このブログは、2017年6月3日に更新しました。

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このページの要旨

漱石漱石

日本は土砂降りです。しかし、安倍晋三とメディアが快晴だというので、国民は雨に打たれながら晴れだと思わせられているのです。

自民党の教育再生実行本部が、大学在学中は授業料を先送りし、卒業後に収入に応じて国に返済する提言を、安倍晋三に提出した。
これは「無償化」ではなくて、「奨学金返済の先送り」である。

天皇は、有識者会議が一代限りの退位で進んでいたことについて「一代限りでは自分のわがままと思われるのでよくない。
制度化でなければならない」と語った。
なぜ自民党は一代限りの特例として退位させたいのか。
日本が、安倍晋三の狙う戦争する国になると、政権にとって一番の問題は、戦死した兵士の遺族に、どのように向き合うかということだ。
自民党は、総理が向き合う形を避けたい。
戦死の責任が、政権のトップにあることになって、政権交代に結びつくからだ。
次の天皇から、元首として政治利用して、天皇に戦争責任を押し付けていく。
改憲の隠れた動機はそこにある。

共謀罪の採決前に、国連の人権理事会から任命され、プライバシー権の保護を任務とするジョセフ・ケナタッチから、安倍晋三宛てに、共謀罪を懸念する書簡が届いていた。
それに対して日本政府は「個人の資格であって国連の立場を反映するものではない」と開き直った。
安倍晋三は、ジョセフ・ケナタッチの質問と危惧を無視して採決に及んだ。

芥川芥川

自分が奴隷である、不幸であるという認識すら、日本国民は奪われているのですね。これこそ究極の奴隷であり、不幸でしょう。

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1 「授業料返済の先送り」

自民党の教育再生実行本部が、大学在学中は授業料を先送りし、卒業後に収入に応じて国に返済する提言を、安倍晋三に提出した。

大笑いである。
これを「返済の先送り」とはいわずに「授業料の無償化」といっているのだ。
しかもこのエサで改憲を釣る。

教育財源を確保するためと称して所得税や相続税の増税も考えるということだ。

自民・公明両党から提言を受け取った安倍晋三は「すべての子どもたちの夢をかなえるために、政府・与党が一体となって、財源を含めてしっかり検討したい」と述べたというから、言葉はいつでも金メッキが施してある。

ここまで国民をバカにできたら、さぞかし気持ちがいいだろう。
これは「無償化」ではなくて、「奨学金返済の先送り」である。

これをエサにして改憲を釣ろうというのだ。
これほど安上がりのエサはないだろう。
いや、そもそもエサはついていないのだ。
これにだまされる国民はいないだろうから、結局、バカなのは政権であって、安倍晋三ということになる。(「大学在学中は授業料無償化し卒業後納付 首相に提言提出」

日本の奨学金は学生向けの「貧困ビジネス」である。
全体の約9割が有利子貸与型になっている。

欧米では奨学金とは給付型のことを指す。
日本のような貸与型については「学資ローン」と呼んで区別している。

卒業後に収入に応じて国に返済させるのだから、「学資ローン」のことであり、結局は現在とは本質的に変わらない。

政治の貧困な日本では、大学出た時点で卒業者の半数が数百万円の借金を抱え込む。
なかには返済額一千万円超の者もいる。
しかも有利子なので、5~10%の延滞金つきで雪だるま式に大きくなる。

そこに目をつけたメガバンクと債権回収会社がボロ儲けする一大金融事業になっている。

2004年には小泉・竹中政権が日本育英会を日本学生支援機構に変え、金融業として位置づけた。
今回は安倍・竹中平蔵であり、売国奴がトップのときには、教育が狙われ、破壊されることがわかる。

