レイプは生涯にわたる魂の殺人

このページは、2017年6月12日に更新しました。

『兵頭に訊こう』は、現在の国内外の重要問題について、最新の情報と考え方(批評)を、見やすく、わかりやすいことに注力して発信しています。

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[char no=”1″ char=”漱石”]わたしは『心』のなかで、「K」の自殺現場を見た「先生」を「わたしはまた、ああしまったと思いました。もう取り返しがつかないという黒い光が、わたしの未来を貫いて、一瞬間にわたしの前に 横たわる全生涯をものすごく照らしました」と描きました。
いまの山口敬之がその立場にあります。しかし、かれにはその認識がないようです。被害者の詩織が顔を出して訴えたのに。山口も一刻もはやく顔を出して、詫びるべきです。動物のような行いで女性を傷つけ、いまも動物のように闇に隠れています。これで権力者に頼み込んで、裏から検察審査会に手を回し、不起訴にしたら、かれは最後まで動物だったということになります。[/char]

このページの要旨

望月衣塑子(いさこ)による、記者会見での菅義偉への追及、そして国会での森ゆうこ追及のあと、官邸は文科省の再調査を決めた。
野党時代の自民党の闘い方が、現野党の参考になる。
野党は、もっと戦術、戦略を深め、自民党を追い詰めなければならない。
その必死さ、国民の側に立った懸命さが、野党の追及からは伝わらない。
総理の犯罪など、野党ばかりか、よほどのバカを除いて与党も疑ってはいないのだ。
官僚も、国民も、メディアも疑ってはいない。
しかし、安倍晋三を退陣にもっていけない。
そこがいかにも日本的なのだ。

安倍晋三は、意識的に国家国政を私物化し、内閣人事局を利用して身内に利益誘導を図った。
安倍晋三の再調査の狙いは、野党にとっては、ガス抜きとして機能し、文科省にとっては粛清に使われる。
これから安倍晋三は再調査の結果を待ちたいと逃げ口上に使うことになる。
再調査のためには、官邸や文科省から独立した第三者の調査委員会が必要だ。

権力による、セカンドレイプについては、もみ消し中村、フェイスブックでの「いいね」昭恵、検証拒否の松本純と続いたのだが、捜査中にもそれがあったことが、詩織の証言でわかった。
詩織の純粋な動機とは違って、この性犯罪には政治の意図が介入してきている。
詩織の場合、加害者が山口敬之であったことから、他の性犯罪とは、まったく様相が異なってくる。
その浅ましい政治は、与党ばかりか野党にも及んでいる。
これからは検察審査会が問題になる。
官邸が裏から手を回して、山口を不起訴にする可能性は存在する。
また、民進党は、これだけ話題になっているのだから、身を切る覚悟でひとりの性犯罪の被害者を助けなければならない。

[char no=”2″ char=”芥川”]わたしもそう思います。かれにいま必要なのは、反省し、謝罪する勇気、誠実、人間性ですね。何か月も経っていまさら、というのは、被害者の心の傷を無視した言い種です。また、法的に無罪、というのは、そうできる人たちに頼んだからでしょう。かれは、人間としての矜恃を取り戻すべきですね。[/char]

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1 追い込まれる安倍腐敗政権

6月8日の、加計学園事件に関する森ゆうこの、参院・農水委での追及が話題になっている。
野党やネットばかりでなく、テレビでも放送された。

わたしが見たのはモーニングショーだった。
長く放送し、そのあと、米国政治と日本との違いにわかりやすく繋いで、見応えのある番組を作っていた。

望月衣塑子(いさこ)による、記者会見での菅義偉への追及、そして国会での森ゆうこ追及のあと、官邸は文科省の再調査を決めたから、慌てさせたことだけは確かだ。

加計学園6/8森ゆうこ「みんな命がけで告発! このままじゃいけない!」:参院・農水委

昔は森のような追及も珍しくなかった。
野党の追及には感情(国民の気持ち)が入らなければならない。
この感情(国民の気持ち)が野党から姿を消してしまった。

多くの議員は政治家から専門家に退行してしまい、淡々と事前通告した質問を繰り返す。
お約束の時間を消費していく。
その向こうに見えているのは行儀よい与党勝利の採決だ。
いまは牛歩すらしない。
敗者の合理性が、専門家としての野党政治家に染みついているのだ。

野党時代の自民党の戦術はこうではなかった。
少数派でありながら、米国、官僚、財界を味方に付け、旧民主党の内部分裂を画し(小沢排除)、政権を財務官僚のパペット(野田佳彦)に貶めた。
旧民主党は、衆参とも多数派を占めながら、最後は、あろうことか自公と組んで、少数野党無視、国民無視、米国・官僚・財界隷属の、実質的な大政翼賛会まで作って見せた(野田佳彦)。

消費税増税を決めた後、大政奉還の自爆解散までやってのけ、今日の惨状の土台まで作った。
その野田佳彦を幹事長につけ、人気回復がままならぬと首をかしげる姿に、国民を無視続ける異様な最大野党の姿がある。

民進党(旧民主党)にも優れた政治家はいるのだから、民主党政権の失敗にあまり関係のない政治家を前面に立て、党勢回復を図るのが原則だろう。
そうすれば、国民も悪夢から覚めやすい。
過去との決別は、辛うじて信頼を引き寄せる。
ところが最近は街頭演説にも野田佳彦が顔を出す。
白けること夥しい。

いずれにしても野党時代の自民党が、現野党の参考になる。
もっと戦術、戦略を深め、自民党を追い詰めなければならない。
その必死さ、国民の側に立った懸命さが、野党の追及からは伝わらない。

森ゆうこの追及は、官僚を上回る入念な資料収集と、論理的な思弁との間に、与党の対応に対して感情(国民の気持ち)を入れた。
見事な追及であった。

実は自民党にも、内心では総理の犯罪を確信しており、「権力は腐敗する、絶対的権力は絶対に腐敗する」という英国の歴史家ジョン・アクトンの言葉を噛みしめている人は少なくない。

総理の犯罪など、野党ばかりか、よほどのバカを除いて与党も疑ってはいないのだ。
官僚も、国民も、メディアも疑ってはいない。
しかし、安倍晋三を退陣にもっていけない。
そこがいかにも日本的なのだ。

韓国など、安倍より遙かに軽微な罪で朴槿恵(パク・クネ)は退陣に追い込まれた。
収監までされている。

2 再調査は第三者の調査委員会でやるべきだ

自民党の村上誠一郎・元行革担当相が、加計学園事件について、こう語った。

政治や行政は公平・公正にやることが一番大事なことだ。
それに対して疑惑を持たれるようなことは、為政者は注意の上に注意すべきだが、残念ながらあまりにも脇が甘かったんじゃないか。

与党だから言いづらいが、ああいうふうに新聞報道や(前文部科学事務次官の)前川さんの人格をおとしめるようなことを時の為政者がやるというのは非常にまずい。
それで(疑惑を)打ち消そうとするならば、逆に国民の皆さん方の信頼を失うんじゃないか。
私は猛省してもらいたいと思っている。(「加計学園問題「猛省してもらいたい」村上元行革相」

村上は自民党の良識派なのだろうが、数が少ないようだ。
それに認識がまだ甘すぎる。

安倍晋三のやっていることは、公平・公正に疑惑を持たれるようなことではない。
意識的に国家国政を私物化し、内閣人事局を利用して身内に利益誘導を図ったのである。
脇が甘かったのでもないのだ。

前川喜平の人格をおとしめたのは非常にまずい、といったことでもない。
かりにひとりの前川喜平が出なかったら、安倍自民党の腐敗は、さらに深化していたであろう。
自民党に自己浄化力がないから、前川喜平が出ざるをえなかったのである。

安倍晋三が、文科省の再調査などと、猿芝居をはじめた。
この狙いは、野党にとっては、ガス抜きであり、文科省にとっては粛清である。
一歩前進などではない。
百歩後退である。
これで安倍晋三は再調査の結果を待ちたいと逃げ口上に使える。

再調査については、こんなツイートが目についた。

望月衣塑子(いさこ 注 : 兵頭)

加計疑惑で前川氏に続き、現役職員達の勇気ある告発と世論の批判に、文科省(実態は官邸)は再調査を決定したが、松野大臣「調査は文科省内だけで」それでは、どんな結果が出てもまた官邸の意向に沿う結果しか出ず、真相は闇の中へ。
官邸や文科省から独立した第三者の調査委員会が必須だ。

加計疑惑で前川氏に続き、現役職員達の告発と世論の批判に文科省(実態は官邸)が再調査を決定も松野大臣「調査は文科省内だけ」。
知りたいのは、調査当初から文書の存在を訴えた職員達の話がないものにされ、大臣や官邸がどう動いていたのかだ。
調査は文科省だけに留まってはならない。

加計疑惑で再調査決定も松野大臣 「文科省内だけ調査」。
獣医学部新設を主導したのは、総理官邸の意向を受けた内閣府だ。
内閣府の調査もせず、疑惑の解明はできない。
中立的な第三者による内閣府、文科省、官邸への調査が不可欠。)

官邸や文科省から独立した第三者の調査委員会が必要だ。
そうでなければ、今回のように、圧力を加えた加害者の、内閣府の調査はしないと逃げることになる。
加害者と被害者の両方とも調べるには、政権から独立して大幅な権力を与えた第三者の調査機関を作らねばならない。

3 レイプは生涯にわたる魂の殺人

官邸お抱えレイパーの山口敬之の事件は、このままに済ませてはならないだろう。
被害者の詩織が捜査中の屈辱を『女性自身』に語っている。

権力による、セカンドレイプについては、もみ消し中村、フェイスブックでの「いいね」昭恵、検証拒否の松本純と続いたのだが、捜査中にもそれがあったことが、詩織の証言でわかった。

「捜査員のみなさんから、『処女ですか?』と質問されました。
『なんのための質問ですか?』と聞いたら、『聞かなくてはいけないことになっている』と。
捜査のガイドラインに載っているんだと思いますが、そうならとてもおかしいことだと思います」

そう話すのは、元TBSのジャーナリスト山口敬之氏(51)から、レイプ被害を受けたと訴えているジャーナリストの詩織さん(28)。
詩織さんは5月29日、山口氏が不起訴処分になったことを受け、検察審査会に不服申し立てをしたあと“実名・顔出し”の記者会見を行い、注目を集めた。

