もの言えば唇寒し都知事選

佐高信が、都知事選で、前回は宇都宮健児を支持したが、今回は細川護煕を支援することを表明した。

『一撃筆殺仕事人:佐高信先生追っかけブログ』が次のように書いている。

「ホントはね、あの猪瀬に負けちゃったんだから、ちょっと別の人をってのが普通なんだけれども。あの猪瀬に負けたからと宇都宮さん成仏してないから、また出てきちゃった。さっき握手してきた。俺本当は握手したくなかったんだけれど」

http://amba.to/1erD1pm

hosokawa 16

前回は宇都宮健児を支持した佐高が、今度は細川護熙に代えたというのは重要である。

理由は、佐高の危機感からきていることは間違いない。のんびりした宇都宮健児には危機感などないし、また、当選可能性もないように思われる。

佐高信のように、支援する立候補者も、状況によって代えなければならないのである。

宇都宮は、前回の都知事選ですでに都民にとって魅力のない人物として否定された男だ。知事になりたかったのは間違いないが、少しは全体を見たらどうだろう。

選挙は厳しいし、難しい。昔でいえば、これは敵を殺さなければ、こちらが殺されるいくさである。今でも負けたら社会的に葬られる人がいる。

audience 32

立候補した当人たち、選対、支援者たち、メディア関係者と、その人物・組織の良さとダメさ、深さと浅さが赤裸々にあぶり出されている。

以下、現在の状況から、次の3つの問題を採り上げてみよう。

1点目は、政治家たちの沈黙と保身の問題であり、2点目は、政党と立候補者の問題である。3点目は、立候補者の何を見て投票するか、という基準の問題である。

わたしはできるだけ率直に自分の考え方を述べることにしている。それでないと有料メルマガを出している意味がないからだ。

1 もの言えば唇寒し、という状況があり、それへの政治家たちの保身が、今回の都知事選では際立っている。

2月2日に「世に倦む日日」が次のようにツイートしていた。

「左翼の壊死。こんな言葉を私が使うのは初めてだ。これまで、左側に対しては、共産党は名前を変えろとか、社共は選挙で共闘しろとか、ずっと言ってきたが、「左翼の壊死」の言葉を言うのは初めて。終わったと思う。左に続きはなく、再出発はない。市民はバラバラとなり、戦争へ突入する一部となるだけ」

「細川陣営をdisるのはやめましょうと言いながら、実際にはネガキャンの嵐で、脅迫と圧力の袋叩き。表向き取り繕っているだけ。二人の候補で健闘しましょうと言うのは、実際には、仲良く共倒れしましょうという意味だ。勝つのは舛添要一だから。欺瞞だと思いませんか。こんな欺瞞があるのか」

これはあたう限り正確な状況論になっている。

深い傷跡がリベラル左派に残ってしまった。細川も宇都宮も健闘して、最後の段階で支持率の勝っている方に投票しよう、という論まで出てきている。これは舛添(自民党)陣営にとっては、「脱原発」陣営の理想的な共倒れ論である。

第一、投票日直前の最終段階で、どうやってどちらが優勢だと判断するのか。大手新聞か。最後の段階で御用メディアを信じるのか。いや、もし新聞によって見方が逆になっていたらどうするのか。

今でも支持率が分かれているぐらいだから、最終段階では、「脱原発」派の勢力を分散するために、わざと別々の見方を出すかもしれない。日本の御用メディアは腐っており、それぐらい平気でやるだろう。

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例えば、現在、マスメディアが、しきりに舛添要一の圧倒的な優勢を伝えている。これは、

(1)都民の勝ち馬に乗る劣情を組織し、舛添への投票を促す。

(2)白けた「脱原発」派都民の棄権を誘導する。

このふたつの理由のためである。

また、細川と宇都宮との、抜きつ抜かれつの物語で誘導するのは、分裂と遺恨を「脱原発」陣営に持ち込むためだ。

ズタズタにされたリベラル左派に対して、政治家や選対は「おはようございます」と挨拶には極めて熱心で、ツイッターに立候補者のイラストばかりを延々と投稿したり、演説会場の案内だけを投稿したりする姿勢に終始している。つまり論争に絡んでこないのだ。

選挙で政治家も思想家も評論家も鍛えられるのだが、これを注意深く避けて保身に走っている。

せっかくの機会なのに、利口ぶって保身に走っているのだが、これで外国に隷属する政治家しか生まれてこないのがよくわかる。交渉術も磨かれないだろう。

2 都知事選の状況があぶりだしている2点目の問題に、政党と推薦された立候補者の問題がある。

社民党が、宇都宮健児を推薦したのは、失敗であったとわたしは考えている。

共産党と一緒になって、宇都宮健児という敗北必至の立候補者を担ぐ。共産党はもともと票の拡大と党員の獲得が戦略的な目的なのだから、それなりの成果を上げるだろう。

しかし社民党がその同じ成果をあげることはできないのである。なぜなら組織的な力量は、共産党の方がはるかに上であり、成果はほとんど共産党が奪ってしまうからだ。

今回の都知事選では、社民党も十分に受け容れ可能な細川護熙が立候補した。この選択をなぜ排除したのか。まさか小泉純一郎が支援するから嫌だ、と子供のようなことを思ったのではあるまい。