2 天皇を退位させる安倍晋三

いまの時代ほど、政権トップの愚かさが現実化された時代はない。
「奨学金返済の先送り」もそうだが、天皇の生前退位もそうだ。

今上天皇が、保守系の専門家から「天皇は祈っているだけでよい」などの意見が出たことに、「ヒアリングで批判をされたことがショックだった」との強い不満を漏らした。
今上天皇ほど、ときの政権に侮られ、軽視された天皇はいないだろう。
安倍晋三にとって天皇は政治利用の対象でしかないようだ。

いや、それ以上に目障りで、邪魔な存在になっている。
天皇が、被災地を見舞う姿など、国民に寄り添い、国民も敬愛する姿が面白くないのだろう。
どこかで独裁者として天皇と張り合っているように見える。

最近では、皇室の婚約騒ぎを共謀罪隠し、森友・加計学園事件隠しに利用したということがあった。
その際、犬HKにリークする。
このパターンも定着してきたようだ。

天皇は、有識者会議が一代限りの退位で進んでいたことについて「一代限りでは自分のわがままと思われるのでよくない。
制度化でなければならない」と語った。
なぜ自民党は一代限りの特例として退位させたいのか。

自民党の憲法草案では、現行憲法の「象徴天皇」から、大日本帝国憲法と同じ「国家元首」に権能を拡大させ、実質化し、政治化させる。

日本が、安倍晋三の狙う戦争する国になると、政権にとって一番の問題は、戦死した兵士の遺族に、どのように向き合うかということだ。
自民党は、総理が向き合う形を避けたい。
戦死の責任が、政権のトップにあることになって、政権交代に結びつくからだ。

それなら、米国でさえ日本国民の怒りと憎悪を交わすのに成功した天皇にやらせるのが、一番いい。
天皇を戦死者に突き出せば、いまでも黙って引き下がる日本人は少なくない。

もちろん人間天皇としては、こんな役回りは嫌である。
政権が戦争をはじめたのなら、政権が責任をとるのは当然だ。
しかし、改憲後には、政治色を深める元首として戦争に立ち向かわされることになる。

敗戦のあと、米国による戦後教育を受けた今上天皇には、戦争は悪だという認識が強い。
政権としては、だから一代限りの特例として今上天皇を退位させてしまう。

次の天皇から、元首として政治利用して、天皇に戦争責任を押し付けていく。
改憲の隠れた動機はそこにある。

天皇にとって、もっとも警戒せねばならないのは、「天皇は祈っているだけでよい」として、政権が好き勝手に戦争をはじめ、戦争責任だけを天皇に押し付けてくることだ。
とくに天皇が高齢になり、ただ存在しているだけ、「祈っているだけ」の存在になったとき、最大限に天皇は政治に利用されていく。
わたしは、その洞察に生前退位の今上天皇の深謀遠慮があったのだと考えている。

こういうことは、本来保守の論客が洞察し、天皇を守らなければならないのだが、保守もほんとうに劣化してしまった。

今上天皇は、一代限りで退位するわけにはいかないのだ。

3 共謀罪に対する世界の危惧

こんな安倍晋三にとって、共謀罪はどうしても必要である。
戦争に向かう政権を批判する国民を弾圧せねばならないからだ。
それも急がねばならなくなってしまった。

それは、総理の犯罪としての森友・加計学園事件を隠蔽するためだ。
このふたつの事件とも、証拠も証人もたくさんいる。
ひとり勇気を奮い起こせば、日本は立憲主義を取り戻し、縁故主義の腐敗から救われる。

採決前に、国連の人権理事会から任命され、プライバシー権の保護を任務とするジョセフ・ケナタッチから、安倍晋三宛てに、共謀罪を懸念する書簡が届いていた。

それに対して日本政府は「個人の資格であって国連の立場を反映するものではない」と開き直った。
かと思えば、「貴特別報告者が国連の立場からこのような懸念を表明することは差し控えて頂きたかった」と矛盾した認識を開陳したりした。

安倍晋三は、ジョセフ・ケナタッチの質問と危惧を無視して採決に及んだ。

この経緯はすべて世界を駆け巡っている。

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