記者会見後は、「売名行為だ」といったバッシングもあり、「1週間ほど固形物が喉を通らなかった」と言うほど、詩織さんは強いストレスを受けていた。
しかし、冒頭のような警察の捜査態勢をはじめとする、性犯罪被害者がバッシングを受けるような状況を「変えないといけない」という強い思いから、記者会見から約1週間後の6月7日、詩織さんは再び心境を語る決意をした。

「捜査の過程では、被害者として耐えられないことがたくさんありました。
所轄の高輪署では、男性警官がいる前で私が床に寝転がり、大きな人形を相手にレイプされたシーンを再現させられました。
さらにそれを写真に撮られるんです。
口頭で説明すれば状況はわかることなのに、なんでこんな屈辱的なことをしなくちゃいけないのか。
ほんとうに苦しかった……」

詩織さんの口からはまさに“セカンドレイプ”のような捜査の実態が語られた。
8日、性犯罪に関する刑法の厳罰化に向けた法改正が衆議院で可決された。
しかし詩織さんは「こういう捜査の方法から変えていかないと、被害者が警察に届け出できない。
いくら性犯罪の法律が厳罰化されても救われない」と指摘する」(「「処女ですか?」と聞かれ…詩織さんが語る“捜査中の屈辱”」

引用が長くなるのでここで止めるが、読者の皆さんにはぜひ全文を読んでいただきたい。
後は、わたしの方で要旨を箇条書きにして紹介する。

1 知人からレイプ被害を受けたと訴えた場合、「合意があったのでは?」と被害を受けた側が疑われ、被害届を受理されるのも難しい現実がある。

2 警察からは「君の経歴に傷がついてしまう。
いままでがんばってきた勉強も全部水の泡。
あなたも傷つく、家族も傷つく」などと被害届を出すのを思いとどまるように説得された。

3 日本には、性被害について語ることは“タブー”っていう空気があって、被害者自身が話せない状況が作り上げられている。
タブーを壊して話せる社会にしないと被害者は助からない。

4 社会に根深く残る性犯罪被害者に対する“偏見”がある。
記者会見のあと、着ていたシャツの「胸元が開きすぎている」として、「隙のある服装をする被害者が悪い」という被害者に責任を押しつける風潮がある。

5 自分が黙っていたら、現状を変えられない。
「まちがっていることは、まちがっている」と、きちんと話せる社会にしたい。

以上であるが、この問題で重要なのは、詩織の純粋な動機とは違って、政治の意図が介入してきていることだ。

詩織の場合、加害者が山口敬之であったことから、他の性犯罪とは、まったく様相が異なってくる。

その浅ましい政治は、与党ばかりか野党にも及んでいる。

ヤマダキヨタカ

詩織さんが記者会見した直後に安倍は北村滋と会い、翌日は中村格とも会っている。

中身は恐らく検察審査会での対応。

想定される手口は、11人の審査員の内6人以上を政府側の人間を送り込み、その上で確証級の捜査資料は提示せず、後は不起訴相当に誘導していく。
これは甘利の時にも使われた疑念が有ります。

山口二郎

レイプもみ消しの主犯とされる警察官僚を国会に呼ぶことに民進党が及び腰と言われている。
民主党政権時代にも当該官僚に汚れ仕事を頼んだからとも聞く。
そんなことでは安倍政権は倒せない。
肉を切らせて骨を断つ覚悟が必要。
返り血を浴びてもやり抜け。

これからは検察審査会が問題になる。
わたしのメルマガの読者にはお花畑の住民はいないと思うが、日本は法治国家でも民主主義国家でもない。
検察審査会に裏から手を回して、山口を不起訴にする可能性は存在する。
ただ、それによって自民党と山口が失うものは決定的に大きいであろう。

また、民進党は、相変わらず、ヘタレ政治をやっている。
これだけ話題になっているのに、党内事情を優先して、身を切る覚悟でひとりの性犯罪の被害者を助けようとしない。しかも代表の蓮舫は、詩織の心情をくみ取りやすい女性ではないか。

何も犠牲は払わないのか。
国民はよく見ており、下手をすると、全国の女性を敵に回すことになるかもしれない。

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わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
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[char no=”10″ char=”与謝野晶子”]そうです。
何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
それは、ほんとうのことを言えるかどうかの違いになってきます。
この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
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せっかく「プロフィール」を書いているのだから、リンクを張っておきますね。[/char]

また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
[/char]

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菅義偉は、出会い系バーに行き、政権が破壊した現実を知るべきだ

このページは、2017年6月10日に更新しました。

『兵頭に訊こう』は、現在の国内外の重要問題について、最新の情報と考え方(批評)を、見やすく、わかりやすいことに注力して発信しています。

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[char no=”1″ char=”漱石”]政治主導の口実で、内閣人事局を支配する。そして官僚を総理のスポンサーの金儲けに奉仕させる。私利私欲に官僚を使う。これはこれまでなかった邪道の政治です。根底にあるのはお金ですね。お金は人を変えます。[/char]

このページの要約

腐敗を深めていく与党と官僚。
そのなかで良心的な官僚が悩み、苦しんでいる。
日本は、トップが違法をやっても、与党と官僚に真実を語らせないことが可能な、三流の独裁国家に堕落してしまった。
前川喜平への支持が、官僚ばかりか国民全体に広がっている。
前川喜平の証人喚問については、賛成が86%にのぼった。
安倍内閣への支持は22%にとどまり、不支持は78%に達した。

安倍晋三は、内閣人事局を、身内びいき・縁故主義(ネポティズム)に利用している。
文科省内には官邸や内閣府に対する不満が溜まっている。
自民党が前川喜平の証人喚問を拒むのは、真実が前川の方にあり、安倍の嘘では対抗できないからだ。
もし、このまま共謀罪を通し、国会が閉幕するなら、これほど絶望的なことはない。

森友学園(安倍政権)―加計学園(安倍政権・国家戦略特区)―国際医療福祉大学(安倍政権・国家戦略特区)で出てきた問題のどのひとつとも、菅義偉が内容的に踏み込んで渡り合えるものはないのである。
官邸への官僚の不満と批判は、積み重なった不公正人事に対する不満や批判が鬱積しており、それが我慢しきれずに露出してきたものである。

[char no=”2″ char=”芥川”]安倍政権ほど腐敗した政権はなかったですね。内閣にオトモダチを採り入れるばかりか、政治もオトモダチのための政治です。国民に奉仕すべき官僚を、自分とオトモダチに奉仕させているわけで、これは腐敗の極致ですよ。[/char]

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1 安倍政権に不満をもっている人は大勢いる

腐敗を深めていく与党と官僚。
そのなかで良心的な官僚が悩み、苦しんでいる。
日本は、トップが違法をやっても、与党と官僚に真実を語らせないことが可能な、三流の独裁国家に堕落してしまった。

しかし、前川喜平への支持が、官僚ばかりか国民全体に広がっている。

『週刊文春』(6月15日号)にこんな記事が載っていた。

官邸の目が光る中で、文章があったとはなかなか言えません。
しかし、あったことをなかったことにしろと強いられ、締め付けに耐えられなくなった職員が情報を流したのでしょう。

私(前川喜平 注 : 兵頭)のもとにも今、文科省の先輩や同期から『頑張ってくれ』、現役の後輩たちから『応援しています』というメールが届いている。
それほど、省内には官邸や内閣府に対する不満が溜まっているのだと思います

(中略)

小誌は今回、メルマガ読者を対象に緊急アンケートを実施。
1,500通を超える回答を得た。

最初の設問は、その前川氏の証人喚問に賛成か反対か。
結果は賛成が86%にのぼった。

「森友問題の時に民間人の籠池(泰典)氏を証人喚問したという前例を踏まえれば、元次官の前川氏はただの民間人以上に公的立場の人物なので、籠池氏以上に証人喚問に値する」(男・55)

「行政が歪められたと言っているならば、どうしてそのように感じたかを国会で問うのは当然。
行政のチェック機能を国会はもっているのだから」(男・41)

ただ、自民党は前川氏の証人喚問を拒否する方針を示している。

「竹下亘国対委員長は喚問拒否について『必要ないというのが理由』と開き直っていましたが、加計学園と首相の距離の近さ、また証言者を考えれば、事態は森友問題の時より圧倒的に深刻です。
ただ、支持率が下がらないので突っぱねればいいと考えているのでしょう。

最近もベテラン記者から『森友や加計に関する答弁が上から目線すぎる』と突っ込まれ、首相は『分かっているんですけどね。支持率が下がっていませんから』と笑いながら応じていました」(政治部デスク)

安倍首相の「強気」の源泉である高い支持率の現状を調べるべく、今回のアンケートで、安倍内閣への支持についても尋ねてみた。

その支持は22%にとどまり、不支持は78%に達した」(「驕るな! 安倍首相」)

2 失敗した身内びいき・縁故主義(ネポティズム)政治

政治主導をでっち上げて内閣人事局を作った。
しかし、その狙いは総理の身内びいき・縁故主義(ネポティズム)に利用するものだった。
森友学園(安倍政権)、加計学園(安倍政権・国家戦略特区)、国際医療福祉大学(安倍政権・国家戦略特区)の利益誘導に官僚が使われ、日本はあっという間に腐敗した三流の独裁国家に堕落してしまった。

安倍晋三の犯罪を暴く文書、都合が悪い文書は、「官邸の目が光る中で、文章があったとはなかなか言えません。しかし、あったことをなかったことにしろと強いられ、締め付けに耐えられなくなった職員が情報を流す」ことになった。

前川喜平のもとに、「今、文科省の先輩や同期から『頑張ってくれ』、現役の後輩たちから『応援しています』というメールが届いている。それほど、省内には官邸や内閣府に対する不満が溜まっているのだ」という。
当然だ。
というか、ここにしか日本の希望はない。
もし官僚のなかから前川喜平が出ず、すべての官僚が佐川宣寿のようであったなら、この国に未来などない。

文春の緊急アンケートでは、1,500通を超える回答を得て、前川の証人喚問に賛成が86%にものぼっている。

なぜ自民党は前川の証人喚問を拒むのか。
これは明確で単純な理由に拠っている。
真実が前川の方にあり、安倍の嘘では対抗できないからだ。

安倍晋三の幼稚でおごり高ぶった態度は、唯一、東京の大手寿司友メディアの作られた支持率に支えられてきた。
それも、文春の調査では、支持が22%、不支持が78%だった。
この数字は、地方紙の数字とだいたい一致している。
これが実際のところだろう。

