超富豪の生態

今日は、クリス・ヘッジズの「超富豪による支配は暴政か革命」(『マスコミに載らない海外記事』2018年10月31日)を切り口に、1%と99%の普遍的な問題を考える。

日本の権力中枢は黒い闇に覆われている。そこに唯一斬り込んだ政治家は、石井紘基だった。しかし、暗殺されてしまった。そして民主党は石井の意志を受け継いで糺明することをしなかった。そのこと自体が闇の深さを物語っている。石井の後継者は旧民主党から育っていない。誰も後継者にならなかった。それが民主党であり、自民党よりもこの問題の深刻さをわかっていないのである。

日本の闇は深いが、今日は普遍的な1%と99%の問題、超富豪と一般国民との、国家における問題について考える。

クリス・ヘッジズの「超富豪による支配は暴政か革命」を読んでみよう。

10歳の時に、私は奨学生として、マサチューセッツ州にある超富豪向け全寮制学校に送られた。それから8年間、私は最も裕福なアメリカ人の間で暮らした。私は彼らの偏見を耳にし、閉口するほどの彼らの権利意識感覚を目にした。彼らは自分たちは、より頭が良く、より才能があるので、特権があり、豊かなのだと主張した。彼らは、物質的、社会的地位が彼らより下位の人々を、あざ笑うように蔑視していた。

超富豪の大半には共感や思いやりの能力が欠如している。彼らは連中にへつらう世界に逆らったり、合わなかったりして、彼らに順応しない人々全てをからかい、いじめ、あざけるエリート徒党を組んでいた。

大半の超富豪の息子たちと、私は友情を築くことができなかった。彼らにとっての友情は「私にとって何のとくになる?」で定義されていた。彼らは子宮から生まれ出た瞬間から、彼らの欲求や必要に応える人々に囲まれていた。彼らは、苦しんでいる他者に手を差し伸べるということができなかった。

何であれ、彼らが当面抱えている、けちな思いつきやら問題が彼らの宇宙を支配しており、彼ら自身の家族内の人々さえ含め、他者の苦難に優先していた。彼らは、いかにして奪うかしか知らない。彼らは人に与えることができない。彼らは奇形化した抑えられない利己主義に支配されているとても不幸な人々だった。「超富豪による支配は暴政か革命」

クリス・ヘッジズは、10歳のときに、ある超富豪向け全寮制学校に送られ、そこで8年間、裕福な米国人の間で暮らした。こういった体験は貴重なものだ。その環境に負けて、かれ自身が99%への蔑視を植え付けられなかったことは奇跡のように思われる。よほど精神力が強いのだろう。

大方の謬見とは違って、子どもの時代にすでにわたしたちの人生には、乗り越えられない差が付けられている。どんな努力も、親の経済力に勝るものはない。政治権力も親の金と人脈で買えるのだから。

そのことは現在の日本の最高の政治権力者が、アホぼん三世こと安倍晋三であることひとつを見ても明確だ。日常頻繁に使われる漢字すらまともに読めない男が、政治権力の頂点にまで上り詰める。それは親が築いた経済力、人脈以外にはあり得ない。

実はもう2点ある。1点めは、1%のために生涯を尽くすことに何の疑問ももたないほど無能で考えない人間であること。2点目は売国に何の痛痒も感じない、愛国心の欠如だ。

超富豪の子どもたちの特徴としてクリス・ヘッジズは、次の点を指摘している。これは古今東西、共通して見られる事実だ。

1 自分たちは、より頭が良く、より才能がある。それで特権があり、豊かなのだ、と考えている。もちろん親が頭が良く、才能があったわけだが、そのことにももうひとつの条件を付け加えねばならない。親も運がよかったのである。

この世には頭も良く、才能に恵まれていても、運がなくて超富豪になれなかった人々がいる。この洞察が、成功した超富豪にはとても認められないことなのだ。

2 かれらは、物質的、社会的地位が下位の人々を、あざ笑うように蔑視している。これは概ね普遍的に見られる現実だ。超富豪になったから99%を蔑視するのか、それとも99%を蔑視するような人間だったから超富豪の成り上がれたのか。これは両方とも真実なのだろう。

3 かれらは連中にへつらう世界に逆らったり、合わなかったりして、かれらに順応しない人々すべてをからかい、いじめ、あざけるエリート徒党を組んでいる。この連帯感の強さこそ、99%の連帯感に勝っている。1%には失う富があり、それを守るために連帯するのだ。失うもののない99%は、なかなかまとまれない。

4 超富豪は、苦しんでいる他者に手を差し伸べるということができなかった。かれらは、いかにして奪うかしか知らない。かれらは人に与えることができない。たとえば日本の「内部留保」は400兆円を軽く超えている。これを勤労者に渡さない。

この強欲に呆れる前に、そもそも国家というものはこういうものなのだ。1%(銀行・企業と、それに仕える官僚・政治家)は、最上位の権力としての幻想を国家に与え、99%の生命と富を合法的に管理・収奪する。この理不尽は国家という共同幻想が機能してこそ可能になるものだ。

戦争はこの関係が極限化したものである。収奪どころか、お国のために死ね、という理不尽が、国家という共同幻想を使うことで可能になるのだ。

クリス・ヘッジズが見た富裕層の子どもたちの姿は以上であるが、これはそのまま現在のアホぼん三世の政治姿勢そのものだ。とにかく99%の給料を上げない。豊かにしない。奴隷を見る視線だ。むしろ増税で1%を減税する。アホノミクスに関してトリクルダウンなどいったことはないと打ち消す凄まじさだ。

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