巷では、社民党が実質的な分裂選挙に陥っているといわれている。ぜひとも、選挙の敗北後には、宇都宮推薦に至った理由と総括を、聞かせてほしいものだ。

共産党の分裂選挙は、今回の都知事選だけではない。何十年にもわたって全国で展開されている戦略だ。

共産党のお陰で、常に選挙協力する自・公の政権が続く。野党では共産党が絶対に候補者を全国に立てる。負けるとわかっていてもだ。それが今回の都知事選にも出ている。それに社民党も乗っているのが客観的な構図だ。

左派で、共産党とは違う独自色を出せなければ、次の選挙で社民党は消えるかもしれない。仮に左派が飛躍する状況が生まれたとしても、全て共産党に食われてしまうだろう。

社民党の宇都宮推薦は、わが国のリベラル左派に大きな分裂を招いた。この状況に社民党が気付いていないとしたら、救いようのない鈍感さである。

audience 20

社民党にとって致命的なのは、リベラル左派が細川護熙支持と宇都宮健児支持とに分裂してしまったことである。社民党にわかりやすいようにいえば 、細川支持のリベラル左派は、社民党の古い体質を見限ったということだ。

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【都知事選】南相馬市の桜井市長による細川候補への応援演説

南相馬桜井市長の細川護熙応援演説。

これは襟を正させる名演説である。

聞いていた人の話では、聴衆には泣いている人がいたという。細川夫人も泣いていたということだ。

今回の都知事選ほど、あれこれ考えさせられる選挙はない。

政府が、1984年に密かにおこなっていた原発事故と災害リスクに関する、外務省委託のレポートがある。

格納容器がミサイルなどで破壊された場合の予想死亡者数を計算したものだ。

それによると、「原発は過疎地へ優先的に配置してある」ということである。

「1機が事故で急性死亡は最大1万8千人」と弾いている。

これは小さく見積もった数字だろう。

それに1機で住む筈がないのである。戦争になれば何十発ものミサイルが一度に飛来してくるわけで、複数の原発がやられ、電力会社はもちろん逃げ出す。

日本は人の住める環境ではなくなるのだ。

姑息な官僚は、このレポートを「原発反対の世論に繋がるので、非公表」にしていた。

この国では、世界から危険視されている極右のルーピー安倍が、中国との趣味の戦争をしたがっている。

もし、現在の都知事選に舛添要一が勝つと、安倍は、自分の政策が信任されたと見做して、一気に日中戦争に向かって走り出す。

sitaito nemuru

今回の都知事選は世界が注目している。

舛添要一を都民が知事に選出することは、福島を壊した一片の謝罪も反省もなく、今度は、原発輸出で世界を壊す道を選択することを意味する。

http://bit.ly/1eRv5eG

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都知事選の一本化は時機を失した

以前、メルマガでお伝えした小泉純一郎のツイッター騒動であるが、その後、二転三転して、結局、始めることになったらしい。

政治家の事務所というのは、相当にアバウトなところらしい。とにかく本人が始めるということだから、覗いて見ると、本日(1月29日)の午前の段階では、まだ次の3つのツイートだけだった。

1月27日

「やっぱり、やることにしました。スタッフを通してですよ」

1月28日

「街頭で聞いていた人が「寒いからダウンジャケットを着て下さい。」と声を挙げた。細川さんが「二人で着ようか。」と言う。大急ぎで銀座に自分で買いに行った。ホントに温かい。次の三軒茶屋も寒くない。皆さん、ご心配ありがとう! 頑張るぞ」

setouchi

「今日は多勢の声援で胸が熱くなった。「初心を忘れず」と言った途端、衆院選に初出馬した時を全身で思い出した。1か月前までは細川さんと一緒どころか街頭に立つことさえ考えたこと無し。これが運命なのなら、初出馬と同じ気持ちで僕は走る。自由が丘の皆さん、時間が遅れてすみませんでした」

1月29日現在、細川護熙のツイッターはフォロワーが2万6000ほど。それに対して小泉純一郎のツイッターのフォロワーは9万ほどだ。3つの呟きで9万だから、ひとつの呟きが3万である。唖然とする、というのはこういうときの言葉か。

細川と小泉とでこれだけの差がつくひとつの理由は、細川のイラストにある。

担当者は誰だろう。同じイラストが延々と投稿されている。担当者は、政治家は言葉が命だということを知らないらしい。

言葉を中心に投稿すべきであって、それができないのなら、みっともないから止めた方がいいだろう。

もし細川がパソコンが苦手だったり、多忙を極めているのだったりしたら、スタッフが細川の話を入力したり、細川の街宣の言葉を載せたり、聴衆の感想を載せたり、幾らでもやり方はあるだろう。