もし、このまま共謀罪を通し、国会が閉幕するなら、これほど絶望的なことはない。
論戦では野党が圧倒した。
しかし、何ひとつ総理の犯罪は確定できなかった。
数に任せて自公はやりたい放題である。

野党も、自民党の敷いたレールに乗って闘う手法は、もう古い、通じないことを知らねばならない。
思い起こしてもみよ、旧民主党政権で、少数派であった自民党は、米国・財界・官僚を味方に付け、民主党の一部をも籠絡し、なりふり構わずに攻め立て、結果的に勝ったではないか。

理論闘争では勝っても、自民党の強いた自民党勝利のレールを歩んでは、徒労になる。
野党は、どう負けるか、ではなく、少数派でどう勝つか、を本気で考えるべきだ。

6月9日になって、急遽、文科省が前川喜平によって明らかにされた内部文書を再調査することに決めた。
もちろん、これは高まる国民の不満をかわすためのガス抜きである。

安倍内閣は、すでに「総理のご意向」文書は「確認できなかった」とする閣議決定をしている。
文科相がこの閣議決定に逆らえる筈がない。

それに文科省の官僚は、菅義偉―萩生田光一内閣人事局長(内閣官房副長官)ラインの弾圧システムを信用していない。

調査結果のわかっている陰湿な茶番劇がはじまったのだから、野党もメディアも国民も追及を緩めてはならない。

3 ほんとうのジャーナリズム

6日午前の菅義偉官房長官の記者会見が、ネットで話題になっている。
いつもは「問題ない」を連発し、一方的に政府の立場を広報してきた菅義偉であるが、ひとりの優れた社会部記者の質問で、それまでの「記者クラブ」メディアのなれ合いの空気が一変した。
質問したのは望月衣塑子である。

鋭い質問は、加計学園、前川喜平の出会い系バー、そして官邸お抱えレイパー山口敬之のレイプ事件と、状況的問題すべてに及んだ。

政権と記者とのやりとりはこうあるべきといった、本来のジャーナリズムの形が露出した格好だ。

質問したのは東京新聞の女性記者だったが、不思議と『産経新聞』(6月6日)が「加計学園問題 菅義偉官房長官と記者、前川前事務次官めぐり“バトル”」と題して山口敬之のレイプ事件を除いて(!)伝えている。

6日午前の菅義偉官房長官の記者会見で、学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)の大学獣医学部新設計画と前川喜平前文部科学事務次官の辞任などめぐって質問が相次いだ。

前川氏の辞任の経緯に関し、菅氏は5日の衆院決算行政監視委員会で「定年である(今年)3月末まで次官を続けたいと言ってきた」「私はそれについてそんなことはダメだ(と述べた)」と答弁した。
これに対し、前川氏は同日夜、弁護士を通じ「次官を続けたいと申したことはありません」などと反論していた。

記者会見のやりとりの詳報は次の通り。

(中略)

--(東京新聞 望月衣塑子 注 : 兵頭) 前川氏に取材をしているが、昨年の時点から、松野博一文部科学相に、全責任は自分にあると辞任の申し入れをしたということだ。
ただ、その時点で今は辞任の意向は出してほしくない、と言われたので、指示があるまで待っていたということだ。
昨日の杉田和博官房副長官の話というのは、前川さんの証言とかなり食い違っている。
松野氏も含めて確認していただきたい。

「私は自らの承知している事実に基づいて発言しており、それ以上でもそれ以下でもない」

--(同 望月衣塑子 注 : 兵頭) 事実というのはあくまでも副長官の話を聞いての判断ということか

「副長官以外にもあります」

--(同) 昨日の会見で菅長官は、文書の存在自体も含めて文科省が答えられないと判断したという回答だった。
公文書管理法には、意思決定に至る過程を検証できるよう文書を作成しなければならないとある。
民進党が指摘している文書やメールの写しが本物であれば、公開が必要な行政文書になる可能性がある。
もう一度調査して公開する考えは。

「文部科学省で大臣の下で決定しているので、そのことは当然のことだと思う。
文科省においては基本的にメールを含む文書の出所、入手経緯が明らかにされてない文書については、その存否や内容などの確認の調査を行う必要はないという判断をしたということだ」

--(同) 入手経路がはっきりしないものはいずれも調べられないということだと、NHKが報道し、民進党も出したような匿名での告発の内容や告発文書がうやむやなまま闇に葬られてしまうようにもみえる。
共同通信の調査では国民の77%が文書の開示と政府の対応について納得していない。
もう少し開かれた対応をしていただきたいと感じている。

「委員会でも文科大臣はさまざまな委員会に呼ばれており、こうしたことを丁寧に説明しているんだろうと思う」

--(同) 前川さんと他の関係者も取材しているところ、例えば審議会の人事に関しても官房長官等が政権を批判するような記事や投稿をされているものについて、それを見せながら人事を差し替えるように要望されることもあると聞いた。

「100%ないです」

--(同) ないですか。

「そんな簡単なものじゃない」」(「加計学園問題 菅義偉官房長官と記者、前川前事務次官めぐり“バトル”」

菅義偉は、「私は自らの承知している事実に基づいて発言しており、それ以上でもそれ以下でもない」と答えているが、相変わらず「問題ない」おじさんで通している。
これは、「私の承知している事実」という形式を前面に出すことで、例によって「問題ない」といっているのと同じである。

掘り下げるべきは、その「承知している事実」を菅義偉が誰から受けた情報なのか、前川自身が違うといっているのだから、どうするのか、ということなのだが、菅義偉は内容に入ることができないのである。

「共同通信の調査では国民の77%が文書の開示と政府の対応について納得していない。もう少し開かれた対応をしていただきたいと感じている」という意見にも、「委員会でも文科大臣はさまざまな委員会に呼ばれており、こうしたことを丁寧に説明しているんだろうと思う」とまるで他人事のような答え方である。

形式的で他人事。
決して自分の問題にしない。
内容に踏み込まず、相手にも踏み込ませない。
これは内容に踏み込むのが恐いからだ。

森友学園(安倍政権)―加計学園(安倍政権・国家戦略特区)―国際医療福祉大学(安倍政権・国家戦略特区)で出てきた問題のどのひとつとも、内容的に踏み込んで渡り合えるものはないのである。

望月衣塑子が「例えば審議会の人事に関しても官房長官等が政権を批判するような記事や投稿をされているものについて、それを見せながら人事を差し替えるように要望されることもあると聞いた」と発言したのに対して、菅義偉は「100%ないです」と答えているが、これは嘘だろう。

こういう複数の証言は、この種の積み重なった人事に対する不満や批判が鬱積しており、それが我慢しきれずに露出してきたのである。
何もないところに、あちこちから同種の「デマ」が飛び出してくることはあり得ない。

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わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

[char no=”10″ char=”与謝野晶子”]そうです。
何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
それは、ほんとうのことを言えるかどうかの違いになってきます。
この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
「こんにちは! 有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します」って、それだけ? あいかわらずぶっきらぼうですね。
若い人たちは、あなたのことを何も知らないのだから、もっときちんと自己紹介しなくちゃ。
せっかく「プロフィール」を書いているのだから、リンクを張っておきますね。[/char]

また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
[/char]

優れた情報と、新しい状況の分析・とらえ方を提供します。
そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

確かに、わたしはテレビなど晴れがましい舞台には出ておりません。

しかし、わたしの書いた文章は、グーグルの検索でもあちこちで上位に出ております。

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今治市を食い物にする加計学園と、すでに実行されている共謀罪

このページは、2017年6月8日に更新しました。

『兵頭に訊こう』は、現在の国内外の重要問題について、最新の情報と考え方(批評)を、見やすく、わかりやすいことに注力して発信しています。

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[char no=”1″ char=”漱石”]日本は、総じて上の方にバカが集まった不思議な国です。いまは政治家ばかりか官僚もバカであることが、森友・加計・山口敬之のレイプ事件でわかってきました。誰もが、総理の犯罪をわかっているのに、知らないフリをしています。もう滅んでいたのですね。[/char]

このページの要約

森本康敬釜山総領事が退任させられた。
これが注目されるのは、共謀罪がすでに現実化していることを証明しているからだ。
森本康敬は、知人と会食していて、安倍政権を批判した。
これが密告されて総領事交代となった。
この異様さは、安倍政権の異様さを浮き彫りにするものである。
つまりこれからの日本は、政権批判ができない疑心暗鬼の密告社会になる。

ゴミ売りの男たちは出会い系バーに来て、前川喜平のことを聞きまわっていた。
記者とは名乗らずに、前川の部下と嘘をついて。
北村滋内閣情報官、中村格警察庁刑事局組織犯罪対策部長が、ゴミ売りに情報を流したといわれている。
権力とメディアが癒着し、一体化して、政府に都合の悪い個人の人物破壊を企てる時代がやってきた。

犬HKは、「総理のご意向」文書を、朝日のスクープよりも先に入手していた。
しかし、政権を恐れて全面的にスクープとして放送しなかった。
さらに犬HKは、前川喜平のインタビューも収録済みだった。
しかし、局の上層部から圧力がかかり、現在、お蔵入りになっている。
いまは、局上層部から「前川氏に取材して得たものは、一切放送するな」とのお達しがあり、まったく報道できなくなった。

[char no=”2″ char=”芥川”]日本は、自民党に滅ぼされた国ですが、これから他国をも滅ぼそうとするでしょうね。日本の憂国の士は、これから外国とつながって闘う必要があります。日本は独特の民族で、軍国主義も戦争も止める力がありません。[/char]

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1 すでに共謀罪の社会は到来している

6月1日、ノンキャリアの森本康敬釜山総領事が退任させられた。
後任にはノンキャリアのドバイ総領事が就く。
これが注目されるのは、共謀罪がすでに現実化していることを証明しているからだ。

