このページは、2017年6月3日に更新しました。

『兵頭に訊こう』は、現在の国内外の重要問題について、最新の情報と考え方(批評)を、見やすく、わかりやすいことに注力して発信しています。

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漱石漱石

疲れる日本ですね。籠池泰典と前川喜平の勇気ある証言で、誰もが総理の犯罪を知っている。しかし、与党と財務省が総理の犯罪を守っている。これで、証拠を握る財務官僚が安倍晋三に引導を渡して、何もなかったことにして幕を引けば、日本は民主主義を装った北朝鮮以下の国になります。

このページの要旨

日本で重苦しい状況が続いているのは、エリートたちの、日本なんかどうなってもいい、「今だけ、金だけ、自分だけ」の生き様を、日々、見せつけられているからだ。

森友・加計学園事件にいたっては総理の犯罪をめぐって展開している。
一部のキャリア官僚が証拠となる書類を出さない。
それを前川喜平が打ち破った。
逆上した菅義偉は、前川に対する人物破壊で応えた。

前川喜平は、「特に、弱い立場、つらい境遇にある人たちに手を差し伸べることは、行政官の第一の使命だ」と考えた。
これは、若者の貧困の実態を知るために、出会い系バーに通ったモチーフの真実とも重なる。

芥川芥川

酷すぎますよね。米国と財務官僚が、次の総理には消費税増税10%を約束させると思いますから、野党は選挙協力を加速させる必要があります。ほんとうに政治がダメな日本です。野党が、前川喜平、籠池泰典の払った犠牲に報いていません。

1 森友・加計学園事件の異様さ

重苦しい状況が続いている。

現在の状況の大きな特徴は、共謀罪、森友・加計学園事件とテーマが明確であること、そのテーマの背景に安倍晋三という退廃した独裁者がいることである。

森友・加計学園事件は異様な事件である。
その異様さはどこからくるのだろうか。

(1) 総理の犯罪が明確であること。
あるいは誰もが総理の指示でコトがなされたと思っていること。

(2) 証拠と証人が複数存在していること。

(3)証人が多くは官僚であり、エリートであること。

(4)証人が保身・出世のために総理をかばうこと。
(総理の嘘にあわせて官僚も嘘をつくこと)

(5)森友・加計学園事件とも、準備不足のまま進行が非常に早く、かつ強引であり、邪魔者を消していること。
(これは安倍晋三の手法そのものである)

以上の5点であるが、要は、エリートたちの、日本なんかどうなってもいい、「今だけ、金だけ、自分だけ」の生き様を、日々、わたしたちは見せつけられているのである。

2 すべてを知る男の告発

森友・加計学園事件にいたっては総理の犯罪をめぐって展開している。
誰もが安倍晋三が直接に関わっていると思っている。
それを安倍が打ち消し、一部のキャリア官僚が証拠となる書類を出さない。

それを前川喜平が打ち破った。
安倍政権がいかにあわてたかは、菅義偉官房長官の狼狽と逆上ぶりに現れていた。
「問題ないおじさん」として、記者会見で何を訊かれてもけむに巻く菅義偉が、珍しく感情的になり、核心に迫る対応をはじめた。
前川喜平に対する個人攻撃をはじめたのだ。

菅義偉が逆上した背景には、官僚の反発が拡大し、自民党内でもそれに呼応して反安倍の動きが蠢動してきたことがある。
日本は本質的には官僚国家なので、内閣人事局を私利私欲に間違って使えば、独裁にも限界がある。

菅義偉の、前川喜平への人物破壊は、出会い系バーに通うような男のいうことは信じるな、という形式に集約した。
日本の政治のレベルはこの程度のものだ。
批判の内容には答えない。
それとは無関係に批判者の形式で内容を否定するのである。

国連の特別報告者で、「プライバシー権」を担当するジョセフ・ケナタッチが共謀罪に懸念を示してきたときもそうであった。
安倍政権は質問の内容には答えずに、ケナタッチは国連を代表するものではなく、個人としていってきたものだから相手にする必要はない、という形式論に終始した。

前川喜平の場合も、すでに辞めた次官で、任期中に出会い系バーに通ったような人物のだす証拠書類は信じるな、という形式論に終始した。

この世にはゲスの勘ぐりというものがある。
あるいはあの人が異様に興奮して貶めるからには、逆にさぞかし優れた人物に違いない、といった現象が起きる。
菅義偉のゴミ売りと連携した前川バッシングは、まさにこれであった。