細川は、おそらく、バカげた同種のイラストが投稿され続けていることを知らないのではないか。

このメルマガを購読されている方で、細川護熙と話せる人がいたら、もっと言葉の投稿を増やすように担当者に指示させてほしい。ツイッターのTLで言葉の投稿を増やすように文句も出ているのだから。
(このメルマガを配信した翌日には、細川陣営のネット対策は大幅に強化されたということである。注 : 兵頭)

細川・小泉の演説はどこも盛況である。逆に舛添要一の演説は、閑古鳥が鳴いている。マスメディアの世論調査の嘘は、この現実を見るとわかる。

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もしかすると、マスメディアによる舛添の圧倒的な支持の高さは、ムサシがその物語を弾く伏線かもしれない。選挙は、現在のところ、細川護熙を、菅原文太、D.キーン、瀬戸内寂聴、吉永小百合らが支持表明している。

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ところがテレビも新聞もいっこうに採り上げない。この国の一般庶民にとっては、テレビが採り上げないことは、なかったと同じことになる。細川選対の方で、何とかテレビに報道させるようにうまい手を考えるべきだ。

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マスメディアの戦術は、以下のようなものである。

1 圧倒的な舛添要一優位を報道して、「脱原発」の盛り上がりを阻止する。

2 細川護熙と宇都宮健児の票を合計しても、舛添要一に足りない物語を作って、選挙を低調にさせ、有権者の棄権を促す。

3 「脱原発」を選挙争点から外す。

ここへきて、気になる複数の主張が出ている。

それは細川と宇都宮の一本化の主張である。今日は1月29日である。2月9日の投票まで、あと11日だ。

わたしは次の理由で、選挙戦に入ってからの一本化には反対である。

1 もちろん、「脱原発」候補者同士の一本化は望ましかった。様々な働きかけがあり、それが実現しないままに、選挙戦に突入し、中盤に差し掛かっている。もはや一本化の時機は失していること。

2 この段階での一本化といっても、現実味があるのは細川護熙が降りることしかない。共産党推薦の宇都宮健児が降りる可能性は皆無だ。

宇都宮健児は、細川護熙が先に立候補して、その後に自分が立候補したら、またぞろ共産党推薦候補の分裂選挙が始まったと非難されるのを怖れて、真っ先に立候補した可能性が高い。それほどの重い立候補なので、一本化に応じることはないのである。

(その後、「世に倦む日日」が、宇都宮健児の出し抜き立候補の事実を暴露した。裏切られ、出し抜かれたのは、落合恵子である。全文はここにある。「落合恵子への都知事選の出馬打診 – 宇都宮健児のフライング」
http://bit.ly/1gsb6J1  )

その結果、上の者(細川護熙)が降りて、下の者(宇都宮健児)に票を集めるという奇怪な試みになり、不条理であること。

3 日本人の政治民度は低く、一部の有識者が考えた、こんな複雑な試みを、都民が短期間に理解して従うことはあり得ないこと。

4 かりに細川護熙が土下座して降りることを発表しても、マスメディアは舛添を勝たせる好機と捉え、細川を無責任として徹底的に叩くだろう。

素直に細川護熙の心情をくんで報道することなどあり得ない。情勢は「脱原発」陣営の大混乱になり、白けた都民の大量の棄権を生むこと。

5 選挙戦では、すでに「脱原発」陣営の人間的な亀裂が深まっている。ここで細川が降りたからといって、細川票がすんなり宇都宮に行く情勢にはなっていない。

都民は軍人ではない。軍隊のようにトップの命令で、向きを変えて進行することはないこと。

6 すでに多くの有名人が、細川護熙支援の声をあげている。この人たちをどうするのか。二階に上げて梯子を外す結果になる。細川は、ここまで来たら、最後まで闘い、支援者の期待に誠実に応えるべきであること。

7 細川が降りるという奇手は、陣営への不信感をもたらし、他の地方選にも悪影響をもたらすだろう。陣営の関係者は、もはや何をいっても信じてもらえなくなる。これはまれに見る愚行になること。

8 不信感はさらに膨らみ、細川護熙とその関係者たちは、最初から「脱原発」陣営の分裂と敗北の仕掛けだったのではないか、舛添要一を当選させる仕掛けだったのではないか、と疑われる可能性が高い。これは小泉純一郎が支援しているだけに容易に信じられることになろう。

9 細川のように、かつて首相まで務めたような人物の、晩年に、このような画策を強いるのはあまりにも失礼であり、残酷すぎる。

hosokawa yakimono
隠居生活から人を修羅場に連れ出しておいて、あまりも細川護熙が可哀想である。人の道にも外れており、文字通り、細川護熙には晩節を汚す行為になること。

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