森本康敬は、私的な知人との会食で、「少女像」をめぐって一時帰国させられた件で、安倍政権を批判した。
これが密告されて総領事交代となった。

これは、安倍政権の異様さを浮き彫りにするものである。

(1) それが私的な集まりの会食での発言だったこと。

(2) 知人のなかに密告した者がいたこと。

(3) 説明の機会が与えられず、問答無用で退任させられたこと。

つまり密告されたら、密告の内容が一方的に信用され、弁明の機会など与えられないわけだ。

たかが、お酒も入ったであろう、気楽な会食の席の話だったのである。安倍につきまとう小物観はどうしようもない。

つまりこれからの日本は、政権批判ができない疑心暗鬼の密告社会になる。
こんな貧しくも暗愚で幼稚な社会を日本国民は望んでいない。

現在の日本では、政権とその周囲の取り巻きが悪いことをしても、なかったことにされてしまう。
外は土砂降りだ。
しかし、安倍晋三は晴れているという。
周りの人間に傘を差させずにずぶ濡れに歩かせ、晴れているから傘を差していないというのだ。

だれか勇気のある人が、裸の王様に、「外は雨ですよ、気象庁も雨だといっています」という。
すると、政権は、「再調査しない。その情報は、出所・入手経路不明なので確認しようがない」と雨に濡れながらいう。
こんなことばかり国会で答弁している。日本はバカの国になったのである。

総理の犯罪の証拠隠滅のために、財務省のすべてのパソコンを入れ替えた経費が52億円だった。
これがまかり通っている。
何とも浅ましい国になったものだ。

すでに加計学園の千葉科学大学は、住民が犠牲になっている。
今治市も同じ目に遭わされるだろう。
安倍晋三のオトモダチだけが暴利を貪り、国民にツケを払わせる。

『AERA dot.』(2017年6月6日)にこんな記事が載っていた。
5月22日付のゴミ売りに載った、例の「前川前次官 出会い系バー通い 文科省在職中、平日夜」という官邸からのリークについてである。

2 権力と大手メディアの一体化

複数の女の子によると、19日の金曜日の21時半ごろから22時半くらいに男性2人が店に来て、前川氏のことを聞きまわっていた。
「前川氏の写真を見せ、記者と明かさず、『この人の部下なんだ』と話し、店に来る頻度や店内での様子などを根掘り葉掘り聞いていたようです。
そんなことを聞く客なんていないから、相当目立っていたみたいですよ」(歌舞伎町関係者)

(中略)

週刊新潮(6月1日号)は「安倍官邸が暴露した『文書リーク官僚』の風俗通い」との記事で、読売報道は官邸周辺からのリークだった可能性を指摘
週刊現代(6月10日号)は、与党幹部の証言として「北村滋内閣情報官、中村格警察庁刑事局組織犯罪対策部長が情報を流したと聞いている」と報じた。
政権側の情報操作に、新聞社が加担したとすれば由々しき事態だ。
他社の政治部記者は「ここまでやるか」と驚き、5月29日夜に安倍晋三首相が政治部長ら読売幹部と会食すると、のけぞった。
購読者にも懸念は広がっているようだ。

(中略)

元読売新聞大阪社会部記者でジャーナリストの大谷昭宏氏は、「あの記事の書き方は完全に『ワケアリ』だとわかる」と語る。

「同じニュースでも東京、大阪、西部それぞれの本社が編集するので、見出しや記事の大きさは異なる。
でも、あの記事はすべて同じ。
これは依頼が断れない記事を指す『ワケアリ』の特徴です。
官邸との癒着を読売は否定するだろうが、内部にいた人間なら誰でもわかる」(大谷氏)

さらに、記事にはもうひとつ不自然な点があるという。

「『教育行政のトップとして不適切な行動に対し、批判が上がりそうだ』と演説を入れている。
社会面の事件報道で『容疑者に世間の怒りがわき起こりそう』などとは書かない。
原稿の趣旨まで決められている。
政権のために、社会部がアシとなって記事を書く。
こんな理不尽になぜ記者は抵抗しないのか」(読売社員「政権べったり」前川前次官報道に困惑

19日の夜にゴミ売りの男たちは出会い系バーに来て、前川喜平のことを聞きまわっていた。
前川の写真を見せ、記者とは名乗らずに、「この人の部下なんだ」とだまし、前川が店に来る頻度や様子などを根掘り葉掘り聞いていったようだ。

ゴミ売りの記者たちはなぜ聞き込みに来たのか。
そのソースは政権のリークにあった。
「週刊現代(6月10日号)は、与党幹部の証言として「北村滋内閣情報官、中村格警察庁刑事局組織犯罪対策部長が情報を流したと聞いている」と報じた」。

つまり権力とメディアが癒着し、一体化して、政府に都合の悪い人物の人物破壊を企てる。

ゴミ売りにリークしたのは、官邸お抱えのレイパー山口の性犯罪をもみ消した中村格警察庁組織犯罪対策部長である。
この役職こそ、共謀罪摘発を統括する予定の役職なのだ。

これだと「あったことはなかったことに(レイパー山口の性犯罪)」「なかったことをあったことに(前川喜平の出会い系バー)」する共謀罪の社会がくる可能性を顕している。

それにしても、さすがはCIAのスパイによって作られたゴミ売りである。

日本の新聞の正体は、宗主国のメディアであると書いてきた。
それも半端な付き合いではなく、ゴミ売りの正力松太郎の、CIAコードネームはポダム(podam)であった。
だから、安倍晋三とゴミ売りの幹部は、ゴミ売りが前川の人物破壊をやったあと、5月29日に祝杯をあげているのである。

6時55分、東京・赤坂の居酒屋「うまいぞお」。
読売新聞東京本社の田中隆之編集局総務、前木理一郎政治部長、飯塚恵子国際部長と食事。(「首相動静」

以前にも簡単に触れたが、犬HKは、前川喜平への独自のインタビュー録画をもっている。
しかし、上層部の圧力でお蔵入りになっている。

『週プレNEWS』(6月5日)に「加計文書スクープを揉み消したNHK…“忖度メディア”だらけの現場に何が起きているのか?」が載っている。

3 スクープの前川インタビューをお蔵入りさせた犬HK

加計学園(岡山市)が愛媛県今治市に獣医学部を新設する計画をめぐり、文部科学省が内閣府とのやりとりを記録していたとされる8枚の「怪文書」(菅義偉官房長官談)の存在を、朝日新聞(以下、朝日)がすっぱ抜いたのは5月17日のことだった。

ところが、世間はほとんど気づいていないが、NHKはその前夜である16日の夜9時台のニュースで、朝日に先んじてこの文書の存在をひっそりと報じていた。
NHK記者はこう歯ぎしりする。

「誰も気づかないはずです。
だって、『文科省の大学設置審議会が、獣医学部の新設に難色を示した』というニュースの中に紛らわすような形で、8枚の文書の件にサラッと触れただけなんですから。
つまり、本来1面トップ級のスクープをわざと弱めて、目立たないように報道したというわけです」

別のNHK関係者がこう証言する。

実はNHKは“加計文書”どころか、その存在を証言した前川喜平(きへい)前文科事務次官のインタビューも収録済みだったんです。
文書を手に入れた記者は、現役の文科官僚ら複数の内部告発者から情報を得つつ、前川氏にも接触、実名での告発を促していたと聞いています。

しかし、局の上層部から圧力がかかり、結局、独自のスクープとして流すことができないままになってしまった。
また、5月16日という絶妙のタイミングで、秋篠宮眞子さま婚約のスクープを入手したため、加計学園関連ニュースは、さらに影が薄くなりました」
前出のNHK記者はこう続ける。

「籾井(もみい)勝人前会長時代から安倍政権への忖度(そんたく)報道が横行し、それは今年1月より上田良一新会長になってからも続いている。
官邸の圧力にからっきし弱いNHKとしては、あの報道の仕方ができるギリギリの線だったんです。
ウチの夜9時台のニュースに文書がちらっと映り込んでいたことを知った朝日が、慌てて翌日朝刊の最終版に『総理の意向』と大見出しを打ちました」

NHKは17日の夕方に朝日スクープの追っかけという形で、このニュースを報じている。

「でも、それっきり。
17日夕方の放送後、局上層部から『前川氏に取材して得たものは、一切放送するな』とのお達しがあり、まったく報道できなくなった。
独自映像として持っていた前川氏への単独インタビューもお蔵入りのままです」(前出・NHK記者)(加計文書スクープを揉み消したNHK…“忖度メディア”だらけの現場に何が起きているのか?

時系列に沿ってまとめると次のようになる。

(1) 5月16日。
犬HKが夜9時台のニュースで、朝日に先んじて「総理のご意向」文書の存在をひっそりと報じる。

それは「文科省の大学設置審議会が、獣医学部の新設に難色を示した」というニュースに、8枚のスクープ文書をサラッと触れただけだった。

「本来1面トップ級のスクープをわざと弱めて、目立たないように報道した」といわれると、切なくなる。
だが、ここでも野党と同じように、犬HKも籠池泰典や前川喜平、それに詩織が払ったような犠牲を払っていない。
自分の保身が何よりも優先されている。
これでは「ジャーナリスト」になったこと自体が、そもそも間違っているのだ。

(2) 翌、5月17日。
朝日新聞が「総理のご意向」文書をスクープした。
これが本来のジャーナリズムの姿である。
その前に情報を入手していた犬HKの腐敗が、余計、浮かび上がる構図になっている。

さらに犬HKは「総理のご意向」文書の他にも、前川喜平のインタビューも収録済みだった。

「しかし、局の上層部から圧力がかかり、5月16日という絶妙のタイミングで、秋篠宮眞子さま婚約のスクープを入手したため、加計学園関連ニュースは、さらに影が薄くなりました」というが、この理解の仕方は間違っている。
これは安倍晋三の皇室侮蔑が具現化されたものであった。
安倍は、共謀罪、森友・加計学園事件隠しに、皇室の婚約をスピンとして利用したのである。

「17日夕方の放送後、局上層部から『前川氏に取材して得たものは、一切放送するな』とのお達しがあり、まったく報道できなくなった。
独自映像として持っていた前川氏への単独インタビューもお蔵入りのままです」。
国民から受信料をとり、ひたすら政権に隷属し、政府の広告・広報に徹する。
政権に都合の悪いことはお蔵入りして放送しない。
何も知らない国民はバカになる。
これが犬HKがこれまで果たしてきた大きな罪である。

いつまで罪を重ねるのか。

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また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
[/char]

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共謀罪とスノーデン

このページは、2017年6月6日に更新しました。

『兵頭に訊こう』は、現在の国内外の重要問題について、最新の情報と考え方(批評)を、見やすく、わかりやすいことに注力して発信しています。

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[char no=”1″ char=”漱石”]戦争をやるために、監視社会、警察国家を作るというわけですね。国民がそれを望んでいるのでしょうか。戦争をまつまでもない。共謀罪で日本の文化は、そして日本は滅びるね。[/char]

