原発と沈黙の時代が始まる

先週の「奴隷への刷り込み」で、「もう一度、この続きを来週の日曜日に考える」と書いた。それをあと一週先送りさせていただく。

それで今週は「原発と沈黙の時代が始まる」というタイトルで書くことにする。

原発は大きな政治的社会的問題である。

大抵の政治的社会的問題は、これまで国内問題だった。劣化した日本の政治でも、世界に恥をかくこともあまりなかった。

原発を止めているから、火力発電のための石油、天然ガスの輸入が増える。それで日本経済が上昇しない。この嘘も、国内だけならそれで何とかだませてきた。元凶は安倍のドル防衛のための円安政策にあり、この反日の日本破壊をやめない限り、国家と国民は奈落の底に落ちていく。

原発が深刻な問題である所以は、万が一破壊されたときに世界的な問題になるということだ。日本政治が常套手段としてきた、「民はこれに由らしむべし。これを知らしむべからず」を通俗化した嘘と隠蔽が通じないのである。

にもかかわらず、日本は嘘と隠蔽で世界に対応している。野田佳彦の「収束宣言」、安倍晋三の「ブロック&コントロール」は、その例である。

個人の付き合いと、国の付き合いにも共通するところがある。わたしたちは、都合の悪いことは隠蔽し、訊かれたら嘘をつく個人とは付き合いたくない。それは国家間の付き合いでもそうなのだ。

国のトップに、正直さや誠実さ、一貫性のない国家は軽く見られる。相手にされない。この大原則を政治家が知らない。

福島第1原発事件は、かつて人類が体験したことのない大事件である。日々、放射性物質で地球環境を汚染し続けている。休むこともなく、1日24時間、何十年かにわたって、あるいは何百年間にわたって。

世界は福島第1原発事件を正確にも人災と捉えている。
国会の中でも外でも、これまで幾度となく原発の危険性が指摘されてきた。早急に改善すべき技術的問題も指摘されてきた。しかし政治と電力会社が無視し続けてきたのである。小泉純一郎と安倍晋三にいたっては、その首相の任期に、逆に危険な方向に原発をもっていった。

今では化けの皮が剥がれてしまった、原発に関するみすぼらしい日本の技術と、改善のための金の出し惜しみ。結局、これで国土の3分の1(あるいは2分の1)ほどを失うことになってしまった。

nuclear power plant (6)

testimony

巻き添えを食った世界が怒らないはずがない。不正や悪に対する怒りの強さは、その民族の民度の高さである。日本は、その世界の怒りから逃れるように、東京の大手メディアはこの問題を隠蔽する。テレビは朝から晩まで笑い転げている。笑っていれば放射能はこない、その愚民観を実践しているのである。

AKB48とともに笑い転げながら奈落の底に落ちていくか、と思っていた。しかし、そのAKB48が東京の放射能汚染を怖がっていることを知って、クラクラしてきた。

結局、日本(というか自民党)は自分に手に負えない技術に手を染めてしまったのである。

toudoheki

toudoheki (3)

しかし、福島第1原発事件は世界の事件なのだ。国民をだましても、それで済まないのである。

11月1日もSyntaxが外国の情報を伝えてくれている。この人のツイートのすばらしさは、わたしたちの、のんきさを外国(とりわけ米国)の厳しい情報で対象化してくれることだ。

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「福島の除染作業で利益をとってる奴が大臣やってるとかキレてる。
Japan Trade Minister Profits From Fukushima Disaster Which He Oversees: via @YouTube

フクシマ・バラードとか作ってる奴いるわ。
徹底的に日本を糾弾する風潮になって来てる。
The Ballad of Fukushima: via @YouTube

アメリカでは1950年代から、子供用の科学実験教材とかにウラン鉱石や放射性物質が付属してた。
写真は子供用の原子力キット。
だから、放射能に関する知識がある人も割といて、日本みたいな後進国の政府がウソ情報を流してもすぐバレる。

日本のカメラレンズとかもすっごい放射能出てるな。
Radioactive Camera Lens: via @YouTube

もいっちょ放射性物質測りくらべ。
Testing Radioactive Things!: via @YouTube

マグロ。
こんな測り方でもカウント上がるってひどいなwradiation readings 2.13.14 poke read (tuna from pacific ocean): via @YouTube

これも日本の食べ物を積み上げただけで線量上がってるなw
だから、線量計で測って出た数値だけだと基本的に意味ない。
線量が低いだけでは安全性は主張できない。
高いのはやめといた方がいけど。

バナナでも線量計が反応。

前も呟いたけど、線量計の値では安全性を証明できないということがはっきりしてる。
つまりとびきり高かったり急激に上がると危険だと証明できるけど、低いからと言って安全だとは証明できない。

だから結局、原発周囲何百キロかの危険が疑われる地域では食べ物を作りませんという方が理にかなってる。

@YouTube 線量が高くても危険性に議論の余地がある=線量が低くても安全だとは限らない。
こういうロジックです。
他の国だとそういうふうに捉えてる人が多いようですね」

これは米国での反応の、氷山の一角である。ヨーロッパでもドイツを中心に批判は日毎に高まっている。東京の大手メディアは、広告主の電力業界を恐れて、外国の日本批判をほとんど報道しない。日本国民の、のんきさの理由のひとつはそこにある。

