山の加計グループの業者です。これは今後を予兆しています。早く悪夢から目覚めるべきです。

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1 「加計ありき」の議事録

『週刊文春』(7月27日号)に「「加計に決めました」出来レース議事録」が載っている。

2016年11月17日朝9時22分、東京・青山にある日本獣医師会本部。
23階にある役員室では、国家戦略特区を担当する内閣府の山本幸三大臣が、蔵内勇夫会長ら4人の獣医師会役員と向き合っていた。

山本大臣は挨拶を終えるとこう切り出した。

誠に申し訳ないが、獣医師が不足している地域に限って獣医学部を新設することになった

そして、山本大臣は通告した。

四国は、感染症に係わる水際対策ができていなかったので、新設することになった。申し訳ない

獣医学部新設をどの学校法人が担うのかを決める公募が開始されたのは今年1月のことである。
だが、その2か月前に、安倍政権は獣医学部新設を「四国」、つまり加計学園に決めていたのだ。

山本大臣が設定したこの会合は、「加計学園に決めました」という通告の場に他ならなかった―」

安倍政権は、こういった都合の悪いことがバレてしまうと、「記録がない」「記憶がない」で逃げる。
山本も忠実にこの猿の芝居を踏襲した。

(1)なぜこの議事録を獣医師会は公表したのか。
それは、「加計ありき」で示す一番わかりやすい資料であるからだ。
動機の根底にあるのは、「一校限定は獣医師会の要請」という安倍政権のでっち上げに対して、異議申し立てをするものである。

つまり獣医師会はもともと獣医学部新設には反対していたが、安倍政権の圧力に負けて、新設するなら、せめて一校にしてくれ、ということになった。
けっして積極的に要請したのではないことを明確にしたかったのである。

(2)2016年11月17日のこの会議は、もともと会議の前日(16日)に山本大臣の方から申し入れたものである。

(3)当然、大臣がわざわざくるというので、獣医師会は丁寧に会議のメモをノートにとり、翌日、獣医師会側の参加者全員で議事録を確認している。
それが今回公表された獣医師会の議事録である。

(4)山本は、例によって、「加計学園という言葉は使っていない」、「四国に決まったような発言はしていない」と打ち消す。
「いった、いわない」の、いつもの繰り返しになった。

(5)いつもの繰り返しは、もうひとつあった。
最初、山本は山本側のメモがあるといっていたのだが、今朝(7月21日)になって、急にそのメモは廃棄された、と言い出した。

「秘書官が走り書きしていたが、いただいた文書と同じことを先方がいっていたので、途中からメモをとるのをやめた。その後、手書きのメモは廃棄した」。
こんな間抜けな秘書官はいない。
森友・加計学園事件では、登場する政府関係者が、ことごとく間抜けになるというのが特徴である。

(6)そうなると、獣医師会側の当日の記録(参加した四人の確認を得ている)と、山本の記憶の、どちらを信じるか、といった問題になる。
国民は、一連の経緯から記録を信用するだろう。

2 加計孝太郎に国民の不満が高まっている

いまや日本はうそつきだらけになった。
いったいどんなうそで政治家・官僚が切り抜けるか。
それが退屈な見世物になってきている。

野党もそれを知っていて、「またしても国会名物の「記憶にない」が出てきました」としたり顔で呟いたりする。

それならうそをつかせない質問をしたらよさそうなものだが、質問側にもいっこうに進歩が見られない。
国民の欲求不満は日々高まっている。

こうして1日3億円(議員1人当たり1日20万円、衆参750人分で1日1億5000万円が含まれている)の巨費が税金で払われる。
ほかに政党助成金が1日1億円だから、合計で1日4億円も払うことになる。

これだけ国民が税金を払って、どんどん国は悪くなり、生活も悪くなる一方だ。
こんな政治家たちも珍しい。

24、25両日の安倍出席の予算委閉会中審査もまったく期待はもてない。

最低でも加計孝太郎の証人喚問で徹底抗戦し、なれ合いのスシ友国対を止揚すれば、いまの状況なら国民もメディアも野党側についてくる。
それを野田―蓮舫―山井(国会対策委員長)の自民党補完スシ友勢力が、すぐに自民党の毛針に食らいつき、敗北のレールを敷く。

とくに「話のわかるお兄ちゃん」山井和則が弱すぎる。

この男が国対にいる限り、安倍一強は盤石である。

その加計学園に対しては、国民の反感が高まってきた。とりわけ加計孝太郎に対してだ。

『週刊文春』には、加計孝太郎の息子、加計役が、岡山のホステスにいったことば「自分の家族は庶民とはレベルが違う。俺くらいになったら下々のキミたちとは違うから」と語っていました。加計さん(父親の加計孝太郎 注 : 兵頭)はそれを見ても注意することはありませんでした」が紹介されている。

教育は教師で決まる。
教育者でもなんでもない、こんな金儲けとしての教育に精を出す親子に、1.8ヘクタールもの(36億7500万円相当)広大な土地を、タダでくれてやる。
さらに事業費の半分96億円の補助金までやる。
締めて約133億円。
これでほんとうにいいのか。
愛媛県も今治市ものんきすぎるのではないか。

ますます疑惑も膨らんでいる。

加計の獣医学部新設の建築単価は坪150万円となる。
通常の鉄骨造の建築単価から考えても倍近い金額である。

この高額な建築設計を請け負っているのが、加計学園のグループ企業であるSID創研である。
具体的に建設を受注したのは、岡山市のアイサワ工業と大本組。
アイサワ工業は、自民党議員で、岡山1区選出の逢沢一郎の従兄が経営する会社である。

加計孝太郎自身が自民党の支部の要職にあったのだから、加計学園事件は、いわば自民党の利権漁りの様相を呈している。

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