このページの要旨

現在の日本の共謀罪も、1%による99%に対する監視、弾圧が目的である。
それを実現するために東京シロアリンピックやテロ、「国際組織犯罪防止条約」を口実として利用しているのである。
どのキーワードも、およそ考えることの苦手な日本人には、ほぼ無条件に共謀罪やむなしに導くのに都合がいいのだ。

旧民主党に政権を奪われ、野に下ったことは、深刻なトラウマとして自公に残った。
そこから政権批判を封殺する情念が、今回の共謀罪の深層にある。
テロリスト・イデオロギーを打ち破る最善の方法は、もちろん共謀罪などではなく、テロリストに、完全に広く放送するのを認めることだ、とする考え方はおもしろい。
もしテレビにテロリストのエージェントが出演し、議論するようにしたら、おそらくテロは終わるだろう。
なぜなら方法としてのテロリズムが、議論のなかで敗北するであろうからだ。

現在、英国を襲っているテロも、英国議会が昨年成立させた、欧米史上、最も過激な監視法が、むしろ逆効果だったことを示している。
いくら法的に締め付けても、テロを根絶やしにすることはできないのだ。
しかも現在のテロはローンウルフ型に変わり、組織に属さない者が増えてきた。
探し出し、逮捕するのは非常に困難であろう。
もし共謀罪でダメなら、さらに過激な法律を、となると、これは悪無限になる。
テロとは無縁の、のほほんとした日本では、権力へものいう国民の監視が目的だ。

 

[char no=”2″ char=”芥川”]日本の支配層には、政治や哲学が希薄です。商売には熱心で、金儲けのためなら原発でも売り込むのですが。その民族的な負の特質に、安倍晋三が火を付けてしまいました。それも無自覚に。いまが日本の正念場ですね。取り返しのつかない事態が進んでいます。[/char]

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1 共謀罪の正体

『マスコミに載らない海外記事』(2017年6月1日)に「権利は卑劣な法律によって奪われる:テロリストではなく、各国政府が言論の自由を削いでいるとスノーデン」という刺激的な記事が載っていた。

ポルトガル、エストリルでのグローバル移民に関する国際会議でのビデオ・リンクによる講演で、スノーデンは、テロが大量監視を導入する口実として利用されることに反対すると、亡命先のロシアから語った。

元CIA職員のエドワード・スノーデンの発信する情報は、いかなる意味においても、世界で第一級の重要な情報である。
かれのおかれている境遇にもよるのだろうが、かれは重要なことしか喋らないといっていいほどだ。

最近のかれの発言は、ほとんどが日本の共謀罪と重なる。
その発言の骨子を以下の7点にまとめた。

1 テロリストは、人々の権利を破壊したり、社会の力を弱体化させたりする力をもってはいない。

2 権力者は、国民の自由を浸食する法律を制定するのに、過激派を口実として利用する。

3 テロリストには、わたしたちの権利を破壊したり、社会を衰えさせたりすることはできない。
かれらにはその力が欠けている。
それができるのはわたしたちだけだ。

4 わたしたちの自由の喪失よりも、自分の権力の座を失うのを恐れている政治指導者連中の共謀に縮み上がることによって、権利が失われる。
間違った考え方を打ち破りたいなら、明るみに引きずりだすことだ

5 政府は、テロを取り締まるために、大量監視手段を使用しているのではなく、ジャーナリストの情報源、より具体的には“政府にとって不都合な記事を書くジャーナリスト”を発見するのに使用されている。

6 テロリスト・イデオロギーを打ち破る最善の方法は、連中に、完全に広く放送するのを認めることだ。
一体なぜ、それが誤りで、われわれの方がうまくやれることを人々に示すのである。

7 イギリス議会が昨年成立させたテロリストを根絶する手段として“欧米史上、最も過激な監視法などが有効だという公的証拠はない。
逆に、そうしたものが大衆に害を及ぼすという明白な証拠がある。「権利は卑劣な法律によって奪われる:テロリストではなく、各国政府が言論の自由を削いでいるとスノーデン」

 

現在の日本の共謀罪も、1%による99%に対する監視、弾圧が目的であって、それを実現するために東京シロアリンピックやテロ、「国際組織犯罪防止条約」を口実として利用しているのである。

どちらのキーワードも、およそ考えることの苦手な日本人には、ほぼ無条件に共謀罪やむなしに導くのに都合がいいのだ。

2 テロリストのエージェントをテレビ出演させよ

日本の安倍政権は基本的に国民を守らない。

官邸お抱えレイパー山口の性犯罪を、中村格(いたる)・警視庁刑事部長(当時)がもみ消した。
また、フェイスブックで屁理屈を述べて自己正当化を謀った山口に、安倍昭恵が「いいね」をクリックした。
松本純(国家公安委員会委員長)は検証拒否の答弁をしている。
これは政権の体質を露出した、とても象徴的な動きなのだ。

この一連の動きで、世間を驚愕させた中村格は、菅官房長官の秘書官だった。
それが、共謀罪を扱う警察庁組織犯罪対策部長になっている。
ということは、「あったことはなかったことにし、なかったことをあったことにする」可能性がとても高い。

戦前の治安維持法では、拷問で93人が殺され、獄死が128人も出た。
この当時に戻したいというのは、ひとつは、政権与党の無知が背景にあるのは確かだが、それ以上に政権交代の恐怖が深層にある。

旧民主党に政権を奪われ、野に下ったことは、わたしたちが思う以上に深刻なトラウマとして自公に残った。
そこから政権批判(といっても自公批判)を封殺する情念が今回の共謀罪の深層にある。

そもそも中東で生まれたテロリストは、CIA、モサド、MI6(エムアイシックス)によって作られたものだ。
その目的は「米国軍産複合体・イスラエル・米議会・国際金融資本(米金融ユダヤ)・メディア」の利益のために戦争を継続的に起こすことである。
したがって、肯定的建設的な理念などはなく、シリア一国さえ支配することはできなかった。

テロリスト・イデオロギーを打ち破る最善の方法は、もちろん共謀罪などではなく、テロリストに、完全に広く放送するのを認めることだ、とする考え方はおもしろい。
もしテレビにテロリストのエージェントが出演し、議論するようにしたら、おそらくテロは終わるだろう。
なぜなら方法としてのテロリズムが、議論のなかで敗北するであろうからだ。

それ以上にテレビで議論することでテロリズムに市民権を与えるのである。
テロリズムは、市民社会の埒外で育つのだから、消滅させるためには逆に市民権を与え内部に抱え込んだ方がいい。

3 反面教師としてのイギリスのテロ

現在、英国を襲っているテロも、英国議会が昨年成立させた、欧米史上、最も過激な監視法が、むしろ逆効果だったことを示している。
いくら法的に締め付けても、テロを根絶やしにすることはできないのだ。

しかも現在のテロはローンウルフ型に変わり、組織に属さない者が増えてきた。
これをどうやって見つけるのか。
ローンウルフ型となると連絡を取るべき仲間がいない。
仲間も組織も必要としていない。
いくら通信を傍受、密告の奨励といっても、その前提条件がないので、探し出し、逮捕するのは非常に困難であろう。

英国のテロについては、こんなツイートが目についた。

異邦人

先月29日に公表された国連報告書によりますと、イギリスの対テロ戦略は「人々を分断し、特定の層に烙印を押し、遠ざけることで、防止どころか過激思想を助長しており、本来の意図とは逆の結果を招いている」と指摘されています。
そして、平穏な抗議活動などを制限する監視国家になりつつあると。

めいろま

現地にいる感覚からすると、今イギリスだけではなく、欧州は、価値観の根幹が揺らいでいます。
ここ最近のテロは欧州のリベラルな価値観に戦いを挑むものですが、市民の安全確保のため厳しい治安政策や移民政策をとることは、その価値観の根本を破壊することなんです。

打倒! 安倍下痢三

イギリスには報道の自由もなければプライバシーも保証されていません。
街中に監視カメラがありサイバー空間でも個人パソコンから商用サーバー、更に回線からも直接データを監視している国ですがテロを防ぐことはできません。

国際報道

イギリス中部のマンチェスターで起きたテロ事件の捜査情報がアメリカ政府からメディアにリークされたとイギリス政府が指摘している問題をめぐり、トランプ大統領は徹底的な調査を指示し、情報漏洩が止まらないことに苛立ちを示しました。

y miyazaki‏

テロが起きているのは多くはイギリス、フランス、アメリカ。

これらは植民地時代から冷戦時代にかけて中東からアフリカ周辺をめちゃくちゃにした国。
それらの国の憎しみが渦巻いているところに、安倍政権は首を突っ込んでいく。
現地で何十年もの間信頼を培ってきた日本人たちの努力を無にするために。

SEALDs(偏差値28の革命ごっこ)

小林よしのり 案の定、極限の馬鹿・自民党やネトウヨどもは、「そりゃテロだ。やっぱり共謀罪が必要だ」と言い出してるらしい。
イギリスには共謀罪があるがテロは防げなかったのだ!