東京の大手メディアが、日本民族の不幸の元凶である証拠が原発には色濃く表れている。

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貧しい国の希望の可能性

ご購読の皆さんはおわかりだが、わたしは情報源としてよくツイッターを活用する。

もちろん、ツイッターに限らずネット上の情報は玉石混淆である。

しかし、その事情は地上波メディアも同じだ。玉石混淆である。

やらねばならないのは、おのれのメディアリテラシーを磨くことだ。何が玉で、何が石なのか。

ネット上の玉には、いちいち名前は挙げないが、多くの著名人がいる。しかし、あまり知られていない人物もいる。

その、あまり知られていない人の、優れたツイートを探して、読者に紹介するのも、メディアリテラシーの醍醐味のひとつである。

Syntax はそのひとりだ。今日、かれがもたらした情報はこういうものだ。

「カリフォルニアのトモダチ作戦被曝裁判はほぼ米兵側の勝ち確定。
途方もない金額になりそう。
Judge: Suit can proceed over alleged radiation exposure – News – Stripes

サンディエゴの裁判は、今の段階では原告約200人で10億ドルくらいの規模らしいけど、トモダチ作戦に従事した人数は24000人って発表されてる。
仮に全員が同程度の補償を求めだすと、日本の国家予算に影響するくらいの額になるかも。

国防省のDTRAの番組。
トモダチ作戦での被曝を特集してる。
DTRA Webisode 1 – Operation Tomodachi: via @YouTube

法律専門誌にも、アメリカ国内からでも東京を訴えれるって出始めてるわ。
他の地域の人にまで賠償が及ばないように東京電力管内だけ国を分けた方がいい。

保険の専門誌にも東京を訴えれるって出てるな。
Judge: Sailors Can Sue California Company Over Fukushima Exposure via @ijournal」

Fukushima nuclear power plant shelter

nuclear power plant 9

米国の「トモダチ作戦」が始まったときに、そのパフォーマンスのあまりの政治臭に、わたしは辟易した。しかし、東京の大手メディア、それに地方紙も、礼賛の声ばかりだった。

現地ではボランティアが余っており、自衛隊も余っていた。それなのに、なぜ米軍が出てくるのか。国によっては、救援に外国が入ってくるのを断る国もある。まして米軍は軍隊である。これを異様とも思わず、手放しで礼賛する。何か起こらねばいいが、と思っていたら、最大で68億円の請求書と、被曝の損害賠償金である。無償の友情ではなかったわけだ。

おそらく、「トモダチ作戦」がいかに高い買い物になったか、その総額は、特定秘密保護法で隠蔽されるだろう。つまり日本の官僚・政治が間抜けで、こういうことになる警戒心と想像力が皆無なのだ。

これなら、将来、もし日本のために米軍が支援に入り、米兵の死者が出たら賠償金が請求されるのではないか。しかし、日本が米軍の支援で死者を出しても、賠償は請求できない。つまり日米地位協定の民族差別が、現実の戦争でも起きてくるのかもしれない。

おバカで、のんきな連中が国政を担っている。こんな侮辱的な事態も、冗談ではなく、現実化するかもしれない。バカにされきっているのだから。欠陥機オスプレイは、日本だけ、他の外国の値段より高い1機100億円である。17機も買わされている。

しかも、このオスプレイとステルス戦闘機F35の購入は、米軍の予算削減のため、米軍は購入せずに日本に購入させるものだ。まさに「一体化」(これは奴隷化と同じ言葉)である。

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わたしたちは考えねばならない。わたしたちは豊かではないのだ。「世界第三位の経済大国」という刷り込み(洗脳)に遭って、国民は貧乏なくせに、安倍は気前よく外国へのバラマキ支援を繰り返している。

Japan poverty ranking

wage decline Japan

2014年5月15日に世界保健機関(WHO)が発表した「World Health Statistics 2014(世界保健統計2014)」によると、国民ひとり当たりの所得(GNI per capita)が、わが国は世界で17位にすぎない。なんと安倍晋三がばらまいた国には、日本より国民所得が上位の国がいる。

この統計はWHO加盟国194か国を対象とした、2012年時点のものだ。現実はさらにランクは下がっているものと思われる。

しかもわが国は極端な格差社会になっている(年収200万円以下の勤労者が1000万人を超える)ので、99%の実態は遙かに下位にあるのだと思う。

国民ひとり当たりの所得が、もっとも高い国はノルウェーで66,960ドル(約669万円)である。日本までの順位は以下の通り。円換算のみ表示。「円」は、見やすいように兵頭の方で付けた。

1 ノルウェー 6,696,000円

2 ルクセンブルク 6,016,000 円

3 シンガポール 6,011,000円

4 スイス 5,509,000円

5 アメリカ 5,261,000円

6 スウェーデン 4,398,000円

7 オランダ 4,351,000円

8 デンマーク 4,343,000円

9 オーストリア 4,339,000円

10 オーストラリア 4,330,000円

11 カナダ 4,253,000円

12 ドイツ 4,223,000円

13 ベルギー 3,986,000円

14 フィンランド 3,822,000円

15 イギリス 3,734,000円

16 フランス 3,672,000円

17 日本 3,630,000円

これはWHO加盟国194か国を対象としている。発表は2014年であるが、データは2012年時点のものであり、現在の日本はさらに下がっていると思われる。現在は25位とか27位といったデータもある。

1位のノルウェーと日本との差は、2倍近くある。

「日本は凄い」、「日本は金持ち」だという1%米国・朝鮮・官僚・経営者・東京の大手メディアの刷り込み(洗脳)がきつい。それで、多くの国民がだまされてしまっている。わが国の99%の所得は、17位以下なのである。

「もう一度、ニッポン」で、震災前の愚かなニッポンを取り戻しては、民族が滅びる。富を国民に配分する協働の普通の国へ、政治を変えていかねばならない。

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