前川喜平は教育を預かる行政のトップとして、テレビで特集した出会い系バーのネガティブな貧困の現実に驚き、実際にこの目で確かめ、認識しておかなければならないと考えたのである。

日本は実にだめな国家になっているので、こういったモチーフ、こういった行動はゲスの勘ぐり、冷笑をもって迎えられる。
しかし、世の中にはこういった人物がいるのだ。
また、いてもらわなくては困る。

前川喜平の人物を物語るいくつかの証拠・証言がある。
ここではふたつだけ紹介しよう。
このふたつとも、前川喜平の人柄を物語ると同時に、「総理のご意向」文書の実在を間接的に物語るものになっている。

ひとつは、次官を辞任するにあたって、文科省の部下たちに前川喜平が贈った挨拶のメールである。
今年(2017年)の1月20日に配信された。

3 退官の挨拶

文部科学省の任務は極めて重要です。
私が考える文部科学省の任務とは、教育・文化・スポーツ・科学技術・学術の振興を通じて、誰もが明るく楽しくしあわせに人生を全うできる社会をつくること、未知なるものに挑戦し限界を克服し輝く未来へと前進すること、さらには自由で平等で平和で民主的で文化的な国をつくり世界の平和と人類の福祉に貢献することです。

そして、私が考える文部科学省職員の仕事は、子どもたち、教師、研究者、技術者、芸術家、アスリートなど、それぞれの現場でがんばっている人たちを助け、励まし、支えていくことです。

特に、弱い立場、つらい境遇にある人たちに手を差し伸べることは、行政官の第一の使命だと思います。

その意味でも、文部科学省での最後の日々において、給付型奨学金制度の実現の見通しがついたこと、発達障害や外国人の児童生徒のための教職員定数改善に道筋がついたこと、教育機会確保法が成立し不登校児童生徒の学校外での学習の支援や義務教育未修了者・中学校形式卒業者などのための就学機会の整備が本格的に始まることは、私にとって大きな喜びです。

(中略)

ひとつお願いがあります。
私たちの職場にも少なからずいるであろうLGBT(女性同性愛者(レズビアン、Lesbian)、男性同性愛者(ゲイ、Gay)、両性愛者(バイセクシュアル、Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)の頭文字をとった表現 注 : 兵頭)の当事者、セクシュアル・マイノリティの人たちへの理解と支援です。
無理解や偏見にさらされているLGBT当事者の方々の息苦しさを、少しでも和らげられるよう願っています。

そして、セクシュアル・マイノリティに限らず、様々なタイプの少数者の尊厳が重んじられ、多様性が尊重される社会を目指してほしいと思います。

気は優しくて力持ち、そんな文部科学省をつくっていってください。「前川喜平さんが文科省の部下約2000人に当てて送ったメールの全文」

「誰もが明るく楽しくしあわせに人生を全うできる社会をつくること、未知なるものに挑戦し限界を克服し輝く未来へと前進すること、さらには自由で平等で平和で民主的で文化的な国をつくり世界の平和と人類の福祉に貢献すること」。
それが前川喜平の考える「文部科学省の任務」であった。
それは戦争のできる国作りを進める安倍晋三の政策、とりわけ身内びいき・縁故主義(ネポティズム)の政治とは真っ向から対立するものであった。

「私が考える文部科学省職員の仕事は、子どもたち、教師、研究者、技術者、芸術家、アスリートなど、それぞれの現場でがんばっている人たちを助け、励まし、支えていくこと」という。
あまりにも徹底した管理強化のために、教育現場はブラック化している。
前川喜平には、根本的に学校を変えてほしかった。

学校自体が破壊され、教師が傷ついている。
学校でのボトムアップの改革など、もはや不可能な状態にある。

「特に、弱い立場、つらい境遇にある人たちに手を差し伸べることは、行政官の第一の使命だ」というが、今回の勇気ある告発を見ると、それが本物であることだとわかる。
いうだけでやらない人物とは違うのだ。

また、これは、貧困の実態を知るために出会い系バーに通ったモチーフの真実とも重なる。

「LGBTなどセクシュアル・マイノリティに限らず、様々なタイプの少数者の尊厳が重んじられ、多様性が尊重される社会を目指してほしい」し、文科省の役人は「気は優しくて力持ち」であってほしい。
こうなると、今回の告発は必然だったし、前川においては自然でもあったことがわかる。

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