髪きりうさぎ

高山教授 共謀罪の発祥の地とされるイギリスでは多くの犯罪がこの法案の対象。
日本の法案よりも広く適応されてるがテロを防げなかった。
政治家が言ってる事は逆。
元北海道警の原田氏日本よりはるかに監視カメラの普及率が高いが防げない 共謀罪があるとテロは防げるとよく言うなぁと。

多くのツイートが、法律ではテロが防げないことを正しく指摘している。

もし共謀罪でダメなら、さらに過激な法律を、となると、これは悪無限になる。
無能な世襲政治のおかげで、国民だけが監視・密告社会で窒息しそうな生活を強いられる。

テロとは無縁の、のほほんとした日本では、権力へものいう国民の監視が目的だ。
この深層には、自民党の政権交代のトラウマがある。
このあたりほぼ8年ごとの政権交代が当たり前の米国とでは、日本の政治家の未熟さが際立つ。

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この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
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[char no=”10″ char=”与謝野晶子”]そうです。
何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
それは、ほんとうのことを言えるかどうかの違いになってきます。
この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
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若い人たちは、あなたのことを何も知らないのだから、もっときちんと自己紹介しなくちゃ。
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また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
[/char]

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そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

確かに、わたしはテレビなど晴れがましい舞台には出ておりません。

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出会い系バー女性の証言が、決定づけた前川情報の確かさ

このページは、2017年6月5日に更新しました。

『兵頭に訊こう』は、現在の国内外の重要問題について、最新の情報と考え方(批評)を、見やすく、わかりやすいことに注力して発信しています。

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[char no=”1″ char=”漱石”] わたしは、『草枕』で、「知に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。住みにくさが高じると、安いところへ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生まれて、画ができる」と書きました。前川喜平は、きっと詩人として出会い系バーに行ったのでしょうね[/char]

このページの要旨

情報において大切なのは、(1) 信頼力(誰が語っているか)、(2) 知力(専門力)、(3) 網羅力、(4) 経験力、(5) 人間力(99%の側に寄り添う誠実な権力監視)である。
こうして見てみると、前川喜平の情報は信じられることがわかる。
逆に菅義偉やゴミ売りは、5点のすべてにおいて欠けている。

前川喜平について、主に(1) 信頼力(誰が語っているか)と、(5) 人間力(99%の側に寄り添う誠実な権力監視)のふたつの観点から考察する。
多くは東大卒の政治家・官僚が口を揃えて嘘をついているなかで、出会い系バーの女性の、ひたすら事実を述べただけの証言が、すべての政治家・官僚の嘘を打ち消し、前川喜平の情報の確かさを証言している。

テレビで前川喜平が「安倍首相の不正を正して」いることを知った出会い系バーの女性は、文春の取材に応じることを決める。
女性が、大学を辞めて、キャバ嬢になる、と前川に語ったとき、前川は怒って「親も心配しているんだから、早く就職したほうがいいよ」と注意する。また、百貨店で働くことを勧め、女性は勧められたとおりに百貨店の婦人服売り場で働く。
前川は喜び、わざわざ就職を祝う会まで開いてやる。
どうやら菅義偉やゴミ売りの人物破壊は、逆効果になったようだ。

[char no=”2″ char=”芥川”]そうですか。圧倒的な与党と官僚による人物破壊を、出会い系バーの女性が、淡々と事実だけを語って一蹴してしまったのは、とてもおもしろいですね。これは歴史に残るエピソードになります。[/char]

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1 情報の受け方

1960~70年代は、週刊誌やスポーツ新聞をもとに、政治状況を語ることは、まずなかった。
しかし最近はそうでもない。
東京の大手(「記者クラブ」)寿司友メディアよりも、はるかに信頼できるメディアになっている。

投稿サイト『阿修羅』などにも、上位に週刊誌やスポーツ新聞のスクープが並ぶことは少なくない。

その理由は、次の2点だ。

(1) 権力を監視するというジャーナリズム本来の使命を、一部の週刊誌やスポーツ新聞が手放していないこと。

(2) 政府の広報ではなく、実際に現場を調査し、取材した独自の記事が多いこと。

その他、わたしは外国のメディアによく目を通す。
犬HKのニュース番組などは時間のムダである。重要な情報に限って報道しないからだ。

情報で大切なのは、何が伝えられているか、ではない。
誰が伝えているか、なのだ。

現在の安倍政権の伝える情報はほとんど嘘の情報である。
犬HKをはじめ東京の大手(「記者クラブ」)寿司友メディアの情報も、全部とはいわないが、多くが洗脳・誘導のための情報である。

もっとも巧妙で悪質なのは、報道せずに隠蔽するというのがある。
犬HKが頻繁に使う手だ。

前川喜平は、実は犬HKのインタビューも撮っていたが、犬HKの放送は見送られ、同じタイミングで出会い系バーの件をゴミ売りが報じたという。

犬HKの上層部では、政権批判につながる情報はその都度、官邸にお伺いを立てているのだとわたしは思っている。
それで収録した前川の発言に驚き、政権に通報し、そこからゴミ売りのバッシングにつながったのであろう。

情報において大切なのは、次の5点だ。

(1) 信頼力(誰が語っているか)

(2) 知力(専門力)

(3) 網羅力

(4) 経験力

(5) 人間力(99%の側に寄り添う誠実な権力監視)

こうして見てみると、前川喜平の情報は信じられることがわかる。
ほぼかれは5点を満たしている。

逆に菅義偉やゴミ売りは、5点のすべてにおいて欠けている。

2 出会い系バーの女性の証言

ここで、わたしたちは前川喜平について、主に(1) 信頼力(誰が語っているか)と、(5) 人間力(99%の側に寄り添う誠実な権力監視)のふたつの観点から、かれを考察してみよう。

多くは東大卒の政治家・官僚が口を揃えて嘘をついているなかで、出会い系バーの女性の、ひたすら事実を述べただけの証言が、すべての政治家・官僚の嘘を打ち消しているのは愉快だ。

わたしがいうのは、いま高く評価されている『週刊文春』の取材である。

A子さんと友人との会話を黙って聞いていることが多かったという前川氏。

「会う時は、私の友達と一緒のことが多かったけど、よく覚えているのは、ケンタッキーで珍しく(前川喜平と 注 : 兵頭)2人で話した時のことです。

私は、大学に入っていたんですけど、知り合いが病気になって死んじゃった。
ショックで勉強に身が入らなくなって、大学を辞めて、キャバクラの体験入店を繰り返してる時期でした。
『友達がキャバ嬢だから、私もキャバ嬢になる』って言ったら、すごく怒られて。

『親も心配しているんだから、早く就職したほうがいいよ』と言われました。
その後も会うたび『ちゃんとした?』とか『仕事どう』って聞かれました。

私は高級ブランドの店員になりたいと思って、前川さんに相談したんです。
『手っ取り早いのは、百貨店で働くことだ』って言われて、実際、百貨店に入って婦人服売り場で働くことにしたんです。

前川さんは喜んでくれて、『授業参観』と言って、お店に来てくれたこともありました。
急に売り場にこられてビックリしました。
婦人服なんで、男の人が一人でいると浮いてしまうんで、店の人には『学校の先生が来たんです』と説明して。

前川さんは頭だけ下げて、すぐに帰っていきました。
その後、高級ブランド店で働けたので本当に感謝してるんです

思い出に残っているのが前川氏が開いてくれた就職を祝う会だという。

「同じ時期に就職が決まった友達と一緒にお祝いしてくれたんです。
私が行きたかった『不思議の国のalice』をイメージしたレストランに3人で行って<おしごとガンバレ>と書かれたケーキを用意してくれました。
ふだんはおねだりしても何も買ってくれないのに、歌舞伎町のドン・キホーテに行って『今日は何でも買っていいよ』と、カラーコンタクトなどの日用雑貨を買ってくれました。(「出会い系バー相手女性」)

3 或る「担任の指導」

女性が、大学を辞めて、生活のためにキャバ嬢になる、といったとき、前川が怒って「親も心配しているんだから、早く就職したほうがいいよ」と注意したくだりはおもしろい。
「その後も会うたび『ちゃんとした?』とか『仕事どう』って聞かれました」。

前川は具体的に「手っ取り早いのは、百貨店で働くこと」を勧めている。
女性は勧められたとおりに百貨店の婦人服売り場で働く。
このあたりもはや前川は担任である。

前川が喜んで、「授業参観」と称して来店し、店にやってくるところなど、普通の担任でもなかなかやらないことだ。

女性が店の人に「学校の先生が来たんです」と説明しているのは、下意識の部分では、ほんとうに担任と生徒の関係になっていたのかもしれない。

「前川さんは頭だけ下げて、すぐに帰っていきました。
その後、高級ブランド店で働けたので本当に感謝してるんです」というから、この「指導」は的確だったわけだ。

前川はわざわざ就職を祝う会まで開いてやっている。
ここまでやる現場の教師はまずいない。
ひとつは多くの生徒を抱えて、ひとりだけに特別待遇をするわけにはいかないからだが、心のなかでは多くの担任は生徒に「祝う会」をやっている。

前川は、「同じ時期に就職が決まった友達と一緒にお祝いしてくれたんです。
私が行きたかった『不思議の国のalice』をイメージしたレストランに3人で行って<おしごとガンバレ>と書かれたケーキを用意してくれました」。
どうやら菅義偉やゴミ売りの人物破壊は、逆効果になったようだ。

証言した「A子」は、取材に応じた理由について、このように述べていた。

記者会見のあった25日に、お母さんからLINEが来て、『まえだっち(女性たちが前川喜平につけたあだ名 注 : 兵頭)が安倍首相の不正を正してる』。
それで、お父さんとテレビ見て、『これは前川さん、かわいそうすぎるな』と思ってお話しすることにしました。
『調査』と言っていましたけど、振り返ってみると確かに『どうしてここに来ているのか』とか家族構成も聞かれました。
いまになって真実とは思えない報道がたくさん出ていることが不思議です。
私は前川さんのおかげで今があると思っていますから。

もはや安倍政権は、みっともなさすぎる。
森友・加計学園事件だけでも、身内びいき・縁故主義(ネポティズム)の人の道に外れた政治をやっている。
安倍晋三の力を利用した籠池泰典も山口敬之も、悲惨な末路を辿りそうだ。
加計孝太郎の獣医学部も見通しは明るくない。
人も動物も日本から減っているからだ。

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わたしの強みは、商業ジャーナリズム、「記者クラブ」メディアから自立していることから、政権にも企業にも遠慮なく真実を語る位置を確保していることです。

わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

[char no=”10″ char=”与謝野晶子”]そうです。
何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
それは、ほんとうのことを言えるかどうかの違いになってきます。
この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
「こんにちは! 有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します」って、それだけ? あいかわらずぶっきらぼうですね。
若い人たちは、あなたのことを何も知らないのだから、もっときちんと自己紹介しなくちゃ。
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また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
[/char]

優れた情報と、新しい状況の分析・とらえ方を提供します。
そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

確かに、わたしはテレビなど晴れがましい舞台には出ておりません。

しかし、わたしの書いた文章は、グーグルの検索でもあちこちで上位に出ております。

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(体調を崩したとき、それに正月や5月の連休、お盆には、お休みをいただきます)

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また、このブログ掲載の文章は、メルマガの一部であり、ブログ用に編集してあります。
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証言する出会い系バーの女性たち

このページは、2017年6月3日に更新しました。

『兵頭に訊こう』は、現在の国内外の重要問題について、最新の情報と考え方(批評)を、見やすく、わかりやすいことに注力して発信しています。

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[char no=”1″ char=”漱石”]いまの時代ほど、日本人の特徴がよく顕れている時代はないですね。中国人は一度決めたら頑として貫くところがあり、だからイデオロギーが存在する。しかし、日本人はその場に応じてくるくると変わる。だから、イデオロギーというようなものは存在しないのです。憲法さえ無視する。戦後70年経って、また元に戻ってきました。[/char]

このページの要約

共謀罪が決まりそうだ。
大きな理由のひとつは、民進党が、自民党が勝手に決めた採決のレールに乗るからだ。
野党は、国会の審議では、確かに勝っている。
しかし、「反対して通す」スケジュール闘争を克服できない。
野党は、安倍昭恵と前川喜平の証人喚問を求め、応じるまですべての審議を止めるべきだ。
この調子だと、日本が戦争に突入するときも、淡々と採決に応じ、敗北するのであろう。

この世には珠玉のような人たちがいる。
男にも女にも、そして老人にも若い人にも。
ゲスに遭って酷い目に遭った人は、概してそのような珠玉の人種を認めたがらない。
体験を普遍化してしまうのだ。
もちろんわたしは性善説だの、性悪説だのといっているのではない。
この世には善人もいれば悪人もいる。
そのなかに珠玉の人がいるのだ。
わたしの言葉でいえば、国家国政を私物化した安倍晋三を告発する前川喜平は、間違いなくそのひとりであろう。

出会い系バーに調査に行くとき、前川喜平はそのことを細君にも説明し、バーでは本名を名乗っていた。
本名を名乗ったのは、前川に、菅義偉やゴミ売りのような、タメにする下心がなかったからだ。
動機は民放のドキュメンタリー番組を見て、彼女たちの話を実際に聞いてみたいと思ったためだった。
実は前川喜平が投げかけた問題は普遍的な性格をもっている。
他省の幹部も、それから自民党の議員も、この日本がいかに破壊されているかを、実際に自分の目で見る必要がある。

[char no=”2″ char=”芥川”]そうですね。国連から人権やプライバシーについて勧告を受けていますが、これほど日本人にとってわかりにくいものはないのです。日本の為政者は、国民を奴隷とみており、奴隷なしには一日たりとも政治ができないのです。為政者に反対したり、批判したりする奴隷など想定外の貧しい政治なので、共謀罪が必要になるのですね。[/char]

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1 スケジュール闘争のなかの共謀罪

共謀罪が決まりそうだ。

大きな理由のひとつは、民進党が、自民党が勝手に決めた採決のレールに乗るからだ。
民進党は、国会の審議では、確かに勝っている。
しかし、「反対して通す」スケジュール闘争を克服できない。

多数決だから仕方がないという理屈と、国会での戦術・戦略とは、次元が違っている。
少数派の闘い方を進化させ、とりわけ共謀罪のような、この国の平和と民主主義を根底から破壊する悪法には、それに見合った闘い方を組まなければならない。
与党からまで疑問や不安が出される法案なのに、参議院の静かさはだらしがないの一言に尽きる。

ほんとうに国民のために闘うつもりがあるのだろうか。
参議院の静かさは、本音では共謀罪に賛成しているのではないかと思われるほどのものだ。

野党は、安倍昭恵と前川喜平の証人喚問を求め、応じるまですべての審議を止めるべきだ。

壺井須美子

共謀罪、後4回審議で採決? 共謀罪がもたらす恐怖政治を由としない野党は、前川文科事務次官とアベアキエの証人喚問を与党が拒否した段階で、内閣不信任案、全審議拒否、全員議員辞職迄の覚悟を決めるべき。
ぐずぐず審議と採決に応じたら次の戦いはないと思え。
国民の代表なら政治家は行動で国民を守れ。

あべともこ(衆議院議員・小児科医)

民進党がそこ迄安倍政治の本質を自覚した時、まさに未来への介入、子供たちの将来をねじ曲げる悪政として、前川前事務次官の問題提起を受け止めて全力で証人喚問を求めるべきだ。
言葉だけでなく審議を止める覚悟をもって、そもそも審議拒否はしないという方針の共産党をも巻き込まねば未来を無くす。

民進党に徹底して戦う覚悟があるのか、それを国民はみている。
前川前事務次官があれだけの発言をして、しかし与党は証人喚問に応じようとはしない。
全ての委員会を止める覚悟で証人喚問を求めるべきである。
しかし参議院では月曜に共謀罪本会議合意。
一日でも審議を遅らせることも廃案への道なのに。

きむらとも

「共謀罪審議も大詰め?」「あと4回の質疑で採決?」『テロ等準備罪』? 『共謀罪』? いやこれは政権の意向に背く「一般人」を一網打尽に取り締まる『治安維持法』だ。
この法律、もちろん組織的犯罪集団の「テロ」抑止には全く無力だが、一般人の「デモ」抑止には最強の法律だ。
そのために作る法律だ。

「他に適当な人がいないから安倍首相」の原因は「どうせまた決まっちゃうんでしょ」だ。
この国民の「無気力」を取り去るには、野党が本気で全面審議拒否して「異常国会」をこの「無気力層」に見せるしかない。
加計疑獄をTVが騒いでいる今こそ絶好機だ。

野党は全面審議拒否を これに対してネットで安倍政権支持者が慌てて批判しているのを見ると、これぞ政権に対する最強の痛打となる手段だと確信できる。
野党の全面審議拒否が、野党に対する世論の批判を招いて政権支持が激増するなら、政権支持者は「野党の全面審議拒否」を、むしろ歓迎するはずだ。

安倍支持者か知らないが、審議拒否を税金泥棒という金銭感覚が、あまりにバカバカしすぎて噴飯だ。
森友問題にしろ加計学園疑獄にしろ、そもそも安倍政権が出すべき資料を出し、すべき説明をすれば、ここまで貴重な時間を「浪費」せずとも済んだのだが。
そもそも国民の財産が、不当に投げられたんだが。

これらのツイートの背後には、多くの国民の、犠牲を決して払わない野党への不信感がある。
この調子だと、日本が戦争に突入するときも、淡々と採決に応じ、お行儀良く敗北するのであろう。

2 証言する出会い系バーの女性たち

前川喜平が出会い系バーに通って、子供の貧困の問題を調査したことについて、様々なゲスの勘ぐりが出てきた。

政権からするバッシングは、政治的にタメにするものなので、それほど問題にしなくていい。
工作員の日当稼ぎのバッシングもそうだ。

ただ、そうではない人々も少なからずいて、こういう人たちは不幸な人たちだとわたしは思っていた。

この国からは、立派な男女が少なくなった。
昔は、若者にも、自分の将来を犠牲にして、公正・公平・平和な国家社会のために闘う人たちが多かったように思う。
六十年安保闘争、全共闘運動は、その象徴的なものだ。

現在、前川を囲繞しているのは、ゲスの勘ぐりの類いだ。
ゲスといっては悪いが、腹が立つのでそういっておく。

この世には珠玉のような人たちがいる。
男にも女にも、そして老人にも若い人にも。

ゲスに遭って酷い目に遭った人は、概してそのような珠玉の人種を認めたがらない。
体験を普遍化してしまうのだ。
もちろんわたしは性善説だの、性悪説だのといっているのではない。
この世には善人もいれば悪人もいる。
そのなかに珠玉の人がいるのだ。

前川喜平の告発があって、狼狽した御用メディアのゴミ売りがヨタ記事を載せたとき、わたしはまったく違ったことを考えていた。
前川は、この出会い系バーの調査を、細君にも話しているにちがいないと予測したのだ。

案の定、最新の『週刊文春』(6月8日)で、わたしの予測通りのことを、前川は語っていた。
しかも、前川は出会い系バーで悪びれずに堂々と本名を名乗っていた。

漱石の『心』で、「先生」が「私」に向かってこういう場面がある。

私は死ぬ前にたった一人でいいから、他(ひと)を信用して死にたいと思っている。
あなたはそのたった一人になれますか。
なってくれますか。
あなたは腹の底から真面目ですか。

信じる人がほしい。
これは古今東西の人間の願望だろう。
それも一人でいいからというのが切ない。
なかなかそういう人には恵まれないからだ。
ただ、他人に信用されるのも恐ろしい。
わたしが信用する、「そのたった一人になれますか。なってくれますか」といわれると、普通はたじろぐ。
真面目な人ほどたじろぐ。

ただ、信用してもいい人は、この世にいるのだ。
わたしの言葉でいえば、国家国政を私物化した安倍晋三を告発する前川喜平は、間違いなくそのひとりであろう。

『週刊文春』に「出会い系バー相手女性」と題する記事が載っている。
実際に前川喜平が通った出会い系バーの女性たちの証言だ。

3 子供に学ぶ教育の原点

「前川さんは最初、『前田です』と名乗ってましたね。
すぐに本名を教えてくれたけど、私たちはそれからも『まえだっち』と呼んでました。
前川さんはいつも『前川だから』と突っ込んでいました」

(中略)

この件は、妻にも説明してあり、理解を得ています。
その店に行っていたのは事実です。

店を訪ねてみようと思ったのは、民放のドキュメンタリー番組を見たことでした。
こういう店で男の人からお金をもらって生活している女性がいると知り、彼女たちの話を実際に聞いてみたいと思いました。

菅さんは教育行政のトップとして相応しくない行動と言いましたが、事務次官や局長になると、現場のリアルな声を聞く機会はほとんどない。
だから足を運んでみたのです。
確かに普通の官僚はこんなことはしないのでしょうが。

この店で水商売で苦労している女性や、母親が鬱病になって高校を中退した女性……様々な人に出会いました。
実際に店で聞いた情報の1つが株式会社が設立した学校の実態です。
これも構造改革特区で認められた制度ですが、文科省は徹底的に反対していました。

実際に株式会社立の通信制高校に通っていた女性に出会って、彼女から『何一つ勉強しなくていい。授業料だけ払えば高卒の資格がもらえる』と聞いた。
これはいけないと思い、株式会社立学校のあり方を見直すよう指示したこともあります

「前川さんは最初、『前田です』と名乗ってましたね。
すぐに本名を教えてくれたけど、私たちはそれからも『まえだっち』と呼んでました。前川さんはいつも『前川だから』と突っ込んでいました」。
愉快なやりとりだ。
本名を名乗ったのは、前川に、菅義偉やゴミ売りのような、タメにする下心がなかったからだ。
出会い系バーの女性は一個の独立した人格であり、下心がなければ本名を名乗って悪いわけではない。

それに前川喜平ほどのすばらしい人物になれば、別に出会い系バーにこそこそ隠れて通わずとも、寄ってくる女性はいくらでもいたと思う。
しかし、この人は、そういうことをしないタイプの男なのだ。

動機は民放のドキュメンタリー番組を見て、彼女たちの話を実際に聞いてみたいと思ったためだった。

事務次官や局長になると、現場のリアルな声を聞く機会はほとんどない」。
これは文科省だけの問題ではない。
全国の現場の教師でも、教え子や卒業生が出会い系バーで働いていることを、まったく知らないのである。
実は前川喜平が投げかけた問題は普遍的な性格をもっている。
他省の幹部も、それから自民党の議員も、この日本がいかに破壊されているかを、実際に自分の目で見る必要がある。
ぜひ、そうしていただきたい。

ここで、前川は、「実際に店で聞いた情報の1つが株式会社が設立した学校の実態」として、「実際に株式会社立の通信制高校に通っていた女性に出会って、彼女から『何一つ勉強しなくていい。授業料だけ払えば高卒の資格がもらえる』という破壊された教育の現実を知る。
それで「これはいけないと思い、株式会社立学校のあり方を見直すよう指示した」という。
これなどは体験の大きな成果であり、子供たちから大人が学ぶ方法の成果である。

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その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
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安倍政権下で進む国家・国政の私物化

このページは、2017年6月1日に更新しました。

『兵頭に訊こう』は、現在の国内外の重要問題について、最新の情報と考え方(批評)を、見やすく、わかりやすいことに注力して発信しています。

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[char no=”1″ char=”漱石”]日本のメディアは、昔から身内の不祥事に甘いです。とくに山口敬之の性犯罪については、かれが総理のお友だちということで、東京の大手メディアは触れようとしません。これが山口でなかったら連日叩き続けていたでしょうね。日本のメディアは、たいへん腐敗した政治党派なのです。日本は滅びるね。[/char]

このページの要旨

安倍政権の本質は、国家国政の私物化に尽きる。
考えてみると、メディアまで私物化したことがわかる。
山口敬之・元TBSワシントン支局長は、女性をレイプしながら起訴されなかった。
これも国家国政私物化、メディア私物化の典型的な事件だ。

レイプ山口敬之の卑劣さは、その後も露出し続けた。
山口は、薬を入れた昏睡レイプ事件が『週刊新潮』に掲載されようとすると、「取り急ぎ報告」のメールを北村滋内閣情報官に送った。
普通、こういう場合に相談するのは弁護士であろう。
つまり、握りつぶしを狙ったのであるが、ここにも私物化された国家・国政が露出している。

加計学園事件は、わたしたちが考えているよりも遙かに深刻な事件である。
内閣人事局が加計学園に支配されている。
初代内閣人事局長の加藤勝信は、加計学園主催の国際日本語弁論大会に祝電を送る仲だった。
二代目内閣人事局長の萩生田官房副長官は、加計学園系列大学の元客員教授である。
つまり加計学園事件は、単なる腹心の友への便宜供与以上のものがある。
国家権力の一端をすでに加計学園は掌握しているといっていい。

[char no=”2″ char=”芥川”]すでに滅びているのかも。身内だけを厚遇する独裁は、必ず滅びますね。日本ではすでに政治が家業になり、総理が世襲になりつつあります。世襲以外の政治家は、数あわせの道具になっていますね。法や民主主義が、どんどん見せかけのものになっています。[/char]

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1 性犯罪者も安倍のオトモダチならば

G7から帰国後、早速、安倍晋三はメディア幹部と酒食を共にしている。
メディアによって作られた支持率の政権なので、危機が迫ると、党幹部との接触よりも、なにはともあれメディア幹部との謀議が必要になるのだ。

(午後6時 注 : 兵頭)55分、東京・赤坂の居酒屋「うまいぞお」
読売新聞東京本社の田中隆之編集局総務、前木理一郎政治部長、飯塚恵子国際部長と食事。
9時57分、東京・富ケ谷の自宅。

29日は、友党(日本のメディアは政治党派である)の読売に限定した謀議だったようだ。
それにしても3時間も何を話したのだろう。

おそらく森友・加計学園事件、山口敬之のレイプ事件で陰りが党内的にも出てきたことから、支持率建て直しの要請が安倍晋三から出されたものと思われる。

安倍政権の本質は、国家国政の私物化に尽きる。
考えてみると、メディアまで私物化したことがわかる。

山口敬之・元TBSワシントン支局長の件。
これも国家国政の私物化、メディア私物化の典型的な事件だ。

山口は批判されず、逆にいま被害者の女性がネットで叩かれている。
これは、この件が普通のレイプ事件ではなく、政権に直結する事件であることを物語っている。
いまの日本には法も民主主義もない。
少数支配の独裁国家なのだが、メディアまで私物化されている。
その象徴的な動きだ。

空港で米国から帰国したレイプ山口は逮捕される予定だった。
しかし、菅義偉官房長官の秘書官を務めた中村格(いたる)・警視庁刑事部長が握りつぶしてしまった。
かれが所轄の高輪署の捜査を妨害せずに逮捕させておけば、その後の山口の、安倍晋三に感謝したヨイショ本の発行も、悪のりした評論家としてのテレビ出演もなかったのである。

ちなみに山口不起訴が決定した2016年7月22日に、中村格は組織犯罪対策部長に任命されている。
ほんとうに日本はどうなってしまったのだろうか。

この間の警察の動きについて、被害者の詩織は、『日刊スポーツ』(5月31日)のインタビューに次のように語っている。

2 詩織の大きな闘い

レイプ被害者は黙っていなければならないのか-。
顔を出し、実名で会見に臨んだ最大の理由。
オープンにこの話をしていかないと、捜査も病院も周囲のサポート体制も、社会が変わらない」。

ネット上では29日の会見の服装について「ボタンを開けすぎ」と批判されたが、想定済みだった。

本当に言いたいのは、スカートをはいていようが、何を着ようが、責められる対象にはなってはいけない。
リクルートスーツを着てと言われたけど、なんで白いシャツを着て弱々しく被害者らしく映らないといけないんでしょう。
普段着で批判されるって、おかしい。
そこを変えたかった

レイプ被害における被害者、捜査のあり方を根本から変えるべきと主張する。
強姦、準強姦罪などの性犯罪の改正案では親告罪から、被害者の告訴なしに起訴できる非親告罪となる方向だが「本当に変わるべきは一般的な考え方。
こういう事件に遭ったら恥ずかしい、黙っていた方がいい、君が傷つくだけ、と言われる。
でもその前から十分傷ついている。
なのに周りから『傷つく』と断定されると苦しい」と吐露した。

ホテルの防犯カメラ映像やタクシー運転手の証言などによると、自立歩行できず無意識で「帰りたい」と言っている。
翌朝は逃げるようにホテルを出ているのに性行為について「『NO』と取られない。
ハードルが高い。
認識を変えていかないと」と訴えた。

(中略)

最初は警察で『よくある話』と始まった。
事件性の確認後も『今の法律では難しい』となり、次に『(相手が)TBSだから難しい』と言われた。
相手が政権側の方ととても近しい』という話もされた。
ただ、山口氏がTBSを辞めたという話が入った途端(逮捕へ)いけるかもとなった。
何なんだろうと思った」」(「詩織さん実名で会見臨んだ最大理由/インタビュー2」

警察にも正義感の強い人物はいる。
中村格の妨害がなければ、所轄の高輪署は逮捕に動いたとわたしは思っている。

『よくある話』『今の法律では難しい』というのは、明らかに警察の狼狽と無念さが混淆した言葉だ。
そうとでもいわなければ慰めの言葉もなかったのだろう。

『(相手が)TBSだから難しい』『相手が政権側の方ととても近しい』という話になると、警察の本音がにじみ出てきている。

「山口氏がTBSを辞めたという話が入った途端(逮捕へ)いけるかもとなった」というのは、メディアも安倍政権に私物化されている、一体となった現実を、よく表した言葉だ。

レイプ山口敬之の卑劣さは、その後も露出し続けた。
山口は、薬を入れた昏睡レイプ事件が『週刊新潮』に掲載されようとすると、「取り急ぎ報告」のメールを北村滋内閣情報官に送った。
普通、こういう場合に相談するのは、親友とか弁護士であろう。
つまり、握りつぶしを狙ったのである。

詩織は、準強姦被害を訴えたが、奇怪なことに不起訴とされた。これを不当として、現在、検察審査会に審査を申し立てている。

この人の不正との闘い、世の中の性犯罪に対する考え方を根本から変えようとする闘いを支える必要がある。

3 加計学園の権力

安倍の周りだけがいい思いをすることは、様々な事件を生んでいる。
この山口敬之の性犯罪もそうだが、森友・加計学園事件もそうだ。

加計学園事件は、わたしたちが考えているよりも遙かに深刻な事件である。

内閣人事局が加計学園に支配されている。

初代内閣人事局長の加藤勝信は、加計学園主催の国際日本語弁論大会に祝電を送る仲だった。

二代目内閣人事局長の萩生田官房副長官は、なんと加計学園系列大学の元客員教授である。

さらにふたりの局長とも、安倍晋三が会長を務める「創生『日本』」と「神道政治連盟国会議員懇談会」の会員であり、日本会議国会議員懇談会の会員である。
加計学園の関係者が官僚の人事を握っているのだから、官僚たちが、加計学園の犯罪については、知らぬ存ぜぬで一貫するのだ。

さらに安倍晋三までもが、かつて加計学園の役員務め、報酬も受け取っていた。

これは5月30日の参院法務委員会で明らかになった。
「安倍首相、加計学園役員務め報酬受け取ったと認める」

加計学園の権力の一部を挙げると、これだけでも政界への食い込みの凄さがわかる。

安倍晋三(元加計学園監事)

安倍昭恵(加計学園系列「御影インターナショナルこども園」名誉園長)

下村博文元文科大臣(日本会議国会議員懇話 会副会長)の夫人(加計学園系列幼稚園功労者)

木澤克之最高裁判事(元加計学園監事)

萩生田官房副長官(元加計学園系列大学客員教授)

木曽内閣参与(元加計学園系列大学学長)

井上義行元首相秘書官(加計学園系列客員教授)

つまり加計学園事件は、単なる腹心の友への便宜供与以上のものがある。
国家権力の一端をすでに加計学園は掌握しているといっていい。

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